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  • チェンジ・ロワイアル@ ウィキ
  • 仮面ライダーSPIRITS WONDERFUL 大首領と22のカメンライド

チェンジ・ロワイアル@ ウィキ

仮面ライダーSPIRITS WONDERFUL 大首領と22のカメンライド

最終更新:2024年09月13日 07:22

匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
それは、網走監獄での戦いの結末、野原しんのすけが他の者達を連れて瞬間移動で離れてからまだ10分程しか経っていない時のことであった。
戦いは終わったと判断したJUDOは、まず前の戦いで殺害した者達の首を切断して首輪を取り外した。
それを終えたら変身を解除して落ち着ける場所に移動し、改めて休息をとろうとしていた。
そのための場所として、首輪を景品に変換できる教誨堂の方に向かおうとしていた。

しかし、すぐにそうするわけにはいかないことになる。

「!」

JUDOは歩いている途中で、自身に向かって何かの気配が近付いて来ていることを感じ取った。
同時に、前方のやや斜め上の方から、エネルギーの塊の弾丸が何処からともなく高速でJUDOの方へと飛んできた。
それは、ガンモードのドリルクラッシャーから放たれたものであった。

「変身!」
『KAMEN RIDE DECADE』

何者かが近付いていることを察したJUDOは、先ほど解除したばかりのディケイド激情態の姿に再び変わる。
同時に、自分に向かって飛んできたエネルギーの弾を、後ろに向かって跳びながら避ける。
着弾地点で爆発が起きるが、変身のエフェクトに守られてこれによるJUDOへのダメージはなかった。

JUDOが再変身した直後、2つの影がどこか遠くから跳んで来る形で出現する。
そいつらが、JUDOの前に土を巻き上げながら勢いよく着地する。
そうして現れた者達の姿を、JUDOは見たことがあった。
1人は、紫と黄色の螺旋に彩られたライダー、仮面ライダービルド・ニンニンコミックフォーム。
そしてもう1人は、黒のアンダースーツに白の胸部装甲、そして禍々しい形相の白い仮面と怪しく赤く光る左目を持つライダー、仮面ライダーアークワン。
これら2種のライダーが、JUDOの前に黙って並び立っていた。

◇

「…成る程、我が疲弊したこのタイミングを狙ってきたということか」

目の前の2人が現れたことに対し、JUDOはそう解釈する。
彼らはおそらく、さっきまでの自分達の戦いの様子をどこか遠くから伺っていたのだと考えた。
その戦いの果てに、JUDOは1人取り残された。
しかも、新たな力も手に入れてより強くなった。
だからおそらく、こう判断したのだろう。
戦いに大いに疲れている今の内に、直ぐ様JUDOを潰しておくべきだと。
そうして、可能な間に今後の脅威を減らしておくべきだと。

「ならば、その判断が愚かなものだということを今、分からせてやろう…!」

JUDOは目の前の者達に対する殺意、憤怒、破壊衝動を増大させる。
先の戦いで白の仮面のライダー…アークワンの中身は、島の中央付近の街で戦った相手だということは察知した。
前の山中での戦いでは出来なかった雪辱を晴らす破壊を、今度こそ実現させようとしていた。

◆

『分身の術!』

ビルド・ニンニンコミックフォームが手に持った4コマ忍法刀のトリガーを1回押す。
すると、JUDOの周りにその分身達が現れる。
分身は、合計6人出現していた。
6人の分身はそれぞれ4コマ忍法刀を構え、一斉にJUDOに襲いかかろうとする。
それに対しJUDOは、新たなカードを取り出してネオディケイドライバーに装填する。

『FORM RIDE OOO GATAKIRIBA COMBO』『ガ~タガタガタキリッバ!ガタキリバ!』

JUDOは、仮面ライダーオーズ・ガタキリバコンボの姿へとその身を変えた。
クワガタ・カマキリ・バッタの昆虫系コアメダルの力を最大限に発揮する、緑のオーズの姿がそこに現れていた。
本来のディケイドである門矢士の肉体がネオディケイドの力を手に入れたことで、平成二期シリーズ(と一応令和)の仮面ライダー達のフォームライドの力も解禁されていた。
そして前回と同じく、ディケイドの姿から直接他ライダーのフォームライドを使えていた。

ディケイドオーズ・ガタキリバコンボの姿となったJUDOは、その脚であるバッタレッグの脚力でその場で跳躍する。
跳躍はギリギリ間に合い、ニンニンコミックの分身達は先ほどまでJUDOがいた場所で互いが持つ刃をぶつけ合うことになる。
JUDOは確かに今疲弊している状態だが、ほしふるうでわによる素早さ上昇の効果もあり回避には間に合っていた。

攻撃を避けられたニンニンコミック達は、直ぐ様次の行動に移ろうと跳躍したJUDOのいる方を見るために顔を上げる。
そこで、空中のJUDOのディケイドオーズは、分身していた。
分身の結果、ディケイドオーズ・ガタキリバコンボは合計4人となっていた。
この分身は、オーズ・ガタキリバコンボが持つ能力の1つであった。
なお、その人数は本来のガタキリバコンボが出せるものよりも遥かに少なかった。
本来のガタキリバコンボなら、一度に約50人は分身を出すこともできた。
今回こうなったのは予算の都合のため…ではなく、現在のJUDOが抱えるダメージと疲労のため、これだけ出すのが限界となっていた。


分身した4体のガタキリバの内、2体が空中にいるまま動き出す。
互いに右脚の膝を深く曲げ、その足の裏をその場で合わせた。

『ダンッ』

そして2体の内片方が、曲げた脚を勢いよく伸ばし、もう片方を蹴り飛ばした。
バッタレッグの脚力もあり、蹴られた方は遠くへと飛ばされる。

それを見ていたニンニンコミックの分身達はそれを見て、空中で飛ばされた方に向かって2体の分身が追った。
残る4体のニンニンコミック、そしてそれを呼び出した最初の1体とその隣のアークワンは、空中に残る3体のガタキリバから目を離してなかった。


アークワンが自身のドライバー、アークドライバーワンに備わった3Dプリンター機能を使い、武器を1つ生成する。
ここで生成したのはアタッシュショットガン、アークワンはそれを両手で持ち銃口を空中のガタキリバ達へと向ける。
分身と本体、どちらも含んだニンニンコミック達も4コマ忍法刀を構える。

『風遁の術!』
『火遁の術!』

本体と分身の内1体のニンニンコミックが4コマ忍法刀のトリガーを操作する。
2人が発動した風と火の術が合わさり、炎を纏った竜巻を形成する。
炎の竜巻は次第にその大きさを増し、空中から落下中のガタキリバ達に向かって行く。

また、ニンニンコミックの残る3体の分身は、他2体が生み出したその炎の竜巻の中に飛び込んだ。
彼らはその竜巻による上昇気流に乗り、空の方へと昇って行く。
やがて彼らはガタキリバ達に近付き、そのまま刀を振るおうとする。

