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政宗×女幸村 らぶ3

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匿名ユーザー

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「政宗様は、後で言われましたよ。奥方さんは宿命のライバル……、宿敵という事ですね。
それが妻になったからには他の女と寵を競わせる真似など、もってのほかだと。
 ………この話、奥方さんには知らせないよう、箝口令が出ております。しかし、もっとも知っていなくてはならないお方は、奥方さんご本人」
 幸村は頷いた。独り言だと言う建前など忘れて、ぽつりと返す。
「左様でござったか……某、政宗殿には迷惑を掛け通しでござるな」
 風が吹いて、幸村の短い髪を揺らし、ひと束の髪をたなびかせる。
「家臣ならば、誰もが健やかな世継ぎを欲するものです。些細な行き違いなど水に流すが上に立つ物の度量でございましょう。されば奥方さんには、水になっていただきたく」
 堂々とした態度、物言い、ふかい大人の眼差し。
しかし眼差しの奥に焦りがあった。
戦場であれば、じぶんは、……
幸村は頷いた。
「政宗殿は、板挟みなのでござるな。某がみるところ、政宗殿は素っ気がないようでいて家臣思いの方。家臣にとっては忠義を尽くすに足るお方でござろう」
 小十郎も頷いた。肩の辺りに安堵を滲ませて。
「政宗様は、本当は長く待たれるおつもりだったようで。奥方さんには、申し訳もなく」
 首を振って少し笑うと、小十郎もやはり小さく笑った。
忠義に生きる彼の気持ちは、ほんの少しだけ、解るような気がした。
「今晩は奥方さんにとって試練の時ですね。……暴れなさるなよ、床に踏み込むことはしたくありませんので」
 そうしてぽかんとした幸村に構わず、さあさあさあ、と城内に押し込められた。


何となく、小さいころ聞いた言葉を思い出した。
破廉恥でござる、と言えば助けに来てくれるはずの……



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