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  • チェンジ・ロワイアル@ ウィキ
  • Ψ終章への前フリをしよう②

チェンジ・ロワイアル@ ウィキ

Ψ終章への前フリをしよう②

最終更新:2024年09月08日 21:34

匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
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※今回の話はこれまで以上に独自解釈要素・オリジナル要素が強いです。閲覧の際はご注意願います。




◆

仮面を着けた黒ずくめの人物が、廊下の上を歩いている。
その人物…ボンドルドは、もう一人、似たような仮面を着けた人物を伴っていた。
彼らは、ある部屋を目指して歩いていた。
やがて、その部屋に繋がる扉が見えてきた。

彼らがそこに近付こうとしたその時、先に扉が開き、中から一人出てきた。


「……ボンドルドか」
「おや、ハワード。あなたもいたのですか」

部屋の中には先客がいた。
宇宙人フリーザの姿でいる人物、第二回定期放送を担当したハワード・クリフォードだ。

ハワードは、ボンドルド達のいる方へと向かって歩いて来る。
そしてそのまま、横を通り過ぎようとする。
彼の表情には、どうも不機嫌の色が見えた気がした。

「私の方の話は終わった。これで失礼する」
「おや、一体どのような話を?」
「……ギニューの誘導についてだ。次は、私がやるように頼まれた」

ボンドルドからの問いかけに、ハワードは無愛想な表情ながらも答える。

「やはり、よりボディ・チェンジを使おうとするようになる場所…ギニューがピンチになりやすい方へ向かわせてほしいと言われましたか?なるべく多く使ってもらいたいですからね」
「……ああ。それを察知されないようにともな」
「これも言われたと思いますが、孫悟空の身体の方にはなるべく遠ざけてくださいね。彼はもう、あの身体を使ったことはありますから。そうなると、『差異』もあまりよく得られないでしょう」
「………分かっている」

「………何か、先ほどからどうも不機嫌ですね。贔屓にしていたメタモンがいなくなったからですか?だからと言って、誘導場所決めに私怨は持ち込まないでください」
「分かっておるわ!」

ボンドルドの言葉に対し、ハワードは声を荒げる。
そしてそのまま、先ほどよりもさらに怒りを抱いたような状態でその場から歩き去っていった。

◇

離れていくハワードを尻目に、ボンドルド達は扉の方に向かい、そこを開けて部屋の中へと入っていく。

部屋の奥に進み、彼らはやがてその部屋にいた「怪物」と対峙する。

そいつの姿を一言で表せれば、巨大な白いてるてる坊主のような怪物といったところだ。
それこそが、かつて「プリキュアの世界」に出現した存在「ミデン」だった。

しかしそのミデンは、本来のものとは違う部分が一箇所あった。
額部分に「矢じり」のようなものが付いていた。
その「矢」は、額に「融合」しているようだった。

「言われた通り連れてきましたよ、『ボス』。一体、何をするつもりなのでしょうか」

『いやさ、オラちょっと試してみてえこと思い付いてよぉ~』

ボンドルドに対し怪物が言葉を返す。
その際、彼の体色には変化が起きていた。

「試したいこと、ですか」
『以前、柊ナナ君が「かめ」=「仮面ライダー」みたいな考察をしていただろう?まあ、それは1000%全くの的外れなことだったが』
「………なるほど。つまり今回はそれを、ある程度実現させてみようということですか」
『グレート!そーゆーことっスね』

ボンドルドは怪物と会話を重ねる。
話をしている間、怪物の体色はコロコロと何度も変化していた。
口調も、そうなる度に変わっているようであった。
ボンドルドはそれに対し、特に気にする様子はなかった。


『そして、そのための器にはこやつを使う』

怪物がそう言うと、部屋の奥の方から一人の幼児がフワフワと浮かせられた状態で現れた。
この子供は男の子のようであった。
この子は、今はすやすやと眠っていた。

『こいつを、貴様の眷属にすることを許してやろう』
「なるほど、そのためにですか。では、まずはこちらにどうぞ」

ボンドルドは納得した様子を見せた後、自分の後について来ていたもう一人の仮面の人物を前の方に出す。

「一先ず、これらは預かりますね」

ボンドルドはその前に出した人物から仮面を外した。
―――現れたその人物の顔は、野原ひろしという男のものであった。
次に、彼が着ていた黒い衣装も脱がせ始めた。

脱がせ終わった後、ボンドルド自身は服と仮面を持ってその場から少しだけ離れる形をとる。

『では、始めるぞ。ヌウッ!!』

怪物は口から青白い光線を発し、それを野原ひろしの顔をした人物にぶつけた。

「………………え?………どこ、ここ」

光が晴れた後、そこには一人の幼い男の子がいた。
これは、浮かせられていた男の子とは別の人物だ。
……というか、先ほどまでいた野原ひろしの顔をした男が、幼児化されたものだった。
それもまた、野原ひろしという男の幼少期の姿をしていた。
男の子は、自分がどんな状況にいるのかを分かっていないかのようだった。

「とーちゃん!かーちゃん!どこ……イ゛ッ、ヴッ」

男の子はだんだんと不安そうな顔になり、今にでも泣き叫びそうな様子になってきたが、それはすぐに中断された。
背後にいたボンドルドが、どこからともなく取り出した注射器をその男の子の首筋辺りに突き刺し、中の薬品を注入した。
注射器で刺された男の子はすぐに目を閉じ、そのまま倒れて眠り始めた。

『ほいたら、次はこっちじゃな』

男の子が眠らされたのを気にとめず、怪物は次の行動をとる。
怪物が力むような動作を見せると、そいつの目の前にまるでステンドグラスのような物体が現れる。
それは現れたと同時に砕け、その破片が先ほどから浮かせられながら眠らされていた方の男の子の方に向かって飛んでいった。
破片は、不思議なことに男の子の服や身体を傷つけずに、その体内に入っていった。