「「「フンッ!」」」

JUDOの3体のガタキリバは体勢を上半身の方が下になるようにする。
そうして腕に取り付けられたカマキリソードで、それぞれ4コマ忍法刀の刃を受け止めた。
その衝撃により、それぞれ3体ずつの分身は空中で一瞬だけ静止する。

「「「ぐっ…」」」

刀の刃は止められたものの、炎の竜巻はまだ消えてなかった。
それの熱により、JUDOの分身達が少し苦悶の声を漏らす。
熱によるダメージを受けているのはニンニンコミックの分身達も同じはずであるのだが、彼らはそれを感じているような様子は見受けられなかった。

『バンッ!』『バンッ!』『バンッ!』
「ぐあっ!?」「ぎっ!」「がっ!?」

ニンニンコミック達とのぶつかり合いで一瞬静止した隙に、アークワンがアタックショットガンのトリガーを何度か引き、ガタキリバ達に向けて発砲する。
それから放たれたエネルギー弾はガタキリバ達に次々命中し、ダメージを与えて吹っ飛ばしていく。
ガタキリバの分身達はやがて地面に落ちて転がり、少ししてその場から消滅する。
分身達もJUDOが抱えていた大きなダメージを引き継いでいたため、この程度でも耐え切れなかった。
ガタキリバ達が消えた後、ニンニンコミックの3体の分身達は地面に降りる。
そして本体とアークワンと共に、自分の分身2体も追いかけていった、先ほど飛んで行ったガタキリバ…おそらくJUDO本体がいると思われる方に視線を向けた。

◆

オーズ・ガタキリバコンボの力で作り出した分身に蹴らせる形で、JUDOは襲撃者の本体から一旦距離をとろうとした。
しかしそんなJUDO本体も、敵方の分身の内2体が追って来ていた。
敵の移動速度は何故か前よりも少しだけ素早くなっているようで、このままでは着地と同時に攻撃を受ける可能性が高かった。

『ATTACK RIDE ADVENT』

JUDOは空中にいる状態のままベルトにカードを装填する。
選択したのは龍騎が持つアドベント(召喚)のカードの力、これにより龍騎の契約モンスターであるドラグレッダーがこの殺し合いにおいて3度目の登場を果たす。
出現した赤の龍は空中を横移動するJUDOの下の方に向かう。
そしてJUDOは、オーズ・ガタキリバコンボの姿のままドラグレッダーの背に掴まる。
JUDOを乗せたドラグレッダーは上昇し、地面から離れていく。


それに対し地上の2体のニンニンコミックも追いかけようとする。
2体の内片方が、バレーボール競技のレシーブのような構えをとる。
そしてもう片方が少し離れ、助走をつけて片方の方へと向かう。
助走で勢いを付けた方は、もう片方が握り構えた両手に足をかける。
そこを足を乗せられた方が勢いよく腕を上げ、もう片方の分身を上空へと打ち上げる。
打ち上げられて高く跳んだニンニンコミックの分身が、上昇するドラグレッダーに追いつく。
ニンニンコミックの分身は、片手でドラグレッダーの尻尾を掴んだ。

『GAAAAA!』

尻尾を掴まれたドラグレッダーが、体ごとその尾を勢いよく揺らしてニンニンコミックを振り落とそうとする。
けれどもニンニンコミックはしっかりと尾を掴んだまま離すまいと耐えていた。

『ATTACK RIDE AKANE TAKA』

それに対しJUDOがカードを一枚ベルトに装填する。
ドラグレッダーが体を揺らすことで振り落とされそうになっているのはJUDOも同じだったが、何とか片手で掴んで耐えながらもう片方の手でカードとベルトを操作した。
選んだのは仮面ライダー響鬼が所有するアイテムの一つ、ディスクアニマルの茜鷹、これをアタックライドとして使用した。
茜鷹はJUDOの側で一瞬だけディスク状態で召喚された後、すぐに赤い鳥型に変形して空中を舞う。
空飛ぶ茜鷹はドラグレッダーの尻尾の方へと向かい、そこに掴まるニンニンコミックの分身へ攻撃を仕掛け、手を離させようとする。

『ガンッ』『キィッ!』

しかし茜鷹は、近づいた瞬間にニンニンコミックが片手で振るった4コマ忍法刀に弾かれた。
刀に斬られた茜鷹はバランスを崩して重力に従って落下していき、やがてすぐに消滅した。

『ATTACK RIDE RURI OOKAMI』

けれどもJUDOは、茜鷹が打ち落とされる直前にもう一つのアタックライドを発動させることに成功していた。
今回召喚されたのも仮面ライダー響鬼が持つディスクアニマルの一種、だがまた別の種類のものだった。
召喚されたのは狼型のディスクアニマル、瑠璃狼。
最初はディスク状態で出現したそれは、変形して狼型となった後にドラグレッダーの背の上に着地する。
そのままドラグレッダーの背の上を走り、尾の方を目指していく。
激しく揺れ動くため走りにくいだろうその背の上を、瑠璃狼はスイスイと苦も無く進んでいく。
瑠璃狼が元来持つ、足場の悪い荒れた山中等を走破するための走行能力のおかげで、この芸当を可能としていた。
また、ドラグレッダーの上を走りながら瑠璃狼は透明となり、注意深く見ないといることが分からない状態となる。
これもまた、瑠璃狼に備わっているステルス機能によるものであった。

瑠璃狼はやがてドラグレッダーの尾の方に辿り着く。
先ほど茜鷹を攻撃したばかりのニンニンコミックの分身は、瑠璃狼の方を対応することは出来なかった。
瑠璃狼はドラグレッダーの尾を掴むニンニンコミックの手に嚙みついた。
それにより、その手はドラグレッダーから剝がされることになる。
掴んでいた片手を離したニンニンコミックの分身は、そのまま地面に向かって落ちていくことになる。
それと同時に、役割を終えた瑠璃狼もその場から消失する。
自分を掴んでいた者が離れたことにより、ドラグレッダーも落ち着き体を揺らすのを止めた。


『ATTACK RIDE MAD DOCTOR』

ドラグレッダーの動きが落ち着いた瞬間、JUDOはまた新たなカードをベルトに装填した。
分身に蹴り飛ばさせて距離を取り、ドラグレッダーに乗って空に昇ったのは、元々このカードを使うためでもあった。
ここで発動されたのは仮面ライダードライブが持つシフトカーの一種、救急車型シフトカーのマッドドクターの力であった。
ベルトから音声が鳴り響くと同時にマッドドクターの治療用の装置である円盤型の物体のキュアクイッカーと、注射器型の治療用ユニットが3本、JUDOの周囲の空中に出現する。
キュアクイッカーはJUDOの真上に移動してスキャンを行い、どんな治療が必要かを特定する。
やがて注射器の針先から、電撃ビームのような形で治療用のエネルギーであるトリートエナジーが注ぎ込まれる。

