前回までのあらすじ
「俺のこの顔でハムスターは似合わねえってか!?」
「俺のこの顔でハムスターは似合わねえってか!?」
移動すべきか、待つべきか。
二つに一つの選択肢を決めあぐねるしんのすけの思考を中断させたのは、低く奇妙な音。
発生源が自分の腹部からだと理解すると同時に、猛烈な空腹に襲われた。
二つに一つの選択肢を決めあぐねるしんのすけの思考を中断させたのは、低く奇妙な音。
発生源が自分の腹部からだと理解すると同時に、猛烈な空腹に襲われた。
「オラ腹減ったゾ……」
腹部を抑えへたり込む姿からは、先程までの真剣に考えていた様子は見当たらない。
だが仕方のないことだろう。
しんのすけが最後に食事をしたのは、一回目の定時放送よりも前のこと。
以降は連戦に次ぐ連戦で食事を取っている余裕は無かった。
体力を大幅に消費した体がエネルギーの補給を訴えるのは至極当然である。
それにサイヤ人は地球人とは比べ物にならない程の大食漢。
大盛りカレー一杯だけでは、とてもじゃないが腹は膨れない。
だが仕方のないことだろう。
しんのすけが最後に食事をしたのは、一回目の定時放送よりも前のこと。
以降は連戦に次ぐ連戦で食事を取っている余裕は無かった。
体力を大幅に消費した体がエネルギーの補給を訴えるのは至極当然である。
それにサイヤ人は地球人とは比べ物にならない程の大食漢。
大盛りカレー一杯だけでは、とてもじゃないが腹は膨れない。
「…先にご飯にしますかな~」
やはり空腹には勝てず、デイパックから食料を取り出す。
煉獄と共に食べた水水肉以外に、参加者全員に支給された弁当がある。
どっかりと床に座り込むと蓋を開け食事を取り出した。
煉獄と共に食べた水水肉以外に、参加者全員に支給された弁当がある。
どっかりと床に座り込むと蓋を開け食事を取り出した。
「ごちそうさま~」
それを言うならいただきますだろとツッコミを入れる者は皆無。
少しばかりの寂しさを感じつつ、プラスチックのスプーンで弁当を掻っ込んでいく。
ハンバーグ、フライドポテト、スパゲッティナポリタン、エビフライ、ポテトサラダ、白米。
子どもの大好きな物をこれでもかと詰め込んだ弁当をあっという間に平らげた。
一般の成人男性ならば十分なカロリーを摂取出来たが、悟空の肉体では全然足りない。
弁当一つなど、おやつと大して変わらないのだ。
ルブランで蓮がよそってくれたカレーの味が恋しくなってくる。
少しばかりの寂しさを感じつつ、プラスチックのスプーンで弁当を掻っ込んでいく。
ハンバーグ、フライドポテト、スパゲッティナポリタン、エビフライ、ポテトサラダ、白米。
子どもの大好きな物をこれでもかと詰め込んだ弁当をあっという間に平らげた。
一般の成人男性ならば十分なカロリーを摂取出来たが、悟空の肉体では全然足りない。
弁当一つなど、おやつと大して変わらないのだ。
ルブランで蓮がよそってくれたカレーの味が恋しくなってくる。
「……お?」
空腹にため息をつきかけた時、ふと顔を上げる。
何かの音、いや何者かの話し声が聞こえた。
宇宙船に誰かがやって来たのだろうか。
距離が離れている為ミチル達では無いはず。
ひょっとして煉獄の仲間か、或いはアーマージャックのような悪者かもしれない。
正体を確かめる必要がある。
いつついつでも芋虫行脚を使い、音を立てずにハッチの方へと向かう。
以前、ブラックパンダラーメンの製造工場へ忍び込んだ時にも活用したぷにぷに拳の奥義である。
その時はかすかべ防衛隊のメンバーで唯一奥義習得を為していなかったマサオが原因でピンチになったが、しんのすけならば無問題。
やがて話し声がハッキリ聞こえる場所まで移動すると、物陰から相手の姿を覗き込んだ。
何かの音、いや何者かの話し声が聞こえた。
宇宙船に誰かがやって来たのだろうか。
距離が離れている為ミチル達では無いはず。
ひょっとして煉獄の仲間か、或いはアーマージャックのような悪者かもしれない。
正体を確かめる必要がある。
いつついつでも芋虫行脚を使い、音を立てずにハッチの方へと向かう。
以前、ブラックパンダラーメンの製造工場へ忍び込んだ時にも活用したぷにぷに拳の奥義である。
その時はかすかべ防衛隊のメンバーで唯一奥義習得を為していなかったマサオが原因でピンチになったが、しんのすけならば無問題。
やがて話し声がハッキリ聞こえる場所まで移動すると、物陰から相手の姿を覗き込んだ。
◆◆◆
体が覚えているとでも言うのだろうか。
両脇に男女を抱えながら空中を移動している脹相はそんな事を思った。
両脇に男女を抱えながら空中を移動している脹相はそんな事を思った。
杉元から譲渡されたストライカーユニットは問題無く起動している。
同封された説明書通りに装着し、移動を開始して数十分が経過。
初めこそ飛行に少しばかり苦戦したもののすぐに慣れ、こうして安定した速度を保ち飛んでいる。
ユニットの使用も空を飛ぶのも初めてだというのに、こうも短時間で使いこなせるのは自分の事ながら驚きだ。
だからこれは肉体に染み付いた記憶の為せる技なのかもしれない。
同封された説明書通りに装着し、移動を開始して数十分が経過。
初めこそ飛行に少しばかり苦戦したもののすぐに慣れ、こうして安定した速度を保ち飛んでいる。
ユニットの使用も空を飛ぶのも初めてだというのに、こうも短時間で使いこなせるのは自分の事ながら驚きだ。