すると、その男の子の身体が一瞬だけ光った。
そのすぐ後、明らかな変化が起きていた。

今度は、先ほどの野原ひろしの時とは逆だった。
浮かせられていた男の子は、大人の男性に急成長させられていた。

―――その顔……身体は、葛城忍という男のものであった。

現れた葛城忍の身体の男はムクリと起き上がり、立ち上がる。
そして無言のまま、ボンドルドのいる方へと歩いていく。

「どうぞ、こちらを」

ボンドルドは抱えていた仮面と黒の衣装をその男に手渡した。
葛城忍の身体の男は、その衣装を何の疑問も抱いていないかのように身に付け始める。
そして最後に仮面を被り、最初にボンドルドと共に行動をしていた人物と完全に同じ姿となった。
衣装を変え終わったその男は、ボンドルドの側に寄る。

『それと、こいつも渡しておこうか』

怪物はどこからともなくアイテムを取り出した。
それは、「ビルドドライバー」と呼ばれるものだった。
それに差して使うための、「ラビットフルボトル」「タンクフルボトル」も一緒だ。

『それをどう使うかはあなたに任せるわ。でもどうせなら、世界レベルの活躍も見せられたら良いと思うわね』
「善処します」

ビルドドライバーを始めとしたアイテム群が、宙に浮きながらボンドルド達の下へと向かってくる。
それらを片手で受け取ったボンドルドは、すぐにそれを自分の側に控えた男の方に渡した。

『よし!これでまた、新たな『差異』を得られるかもしれないわね』
「ええ、それを期待しておきましょう」

『…そういえば、そろそろ夜だな。夕飯の時間も近いし、これを言っておこうか』
『夜は焼肉っしょ!』

「……監視等のために、食事は基本各自で時間のある時にです。そういったことをやっている暇はないかと」
『あはは、ごめーん☆言ってみたかっただけだよっ☆』



「それでは、これで失礼しますね。さあ、新しいお友達を皆さんにご紹介しましょうか」

ボンドルド達は怪物に背を向け、部屋の中から出ていった。
幼少期の野原ひろしも腕の中に抱えたまま一緒に連れていった。

後には、怪物一人(?)だけが部屋の中にポツンと取り残された。


『……ゲロゲロリ。そろそろこの光景も見られているかもでありますな』
『そうしたらきっと……フヒュヒッ』

怪物が何か呟いた後、そいつはまるで霞のようにその場から消え失せた。




◇◆◇◆◇


シルバー・チャリオッツ・レクイエムと呼ばれたスタンドが存在する。

これは、ジャン=ピエール・ポルナレフが、「スタンド使いを生み出す矢」を守りたいが故の一心を持って、自身のスタンドにその矢を突き刺したことで誕生したスタンドだ。

それによって新たに発現した能力は、広範囲内において近くにいる者同士の精神を入れ替えること。
そして、その状態になった者の肉体を、時間経過により『別のモノ』に段々と変貌させていくこと。


矢を確実に守りたいというポルナレフの精神性が反映され、このような能力になってしまった。
しかも、ポルナレフはこの能力を制御できず、暴走させてしまった。
それにより、ポルナレフ自身も能力の対象内に入ってしまった。


その際、ポルナレフと精神が入れ替わったのが、ココ・ジャンボという亀だった。

ただ、この件については一つ、不可解な点が存在する。
それは、入れ替わりが起きた直後に、ポルナレフの肉体は死亡状態になったことだ。
ポルナレフの肉体が死体になったことは、ナランチャ・ギルガによって確認されている。
こうなった場合、死体となった肉体に入れられた精神は、それもやがてすぐに死亡状態となるはずだ。
実際、そうなった例は存在する(ブチャラティ(死体)と入れ替わったドッピオ)。

しかし、しばらくしてチャリオッツレクイエムの能力が消滅した後、ココ・ジャンボの精神は本来の肉体に戻ってきた。
彼のスタンド能力「ミスター・プレジデント」が発動していたこと、ポルナレフの精神(幽霊)もそれの中に取り込まれたことがその証明となるだろう。


ココ・ジャンボが何故死体と入れ替わったなのに、その魂があの世に飛んでいかなかったのか。
その原因かもしれないこととして考えられるとすれば、彼のスタンドのことが可能性の一つとして考えられる。
彼のスタンド「ミスター・プレジデント」…その能力は、自身の中に特殊な空間を作り出すこと。
彼の甲羅にはめられた鍵の宝石に触れると、そこに吸い込まれるような形で中に入る。
ちなみに、この能力は鍵ありきというものではない。
鍵が必要な形となっているのは、ココ・ジャンボがかつてそうして初めて能力を発揮するように訓練されたためだ。
そして、このスタンド能力が作り出す空間は、本当ならあの世に飛んでいくはずの幽霊までもこの世に留めてしまう程、凄まじい「引力」を持つ。

そして次に要となるのは、死体と精神が入れ替わっても直ぐに魂があの世に飛んでいく訳ではないことだ。
先述したドッピオも、ブチャラティの死体の中で少しの間だけならば動いて喋ることはできていた。
まあこの場合は、ブチャラティの肉体に僅かに残っていたゴールド・エクスペリエンスの生命エネルギーの影響もありそうな気もするが。

とにかく、以上のことからココ・ジャンボが無事だったことについて、可能性は一応考察はできる。
例えば、ポルナレフと入れ替わった瞬間、ミスター・プレジデントのスタンド空間が本体であるココ・ジャンボ自身の魂を引き寄せ、この世に留まらせた可能性だ。
死体の中でも動ける僅かな時間で、スタンド空間がその場で構築された結果、それから発せられる「引力」が飛んでいくはずの魂をその場に留めたんじゃないかという考え方だ。

※なお、この考察は筆者が一から構築したものではなく、インターネット上において参考にした記事が存在します。
参考引用元:アニヲタwiki


けれども、どんな方法であろうとココ・ジャンボがこの世に留まってしまったのは、問題のあることであった。
本来なら、死体と入れ替わった時点で死ぬはずだったのだ。
けれども彼は、死体の中でも強引に生の世界にしがみついた。
そして、レクイエムの能力解除により本来の肉体の中に戻っていった。
それは、世界の理に反することだった。