「グッ…ガアッ…!!」

マッドドクターの治療は確かにJUDOが抱えていたダメージを高速で癒していく。
けれどもその代償として、治療中はJUDOの肉体に激痛が走っていた。
けれどもJUDOは、痛みに耐えながら必死にドラグレッダーから手を離すまいとしていた。

◇

空中でそんな治療を受けている最中のJUDOを、ビルド・ニンニンコミックフォーム達とアークワンは見つめていた。
残されたガタキリバの分身達を消滅させたことで、離れていったJUDO本体の方に全員で気を向ける余裕が出来ていた。

今もなお空を飛んでどんどん離れていくJUDO、それに対抗するためかニンニンコミックの本体が新たなアイテムを1つ取り出す。
だがそのアイテムは、ビルドの中身であるボンドルドの祈手(肉体:葛城忍)も、彼が今一応従っているギニューも、前の戦いが終わった段階では所持していなかったはずの品であった。
彼がそのアイテムを手に入れたのは、実はこの網走監獄内でのことだった。
網走監獄の敷地内にある教誨堂、その地下にあるモノモノマシーンに、ギニューが所有していた首輪を使った。
ほんの少し前、JUDOが前の戦いを終えた直後の頃に、彼は網走監獄及び教誨堂内にビルド・ニンニンコミックフォームに変身した状態で侵入していた。
ニンニンコミックフォームの力で気配を消し、首から背中にかけて垂れ下がるオンミツスカーフの力で全身を覆い隠し周囲の景色と同化して、こっそりと入っていた。
運良く何とか気付かれることはなく、そこでモノモノマシーンも利用しながら準備を整え、その後すぐに教誨堂の方から跳んできた。

そして今、ビルド・ニンニンコミックフォームはその新たなアイテムを構え、そこに付いているボタンを押す。

『ハザードオン!』

入手したアイテムの一つは、彼が今身に着けているビルドドライバーに使用可能な代物であった。
ハザードトリガー、それがその手の平サイズの赤い装置の名であった。
ビルド・ニンニンコミックフォームはハザードトリガーをビルドドライバー右側上部にある窪みに装填する。

『ドンテンカン!ドンテンカン!ドンテンカン!ドンテンカン!』

ハザードトリガーの背っとと同時に、そんな待機音声が鳴り響く。
ベストマッチ判別機能の無いプロトタイプのビルドドライバーであるため、『スーパーベストマッチ!』の音声は流れない。

『ガタガタゴットン!ズッダンズダン!ガタガタゴットン!ズッダンズダン!』

ビルドドライバーのハンドルが回され、音声がそんな風に変わる。
同時に、ビルドドライバーから前方と背後の方に向かってパイプのようなものが伸び、それぞれその先で漆黒の金型が形成される。

『Are you ready?』

その音声がなった後、両サイドの金型が一気に閉じてビルドを挟み込む。
そして「チーン」とオーブン等を使ったような音が鳴り、金型が開く。

『アンコントロールスイッチ!ブラックハザード!』『ヤベーイ!』

金型が開くと、中から漆黒に染まったビルドが姿を現す。
複眼はそれぞれ右と左で黄と紫のまま変わらない。
だがその漆黒に染まった姿は、全てを破壊してしまうかのような威圧感を醸し出している。

仮面ライダービルド・ニンニンコミックハザードフォーム、それがこの場に現れたビルドの名だ。
なおこのニンニンコミックのハザードフォームには、本来のビルドである桐生戦兎も、この場に肉体としている葛城忍も、変身したことは無いものであった。

本体であるニンニンコミックがハザードフォームになったことにより、分身達にも変化が現れる。
本体が4コマ忍法刀を一振りしてみると、何と分身達も姿が漆黒のハザードフォームのものへと変化した。
本体含め7体のハザードフォームとアークワンは、一斉に空中をドラグレッダーに乗って飛ぶJUDOを睨みつける。

◇

ついでに言っておくと、彼はモノモノマシーンから得られた品を他にも1つ使用済みの状態であった。
前の戦いが終了した時点で彼らが所持していた首輪は3つ、モノモノマシーンもその分だけ利用できた。
そうして彼が入手されたものの1つ、それはゴーゴー焼き山菜というものだった。
ゴーゴーニンジンという食材を使って作られたそれは、食すことで少しの体力・ダメージの回復と移動速度の上昇の効果をもたらす。
ただし、速度上昇については約3分だけのことではあったが。
けれども、ほしふるうでわで素早さを上げているJUDO相手には、例え僅かな間だけでもそんな効果があるのはありがたいことではあった。
この効果がある内に、ここでやらなければならないことを行おうとしていた。

◇

ニンニンコミックハザードフォームの本体は空の方を見ながらまた別のアイテムを1つ取り出す。
これは先ほど手に入れたものではなく、ギニューから預かったものだ。
ギニューが前回の戦いの結果手に入れたミニ八卦炉、それをハザードフォームが空に向けて構える。
ハザードフォームの全身を駆け巡る万能強化剤「プログレスヴェイパー」が、その手の平を通じてミニ八卦炉へと充填され、魔力代わりのエネルギーに変換される。
そんなハザードフォームの腕にアークワンが手を添える。
空飛ぶドラグレッダーに確実に命中させるために、アークワンの予測能力を利用して、腕を支えながら狙いを定めさせる。

やがてミニ八卦炉へのエネルギーチャージは完了し、八角形の太極図が描かれた面の中央から漆黒のレーザーが発射される。
レーザーは光速で真っ直ぐと進み、ドラグレッダーを貫いた。

『GAAAAAAA!!』

レーザーに体を貫かれたドラグレッダーは叫び声を上げながら消滅する。
これにより上に乗っていたJUDOも重力に従って地面に向かって落下していく。
マッドドクターによる治療は既に終わっていたようで、キュアクイッカーと3本の注射器はとっくに消えている。

空中を落下していくJUDOは無防備な状態となる。
それを狙ってか、ハザードフォームの分身達がJUDOの落下地点目掛けて駆け出していく。
ミニ八卦炉を連射することはできないため、彼らに任せたようだった。
このために、予め彼らのこともハザードフォームの力を分け与えたようだった。


これに対するJUDOの方も、ただ黙って落ちるだけではなかった。
JUDOはまだ、オーズ・ガタキリバコンボの姿のままでいた。

「「「「「「「「「「ハッ!」」」」」」」」」」

ガタキリバの力で、空中でJUDOは再び分身する。
その人数は、先ほどよりもかなり多くなっていた。
予算の都合がついたから…ではなく、マッドドクターの力である程度治療出来た分だけ体力的な余裕が出来たため、その分だけの分身を増やすことが出来ていた。
その人数は、20人以上に及んでいた。