だからこれは肉体に染み付いた記憶の為せる技なのかもしれない。
やがて目的地であるフリーザの宇宙船に到着すると、抱えていた二人を降ろした。
ついでにユニットは外してデイパックに仕舞って置く。
ついでにユニットは外してデイパックに仕舞って置く。
「無事に着いたみたいですね……」
安堵の言葉とは裏腹に、疲れた顔でナナが言う。
ヘリや飛行機とは違う空の移動だけが原因ではない。
ヘリや飛行機とは違う空の移動だけが原因ではない。
「お?あそこで昼飯が食えんのか?」
ナナを疲れさせた最大の原因は呑気に首を傾げるポニーテールの少女。
移動の理由を全く分かっていない燃堂にあった。
正直脹相からしてもナナの気持ちは分からんでもない。
移動中はやいのやいのと騒いでいたし、空を飛んでいる自分を「お?お前ロボットだったのか?ビーム出せるのか?」とトンチンカンな質問をするし、落ちないように強く抱えれば胸の感触に顔をだらしなく緩ませたりとそれはもう大変の一言に尽きる。
特に最後のは竈門家で起こった悲鳴嶼とのいかがわしい行為(未遂)を思い出してしまい、精神的に宜しくなかった。
移動の理由を全く分かっていない燃堂にあった。
正直脹相からしてもナナの気持ちは分からんでもない。
移動中はやいのやいのと騒いでいたし、空を飛んでいる自分を「お?お前ロボットだったのか?ビーム出せるのか?」とトンチンカンな質問をするし、落ちないように強く抱えれば胸の感触に顔をだらしなく緩ませたりとそれはもう大変の一言に尽きる。
特に最後のは竈門家で起こった悲鳴嶼とのいかがわしい行為(未遂)を思い出してしまい、精神的に宜しくなかった。
「……とりあえず着いたなら中に入るか」
「そうですね……ちょっと燃堂さん!?だから勝手に行かないでくださいってば!」
「そうですね……ちょっと燃堂さん!?だから勝手に行かないでくださいってば!」
疲れた思いを共有する暇もなく、一人でズンズン進んで行く燃堂を慌てて追う。
少しでも目を離すとこれなのだから、お前は園児かとPK学園を訪れた時と同じツッコミを入れたくなるが我慢。
少しでも目を離すとこれなのだから、お前は園児かとPK学園を訪れた時と同じツッコミを入れたくなるが我慢。
「おーい!誰もいねぇのかー?おれっちはチャーシューメンなー!」
「大きな声出さないでくださいよ…あと一応言っておきますけど、ここラーメン屋さんじゃないですからね…?」
「…まぁ、どの道中に入る事に変わりは無いだろう」
「大きな声出さないでくださいよ…あと一応言っておきますけど、ここラーメン屋さんじゃないですからね…?」
「…まぁ、どの道中に入る事に変わりは無いだろう」
この短時間で燃堂のフリーダムっぷりを嫌と言う程知り、今まで振り回されたナナには脹相も流石に同情する。
何にしろ、今言った通り中に入るつもりだったのは本当のこと。
脹相が先頭を歩くと、後ろに燃堂が続き最後尾をナナが歩く。
後ろを燃堂にしてしまえばはぐれる可能性が非常に高く、先頭など以ての外。
よって必然的に燃堂は真ん中へ置く形となった。
何にしろ、今言った通り中に入るつもりだったのは本当のこと。
脹相が先頭を歩くと、後ろに燃堂が続き最後尾をナナが歩く。
後ろを燃堂にしてしまえばはぐれる可能性が非常に高く、先頭など以ての外。
よって必然的に燃堂は真ん中へ置く形となった。
警戒しながら進む脹相の手には、歩兵銃との交換で手に入れた拳銃。
構えたソレの安全装置は解除済みだ。
赤血操術が使えない以上、頼れるのはウィッチの能力とこういった銃火器のみ。
脹相自身はともかく、肉体であるバルクホルンは軍人だ。
当然銃の扱いには慣れており、拳銃も手に自然と馴染むように感じられる。
威力は劣るが取り回しに関しては、元々支給されたアタッシュショットガンよりも拳銃の方が使い易い。
構えたソレの安全装置は解除済みだ。
赤血操術が使えない以上、頼れるのはウィッチの能力とこういった銃火器のみ。
脹相自身はともかく、肉体であるバルクホルンは軍人だ。
当然銃の扱いには慣れており、拳銃も手に自然と馴染むように感じられる。
威力は劣るが取り回しに関しては、元々支給されたアタッシュショットガンよりも拳銃の方が使い易い。
「何か高そうな店だけどよ、ステーキでも食うんか?おれっち金なんか持ってねぇぞ?」
「いい加減飯の事から頭を離せ…」
「いい加減飯の事から頭を離せ…」
能天気にも程がある呟きが背後から聞こえ、ため息交じりに返す。
最後尾からもため息がしたのは気のせいではないだろう。
最後尾からもため息がしたのは気のせいではないだろう。
直後、何かが急接近する気配があった。
「っ!」
先客がいたと察知し銃口を向ける。
向こうが有無を言わせず攻撃を仕掛けるつもりならば、こちらも容赦はしない。
引き金にかけた指へ僅かに力を込めながら、襲撃者の姿を捉えた。
向こうが有無を言わせず攻撃を仕掛けるつもりならば、こちらも容赦はしない。
引き金にかけた指へ僅かに力を込めながら、襲撃者の姿を捉えた。
「ヒューヒュー♪かのじょたち~♥。オラと一緒にお茶しな~い?」
「は……?」
「は……?」
目の前に現れたのは一人のの男。
所々が破れた胴着を着こなすその肉体は、見事なまでに鍛え上げられている。
虎杖と肉弾戦で渡り合う程の高い格闘術を持つ脹相から見ても、感心する体付きだ。