これにより、彼の魂の性質に変化が起きた。
「死」の魂に、彼は近くなった。
そしてそのまま本来の生きている肉体に戻った。
それにより、「生と死が曖昧な存在」に彼はなってしまった。
言い方を変えれば、彼の命の中に「プログラムのバグ」が残ってしまったようなものだ。


だが、それだけならすぐには何か支障が起きることはなかった。
何の変哲もないかのように、本来の肉体で活動を続けていた。
ジョルノ・ジョバァーナを始めとした周りの者達も、異常を察知せずに扱った。
彼らの戦いが終わった後、先述したようにポルナレフの幽霊はミスター・プレジデントの空間の中に入り込んでしまった。
そして、戦いの中で使われた「あるもの」も、ポルナレフの提案でその空間の中に仕舞われることになった。

それは、ここにおいては最初に述べた、ポルナレフが持っていた『スタンド使いを生み出す矢』だった。
戦いにおいては、シルバー・チャリオッツ・レクイエムが消滅した後、ジョルノのゴールド・エクスペリエンスをレクイエム化させるために使われた。
その能力により、彼らの敵であった「ディアボロ」を倒した。

戦いが終わった後、「矢」は必要の無くなるもののはずだった。
けれども、去ってしまった者達から受け継いだものとして、「先」に進めなくてはいけないものとして、「矢」は破壊せずにとっておくことになった。
ポルナレフも、それが生き残った者の役目だとして同感した。
だから安全な管理場所として、自分のいる亀のスタンド空間の中に保管させた。

◇

それから、およそ10年の時が流れた。
その時、事件が起きた。
それも人類全て…いや、宇宙中の生き物全てに影響を及ぼしたものだった。

生物を除く、宇宙全ての時間が加速し始めた。
そんな現象を起こした犯人の名はエンリコ・プッチ。
現象を引き起こす能力に付けられた名はメイド・イン・ヘブン。
彼は、宇宙の時間を一巡させることにより、『天国』を作ろうとした。
その彼が望む天国に、全ての生き物を連れていこうとした。


この加速する宇宙の中…「ジョジョの奇妙な冒険の世界」には、ココ・ジャンボも存在していた。
しかし彼は…少なくともこの時空においては、宇宙の一巡にはついていくことができなかった。
それは、彼の「生と死」が曖昧になっていたからだ。

メイド・イン・ヘブンが生み出す天国には、死者は行けない。
だがココ・ジャンボは、死者とも生者とも言えない状態になっていた。
時の加速する世界において、死体は朽ちて失われていく。
しかし、生と死が中途半端な状態にあるココ・ジャンボの肉体は、「有」と「無」どちらにもな状態になっていく。
それは、彼の魂も同じだ。

だから彼はプッチの天国に行けなかった。
「生」と「死」、どちらもの性質を持っていたために、どちらの世界にも引き寄せられた。
どちらでもありながら、どちらでもないが故に、どちらの世界にも行くことができなかった。

これもまた、世界の理から、外れた現象だった。
だから、また新たな「異常事態(バグ)」が引き起こされた。
彼に、「新たな世界」が待っていた。

◆

宇宙の一巡の特異点、そこに宇宙の時間がたどり着いた時、ココ・ジャンボは「その世界」に放り出された。
生と死、どちらにも引っ張られることにより発生した凄まじきエネルギーが、その世界とココ・ジャンボを繋げた。

そうして彼は、「生」でも「死」でもない世界に、落ちてしまった。
そこは、誰も来れないはずの世界だった。
「生と死の境目」「次元の狭間」「宇宙の外」「どこでもない場所」…そこの呼び方は様々あるだろう。
光も闇も、重力も時間も、安心も恐怖も、何も無い。
『無の世界』だ。


そして、この世界に来れたのは彼の魂に連なるスタンド、そしてそれが作る空間内に保存されたものも同じだった。
ポルナレフの幽霊も、そこに入れられていた家財道具等も。
そして、あの「矢」も。

ココ・ジャンボが持っていたものの中には来れなかったものもある。
それは彼の甲羅に嵌めてあった「鍵」だ。
それはあくまで、スタンド発動のためのトリガーとして使われていただけであり、肉体の一部というわけではなかった。
生き物としての一部分ではなかったために、時の加速により朽ち果てる「物体」の一つとなってしまった。
このことが意味すること、それはこの時点においてはミスター・プレジデントのスタンド空間の中にいるモノは、そこから出ることができなくなったということだ。



ポルナレフはそこで、何もできなかった。
スタンド空間の中にしがみついていたが故に、メイド・イン・ヘブンの加速で宇宙が一度終わる際に、消えずに済んだ。
けれども、出入口となる「鍵」が消えてしまったために、その空間から出ることもできなかった。
外の様子も確認できず、周囲に何があるのか、どこにいるのかも把握することはできなかった。
それは幽霊の彼にとっても、とても思い悩むことであった。


しかしやがて、「異変」が起きた。
それは果たして「無」に落ちてから1日、1か月、1年…いや、もしかしたら1時間どころか1瞬後の出来事だったかもしれない。
時間の概念の無いその世界においては、その「異変」が起きるまでにどれくらいあったのかは重要なことにならないだろう。

そこで起きた「異変」とは、「矢」のことについてだ。
「矢」が、勝手に動き出したのだ。
ポルナレフはそれに全く触れようともしなかったのにだ。
「矢」は、それがあった空間の床の中に、めり込んでいった。

「矢」が床の中に入り込もうとしているのにポルナレフが気付いた時にはもう遅かった。
何が起きているのかも考える前に、慌てて手を伸ばそうとした。
だが、その手が届く前に「矢」は完全に空間の床の中に入り込んでしまった。

◇

「矢」が勝手に動くという現象には、前例が存在する。
一巡前の1999年、日本のM県S市杜王町において、吉良吉影という男の手の平から「矢」が侵入した。
「矢」を持っていた彼の父親の幽霊が何かしたわけではない。
これが起きた時、吉良吉影は心のそこから絶望していた。
「矢」はまるで、それを助けるためかのように突き刺さった。
その結果、吉良吉影は新たな能力を手にした。
それは、世界の「時」に干渉できる程の、強力な能力だった。