「「「ハアッ!」」」

JUDOの落下地点に向かっていたニンニンコミックハザードの分身達を、ガタキリバの分身の内の何人かが空中から攻撃を仕掛ける。
カマキリソードを用いての攻撃が、再び4コマ忍法刀で受け止められる。
その後ガタキリバ達は地面へと着地し、相手方の分身達と打ち合いを始める。
そうして分身達が足止めしている間に、JUDO本体を含めた残りの分身達は更に距離をとる。

『マックスハザードオン!』
『ガタガタゴットン!ズッダンズダン!ガタガタゴットン!ズッダンズダン!』

ニンニンコミックハザードフォームの本体がアークワンと一緒に小競り合い中のその場に走って近付く。
移動中の間にベルトのハザードトリガーのボタンを押し、ハンドルを回し必殺技の発動の準備をする。
ハザードレベルが上昇するオーバーフローモードへと移行し、瞬間的な戦闘力が上昇する。
その影響は、今ガタキリバ達と戦っている分身達にも及ぶ。
本体と分身達の刀を持つ手が、黒紫のもやのように見えるエネルギーを纏う。

『Ready go!』
『オーバーフロー!』『ヤベーイ!』

本体と分身、どちらものハザードフォームがエネルギーを込めた手でガタキリバ達向けて刀を構える。
アークワンも同じように、虹という刀を構える。

――水の呼吸 壱ノ型 水面斬り(?)

ガタキリバ達に近付いた8人全員が、一斉に同じ技を放つ。
本来彼が使うものじゃなかったその鬼殺隊のための技を、この殺し合いで使えるようになったギニューから教わったようであった。
とは言っても、肉体が覚えているわけでもないその技をそんなすぐに使いこなせるものではない。
本来の使い手達ほど刀の振り方は整ってはなく、流れる水を幻視できる程の美しさは無かった。
けれども、今この場においては別にこれでもよかった。
彼ら8人による一斉攻撃は、ガタキリバの分身達の首や胴等を一瞬で切り離した。
オーバーフロー状態での必殺技発動と全集中の呼吸のモノマネでほんの僅かだけ上乗せされた威力、そして人数差により1体辺り2人で同時攻撃できたこともあり、ここでは分身達を切り裂くという結果が出せた。
これにより、足止めをしていたJUDO側の分身達は消滅する。
足止めをする者達がいなくなったことで、ハザードフォームは再びJUDO本体のいる方に向き直る。


JUDOもまた、離れた場所で自分のガタキリバの分身達と共に横一列に並んでいた。
……いや、1体だけはその横一列の更に少し後ろの方に居た。
本体も含めてそこにいたガタキリバ達は合計23人。
後ろの1人を除くと、22人が横一列に並んでいた。

これを確認した後、ハザードフォーム達とアークワンは一斉に駆け出す。
例え今度は自分達側の方が人数が少ないとしても、それに関わらず攻撃を仕掛けようとしていた。

「貴様らに面白いものを見せてやろう」

相手側に向けてJUDOはポツリとそう呟く。
同時に、一緒に横に並んでいる分身達と共にそれぞれ1枚ずつカードを取り出した。
そしてそれらのカードを、一斉にそれぞれのベルトへと装填した。

『KAMEN RIDE KUUGA』
『KAMEN RIDE AGITO』
『KAMEN RIDE RYUKI』
『KAMEN RIDE FAIZ』
『KAMEN RIDE BLADE』
『KAMEN RIDE HIBIKI』
『KAMEN RIDE KABUTO』
『KAMEN RIDE DEN-O』
『KAMEN RIDE KIVA』
『KAMEN RIDE DECADE』

『KAMEN RIDE W』
『KAMEN RIDE OOO』『タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ!』
『KAMEN RIDE FOURZE』
『KAMEN RIDE WIZARD』『ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!』
『KAMEN RIDE GAIM』『オレンジアームズ!花道オンステージ!!』
『KAMEN RIDE DRIVE』
『KAMEN RIDE GHOST』『レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ!ゴースト!』
『KAMEN RIDE EX-AID』『マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクションX!』
『KAMEN RIDE BUILD』『鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イエーイ!』
『KAMEN RIDE ZI-O』『仮面ライダージオウ!』

『KAMEN RIDE ZERO-ONE』『飛び上がライズ!ライジングホッパー!A jump to the sky turns to a riderkick.』
『KAMEN RIDE SABER』『ブレイブドラゴン!烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!』

22人のディケイドオーズ・ガタキリバコンボはそれぞれ、歴代の平成仮面ライダー達(+α)のカメンライドカードを装填した。
1人1人が、ガタキリバの姿から歴代ライダー達の姿へとそれぞれの変身シークエンスを通じて変わっていく。
後ろに1人だけでいるガタキリバは、分身の維持のために控えているようだった。
その1人を除けば、ネオディケイドライバーにカードが付属していた20人の平成ライダーと2人分の令和ライダー、22年の歴史を紡いできた平成・令和の仮面ライダー達がここに勢揃いしていた。
この使い方はきっと、他のライダーの力を自由自在に使えるディケイド激情態だからこそ出来ている点もあるだろう。

◆

『『『『『『『分身の術!』』』』』』』

22人のガタキリバがそれぞれ別々のライダー達の姿に変わったことを確認すると、7人のニンニンコミックハザート達が、4コマ忍法刀のトリガーを操作した。
すると本体と分身どちらも含めて、1人につき2人の分身を作り出した。
これによりニンニンコミックハザート達の人数は計21人に、アークワンを含めれば22人となり相手側の人数に匹敵することになった。
通常のニンニンコミックではここまでの分身は出せないはずだった。
しかし、ハザードトリガーにより強化されていることもあり、このような芸当を行うことに成功した。
もっとも、一人あたりの力はその分少し下がっている可能性もあるが。


「頭数を揃えたところで…ム?」

ハザードフォームが増えた後、本体とアークワンの2人が集団の中から離れていった。

「チッ…」

JUDOはそれを見て、自分本体はそっちの方を向かおうとする。
本体のディケイド激情態、そしてディケイドビルドとディケイドゼロワン、この3人で離れようとするハザードフォームとアークワンを追って行った。

「こいつを使え」
「フン…」

他の分身達から離れる前に、JUDOの本体は一枚のカードをディケイドセイバーに投げ渡した。
相手側が2人、こちら側が3人で離れれば、残された分身同士でぶつかる時は相手側が20人、こちら側が19人と1人少ない。
一応こちら側にはもう1人ガタキリバの分身が残っているが、それは分身維持のために今のところ戦いには出すつもりは無い。
そのため、その1人の人数差の分を埋められるかもしれない戦力としてカードを渡した。
ここで本体が投げ渡す形となったのは、そのカードは最初のディケイドライバーとネオディケイドライバー、どちらにも元々付属していなかったものだからだ。
そのカードは、前にJUDOがモノモノマシーンを使用した時に手に入れたものであった。
前回・前々回の戦いで使わなかったのは、単純に使う機会が無かったからだ。