黙っていれば歴戦の戦士の風格を漂わせるだろうに、あろうことかこの男は初対面の自分達をナンパして来た。
何故殺し合いという緊迫した状況でナンパをするのか、そもそもこっちは体は女でも精神は男というのを考えないのか。
余りに不可解な行動に脹相は間の抜けた表情となるのを抑えられない。
所々が破れた胴着を着こなすその肉体は、見事なまでに鍛え上げられている。
虎杖と肉弾戦で渡り合う程の高い格闘術を持つ脹相から見ても、感心する体付きだ。
黙っていれば歴戦の戦士の風格を漂わせるだろうに、あろうことかこの男は初対面の自分達をナンパして来た。
何故殺し合いという緊迫した状況でナンパをするのか、そもそもこっちは体は女でも精神は男というのを考えないのか。
余りに不可解な行動に脹相は間の抜けた表情となるのを抑えられない。
「おー!何だこいつ、ワカメみてぇに動いてんぞ!」
「……何ですかその喩え」
「……何ですかその喩え」
微妙なチョイスの比喩に力無く返す。
全身を軟体動物のようにくねらせる胴着の男を見て、揺蕩う海藻を連想したのだろうか。
男はいやらしさを全開にした笑みで燃堂と脹相に熱い視線をぶつけている。
燃堂はともかく脹相は堪ったものではないだろう。
全身を軟体動物のようにくねらせる胴着の男を見て、揺蕩う海藻を連想したのだろうか。
男はいやらしさを全開にした笑みで燃堂と脹相に熱い視線をぶつけている。
燃堂はともかく脹相は堪ったものではないだろう。
(こいつの同類か…)
燃堂と似たタイプの奴がもう一人増えたらしい。
余計な戦闘にこそ発展していないが、面倒事には変わりない。
取り敢えず話を聞くしかないと、明らかに引いている脹相に代わり前へと出た。
余計な戦闘にこそ発展していないが、面倒事には変わりない。
取り敢えず話を聞くしかないと、明らかに引いている脹相に代わり前へと出た。
○
フリーザの宇宙船は単に惑星間を移動するだけではない。
長期の星間飛行を想定し船内には居住スペースが設けられており、不時着時には基地としても機能する。
と言ってもバトルロワイアルにおいてはあくまで一施設に落とし込まれたが。
兵士の装備である戦闘服や光線銃等、フリーザ軍の標準装備であるスカウターすら取り除かれ武器庫はもぬけの殻。
回復ポッドはたった一回の使用しか許されず、乗り物としての移動も不可能。
最初に宇宙船を訪れたヴァニラ・アイスが落胆したのも納得の有様。
だが殺し合いを有利に進める武器は無くとも、主催者の手で用意されただろう物は存在した。
長期の星間飛行を想定し船内には居住スペースが設けられており、不時着時には基地としても機能する。
と言ってもバトルロワイアルにおいてはあくまで一施設に落とし込まれたが。
兵士の装備である戦闘服や光線銃等、フリーザ軍の標準装備であるスカウターすら取り除かれ武器庫はもぬけの殻。
回復ポッドはたった一回の使用しか許されず、乗り物としての移動も不可能。
最初に宇宙船を訪れたヴァニラ・アイスが落胆したのも納得の有様。
だが殺し合いを有利に進める武器は無くとも、主催者の手で用意されただろう物は存在した。
「ボンドルド達は何を考えている?」
「私達が空腹で倒れたら殺し合いの進行に支障が出るから、でしょうか…?」
「私達が空腹で倒れたら殺し合いの進行に支障が出るから、でしょうか…?」
スープを口に運ぶ脹相の向かいでは、ナナがサラダをフォークで突いている。
少し離れた席にはハンバーガーや骨付き肉にかぶりつき、オレンジジュースで流し込むしんのすけと燃堂がいた。
少し離れた席にはハンバーガーや骨付き肉にかぶりつき、オレンジジュースで流し込むしんのすけと燃堂がいた。
ここは宇宙船内の食堂スペース。
フリーザと配下の屈強な部下たちだって腹は減るし喉も渇く。
彼らに食事を提供するこの場には、調理済みの料理がいくつか置かれていた。
場所を変えてしんのすけから話を聞こうとし、ナナ達が辿り着いたのがこの食堂。
折角なので食事がてら情報交換を行い、一段落着き今に至る。
フリーザと配下の屈強な部下たちだって腹は減るし喉も渇く。
彼らに食事を提供するこの場には、調理済みの料理がいくつか置かれていた。
場所を変えてしんのすけから話を聞こうとし、ナナ達が辿り着いたのがこの食堂。
折角なので食事がてら情報交換を行い、一段落着き今に至る。
「んぐんぐ…んーしつこいお味。ネネちゃんのママを思い出しますなー」
「お?ギロチンのまさゆき?何言ってんだお前?」
「お?ギロチンのまさゆき?何言ってんだお前?」
お前の方こそ何を言ってるんだと内心で呆れつつ、ドレッシングのかかった野菜を咀嚼する。
初めて食べる味だが中々に美味い。
初めて食べる味だが中々に美味い。
「情報が多く手に入ったのは喜ぶべきか」
「考えないといけない事が一気に増えた気もしますけどね…」
「考えないといけない事が一気に増えた気もしますけどね…」
しんのすけの説明は所々で要領の得ない部分はあったものの、根気強く話を聞き出した。
そうして手に入れた情報は、どれもこれも無視できないものばかり。
そうして手に入れた情報は、どれもこれも無視できないものばかり。
最初に驚いた点としては、やはりしんのすけが5歳の幼稚園児だったこと。
言動から肉体よりも下の年齢だろうとは予想したが、まさかそこまで幼いとはナナも脹相も思わなかった。
というか5歳児ですら殺し合いを大まかとはいえ理解しているのに、何故燃堂はああなのか。
