戦国BASARA/エロパロ保管庫

素直になれないのッッ!4

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匿名ユーザー

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翌朝。策が全軍に伝えられた。
元就の策は、京都方面から進軍してくる真田軍を浜側へ毛利が陣を張って誘導し、陣に入る直前に長曾我部の軍船による側方からの一斉射撃で隊を乱す。
そして、その混乱に木騎3体をぶつけ、退却を促すというものだ。
毛利は天下を目指すという志はない。
だから無闇に大将首を狙うような危険な橋は渡らない。
ただ家が安泰でいられるだけの領地が保てればよかった。
つまり中国四国をもう狙わぬよう牽制が出来れば十分なのだ。
「よいか、元親は船から離れるな。船が貴様の持ち場だ」
「へぇへぇ。お前は?」
言外に前線に出るなと言われ、元親は不服げに頷いた。
「我は陣の一番奥で采配を振るう」
地図を指し示す場所は山沿いの草原。
策通り相手が動けば攻められるのは完全な負け戦の場合のみという好立地だ。
「山から来られたらどうする?京からなら山を越えてもいけるようだが。
そこからならお前の持ち場を横から突かれるぞ」
地図を指で辿って尋ねると元就は鼻で笑った。
「フン、山に道はない。せいぜい猟師が通る獣道だ。よそ者が知る道ではない。
よもや知っていてもわざわざ兵を疲弊させる方法を採るとは思えぬ。
海沿いの街道を行くはずだ。一応は鉄砲隊を置くが」
なるほど。元親は頷き、納得した。

戦が始まった。
元就が言ったとおりに真田幸村率いる軍は動き、良いように蹂躙された。
大砲を撃ちながら、長曾我部軍は歓声を上げる。
「ハッハー、敵がゴミのようですぜ、アニキ!・・・アニキ?」
元親の表情は晴れない。
「どうしました」
「やーな予感がする。ちょっと行ってくるぜ!」
と言うやいなや、十飛で海を飛び越え、弩九で行ってしまった。
「え?あ?ちょっとぉ!」
全員で叫んでも、もう遅かった。



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