『ATTACK RIDE REKKA DAIZANTOU』

ディケイドセイバーが渡されたカードを自身のネオディケイドライバーに装填する。
すると、その片手に新たな武器が出現した。
切っ先の側面に赤く大きく「火」と書かれた全体的に赤が目立つ巨大な刀、烈火大斬刀。
本来なら仮面ライダーとは関わりの無い「シンケンジャーの世界」の武器がそこにあった。
かつて本来のディケイドである門矢士がその世界に訪れた際、その武器を手にした際に現れたのが、今使用されたカードであった。
本来のそのカードは、本来の持ち主である志葉丈瑠/シンケンレッドから貸し出された時に、力を取り戻したカードであった。
このカードの使い道は本来、本物の烈火大斬刀を先に持った状態で技を発動するために使うカードであった。
しかしここにおいては、実物がここに無くともカードを使用することができた。
その結果、烈火大斬刀がカードを使用したディケイドセイバーの手に出現するという効果が現れることになった。
こうなったのはおそらく、あらゆるアタックライドをそのまま使えるディケイド激情態の力の影響があったためかもしれない。
このカードがディケイドライバーの中に無くモノモノマシーンを通じての入手となったのは、本来仮面ライダーとは無関係の力のカードのためだろうか。


ディケイドセイバーは火炎剣烈火と烈火大斬刀、2つの烈火の名を冠する聖剣と大刀による二刀流を披露しながら、ハザードフォームの軍団に向かって行く。
ビルドとゼロワンを除くクウガ~ジオウの姿になったディケイド達も共にそれぞれの拳や武器を構えて突撃していった。
そうして、2つのライダーの軍団がここで激突した。

◇

逃げるように離れていくハザードフォームとアークワンをJUDOとその分身達が追う。
だが、彼らはいつまでも逃げていくわけではなかった。
やがてハザードフォームが立ち止まって振り向き、手に持ったドリルクラッシャー・ガンモードの銃口をJUDO達に向けて来た。
またアークワンも同じように止まって振り向き、3Dプリンター機能で作ったアタッシュショットガンの銃口を向けた。
それぞれの銃口からエネルギーの弾丸が発射され、ディケイドの姿のJUDO本体目掛けて飛んで行く。

「ハアッ!」
「フンッ!」

それらの攻撃に対し分身のディケイドビルドとディケイドゼロワンが対応する。
ドリルクラッシャーの弾丸を、ディケイドビルドがこれまた同じくドリルクラッシャーのソードモードを振るって弾いた。
ディケイドゼロワンはアタッシュカリバーを取り出し、これをアタッシュケース状態で振って側面をアタッシュショットガンの弾にぶつけて弾いた。
攻撃を弾かせた後、JUDOは分身2人の間を通り抜けて引き続き追おうとする。

(ム?)

このタイミングで、相手側に少し異変が起きる。
ハザードフォームとアークワンのどちらもが、何かにあてられたかのように頭を垂れる。
その後すぐに顔を勢いよく上げ、視線を強く向けた。
その時、彼らから発せられる「圧」が何倍にも膨れ上がっていた。

『ビュンッ!』

ハザードフォームが手に持ったドリルクラッシャーをソードモードにし、それを豪速球でぶん投げた。

「フン!」『バキンッ!』

JUDOは自分に向かって投げられてきたドリルクラッシャーを、ソードモードにしたライドブッカーでドリルの先端から刃を入れて真っ二つに切り裂いた。

『ビュンッ!』

その直後、また別の剣がJUDOに向けて豪速球で投げられてきた。
それを投げてきたのはアークワンであった。
なお、投げられたものは先ほども使っていた虹という刀や3Dプリンター機能で作られた武器等ではなく、また別の品であった。
実はそれは、先ほどモノモノマシーンを使用した際に入手した最後の品であった。

この剣は…君が父さんに突き立てた、ブラフォートの剣だァーッ!!


『カアンッ』

君が父さんに突き立てたブラフォートの剣は、あっさりとライドブッカーの刃で弾かれた。

ただ投げた側としては別にこれでもよかった。
一瞬だけでも虚を突いて行動できる隙を作れれば十分だった。

『マックスハザードオン!ガタガタゴットン!ズッダンズダン!ガタガタゴットン!ズッダンズダン!』
『悪意恐怖憤怒憎悪絶望パーフェクトコンクルージョン』

ハザードフォームとアークワンがどちらも高速でベルトを必殺技発動のために操作する。
それはまるで何かに急かされているかのようでもあった。
ハザードフォームは、長時間使用したりオーバーフローモードを連続で使ったりすると、ハザードトリガー内の強化剤が脳の深い所にまで浸透して自我を失うという副作用が存在する。
そうなると、変身者は精神を破壊衝動に支配され、目に映るものを無差別に、ただひたすらに破壊しようとするようになってしまう。
そして今、ここにいるハザードフォームもその状態に至ってしまっていた。

『火遁の術!』
――水の呼吸 肆の型 打ち潮(?)
――ヒノカミ神楽 灼骨炎陽(?)

自我の無い暴走状態のまま、ハザードフォームとアークワンが手に刀を持って技を繰り出そうとする。
ハザードフォームの方は4コマ忍法刀に術で火を纏いながら水の呼吸のモノマネをする。
アークワンは刀の虹を握りしめて、ヒノカミ神楽のような形で刀を振ろうとする。
可能な限りの全速力を出しながら、彼らは刀を持って突撃しようとして来る。


『KAMEN RIDE BUILD GENIUS FORM』『完全無欠のボトル野郎!ビルドジーニアス!スゲーイ!モノスゲーイ!』

刃が届く前に、ディケイドビルドが先にカードをベルトに装填する。
1度使えば変身解除後に2時間使えなくビルドの最強フォーム、ジーニアスフォーム。
温存しておくかどうか少し迷っていたが、向こう側の雰囲気が変わったため使うことに決心がついた。

『ガキイイィィンッ!!!』

ジーニアスフォームとなったディケイドビルドは、ハザードフォームの前に出た。
そうしてすぐに、ダイヤモンドのフルボトルの力を発動し、目の前にダイヤの盾を展開して攻撃を受け止めた。
オーバーフロー状態で火も刀に纏った状態、それに特定の技の型を組み合わせたその斬撃の威力は確かにとてつもなく高かった。
けれどもジーニアスフォームが展開したダイヤモンドの盾の硬さは、この斬撃をも防ぐことに成功した。