燃堂らしいと言えばらしいので、双方そこを深く考えるのは早々に打ち切ったのは言うまでもない。
言動から肉体よりも下の年齢だろうとは予想したが、まさかそこまで幼いとはナナも脹相も思わなかった。
というか5歳児ですら殺し合いを大まかとはいえ理解しているのに、何故燃堂はああなのか。
燃堂らしいと言えばらしいので、双方そこを深く考えるのは早々に打ち切ったのは言うまでもない。
話を聞くにしんのすけは定時放送の前は宇宙船では無く、東側の街にいたらしい。
そこで危険な参加者との戦闘中に気を失い、目が覚めると既に宇宙船内にいた。
しんのすけの推測だが、仲間の一人が奇妙なブレスレットを装着し自分を逃がしたとのこと。
そこで危険な参加者との戦闘中に気を失い、目が覚めると既に宇宙船内にいた。
しんのすけの推測だが、仲間の一人が奇妙なブレスレットを装着し自分を逃がしたとのこと。
(その仲間がまさか犬飼ミチルとはな…)
クラスメイトであり、利用価値のある犬であり、いずれは殺すべき能力者。
バトルロワイアルで機会があれば合流しようと方針に加えておいたが、こんな形でミチルの動向を知る事になるとは。
しんのすけからミチルの事を聞いた時には仮面を着けて心配する素振りを見せておいたが、驚きは本心からだ。
改めてしんのすけから得た情報を整理する。
バトルロワイアルで機会があれば合流しようと方針に加えておいたが、こんな形でミチルの動向を知る事になるとは。
しんのすけからミチルの事を聞いた時には仮面を着けて心配する素振りを見せておいたが、驚きは本心からだ。
改めてしんのすけから得た情報を整理する。
まず予想した通りミチルは殺し合いに乗っていない。これは良い。
続いて現在の肉体は奇妙な髪型の少年。男の体を与えられたのは自分も同じなのでそこも別に興味は無し。
だがミチルに与えられた肉体は一般人ではなく能力者。
人型の存在を出現させ敵を殴り、時には味方の傷を癒す力があると言う。
戦闘向き且つヒーリングも併せ持った能力者、敵に回せば面倒だがこちらの犬として使うには優秀だ。
何より今のミチルが使う人型を出現させる力は、DIOの能力と非常に酷似している。
ひょっとするとDIOと同じ世界出身の能力者の肉体に入っているのかもしれず、そう考えると益々合流すべきという考えが強まった。
とはいえ場所が場所だ。
すぐに会いに行くのは難しいし、戦兎達を無視して東の街へ向かう訳にも行かない。
合流は当分先となるだろう、その時までミチルが生きていたらの話だが。
続いて現在の肉体は奇妙な髪型の少年。男の体を与えられたのは自分も同じなのでそこも別に興味は無し。
だがミチルに与えられた肉体は一般人ではなく能力者。
人型の存在を出現させ敵を殴り、時には味方の傷を癒す力があると言う。
戦闘向き且つヒーリングも併せ持った能力者、敵に回せば面倒だがこちらの犬として使うには優秀だ。
何より今のミチルが使う人型を出現させる力は、DIOの能力と非常に酷似している。
ひょっとするとDIOと同じ世界出身の能力者の肉体に入っているのかもしれず、そう考えると益々合流すべきという考えが強まった。
とはいえ場所が場所だ。
すぐに会いに行くのは難しいし、戦兎達を無視して東の街へ向かう訳にも行かない。
合流は当分先となるだろう、その時までミチルが生きていたらの話だが。
ミチルの身体の少年以外にも、DIOに繋がる情報があった。
放送前にしんのすけ達と出会い、その後すぐに別行動を取った少年。
空条承太郎と名乗った参加者とナナは直接の面識は無い。
しかし戦兎と杉元がこう言っていた、最初にDIOと会った時二人の参加者の名を出されたと。
それが空条承太郎とヴァニラ・アイス。
DIOとの関係性は不明、仲間かもしれないし敵対関係にあるのかもしれない。
が、しんのすけ曰く承太郎は殺し合いには乗っていない。
ということはDIOとは敵対している男の可能性が高い。
更にこれまた予想外の情報だが、承太郎の精神が入っている肉体は驚くべき事に燃堂らしい。
自己紹介した際、喋る剣(シャルティエ)が精神と肉体両方の名を言うよう提案した為燃堂の事も知ったのだという。
外見の特徴を聞くと、不良どころかヤクザなのではと思えるくらいに人相が悪い。
燃堂と二人でラーメン屋に居た時はどんな間抜け面なのやらと思ったが、実際にはとんでもない悪人面である。
放送前にしんのすけ達と出会い、その後すぐに別行動を取った少年。
空条承太郎と名乗った参加者とナナは直接の面識は無い。
しかし戦兎と杉元がこう言っていた、最初にDIOと会った時二人の参加者の名を出されたと。
それが空条承太郎とヴァニラ・アイス。
DIOとの関係性は不明、仲間かもしれないし敵対関係にあるのかもしれない。
が、しんのすけ曰く承太郎は殺し合いには乗っていない。
ということはDIOとは敵対している男の可能性が高い。
更にこれまた予想外の情報だが、承太郎の精神が入っている肉体は驚くべき事に燃堂らしい。
自己紹介した際、喋る剣(シャルティエ)が精神と肉体両方の名を言うよう提案した為燃堂の事も知ったのだという。
外見の特徴を聞くと、不良どころかヤクザなのではと思えるくらいに人相が悪い。
燃堂と二人でラーメン屋に居た時はどんな間抜け面なのやらと思ったが、実際にはとんでもない悪人面である。
(その承太郎という男とも早急に合流すべきか?)
