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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

佐助×幸村(♀)21

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匿名ユーザー

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無理やり息を整えて、気を静めて汗を止める。
震えはまだ止まらないけれど、どうにか
顔は上げられた。
俺は随分ひどい顔をしているんだろう。夜目も効かない旦那が、闇の向こうで息を呑んだくらいだ。
ほんの数歩、手を伸ばせば届く場所。
自分にあんなひどいことした男の、そんなそばにそれでもいる真っ青な顔。
怖くて怖くてたまらないそれを、じっと見つめる。
「……旦那。あのね、忍びはね、大事なものを作っちゃいけないんだよ」
錆びついた嫌な声に、茶色の目がぱちくりと瞬いた。
不思議そうに寄せられた眉に、かまわず言葉を続ける。
「大事なものがあるとね、それが弱点になっちゃうでしょ。弱点があるとね、そのせいで仕事に失敗するかもしれないでしょ。だから特別なものとか大事なものとか、作っちゃいけないんだよ」
だから忍びは何も持たない。家族も、友人も、恋人も。名前も家も、感情すら持たない。
全部捨てて押し殺す。命にだって執着しない。
「俺はね、ここに来る前、里でそうやって育てられたよ。だから親の顔も知らないし、
仲間の忍びも同輩ってだけで、全然特別なんて思ってない」
自分のものは何も持たず、求めず、だからこそ確実に任務を果たせる。
主の命ならそれがなんであれ受けてこなす、一流の、完全な忍び。
それが俺の、何もない俺の、唯一もってる矜持なんだよ。

「だから旦那、俺にとってはあんたもお館様も、主っていう、ただそれだけのもんなんだよ」

それ以上でもそれ以下でもない。忍びにとっちゃ、主だってそれだけの存在。
俺に命を下し、俺を一流の忍びと認めて動かす、ただそれだけのもの。
それこそ武田屋敷に仕えはじめたほんのガキのころから、俺はずっとそう思ってきた。
俺にあるのは、自分が一流の忍びであるという矜持だけ。
人から見たらどんなに馬鹿げて愚かでも、俺にはそれが唯一、しがみつけるものだったから。
そのためなら、なんだって押し殺して押しつぶして、知らん振りしてこれた。
だのに今、押しつぶそうにも押しつぶせない、消し去ろうにも消し去れないものが、胸の奥からどんどん湧き出てきて止まらない。
一度は押し殺したはずなのに、それはもう、俺にも手のつけようもないほど膨れ上がって、
俺のばかげた矜持なんか、今にも弾き飛ばしそうだ。
それが俺にとってどんなに怖いことか、あんたにわかるだろうか。
だってそれがなくなったら、俺は俺でなくなってしまう。俺は何もなくなってしまう。
「婿になったって、夫婦になったって、それは変わらないよ。何度でも言うけど、それもこれも俺にとっちゃただの任務なの。だからこの先俺は、別の任務のためにあんたをだますかもしれないし、嘘もつくかもしれない。もっとひどいことだってするかもしれない」
闇に浮かぶ白い顔の中で、茶色の目がゆっくりと瞬きをした。
見つめたまま、吐き捨てる。
「お館様に他の何より優先しろといわれたら、俺は任務のためにあんたを見殺しにだってするかもしれないよ」
じりじりとまた、胸の奥からこみ上げてくる。
今あるものとは違う、どうしようもない苦しさといたたまれなさ。
「かもじゃない。するよ。俺はそういう奴なんだよ。……ねえ、こんなの婿にしてどうすんの。どうかしてるよ。あんたなんでわかんないの。わかってよ」
俺が今、感じてる恐怖が、どれほどのものか。



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