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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

佐助×幸村(♀)13

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晩秋の夕暮れ、濃い夕日で赤く染まった館の庭に、響く甲高い泣き声。
空は茜色。地面に積もった枯葉も茜色。柿の木の幹も、その天辺で、降りられないと泣く少女も茜色。
擦り傷だらけの白い顔。緋色の小袖もかぎ裂きだらけ。もつれた髪と、汚れて真っ黒の足袋の足裏。
震えながら俺を見る、涙で濡れた子犬のような茶色の目。
(さすけ、ちちうえはいつむかえにきてくださるのじゃ?)

山奥は冬の訪れが早い。暦の上ではまだ秋だけど、一月ぶりに見る甲斐の国はすっかり冬景色と
なっていた。
この武田屋敷の庭も、あれほど見事だった紅葉は一枚残らず落ちきり、冬色した空に木々の黒い影が
浮かぶばかりだ。霜のせいだろう、むき出しの地面はあちこちぬかるんで、荒涼とした風景を
ますます寂しく見せていた。
氷のような山おろしは、全身を包む忍装束の中にも入り込み、体を芯から冷え込ませていく。
濁り酒でも引っ掛けたいところだなと思いながら、いつもの屋根の上から暮れていく夕日をぼんやり
眺めていると、館の中から人影が一つ、庭へと出て来るのが見えた。
夕日よりも鮮やかな緋色の打ち掛けの裾が、木枯らしに翻る。身を切る風の冷たさなんて、まるで
感じていないかのように背筋を伸ばし、茶色の髪を揺らしながら、その人影は二、三度辺りを見回すと
俺のいる屋根を振り返った。
姿も気配も消しているはずなのに、茶色の瞳はまっすぐこちらを見つめたままだ。
「……参れ、佐助」
やがて、焦れたように囁かれた促しに、仕方なく立ち上がり、やあ旦那、久しぶり、と
なるべく軽く笑いながら片手を上げる。
夕日に照らされ、真っ赤になった顔を奇妙に引きつらせて、旦那はにこりともせず
俺を見返した。

「今日はなんだか珍しい格好してるじゃない?」
そばへ寄るなり何かを言い出しかけた旦那の機先を制して、声をかける。間を外された顔で
俺を見上げ、自分を見下ろして、ああこれか?と旦那は纏った衣装を引っ張った。
いつもとは違い袴はなく、上品な花模様の小袖を重ね、緋色の打ち掛けの裾を長く引いている。
これは確か、旦那の母上の形見の品だ。
ぞんざいにくくっている髪も下ろされて、髪油で整えているらしく、普段に比べれば滑らかだ。
背の高さまではごまかせないけど、不思議なことにそうしていると、ちゃんと女の子に見える。
「旦那が女物着るなんて、何年ぶりかね」
感慨深く眺めていると、袖を引っ張りながら、旦那が困り顔で首をかしげた。

「先ほど鍛錬中に川に落ちてな。他の衣類は今、虫干しと繕いとかで全部持っていかれておるので、
他に着るものがなかった」
「……うんまあ、そんなことじゃないかとは思ったよ」
「動きにくくてかなわぬ」
「そう言わない。しっかし、これじゃ旦那とは呼べないなー。りっぱな姫様だね」
「いつもどおりでよい」
「まあいいじゃない、たまにはさ」

もともと、戦場で姫呼ばわりは危なっかしすぎるということではじめた、便宜上の呼び方だ。
違和感なさ過ぎて癖になっちゃったけど。
「今だけだよ。真田の当主になったら『姫様』とは呼べなくなるんだしさ」
何気なく言ったその言葉に、少し緩んでいた旦那の顔がまた引きつった。
表情の消えた顔の中から、茶色の瞳がひたりと見据えてくる。まっすぐにそらされないその目の光は、
戦場で敵に向けられる輝きにも似ていて、思わず背筋がぞくりとする。
ためらうように何度か息を吸い込み、やがて紅のかけらも乗っていない唇が、意を決したように
開かれた。
「佐助。聞きたいことがある」
「……なに?」
「一月も、どうして姿を消していた」


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