DIOの事を抜きにしても、承太郎が燃堂の体に入っているのは見過ごせない。
斉木の話で燃堂が死ぬのは悪い結果に向かう可能性が高い事を知った。
であれば、精神のみならず肉体の燃堂も念の為手元に確保した方が良いのではないか。
承太郎はしんのすけ達との情報交換後、志村新八という仲間を救出すべく島中央の施設へ向かった。
だが新八が放送で名を発表されたということは、救出は失敗に終わったと見るべきだ。
それに何時までも同じ施設へ留まっているとも限らず、既に移動した可能性とて十分ある。
ミチル同様、承太郎とも早期の合流は難しいかもしれない。
斉木の話で燃堂が死ぬのは悪い結果に向かう可能性が高い事を知った。
であれば、精神のみならず肉体の燃堂も念の為手元に確保した方が良いのではないか。
承太郎はしんのすけ達との情報交換後、志村新八という仲間を救出すべく島中央の施設へ向かった。
だが新八が放送で名を発表されたということは、救出は失敗に終わったと見るべきだ。
それに何時までも同じ施設へ留まっているとも限らず、既に移動した可能性とて十分ある。
ミチル同様、承太郎とも早期の合流は難しいかもしれない。
他にナナの知っている者の情報と言えば、鶴見川レンタロウの体がゲンガーという参加者に与えられていたくらいか。
尤も今のナナはレンタロウをモグオの取り巻きの一人としか認識していない。
そう遠くない未来、正史において自分が「友達」を失う原因になるとは知り得なかった。
尤も今のナナはレンタロウをモグオの取り巻きの一人としか認識していない。
そう遠くない未来、正史において自分が「友達」を失う原因になるとは知り得なかった。
(まぁこの二人は良い。いや良くない部分もあるが)
頭の痛い所は有れど、他に得られた人物の情報よりはずっとマシ。
何せしんのすけから齎されたのはミチル達に関するものだけでなく、厄ネタと言っても過言ではないものまであったのだから。
何せしんのすけから齎されたのはミチル達に関するものだけでなく、厄ネタと言っても過言ではないものまであったのだから。
「柊ナナ、そのエボルトという参加者は間違いなく危険なんだな?」
「はい。私も戦兎さんから聞いただけですけど…信じて良いと思います」
「はい。私も戦兎さんから聞いただけですけど…信じて良いと思います」
しんのすけ達には聞こえないよう、小声で言葉を交わす。
幸い二人が気付いた様子は無い。
幸い二人が気付いた様子は無い。
「おねえさんが持ってる棒、何か見覚えがあるゾ?」
「これか?これはおれっちがスプーン曲げで使うからあげらねぇ。どうしても欲しいなら代わりの棒をくれよ」
「オラの棒が欲しいだなんて~♥おねえさんったらだいた~ん♥」
「これか?これはおれっちがスプーン曲げで使うからあげらねぇ。どうしても欲しいなら代わりの棒をくれよ」
「オラの棒が欲しいだなんて~♥おねえさんったらだいた~ん♥」
あの二人の会話は聞いているだけで疲れるので無視。
それよりしんのすけが行動を共にしていた仲間はミチル以外にもおり、その中には戦兎が警戒を呼び掛けていた男もいる。
話を聞いた限りでは殺し合いに乗っておらず、度々しんのすけもピンチの場面を救われた。
信頼できる仲間らしいが、戦兎から本性を聞いているナナにしてみれば全く信じられない。
それよりしんのすけが行動を共にしていた仲間はミチル以外にもおり、その中には戦兎が警戒を呼び掛けていた男もいる。
話を聞いた限りでは殺し合いに乗っておらず、度々しんのすけもピンチの場面を救われた。
信頼できる仲間らしいが、戦兎から本性を聞いているナナにしてみれば全く信じられない。
「仲間のふりをしているだけで、実際は優勝の機会を虎視眈々と狙っている。そう考えた方が納得がいきます」
「それか、馬鹿正直に優勝を目指すより脱出狙いで動いてるとも考えられるな」
「それか、馬鹿正直に優勝を目指すより脱出狙いで動いてるとも考えられるな」
脹相の言う可能性は有り得る内容だ。
脱出方法を探しつつ、不可能と分かれば優勝狙いに切り替える。
誰にも打ち明けていないがナナと同じ方針をエボルトも取っているのだとすれば、しんのすけの味方として振舞っているのも納得がいく。
脱出方法を探しつつ、不可能と分かれば優勝狙いに切り替える。
誰にも打ち明けていないがナナと同じ方針をエボルトも取っているのだとすれば、しんのすけの味方として振舞っているのも納得がいく。
(問題はエボルトの精神が入っている体の方だが…)
エボルトに与えられたのは人間の成人女性の肉体。
やれ美人だの胸と尻が大きいだのと、どうでもいい情報をしんのすけが熱弁したのは記憶に新しい。
ついでにそれを聞いていた燃堂もだらしない表情と化したのを白い目で見た。
容姿やスタイルはともかくとして、重要なのはエボルトが人間の女性の体である事だ。
もし殺し合いに参加しているのが精神と肉体両方エボルト本人ならばまだしも、体は別人というのは厄介である。
ナナはともかく、戦兎やミチルのようなお人好しは確実にその状態のエボルトへ攻撃できない。
エボルトを殺すという事は即ち、体の女性を巻き添えにする事に他ならないからだ。
これでは仮にナナがエボルトを殺した場合、体を奪われた女性まで巻き込んだと戦兎達から見られ余計な不和を生じさせるのではないか。
やれ美人だの胸と尻が大きいだのと、どうでもいい情報をしんのすけが熱弁したのは記憶に新しい。