「ハアッ!」

攻撃を防ぎダイヤモンドの盾を解除した後、ディケイドビルド・ジーニアスフォームはパンチを一発繰り出した。
そのパンチはハザードフォームの胸部に命中し、相手は背後の方へと吹っ飛ばされた。



『ATTACK RIDE MACH』

ディケイドビルドがジーニアスフォームになるとほぼ同時に、ディケイドゼロワンも別のカードをベルトに装填していた。
それは本来、仮面ライダーブレイドが持つラウズカードの一種であるマッハジャガーの力だ。
本来ならゼロワンでは使えないそのカードも、ディケイド激情態の力で使用可能とした。

ディケイドゼロワンはジャガーマッハの力で走力を上げ、アークワンの横の方に素早く移動し、その場で身をかがめながら低い位置から水平に飛び蹴りを放とうとした。
それに対しアークワンも、自身の予測能力でそれを予測し、攻撃の方向をディケイドゼロワンのいる方へと素早く変更しようとした。

『ATTACK RIDE KICK』
『バキイィッ!!』

しかし、その攻撃は防がれる結果となる。
ディケイドゼロワンは跳び蹴りを放つ前にアタックライドのカードを一枚装填していた。
それは仮面ライダーブレイドが持つ、ローカストアンデッドが封印されたキックローカストのラウズカードの力だった。
これにより、ディケイドゼロワンのキック力は上がっていた。
けれども、アークワンはそれも込みで予測はしていたはずだった。
灼骨炎陽の刃の軌跡はディケイドゼロワンの足が来る位置を捉えていたはずだった。
だが、スピードとパワーをディケイドゼロワンの方が上回った。
灼骨炎陽の型による回転斬りは確かに速度が付いていていたが、ディケイドゼロワンの足が斬られる前に、足裏が刃を捉えた。
5段階のチャージを行ったパーフェクトコンクルージョンの発動によるエネルギーも上乗せされているはずなのに、本来なら威力が下のはずの跳び蹴りで刀が押し返された。
ディケイドゼロワン側もディケイド激情態の力とキックローカストの力が上乗せされているとはいえ、だ。
押し返された後、ディケイドゼロワンの蹴りはアークワンの手の方にもぶつかり、アークワンは刀を手の中から弾き飛ばされてしまう。
刀を弾き飛ばされたアークワンはよろけ、ディケイドゼロワンは蹴りの反動で後ろに下がって距離をとった。

◆


「……さて、そろそろ気付いてやる頃か?」

JUDOがふとそう呟く。

『ロックオン』
「そこか!」

JUDOが呟くとほぼ同時に、新たな気配が背後に現れる。
その気配に気付き、JUDOはライドブッカーをガンモードに変えて構えながら背後を振り向く。



そこには、オレンジ複眼にメロンの装甲・白いアンダースーツが特徴的な武者、アーマードライダー斬月・真が立っていた。
斬月・真はソニックアローにメロンエナジーロックシードを装填した状態で、その弓を強く引き絞っていた。

『メロンソーダ!』

斬月・真はJUDOに存在を気付かれたことを気にも留めずに、引き絞った弓から手を離し大きなエネルギーを纏った矢を放った。

『ATTACK RIDE BLAST』

斬月・真が矢を飛ばすのとほぼ同時に、JUDOはアタックライド・ブラストのカードをベルトに装填した。
ガンモードのライドブッカーが光の残像を出現させ、それらの銃口からエネルギー弾が高速で連射される。

『ガガンッ』
「クッ」
『ドン』

いくつかの弾丸は矢に命中し、その威力をある程度相殺する。
JUDOは少し後ろに避け、先ほどまでいた足下辺りに矢が着弾する。
その場で爆発が起き、JUDOも少し爆風に押されるが、大したダメージにはならなかった。

『ガガガンッ』

JUDOが撃った弾丸の残りは斬月・真の方に命中した。
斬月・真はダメージを受け、怯んで体勢を少し崩してしまう。


「やはり、向こうのは偽物だったか」

斬月・真が現れたことでJUDOはそれを確信する。
今はディケイドゼロワンが相手をしているアークワンは、以前島の中央付近で初めて戦った相手…ギニューではないということを。

山中での戦いではそいつがアークワンに変身していたため、途中まではその中身は同じだと思っていた。
けれども、次第に違和感を感じるようになってきた。
前回、前々回の戦いとは違い、全く喋ろうともしていなかった。
これまでの戦いでも無口な感じは無く、今はちょっとしたことでも一言も発さないのはおかしい気がした。
そのことに気付いてから注意深く観察してみれば、刀の振り方も妙な感じがした。
刀を用いた技の型は同じ感じだったが、あまり使い慣れていないような感じがあった気がした。

そのために、この可能性があるかもしれないという考えに至れた。
今まで戦っていたアークワンは、奴(ギニュー)とは別の人物が変身しているのではないかということを。
別の誰かに変身ベルトを使わせて、自分(ギニュー)がここにいると見せかけようとしているということを。
更にはそれを囮にして、別の場所から攻撃を仕掛けようとしているのではないかということを。

そして今、JUDOは確かに別方向から現れた別種のライダーからの攻撃を受けた。
不意打ちを行おうとしてきた新たなライダー斬月・真に対し、JUDOはこの瞬間、その中身こそが今度こそギニューなのではないかと認識した。
これまでずっと隠れていて、今更になって背後から攻撃しようとしてきたのだから、そう考えるのも当然であった。
先ほどからアークワンとハザードフォームが刀を用いて全集中の呼吸の技の物真似をしていたのも、ギニュー自身ここにいると見せかけるためだったのだろう。
しかしそれもまた、考えの甘い小細工だっただろう。

「貴様の策は、浅はかなものであったと思い知らせてやろう…!」

JUDOは更に相手方に対する殺意…"激情"を膨れ上がらせる。


「ハアーッ!」「ダアァーッ!」「トアァーッ!」

それとほぼ同じタイミングで、残された20対20の分身達の戦いにも決着が迫っていた。
その戦いは、ディケイドの分身達の方が優勢となっていた。
ハザードフォーム達はそれぞれ、怯まされたり投げ出されたり等の状態となっている。
どちらの方も、JUDO側が相手側を追い詰めていると言える状態であった。


『FINAL ATTACK RIDE KU KU KU KUUGA』『A A A AGITO』『RYU RYU RYU RYUUKI』『FA FA FA FAIZ』『B B B BLADE』『HI HI HI HIBIKI』『KA KA KA KABUTO』『DE DE DE DEN-O』『KI KI KI KIVA』

JUDOの分身達がそれぞれベルトにファイナルアタックライドのカードを装填する。

『D D D DOUBLE(W)』『O O O OOO』『F F F FOURZE』『WI WI WI WIZARD』『GA GA GA GAIM』『D D D DRIVE』『GHO GHO GHO GHOST』『E E E EX-AID』『ZI ZI ZI ZI-O』
『SA SA SA SABER』