「矢」そのもの自体に意思があるかどうか、それは不明であった。
けれども、ある程度はそういったものがあっても不思議ではないかもしれない。
そもそも「矢」は、宇宙から落ちて来た隕石を加工して作られ、更には未知の「ウイルス」を内包しているのではとも言われていた。
そして「ウイルス」は感染しながらも生き残った者に「新しい生命能力」を与えるという説もあった。
もしかしたら、この「ウイルス」が、自身によって生命を「進化」させることを目的とした意思を持っていた可能性も考えられるのではないだろうか。
……果たしてそれが、本当に「ウイルス」と言えるものなのかは疑問に感じる点もある。

しかしそうだとしても、そこに「善」や「悪」の概念はおそらく無い。
「矢」が動く時は、素質のある者に力を与える時。
素質さえあれば、相手が何者であろうと関係ないのだろう。

◇

床の中に入り込んだ「矢」もまた、先述の件と同じようなものだった。
「矢」は、ココ・ジャンボに「力」を与えるためにひとりでに動き出した。
スタンド空間の床から侵入した「矢」は、そのままスタンド能力の源と言えるモノ…ココ・ジャンボの本体に干渉を始めた。
それは、「矢」とココ・ジャンボの「融合」と言えるものだった。

「ミスター・プレジデント」にはスタンド像と呼べるものはない。
おそらくは、これは本体そのものと元から融合しているタイプのスタンドだと考えられる。
そして「矢」にはスタンドと融合したという例が存在する。
ゴールド・エクスペリエンス(GE)というスタンドにレクイエムの力を与えた際、「矢」はスタンドの額部分に吸い付く形で融合した。
「矢」はGEの胸に刺されたのに、それが落ちた後にGEの手首から侵入し、レクイエム化させた。
これもまた、「矢」が勝手に動いた例だろう。

つまりここで起きた現象は、ミスター・プレジデントの「レクイエム化」と言えるだろう。
ミスター・プレジデントをレクイエム化させるために、「矢」は床の中に侵入した。

彼の能力「ミスター・プレジデント」も、「矢」により「進化」した。
名付けるなら、「ミスター・プレジデント・レクイエム」と呼ぶべきだろうか。
この能力に最初に起きた変化、それは作り出せる空間の拡張だ。

GE・レクイエムも、本来の能力である生命エネルギーの注入を飛ばす形で遠距離でも可能になっていた。
それと同じように、ココ・ジャンボは自身の中に作り出せる空間をより広くできるようになった。

そしてさらに、新たな能力にも目覚めることになる。
シルバー・チャリオッツが精神を入れ替える能力に、ゴールド・エクスペリエンスが真実に到達できなくさせる能力に目覚めたように。
それらの能力は、それぞれ彼らのピンチを打破するための能力であった。
ここにおいてミスター・プレジデントが獲得した能力も、同じように現状の問題を解決するためのものが発現した。

それは、『世界を超越する』能力だった。
「別の時間軸」「並行世界」「異世界」さらには「死後の世界」…そういった場所へと自由に行けるようになる能力だ。
それにより、ココ・ジャンボは「無の世界」からの脱出は可能なものとなった。
―――けれども、その能力は無限に使えるものではなかった。
―――詳しくは、また後でだ。

◆

しかも、「矢」はただ力を与えたわけではなかったようだった。

スタンドが本体に融合しているため、そこと融合した「矢」はココ・ジャンボ本体にも大きな影響を与えてしまう。
だから、ココ・ジャンボはその精神も「矢」の影響をもろに受けた。

その結果、ココ・ジャンボの精神の中にある目的が生まれた。
それは、あらゆる生命を「進化」させるというものだ。
「矢」が持っていた本能のようなものが、ココ・ジャンボの精神と融合してしまった。

ココ・ジャンボ自身は、知性と言えるものが無かった。
他の動物系のスタンド使い達と違い、自我を大きく出すことがなかった。
自分が何者であるのかを、彼は自覚できてなかった。
だからこそ、融合してきた「矢」の本能と呼べそうなものが、彼の意思の中の空白を埋めてしまった。

それによりココ・ジャンボは、「無の世界」から脱出しても、本来の世界に帰ろうとしなかった。
本来いた世界は宇宙が一巡して無くなっているだとか、そういった問題も関係無くにだ。


「矢」の影響は受けたが、その精神は完全に「矢」そのものになったわけではない。
「生命の進化」が目的とはなったが、そのために最適な方法は知らなかった。

けれども、「進化」の方法についてはやがて結論が出た。
これに関しては、世界を巡ることは関係無しにだった。
そのヒントは、シルバー・チャリオッツ・レクイエムにあった。

シルバー・チャリオッツ・レクイエムで精神が入れ替わった者の肉体は、やがて「別の生命」のものへと変化していく。
それを彼は、「生命の進化」と認識してしまった。
そんな風に、植え付けられてしまった。

このことは、当時のレクイエムで入れ替わった際に知覚できていた。
死体の中にいた時、たまたま近くに寄ってきた蝿か何かが、変わっていたのを目撃した。
そして元に戻った後、自分の近くの人間達もそんなことがあったという話をしていた。

そもそも、その「生物の変化」もまた、「矢」の力の影響によるもの。
「矢」がそもそもこの現象を、「進化」としていたのかもしれない。

だからココ・ジャンボは、この現象を自分も起こすことを目標としてしまった。
当時は知性の無かった彼だが、今になってようやくそれの意味を理解し始めた。
尤も、それは歪んで、誤った形とも言えそうであった。

◇

次に必要になったのは、精神入れ替えのための手段だ。

シルバー・チャリオッツ・レクイエムは、手に入れられない。
そもそもそいつも暴走状態にあって制御は叶わず、入手する方法も無かった。
それにやがて、ある要因によりそのレクイエムはすぐに消滅する運命にもあった。

