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しのみて花冷えの夜4

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ただでさえよくない顔色が、ここまで変色するのかってくらい青褪めていった。
「さあて、と。…新しい世界が見えるかもねー?」
にこりと笑うと、男は物凄い悲鳴を上げて、それから勢いよく喋り始めた。


誰もいなくなった庭で、俺は身体を持て余していた。
いやね?俺様ってば昔から淡泊な方だったんだけど、仮にもお嫁に行ってからは絶倫な旦那に腰が抜けるほど突き合わされてたんですよ。
それが、いきなり二月もなくなったもんだから身体が戸惑ってるっていうか、疼いてるっていうか。
夜、目を閉じるたびにあの人の息遣いを思い出して震えていた。
今も、ただでさえ欲求不満なところに血の匂い…逞しい男を痛め付ける嗜虐的な喜びに、たまらなく俺は発情していた。
木の幹に背中を預けて、そっと手を下穿きの中に滑らせた。
「んはっ…やべ…」
ぬるりと、熱く濡れている。指先が触れただけでじいん、と腰が痺れて、とろりともっとたくさん濡れてきて。
「あっ…は、いいっ…」
ぬちゅ。散々に濡れたそこは、滑るように指を受け入れて、みっしりと絡み付く。
自分の身体ながら恥ずかしくなるほど飢えた反応だ。
「…んっ!!」
二本目を入れてみる。
たっぷりと股間に溜まった蜜が溢れて、手首を伝い落ちていく。
絡み付く媚肉に逆らうように、乱暴に手を動かしてみた。
痺れが走る部分を掠めるように抜き差しを繰り返し、時折指を広げて太いモノに貫かれている気分に浸る。
誰もいない静かな夜気は、俺の耳にはしたなく溢れる蜜の音をはっきりと伝えてくる。
恥ずかしい。
ふとそんな事を今更ながら思ったけど、もうその羞恥すら自慰の材料だ。
震える手を、忍び装束の胸元に置いてみた。
恥ずかしくなるほど膨らみがない胸を、あの人は何が楽しいのか執拗に揉みしだいて、悲鳴を上げるまで囓りつく。


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