各々の分身達がそれぞれ必殺技の構えをとる。
その内ディケイドセイバーは、火炎剣烈火と烈火大斬刀の2つの刀剣に炎をの力を込めていた。

「今こそ、貴様らを破壊してやる」
『FINAL ATTACK RIDE BUI BUI BUILD』『FINAL ATTACK RIDE ZE ZE ZE ZERO-ONE』
『FINAL ATTACK RIDE DE DE DE DECADE』

ディケイドビルド・ジーニアスフォームとディケイドゼロワン、そして本体であるJUDOのディケイド激情態も、合わせてファイナルアタックライドのカードをベルトに装填した。

『マックスハザードオン!ガタガタゴットン!ズッダンズダン!ガタガタゴットン!ズッダンズダン!』
『悪意恐怖憤怒憎悪絶望闘争殺意破滅絶滅滅亡パーフェクトコンクルージョン』
『メロンエナジースカッシュ!』

ハザードフォーム、アークワン、斬月・真も対抗してそれぞれのベルトを高速で操作する。
ハザードフォームはハザードトリガーのボタンを押して直ぐ様ビルドドライバーのレバーを高速で回す。
アークワンはアークドライバーワンの上部にあるボタンであるアークローダーを連続で素早く10回押し込み、終わったらベルト横から挿入されているアークワンプログライズキーを壊してしまいそうな程の勢いを付けて急いで押し込んだ。
斬月・真はメロンエナジーロックシードをゲネシスドライバーに戻し、そのベルトのレバーを一回押し込んだ。
そして彼ら3体のライダー達は跳び上がり、それぞれのライダーキックの姿勢となった。

「「「ハッ!」」」

ディケイド激情態、ディケイドビルド、ディケイドゼロワンもそれに合わせて跳び上がり、ライダーキックの姿勢をとる。

ディケイドビルド・ジーニアスフォームの前に虹色に輝く滑り台のような形の曲線のグラフが現れる。
ジーニアスフォームは全身のフルボトルから虹色の液体を噴射し、その反作用で前に進みながらグラフの上を滑り降りながらライダーキックを放つ。
ハザードフォームもそれに対して、漆黒のエネルギーを足に集中させながらジーニアスフォームに向かってライダーキックを放っていた。
漆黒と虹色、2つのエネルギーがぶつかり合う。

「…ハァッ!」
「ガハッ…!」

僅かに拮抗するまでもなく、そのライダーキックの打ち合いの勝負はついた。
この勝負は、ハザードフォームの方が打ち負けた。
ジーニアスフォームが持つネビュラガス中和機能のこともあり、ネビュラガスを利用した強化剤を使っているハザードフォームのキックの力は弱まわってもいた。
それによりハザードフォームの足もすぐ弾き飛ばされた。
ジーニアスフォームのキックはハザードフォームの腹の方に突き刺さった。
これまでずっと黙り込んでいたハザードフォームの中にいる変身者も、思わず苦悶の声を漏らしてしまっていた。


アークワンとディケイドゼロワンのライダーキックも、今にもぶつかり合いが始まりそうになっていた。
今回のアークワンは10段階パーフェクトコンクルージョンをチャージしており、そのエネルギーを全て足に集中させている。
前とは違い拮抗させることはできるはずだと、予測能力は結論を出していた。

『ATTACK RIDE CLOCK UP』
『FINAL ATTACK RIDE O O O OOO』

しかし、その計算結果は結局狂うことになる。
分身の維持のために離れていたはずのディケイドオーズ・ガタキリバコンボの1体の分身、それがアークワンのいる方に近付いて来ていた。
ほしふるうでわの効果に加えて、仮面ライダーブレイドが持つラウズカードの一種のマッハジャガーのアタックライドカードも使い、その分身は素早く距離を詰めて来ていた。
これによりアークワンが予測能力から導き出した最適な行動ができるようになる前に、その最後の分身に先に攻撃させることを許してしまう。

「セイヤー!」

ガタキリバの分身は両腕のカマキリソードにエネルギーを込め、バッタレッグの力で高く跳躍する。
そして空中でライダーキックの途中の状態でいるアークワンに向かって攻撃してきた。
アークワンは空中で身を捻る。
しかしガタキリバからの攻撃は避けきれず、カマキリソードがアークワンの尻の辺りを掠め斬る。
これにより、アークワンの空中でのライダーキックの姿勢のバランスが崩れる。
そして、アークワンとディケイドゼロワンの足がぶつかり合う位置もズレてしまう。
…ぶつかり合いは拮抗することなく、アークワンの足は弾き飛ばされ空を切った。

『ラ』『イ』『ジ』『ン』『グ』『イ』『ン』『パ』『ク』『ト』

「ハアァーッ!!」

ラ
イ
ジ
ン
グ イ ン パ ク ト

ディケイドゼロワンのライダーキックも、アークワンの腹部の辺りに突き刺さった。


そして最後に、ディケイド激情態と斬月・真のライダーキックもぶつかり合いそうになっていた。
斬月・真は足に黄緑のエネルギーを纏いながら突撃し、対するディケイド激情態はいくつものカードの像を通り抜けながら相手の方に向かっていた。
…分かる人にとっては、この対決がどのような結果になるのか、直ぐに想像できるものであるだろう。
それでも、どういった理論でその結果が導き出されるのかの根拠を、少し記させてもらいます。

まずはスペック差。
斬月・真のキック力は18.2tであり、ネオディケイドのキック力は36.4tと丁度2倍だ。
それに加え、激情態には全ての仮面ライダーの破壊者としての仮面ライダー特効もあると思われる。
斬月・真がネオディケイド激情態に対し、ライダーキックの打ち合いだけで敵う道理など、あるはずがなかった。

「フンッ!!!」

ディケイド激情態は斬月・真の脚を容易く弾き飛ばし、その腹部にライダーキックを深々と突き刺した。
ディケイド激情態も、ディケイドビルド・ジーニアスフォームも、ディケイドゼロワンも、何れのライダーキックも相手の腹部…その付近に存在するそれぞれの変身ベルトにも命中していた。

『ドン!!』『バキッ!』

ハザードフォーム、アークワン、斬月・真の三体のライダー達は、いずれもそれぞれに取り付けられていたベルトにヒビを入れられながら後方へと吹っ飛ばされていった。


そしてそれらと同時に、JUDOの分身達の方もそれぞれの必殺技を命中させていた。
マイティキック、ライダーキック(アギト)、ドラゴンライダーキック、クリムゾンスマッシュ、ライトニングソニック、音撃打・火炎連打の型、ライダーキック(カブト)、俺の必殺技パート2(エクストリームスラッシュ)ダークネスムーンブレイク、
ジョーカーエクストリーム、タトバキック、ライダーロケットドリルキック、ストライクウィザード、無双斬、スピードロップ、オメガドライブ オレ、マイティクリティカルストライク、タイムブレーク、
そしてディケイドセイバーが放った火炎剣烈火による烈火十字斬と烈火大斬刀による百花繚乱、これらの技によりハザードフォームの分身達は瞬く間に一掃されていた。
それぞれの攻撃を終えた後、役割を終えた分身達はビルドとゼロワン、オーズ・ガタキリバも含めて消え去っていた。