ついでにそれを聞いていた燃堂もだらしない表情と化したのを白い目で見た。
容姿やスタイルはともかくとして、重要なのはエボルトが人間の女性の体である事だ。
もし殺し合いに参加しているのが精神と肉体両方エボルト本人ならばまだしも、体は別人というのは厄介である。
ナナはともかく、戦兎やミチルのようなお人好しは確実にその状態のエボルトへ攻撃できない。
エボルトを殺すという事は即ち、体の女性を巻き添えにする事に他ならないからだ。
これでは仮にナナがエボルトを殺した場合、体を奪われた女性まで巻き込んだと戦兎達から見られ余計な不和を生じさせるのではないか。
(いっそ、こちらのあずかり知らない所でDIOのような参加者と相打ちになれば楽なんだがな)
望み薄な期待だとは分かっていても、思わずにはいられない。
「エボルトの事も無視出来ないが、俺は鬼というやつが気になる」
「しんのすけ君の飼い犬を怪物に変えた男、ですか?」
「ああ、鬼については悲鳴嶼から聞いている」
「しんのすけ君の飼い犬を怪物に変えた男、ですか?」
「ああ、鬼については悲鳴嶼から聞いている」
未だに鬼を呪霊の一種と勘違いしているが、しんのすけから聞いた内容は悲鳴嶼の説明とも一致する。
人を喰らい、太陽を弱点とする異形の存在。
そのような怪物に飼い犬を変貌させられ、さらにはキタキタおあじなる女も鬼にされた。
後者に関しては外見の特徴から二回目の放送で名を呼ばれたアドバーグ・エルドルと分かったが。
人を喰らい、太陽を弱点とする異形の存在。
そのような怪物に飼い犬を変貌させられ、さらにはキタキタおあじなる女も鬼にされた。
後者に関しては外見の特徴から二回目の放送で名を呼ばれたアドバーグ・エルドルと分かったが。
「しんのすけ君たちが出会った男の手で二人、いえ一人と一匹は鬼にされた」
「そして悲鳴嶼曰く、鬼は鬼舞辻無惨という男が生み出したやつを指して言うらしい」
「ということは……その無惨の体になった何者かが鬼を増やしている。そう考えるべきですね」
「そして悲鳴嶼曰く、鬼は鬼舞辻無惨という男が生み出したやつを指して言うらしい」
「ということは……その無惨の体になった何者かが鬼を増やしている。そう考えるべきですね」
竈門家で悲鳴嶼から鬼に関する詳細を聞いていた脹相はともかく、ナナには初耳の情報だ。
無惨が危険人物であるのだけは善逸から伝えられたが、まさかそのような力を持った化け物だとは驚きである。
尤も無惨の体を動かしているのは別の参加者で、その正体は不明。
しかしナナと脹相には無惨の体を与えられた者が誰なのか、答えに辿り着いていた。
無惨が危険人物であるのだけは善逸から伝えられたが、まさかそのような力を持った化け物だとは驚きである。
尤も無惨の体を動かしているのは別の参加者で、その正体は不明。
しかしナナと脹相には無惨の体を与えられた者が誰なのか、答えに辿り着いていた。
「最初にしんのすけ君達が無惨の体になった誰かと会った時、その人は鬼に関して詳しく知っているような素振りだったんですよね…」
「ああ…プロフィールに鬼の生態が詳しく記載されていたからかもしれんが、前々から鬼を知っていたからとも考えられるな」
「ああ…プロフィールに鬼の生態が詳しく記載されていたからかもしれんが、前々から鬼を知っていたからとも考えられるな」
鬼を殺し合い以前より知っているのは、悲鳴嶼達鬼殺隊に属する者か無惨の手で鬼にされた者。
悲鳴嶼曰く三体の鬼が殺し合いに参加していたらしいが、一回目の定時放送で全員死亡が確定した為除外。
精神と肉体が別々になっている以上、精神側の無惨が自身の肉体に入っているとは考え辛い為これも違う。
では鬼殺隊の者達ならばどうだ。
善逸はナナ達と、悲鳴嶼は脹相と行動を共にしていて、しのぶはデビハムと共に街へ行った。
煉獄という男は最初の6時間の内に死亡しており、しんのすけが最期を目撃している。
ならば残る候補はただ一人。
悲鳴嶼曰く三体の鬼が殺し合いに参加していたらしいが、一回目の定時放送で全員死亡が確定した為除外。
精神と肉体が別々になっている以上、精神側の無惨が自身の肉体に入っているとは考え辛い為これも違う。
では鬼殺隊の者達ならばどうだ。
善逸はナナ達と、悲鳴嶼は脹相と行動を共にしていて、しのぶはデビハムと共に街へ行った。
煉獄という男は最初の6時間の内に死亡しており、しんのすけが最期を目撃している。
ならば残る候補はただ一人。
「産屋敷耀哉。そいつが無惨の肉体に入っている可能性が高い、か」
「はい、善逸さんは信頼できる相手として名前を挙げてましたけど…」
「はい、善逸さんは信頼できる相手として名前を挙げてましたけど…」
二人の推測が正しければ、悲鳴嶼達にとっては何とも悲惨な話だろう。
よりにもよって自分達の仲間が宿敵の体になっているのだから。
よりにもよって自分達の仲間が宿敵の体になっているのだから。
「だが何故悲鳴嶼の仲間が鬼を増やそうとする?」
「それは……産屋敷さん自身も無惨の体を制御出来ていないから、とか?しんのすけ君も言ってたじゃないですか、最初に会った時はシロって犬を鬼にした事を凄く後悔しているみたいだったって」
「それは……産屋敷さん自身も無惨の体を制御出来ていないから、とか?しんのすけ君も言ってたじゃないですか、最初に会った時はシロって犬を鬼にした事を凄く後悔しているみたいだったって」