だから、何か別の手段も必要だった。
それを探すために、様々な世界を巡った。
その際に、自分の中にいるポルナレフの声は聞こえなかった。


やがて、「プリキュアの世界」で出会ってしまった。
MIDEN F-Mk2、そのカメラを見つけてしまった。
そしてそいつに、『取り憑いた』。


実は、ココ・ジャンボの肉体はとても不安定な状態にあった。
「無の世界」に引き込まれた際に、肉体は「有る」のか「無い」のか、どちらとも言えなくなる状態にあった。
魂は存在できていてスタンド能力は維持できていたが、肉体に関してはどんな世界においても「存在強度が著しく低い」と言えるようなことになっていた。

そんな折に出会ったMIDEN F-Mk2、実はこいつは、まだ「自我」が芽生えていない状態にあった。
けれども、それが芽生える直前の状態にあった。
ココ・ジャンボがそれに近づいた時、「こいつを乗っ取れる」ということを何故か予感できた。

そして遂に、彼は自分の肉体を維持することが難しくなってきた。
肉体が完全に失われそうになったその時、彼は「取り憑く」ことを試みた。
それはかつて、シルバー・チャリオッツ・レクイエムで魂を引きずり出されたディアボロがグイード・ミスタの肉体に取り憑いたのと似たようなもの。
そしてジョルノ・ジョバァーナがナランチャの肉体から魂の無い空っぽの自分の肉体へと移動できたのと近しいところにある現象であった。

結果、試みは成功した。
ココ・ジャンボの精神は、確かにMIDEN F-Mk2の中に移動した。
本来生じるはずだったミデンの意識を、塗り潰したかのような形になった。
彼と融合していた「矢」やスタンド能力、そして更にスタンド空間の中にいたポルナレフ達も一緒についてきた。

この試みは、彼の想定以上の結果を出した。
MIDEN F-Mk2…これが未練によって変じるはずだった怪物「ミデン」、その姿と能力をココ・ジャンボは手に入れた。
ビームを当てた相手から記憶・人格と能力を奪って幼児化させる力、そして奪った記憶を元に様々なモノを作る力を。

しかもそれらの能力は、本来ミデンが持つはずだったものよりも「強化」されていた。
それは「矢」の力の影響だった。
「矢」はココ・ジャンボだけでなくミデンとも「融合」したと言える状態となっていた。

これにより本来のミデンはできなかった・やらなかったことも可能となった。
それは、奪った記憶と人格を「与える」能力だ。
これは、この時のココ・ジャンボの目的のために応用できるものだった。

複数の相手から記憶と人格を奪い幼児化させた後、それぞれの相手に別の者の記憶と人格を与える。
奪った記憶等はステンドグラスのような物体になるので、それを与える形でだ。
そうすると幼児化した肉体は本来の年齢に戻るが、記憶と人格…つまり「精神」と言えるものは、与えた別人のものになる。
目的としていた「精神の入れ替え」が疑似的にできるようになった。

◇

それからもまた、ココ・ジャンボは世界を巡り続けた。
その過程で様々な世界の住民達から、ミデンの力で記憶・人格・能力を奪いながら。
幼児化させた肉体も、スタンド空間の中に幽閉する形で攫いながら。
何度も、様々なところへ襲撃を繰り返すにつれ、彼の力はどんどん増していった。
ミデンの力は、そういうものだった。


そうしてある程度集められた後、彼は何故か世界を巡ることができなくなっていた。
そうなるまでにかかった体感時間は、およそ1か月程だった。
その原因はこの時点では不明だった。

そうして最後に辿り着いていた場所で、彼は様々な者同士の入れ替えを実行した。
しかし、いくら待っても望んでいた現象は起きなかった。

だから、研究が始まった。
自分が入れ替えを行った者達の一部に、手伝わせた。
必要そうな知識・技術を持ちそれを活用できる者が他にいれば、後からそれらを解放したりして新たな協力者を追加したりもした。



研究の果て、実験も兼ねた殺し合い計画が最適だという結論が出た。

そうなった理由としてはまず、実はあるエネルギーの存在が発覚したことがある。
そのエネルギーは「差異エネルギー」と呼ばれていた。


差異エネルギー…その出展は「斉木楠雄のΨ難」のノベライズ版第二弾。


それは、世界を観測する上位存在の認識のズレ、「違和感」から発生するエネルギー。
上位存在(ようは読者)から「何かこれちょっと違くない?」みたいなことを思われると、その瞬間に発生し、彼らがこちら側の世界を観測するために使う指先を伝って送られる、と言われている。
このエネルギーは、世界線を曖昧にし、別の世界同士を融合させる程のエネルギーであるとも言われている。


その差異エネルギーを、精神入れ替え状態にある者達を観測させることで得られるのではという研究成果が出た。
本来は違う精神と肉体を組み合わせることで、それらの間に明確な「差異」発生するということを、上位存在に観測させようという話だ。
そして更に、殺し合いならば、本来ならそんなことをしないような者達も巻き込むことで、より「差異」を発生させることができるのではという話にもなった。

このような話が出てきたのは、これまでに巡り、観測された異世界の中に、そういったエネルギー目的の殺し合いも存在していたからだ。
差異エネルギーでも、同じようなことができるのではということだ。

そして、世界を歪ませる差異エネルギーを使えば、生命も歪ませて別の存在に「変化(チェンジ)」させることもできるのではという説が立てられた。
それに、上手いことデータをとることができれば、今後は殺し合いをしなくとも生命変化現象をいつでも引き起こすことができるようになるかもしれない。
そのために、殺し合いが企画された。


――実は、この物語においては、『世界を巡る』能力にも差異エネルギーが関連していることになってしまっていた。

その能力の発動のために、そのエネルギーが使われていた。
ココ・ジャンボは元々、差異エネルギーを持っていた。
かつて、ポルナレフの死体と入れ替わったのに生きていたという事実が、それを観測した上位世界から違和感のエネルギーとして供給されていた。
そして、彼が得た新たな能力の真髄も、このエネルギーを利用することにあった。

けれどもそのエネルギーは使い果たしてしまった。
だから、世界を移動するためのエネルギー補充もまた殺し合いの目的の一つとなった。



◆

そして更に研究を重ねた後、差異エネルギーの収集・利用するための方法をある程度できるだけ考案し、殺し合い計画を実現するための行動に出た。


次に、殺し合いの舞台を用意した。
適当なある世界の海の上に、ミデンの能力を応用して島を作り、その上にこれまで奪ってきた記憶を元に再現した様々な施設等を配置した。
協力者達のアドバイスを元に、ゲーム性を上げられそうなものもいくつか用意して。