◆

「グッ…」

分身達が消えた後、JUDOは大きく疲弊した様子を見せた。
元々、仮面ライダーオーズのコンボ形態は消耗が激しいものだ。
それに加えて大量に分身してそれぞれにカメンライドとファイナルアタックライドを使ったためか、JUDOは大きく体力を消耗してしまっていた。
要は、分身一体一体に溜まった疲労感が1つにまとめられたようなものだ。
分身の内何体かは倒されたことについては、本体にまとまる前に消えたためダメージにはならないが、精神面では何かが欠けたかのような感覚がある気がする。
ペガサスフォームの時とは訳が違う。
けれどもこれで、敵対者達をあっという間に片付けることが出来た。
今回の戦果としては、これで上々…の、はずだった。


「………?」

ここでJUDOはある違和感に気付いた。
JUDOは、自分が今必殺技を放った斬月・真が前々にも戦った者、ギニューだと認識していた。
けれども、そうだとしてもおかしな点があることに気付いた。
斬月・真も、アークワン同様何かしらの言葉を発することが全くなくずっと黙ったままだったのだ。
それはつまり、斬月・真の中身もギニューではなかったかもしれないということだ。
このことに気付いた後、JUDOはたった今自分が吹っ飛ばしたばかりの斬月・真がいる方に視線を向ける。

倒れた斬月・真のベルト…ゲネシスドライバーには大きく破壊の跡が残っている。
中央に取り付けられていたメロンエナジーロックシードも破損しているようだった。
これによりベルトの機能を失ったため、斬月・真の変身が解除されてその中の人を外にさらけ出す。

「なっ…!?」

現れたその中身を見て、JUDOは大いに驚愕する。



黄色と紫色の複眼を持つその顔は、仮面ライダービルド・ニンニンコミックフォームのものだった。
紫と黄の螺旋の姿をしたそのライダーが、本来のベルトとは違う破損したゲネシスドライバーを巻いた状態でそこに倒れていた。

そして、JUDOがこの光景を目撃した直後のことであった。
そこにいたニンニンコミックフォームは、一瞬でまるでインクのような黒い液体になって原型を崩して溶けた。
溶けた後は、地面に染み込むように黒い液体は消滅した。
あとには、壊れたゲネシスドライバーしか残っていなかった。


――そして、JUDOは直接見ることはなかったが、アークワンの方でも同じことが起きていた。
倒れたアークワンは、その姿をベルト以外はニンニンコミックフォームに変えた後、黒い液体となって崩れて溶けて消えた。
そこにも、あとには壊れたアークドライバーワンしか残されていなかった。

◇

「………まさか、最初からどちらも分身の偽物だったということか…!?ならば、本物は何処だ…!」

JUDOは狼狽えながらも辺りを見回す。
アークワンだけでなく斬月・真も中身の違う偽物の囮なのだとしたら、また別の場所から仕掛けてくるに違いない。
そう考えながらギニューの姿を探す。


『ガチャッ』
「!」

JUDOが見回し始めた時、そんな物音が聞こえた。
その音は、先ほど自分の分身に倒させたビルド・ニンニンコミックハザードフォームがいるはずの方向から聞こえた。

「まだ息があったか…!」

JUDOがそちらの方に視線を向けてみれば、変身解除されたニンニンコミックハザードの中身…葛城忍の肉体の人物、ボンドルドの祈手の一人がいた。
流石にこちらも分身の偽物ということはなかったようだった。
彼は倒れたままの状態ながらも何とかもがき動こうとしていた。
だが、彼は起き上がるのは難しそうであった。
それほど、ジーニアスフォームから受けた攻撃が効いていたようだった。
ベルトのビルドドライバーも他のものと同様に既に壊れているようだ。
今まだ生きているだけでも奇跡的なのだろう。
彼は今、倒れたまま手の中で何かを動かそうとしているようだった。

その動かそうとしている何かとは、圧裂弾だ。
それもまた、彼がギニューから預かっていたものの一つだった。
彼は今、その圧裂段の引き金に何とか指をかけようとしていた。

「その程度のこと…!」

JUDOはライドブッカーをガンモードに変えて銃口をボンドルドの祈手に向ける。
そしてすぐさまトリガーを引いて相手を殺そうとした。
本物のギニューへの警戒を解いたつもりは無いが、今視線を向けている相手は銃火器系の武器らしきものを使おうとしている。
だから先にこちらの方を対処しようとした。

「!?」

だが、JUDOは発砲する直前で一瞬指を止めてしまった。
一つ、相手がにわかには信じられない行動をとったからだ。

ボンドルドの祈手は、自分の手に持った圧裂弾の銃口を自分の体の方に向けていた。
そしてJUDOが発砲するよりも先に、圧裂弾をそのまま発射した。


『ボンッ!!!』
「グウッ…!!?」

圧裂弾が撃ち込まれた体の中で炸裂する。
ボンドルドの祈手…その外側である葛城忍の肉体が内側から膨らみ弾ける。
身に着けていたビルドドライバーなどだけでなく、ベルト横のホルダーに付けられていたフルボトルや近くに落ちていたドリルクラッシャー、圧裂弾の発射器具や予備弾なども巻き込んで大きな爆発を起こす。
予備弾も誘爆し、その爆発は本来の2倍も莫大なものとなる。
発生した凄まじい爆風にJUDOは大きく押される。
爆炎の光により辺り一面も照らされることになる。
周囲の網走監獄内の建物も爆風による破壊と爆炎の引火が起こる。
周囲の建物に火が付いたことにより、この辺りが照らされる時間が延びる。

「こいつ、何を…」

爆風に耐えながらJUDOは相手に対する疑問の言葉を漏らす。









『ゴォン!』
「っ!?」

爆風が晴れると同時に、空の上から何かが降って来た。
その何かは地面に落ちるて爆発した。
落ちて来たものは、1つのミサイルだった。

ミサイルが落ちて来たことに驚き、JUDOはそれが落ちて来た空の方に向けて顔を上げた。



「
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チ
」


空から、大きな声が降ってくるように聞こえた。

そこでは、ストライカーユニットを履いた状態のゲルトルート・バルクホルンの姿をしたギニューが、頭を下にした真っ逆さまの状態で叫びながら落下してきていた。

→

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関連リンク

  • 俺ロワ・トキワ荘:http://jbbs.shitaraba.net/otaku/12648/
  • 本スレ①:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1615384066/
  • 本スレ②:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1633849195/l30
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