「元就・・・・ッ!!」
ただ、強く抱きしめた。
肉欲で汚してしまった体を。傷つけてしまった心を。
ただ、強く抱きしめた。
肉欲で汚してしまった体を。傷つけてしまった心を。
「すまねぇ・・・・すまねぇ・・・・・・!!」
最低だ。
俺は最低な生き物だ。
元就の純粋な思いにつけこんで、男の欲望をぶちかましたんだ。
最低だ。
俺は最低な生き物だ。
元就の純粋な思いにつけこんで、男の欲望をぶちかましたんだ。
このか細い体に。
いとも簡単に性欲の悪魔に支配される愚劣な男を、慕っていると言った。
嬲られ、陵辱され、それでもなお。
こんな俺を・・・ずっと思っていてくれたのだ。
嬲られ、陵辱され、それでもなお。
こんな俺を・・・ずっと思っていてくれたのだ。
「元親・・・・」
元就の手が俺の背に回され、優しく撫でる。
「もう良い、もう良いのだ元親・・・。ありがとう、我は人形なんかではなかったのだな」
穏やかな声が俺の耳元で響いた。
「それに、おぬしだけが悪いのではない。そのように己ばかり責めるな・・・・・」
元就の手が俺の背に回され、優しく撫でる。
「もう良い、もう良いのだ元親・・・。ありがとう、我は人形なんかではなかったのだな」
穏やかな声が俺の耳元で響いた。
「それに、おぬしだけが悪いのではない。そのように己ばかり責めるな・・・・・」
顔を上げると視線が交わり。
そして、重ねられた唇は羽毛のように柔らかく、温かかった。
そして、重ねられた唇は羽毛のように柔らかく、温かかった。