あり得ない、とは脹相も言い切れない。
特級呪霊である無惨(勘違い)の肉体に人間の精神を入れるのだ。
幾ら空っぽの器と言えども、悪影響が一切ないとは考えにくい。
無惨の肉体を支配下に置いたつもりが、逆に精神の方が肉体に支配されたと言うべき状態。
いずれにせよ、悲鳴嶼と合流した際にこれを伝えねばならないのは非常に気が重かった。
特級呪霊である無惨(勘違い)の肉体に人間の精神を入れるのだ。
幾ら空っぽの器と言えども、悪影響が一切ないとは考えにくい。
無惨の肉体を支配下に置いたつもりが、逆に精神の方が肉体に支配されたと言うべき状態。
いずれにせよ、悲鳴嶼と合流した際にこれを伝えねばならないのは非常に気が重かった。
情報を纏め終えると同時に、食事も完食する。
しかしまだまだやる事は多い。
腹をさすっているしんのすけの元へ近付いた。
しかしまだまだやる事は多い。
腹をさすっているしんのすけの元へ近付いた。
「ちょっと良いですかしんのすけ君」
「お?どしたのナナちゃん。おトイレなら…どこだっけ?」
「何だよ相棒の弟。ウ○コか?」
「…………いえ、そうじゃなくて」
「お?どしたのナナちゃん。おトイレなら…どこだっけ?」
「何だよ相棒の弟。ウ○コか?」
「…………いえ、そうじゃなくて」
こいつらの頭にはデリカシーのデの字も無いのか。
しんのすけは幼稚園児だし一応仕方ないが、もう片方の馬鹿は仮にも高校生だろ。
そういえば自分が斉木の弟という設定はまだ続いているんだったか。
いい加減にしろ燃堂。
しんのすけは幼稚園児だし一応仕方ないが、もう片方の馬鹿は仮にも高校生だろ。
そういえば自分が斉木の弟という設定はまだ続いているんだったか。
いい加減にしろ燃堂。
そんな風に言ってやりたい気持ちを抑え、一度咳払いし改めて話した。
「しんのすけ君がフリーザの情報を手に入れた部屋。そこに案内して欲しいんです」
○
この部屋に来るのはナナ達は初めて、しんのすけは二度目となる。
巨大なモニターが設置されたこの部屋に案内され、早速操作を開始する。
しんのすけは適当に押していたらフリーザの情報に辿り着けたと言い、どれを押せば良いのか正解は知らなかった。
なのでナナと脹相がそれらしきボタンを試し試しで押していく。
こういった場では燃堂も面白がってボタンを片っ端から弄りそうに思えたが、今は別の物に夢中な様子。
巨大なモニターが設置されたこの部屋に案内され、早速操作を開始する。
しんのすけは適当に押していたらフリーザの情報に辿り着けたと言い、どれを押せば良いのか正解は知らなかった。
なのでナナと脹相がそれらしきボタンを試し試しで押していく。
こういった場では燃堂も面白がってボタンを片っ端から弄りそうに思えたが、今は別の物に夢中な様子。
「どうだこれ。かっこいいだろ?」
「あーズルいズルい!オラもやるー!」
「あーズルいズルい!オラもやるー!」
部屋の中央にある椅子に座りポーズを取る二人。
緊張感の欠片も無いが一々指摘するのも面倒なので、コンピューターの操作に集中する。
やがてモニターには放送で姿を見せたのと同じ、奇怪な生物の画像が表示された。
緊張感の欠片も無いが一々指摘するのも面倒なので、コンピューターの操作に集中する。
やがてモニターには放送で姿を見せたのと同じ、奇怪な生物の画像が表示された。
「戦闘力53万…?数値化させたところで基準が分からんだろう」
「まぁボンドルドの仲間が体に入ってるくらいですし、相当強いのでしょうけど…」
「まぁボンドルドの仲間が体に入ってるくらいですし、相当強いのでしょうけど…」
実際にフリーザが戦っている場面を見た事のないナナ達は、想像で言うしかない。
ただしんのすけは肉体の記憶でフリーザを見たらしく、その時は髪の毛の無い男がフリーザの手で殺される光景だったらしい。
戦兎が佐藤太郎の記憶を夢で見たのとは違い、しんのすけは起きている時に孫悟空の記憶を見た。
肉体の記憶を見る条件は眠りにつく以外にもあるのだろうか。
ただしんのすけは肉体の記憶でフリーザを見たらしく、その時は髪の毛の無い男がフリーザの手で殺される光景だったらしい。
戦兎が佐藤太郎の記憶を夢で見たのとは違い、しんのすけは起きている時に孫悟空の記憶を見た。
肉体の記憶を見る条件は眠りにつく以外にもあるのだろうか。
「フリーザとかいう奴がどの程度の強さかはハッキリしないが、しんのすけなら対抗できるんじゃないか?」
「そう…かもしれないですね。悟空という人の記憶でフリーザを見たのなら、フリーザと戦った事があるのでしょうし」
「勝てるかどうかは別だろうがな」
「そう…かもしれないですね。悟空という人の記憶でフリーザを見たのなら、フリーザと戦った事があるのでしょうし」
「勝てるかどうかは別だろうがな」
それはそうだろうとナナも同意する。
しんのすけから悟空のプロフィールを見せて貰ったが、斉木に負けず劣らずの出鱈目な強さを持つのは理解した。
サイヤ人というのは初耳だが、エボルトのような地球外生命体も参加しているのだ。
他にも地球外の種族が複数存在するという事なのだろう。
更にしんのすけ自身もアーマージャック等の危険な参加者と戦ったと言い、悟空の力を引き出せてはいるのは間違いない。
が、恐らく引き出せる力には制限が設けられているとナナは睨む。
というかそうしなければ、悟空の力は斉木と同様にバトルロワイアルを崩壊させてもおかしくない程だ。