そして最後に、参加者を用意した。
これもまた、適当な組み合わせでそれぞれ別人同士の組み合わせになるよう奪った記憶等を与えた。
その際、与える記憶の中に、自分が奪ったという部分は切り取る。
これは、一部の主催陣営の者達にも同じ処置が施された。

また、精神と身体を組み合わせるにあたり、それぞれに微妙な共通点があるようにもした。
これは本来は全くの別人であるからこそ、微妙な共通点が絶妙な「差異」が発生するかもしれないという仮説からであった。
もっとも、これに当てはまらない例も一応あるが。

そうやって準備が少しずつ整えられ、この殺し合いは始まった。


◇◆◇◆◇


『このようにして、ボス…ココ・ジャンボはこの殺し合いの黒幕になったわけだ』
「………………………………………………………………………………………」


佐倉双葉は絶句していた。
彼女が見たパソコン画面に映し出された文章は、違うところはだいぶ多いが、数行前までに書かれた読み手向けへのものと大体は同じだった。

そして真実は、あまりにも予想できることの範囲外すぎた。
まず、一匹の亀が本当に黒幕だったらしいことから全くついていけていないし、そいつがとんでも能力を手に入れてしまったことや、それの精神が入り込んだカメラのせいで更にチートなことになったらしいことも全然飲み込めていない。
本当の目的も全く理解のできないものだ。
そもそも話の中だと、亀よりはそれに融合した「矢」の方が何か黒幕っぽく感じる。
そしてそれを実現するための手段として、何か急に謎のエネルギーの概念の話が出てきた。
そのエネルギーとやらの出どころも、簡単には信じられないものだ。

「……………何だよ、それ。何だよそれ。何だよそれ!!…つまり、全部あんたのせい……ってことか?」
『ああ、その通りだ』

正直パニック気味になっている頭では、こんな言葉しか搾り出せなかった。
それに対し、ポルナレフの幽霊は肯定の返答を画面に表示する。
けれどもパソコン越しでは、彼が抱いている罪悪感・責任感の大きさ・強さは全ては伝えられない。


「…………なあ、今の話の感じだと、この殺し合いは、もしかして本当は最後の1人になるまで殺し合わなくていい…どころか、本当は殺しをやる必要もないんじゃないか?」
「まあ、理論上はその通りだね」
「それじゃあ、なんで…」
「その方が効率が良いから、それだけだね」

何とか、こんがらがっている頭でも内容に関する疑問点を出してみる。
この殺し合いで集められているらしいエネルギーは、別に誰かが誰かを殺すことによって発生するものではないようだった。
だからそもそも殺し合いの形にする必要は無いのではとは思い、口に出した。
これに対して口を挟んできたのは斉木空助だ。
その言葉は、確かに殺しの必要は無いことを肯定しているが、主催陣営全体としてはその方法がベストだとしていることを表す。

「そもそも、もし殺し合いじゃなかったとしても、最終目的のことを考えると相容れないことには変わらないからね」
「……なあ、その目的の『生命が別のものに』変わるってのは…一体どういうものなんだ?」

『…それは言わば、これまでとてつもなく長い時間…現代の地球のものなら、45億年をかけて創られてきた生命の歴史の否定だ』
『その姿は、「化け物」と呼んでも差し支えないだろう』
『「別のもの」に変われば、そこにあった本来の「心」と「体」も置き換わって、無くなってしまうだろう』

「………それってつまり、黒幕の計画が成功すれば、何人殺し合いで生き残っていても全員『終わり』ってことか?」

双葉は大いに恐怖を感じる。
もし殺し合いが手段じゃなかったとしても、その目的の前では全員が『死ぬ』ことも同然なように思える。
しかも、自分達主催陣営とされている者達も入れ替えの状態にしているってことは、こっちも『別のもの』への変換対象にされているということだろう。

「じゃあ何で、ボンドルド達はこの殺し合いに協力している?そもそも、あいつらは本当の目的を知っているのか?」

そういった点についても疑問を感じる。
体も心も無くなってしまうなら、それに協力しようとする奴なんて簡単には考えられない。

「知っているよ」
「それじゃあ、それも何でだ?」
「彼らが協力している理由は、体が変わることには興味があること。そして、「心」は変えずにそのままにする方法を研究するためだ」
「……そのためかよ」

共感は全くできないが、ギリギリ納得できる部分はある。
先ほどの話によれば、黒幕であるココ・ジャンボは「別のもの」への変化を生命の進化として認識してしまっているらしい。
ボンドルド達も、同じような考え方なのかもしれない。
そこまでのことが実現可能かどうかはともかくとして、彼らともやはり相容れないということだろうか。
心がそのままでも、体が化け物にされるのはゴメンだ。

「というか、それなら元に戻すための研究をしているとか言っていたのは何だったんだ」
「『「体」と「心」が変わってしまった後に、「心」だけは』元に戻せるようにするため、みたいな意味で言っていたんだろうね」

そんな行間、絶対に読めない。


「……その、理論上、「別のもの」へと変えるために必要な差異エネルギー?とやらは、あとどれくらいで溜まるんだ?」
「正確なところは今は分からないけど、まだ余裕はあるだろうね。でも、制限時間とされていた三日よりは短くなる可能性はある。今回していされた禁止エリアのことを考えると…半日ぐらいまで短くなる可能性も考えられる」
「半日…」

その時間は、確かに短い。
確実に大丈夫なそれだけの間で、全てを解決することはできるのだろうか。
それにさっきの放送では、明らかに残りの参加者を特定の場所に集めようとする感じに禁止エリアが指定された。
これがそもそも、殺し合いの加速で早くエネルギーを溜めるためのものだったのだろう。


「…でも、殺し合いだと、「別のもの」に変えるはずの生命も失われないか?それは黒幕的に問題ないのか?」
「それはまあ、「必要な犠牲」的な考え方をしているからだね。それに、「並行世界の同一人物」がいるから問題ない、みたいな考え方もしているみたいだね。並行世界は無限に存在していて、その中には基本の世界と全く変わらないものも存在する。失われた命の分は、そいつらを変えてあげよう…という考え方だ」

これもまた、考え方としては全く共感のできないものだった。
並行世界が無限に存在しているから犠牲があっても大丈夫だなんて、そんな考えも、認められるわけがなかった。



◆

「……そういえば、今更気になったんだが、何故幽霊のポルナレフはここにいることが出来ているんだ?その、さっきから言ってたスタンドというものにしがみついてないとあの世に飛んで行ってしまうとか言ってなかったか?」

ふと感じた疑問点についても指摘してみる。
先ほどの話の中では、ポルナレフがスタンド空間の外に出たという話は無かった。

『そもそも、君はここがどこなのか分かっているのか?』

「…………え?それって………まさか!」

パソコン画面を通じた指摘で、双葉は少し思案した後あることを察する。
確かに彼女はそもそも、自分達のいるこの主催陣営本部の正確な場所を知らなかった。
この建物のすぐ外を、見たことがなかった。
そしてここには、自由に動ける状態のポルナレフがいる。
そのことから考えられる可能性が、一つあった。


『この主催陣営本部は、拡張されたミスター・プレジデントのスタンド空間の中に作られている』
『我々はずっと、黒幕の腹の中にいたも同然だったというわけだ』

また、とんでもない事実が一つ判明した。

「さらに言うとだね、このことは僕が弟の意識を封じるように言ったことにも繋がるんだ」
「え?」



「今のココ・ジャンボはカメラになっている…そして、その内部に作られたスタンド空間の中こそがこの本部」
「僕の弟…斉木楠雄の意識が予知夢で見たものは『かめ』…これが意味することは、『カメラ』…つまり、黒幕の姿そのものだったわけだ」
「そして楠雄の予知夢は、『楠雄が何もしなかった時』に現実のものとなる」

「つまり、楠雄が楠雄として行動できないようになれば、柊ナナは必ずこの主催陣営本部を発見することになる」
「予知夢で見たということは、いずれ未来で視界の中に入れるということでもあるからね」



「えっと…それじゃあ、本当にここが黒幕の中だとして、その黒幕そのものであるカメラが今どこにあるのかは分かっているのか?」

正直なところ、また荒唐無稽な話が出てきて、それを飲み込めていない。
けれども何とか気力を振り絞って、精一杯出せるだけの疑問点をぶつける。

『いや、残念ながらそれは私にもまだ分かっていない。知っているのはおそらく、ココ・ジャンボだけだろう。今は彼と、彼に許可されたものだけが出入りを自由に出来るようになっている』

けれども、望んでいた答えは得られなかった。

『それにおそらく、彼は自分の場所を移動できる。今現在の場所が分かってもどうにもできないだろう』
「そんな…」
『けれども、殺し合いが行われている世界にあることは確かだろう』
「だからいつか、柊ナナがこの場所を発見する…その未来をどうにかして確定させるしかないね。まあ、今はこの件について考えるのは後回しでもいいと思うよ」


今すぐは、この主催陣営本部の場所を割り出すことはできない。
参加者達の力を直接的に借りることも、すぐには不可能だ。
早い内にどうにかすることができないのは思うところがあるが、今は確かにこの件については悩むだけ徒労になろう。



「そうそう、そういえばエボルトには、しばらくは連絡を控えてほしい」
「え?」
「今回話したこと…特に『矢』のことや『差異エネルギー』については絶対に教えないでほしいんだ」

突然、空助の口調が双葉に対し責めるようなものに変わった。
同時に、これまでの軽薄な感じとは打って変わって、かなり真剣さを感じられる口調にもなっていた。

「正直言って…よりにもよってあんな奴に接触するとは思ってなかったよ。君、あいつがどんな奴が分かってる?色んな星を滅ぼしてきた極悪宇宙人だよ?」
「い、いや、でも……殺し合いには乗ってないみたいだし…」
「それとこれとは話が別だ。もしあいつが殺し合いの真実のことを知ったら、それを利用しようとするかもしれない。そうなったら、君の本来の世界だって被害を受ける可能性もある」
「………」

圧をかけるような言い方に、反骨心が少し出てしまう。
でも確かに、双葉はエボルトがそもそもどんな奴だったのかをあまりよく知らずに繋がった。
ただ、エボルトの近くに「アイツ」がいたから、その助けになるようにと思って行動に移してしまった。

「君からしてみればこちらの言うこともどこまでが本当かは分からないだろうし、こんな言い方をされるのはムカつくかもしれない。けれども、僕としてはこの状況を何とかしたいということはガチで考えている。だから、こういったお願いごともどうか聞いて欲しい」
「…………じゃあ、エボルトとの連絡はこれからどうしろって言うの?」

エボルトと繋がることに間違いがあったと言ってくるならば、そう言う方からどうすればいいのか教えてもらいたい気持ちが出てくる。



「そうだね…本当なら一回一回検閲したいところだけど、時間が無いからそれは難しいだろう」
「とりあえずとして、僕やポルナレフのことも絶対に教えないで欲しい。もしもの時のために、存在は隠しておきたい」
「教えられるこっち側の情報についても…一先ずは君が今回の話を知る以前のことに限定してほしい」
「他に何なら教えても大丈夫そうかについては、もう少し精査してからにしたい」
「まあようするに、エボルトはもしもの場合は『敵』になる可能性があることをもっと意識しておいて欲しいんだ」
「あとはまあ、今後のエボルトの行動を見て瞬間瞬間に状況判断しながら考えよう」


◇

「あと、今後のためにこいつを渡しておこう」

斉木空助はそう言うと、あるものを取り出して双葉に渡してきた。

「…ヘルメット?」

そいつは、今双葉が被っているルッカのヘルメットと全く同じ見た目のものだった。

「そいつにはこっちとの無線での通信機能と…テレパシー遮断機能を付けた。これは、僕の頭に付けているものと同じだね。今被っているものを、これと交換してほしい」
「……ん?テレパシー?それって…心を読んだり、逆に何も言わずとも心の中のことを伝えたりする能力のことか?」
「実は今のココ・ジャンボはそういったことも出来るようになっているんだ。まあでも、仕組みは普通のテレパシーとは違う。そんなことができるのは、参加者や僕たち全員と魂が今もまだ繋がっていることの応用だね。効かないのは幽霊のポルナレフくらいだね。『身体側の意識』とされていたものを封じれるのも、それの応用で…」

「ちょっと待って!!?」

またまたサラリと言われたことに、双葉は動揺する。
血の気が引いて、ゾッとするような感覚があった。

「えっ、何、全員繋がってて、それで心を読まれて、つまり私のこともバレ…というかそもそもエボルトからバレ…えぇっ!!?」

双葉はまたパニック気味になる。
心を読まれるということは、自分が裏切っていることも黒幕のココ・ジャンボにバレている可能性もあるということだ。
それに魂が繋がっているだなんて、そんな事実も簡単には認められない。

「確かに、バレている可能性はある。今はまだ大丈夫でも、何らかのきっかけでエボルトが読まれてバレる可能性もある。でも今はまだ、何もしてこない。なら、バレている可能性も考慮しながら行動するしかないさ」
「いや、でも、繋がっているから読まれるんなら、こんなもので封じられるのか!?それにもしできたとしても、読めなくなったのなら結局バレないか!?」
「そこは対策済みだよ。代わりの思念が送られるようにしたからね。原作の僕には無い技術だけど」

空助は問題はないみたいな言い方をする。
でも、双葉にはこれもまたそう簡単には受け入れられないことではある。

「まだまだ受け入れられないことはあるだろうし、これも怪しく思われるかもしれないけど、念のため貰っておいて欲しい。これもまた、殺し合いを何とかするために必要になるかもしれないから」
『私からも、頼む』
「うぅ…」

双葉は渋い顔をしながら、ヘルメットを受け取る。
そしてまだ抵抗感を見せながらも、元から被っていたものを外し、受け取ったものに被り直した。

『こっちからの音は聞こえる?』

空助がいつの間にか持っていたミニマイクに声をかける。
それと同時に、被っているヘルメットの右側のヘッドホン部分から音声が聞こえる。

『……聞こえている』

双葉もヘルメットに付いていたマイクに声をかける。
その声もまた、部屋の中にあったミニスピーカーから流れた。

「よし、これで離れていても話はしやすくなったね」

無線での通信機能のチェックは終わった。
これで、これまでよりも互いに連絡はしやすくなった。
双葉の方はまだ、不安そうではあるが。


◆

「それじゃあ、今回の話はここまでにしようか。流石にここまで長引くと、怪しまれるかもしれないからね」

空助がそう話を切り出した。
確かに話は長く、そろそろ他の奴らが双葉が他の所にいないことに疑問を抱き始める頃合いかもしれない。

「………正直、今回の話をどこまで信じて良いのか、私はまだ決めあぐねている」

双葉の混乱はまだ解けていない。
はっきり言って、話の構造が複雑過ぎる。
色々と衝撃的な内容が多すぎた。
本当ならもっと他にも色々と考えをまとめるべきなのだろう。
でもなんかもう、げっそりとした気分だ。
考え事をするのが億劫になってきている感じがする。
もっと落ち着いてから、今後の方針を決めたいと思ってきている。
後からまた、他の疑問点が出てくるかもしれない。

「今はまだそれでいいよ。焦って何か失敗するのも何だしね。また何か聞きたいことがあったら、無線通信でも何でもで伝えてね。もちろん、なるべくバレないようにね」
『一先ずは、我々の話を聞いてくれただけでも感謝する』
「うん…」

もうちゃんとした返事をする元気もない。
双葉は覇気の無い状態で今いる部屋の中から出ていこうとする。

「あっ、一応特に大したことはなかったみたいには振舞っておいてよ。そんなところからも怪しまれたらアレだしね」
「分かってるから…」

そう最後に返事をして、双葉は空助の部屋から出て自分の持ち場に戻っていった。



「さて…それじゃあ次は、織子ちゃんの方を待とうか。ちゃんと言ってあるよね?」
『ああ、問題ない』
「じゃあ、今後も色々と頼むよ」
『任せてくれ』

その文字列を最後に、パソコンのキーボードも画面動かなくなる。
幽霊も、部屋の外に出たようだった。

「さてと。後は、こいつをどうにか…」

空助は部屋にある机の引き出しを開け、中にあるものを確認する。


そこには、小さくてファンシーな意匠をしたライトがあった。


◆


【ボンドルドの祈手について】
※ボンドルドの祈手達もまた、身体側は別のキャラになっていますが、そのほとんどは現状は不明としておきます。
※祈手の1人の身体が「野原ひろし@クレヨンしんちゃん」から「葛城忍@仮面ライダービルド」に変更されました。

137:瞬間センチメンタル 投下順に読む 139:Jの奇妙な冒険/懐玉
135:アウトサイダーズ 時系列順に読む 137:瞬間センチメンタル
126:Colors of the Heart 佐倉双葉 144:何ガルガルしてるの!言うこと聞かないとおやつ抜きだよ!
116:Dance In The Game ボンドルド
113:消失と再誕の若おかみ 関織子 148:仮面ライダーSPIRITS WONDERFUL 大首領と22のカメンライド
119:さよなら絵美理 斉木空助 146:Last Surprise①~ガチャは悪い文明~
GAME START ジャン=ピエール・ポルナレフ 148:仮面ライダーSPIRITS WONDERFUL 大首領と22のカメンライド
107:第二回放送 ハワード・クリフォード 144:何ガルガルしてるの!言うこと聞かないとおやつ抜きだよ!
GAME START ココ・ジャンボ

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 ・第二回放送までの死亡者
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  • 俺ロワ・トキワ荘:http://jbbs.shitaraba.net/otaku/12648/
  • 本スレ①:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1615384066/
  • 本スレ②:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1633849195/l30
  • 本スレ③:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1664632643/l30
  • 本スレ④:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1706338338/l30
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