そのように力を制限された状態で、ハワードが操るフリーザの体に勝てるかは怪しいところである。
それでも悟空の力をある程度使えるのは、味方として見れば心強い事に変わりないが。
しんのすけから悟空のプロフィールを見せて貰ったが、斉木に負けず劣らずの出鱈目な強さを持つのは理解した。
サイヤ人というのは初耳だが、エボルトのような地球外生命体も参加しているのだ。
他にも地球外の種族が複数存在するという事なのだろう。
更にしんのすけ自身もアーマージャック等の危険な参加者と戦ったと言い、悟空の力を引き出せてはいるのは間違いない。
が、恐らく引き出せる力には制限が設けられているとナナは睨む。
というかそうしなければ、悟空の力は斉木と同様にバトルロワイアルを崩壊させてもおかしくない程だ。
そのように力を制限された状態で、ハワードが操るフリーザの体に勝てるかは怪しいところである。
それでも悟空の力をある程度使えるのは、味方として見れば心強い事に変わりないが。
(……いや待て)
ナナの中で何かが引っ掛かる。
しんのすけは殺し合いが始まった当初、瓦も素手で割れないくらいには悟空の力を使いこなせていなかった。
現在は完全にとまではいかずとも、悟空の力を使いこなす事に成功している。
時間経過で悟空の肉体にしんのすけの精神が馴染んだから、悟空の記憶を見た影響で無意識に力を引き出せるようになったから。
理由は複数あれど、重要なのは最初は使えなかった悟空の力を徐々に使えるようになった事実。
この事実が、ナナに一つの仮説を立てさせた。
しんのすけは殺し合いが始まった当初、瓦も素手で割れないくらいには悟空の力を使いこなせていなかった。
現在は完全にとまではいかずとも、悟空の力を使いこなす事に成功している。
時間経過で悟空の肉体にしんのすけの精神が馴染んだから、悟空の記憶を見た影響で無意識に力を引き出せるようになったから。
理由は複数あれど、重要なのは最初は使えなかった悟空の力を徐々に使えるようになった事実。
この事実が、ナナに一つの仮説を立てさせた。
(進化している、のか…?)
病院でサイコメトリーを試し、斉木楠雄と接触した際に聞いた話が思い起こされる。
斉木の兄、空助は弟の肉体を生まれつきの超能力を制御する為に進化していると考えた。
これをしんのすけと悟空に当て嵌めれば、こうは考えられないだろうか。
孫悟空の体に本来入れるべき精神では無い野原しんのすけという異物が入った。
言うなれば、最新鋭のヘリコプターに普通自動車の免許しか持っていない一般人が乗せられた状態だ。
乗り物がどれだけ高性能でも、操縦者の技量が全く追い付いていない。
では乗りこなすにはどうするべきか。
操縦者が少しずつ乗り物に慣れていく、それも一つの方法であるのは間違いない。
だがより手っ取り早い方法もある。
斉木の兄、空助は弟の肉体を生まれつきの超能力を制御する為に進化していると考えた。
これをしんのすけと悟空に当て嵌めれば、こうは考えられないだろうか。
孫悟空の体に本来入れるべき精神では無い野原しんのすけという異物が入った。
言うなれば、最新鋭のヘリコプターに普通自動車の免許しか持っていない一般人が乗せられた状態だ。
乗り物がどれだけ高性能でも、操縦者の技量が全く追い付いていない。
では乗りこなすにはどうするべきか。
操縦者が少しずつ乗り物に慣れていく、それも一つの方法であるのは間違いない。
だがより手っ取り早い方法もある。
(肉体側の意識との接触…しんのすけの場合は記憶の閲覧か)
しんのすけが初めて悟空の記憶を見たのは定時放送の少し前。
耀哉が鬼と化したシロを殺そうとした時だ。
あの瞬間、しんのすけは悟空がナメック星でフリーザと戦った時の記憶を見た。
事実、それが切っ掛けとなり気の解放やかめはめ波など悟空が当たり前のように使っていた力を、しんのすけも使えるようになった。
他にもしんのすけが戦ったアーマージャックにも同様の現象が起きている。
吉良との戦闘で絶体絶命の危機に陥った時、アーマージャックはクレナイ・ガイがサンダーブレスターを制御出来ず暴走した際の記憶を見た。
その影響でバトルロワイアル開始から使えなかったサンダーブレスターの技を使い出したのだ。
つまり肉体側の記憶の閲覧とは、肉体の持つ力の引き出し方を精神へ強制的にインストールする事ではないだろうか。
耀哉が鬼と化したシロを殺そうとした時だ。
あの瞬間、しんのすけは悟空がナメック星でフリーザと戦った時の記憶を見た。
事実、それが切っ掛けとなり気の解放やかめはめ波など悟空が当たり前のように使っていた力を、しんのすけも使えるようになった。
他にもしんのすけが戦ったアーマージャックにも同様の現象が起きている。
吉良との戦闘で絶体絶命の危機に陥った時、アーマージャックはクレナイ・ガイがサンダーブレスターを制御出来ず暴走した際の記憶を見た。
その影響でバトルロワイアル開始から使えなかったサンダーブレスターの技を使い出したのだ。
つまり肉体側の記憶の閲覧とは、肉体の持つ力の引き出し方を精神へ強制的にインストールする事ではないだろうか。
ここで最初の話に戻るが、ナナはしんのすけを進化しているのではと考えた。
この場合、斉木のように肉体が進化しているのではない。
精神だ、しんのすけの精神が悟空の体と適応し進化しようとしている。
この場合、斉木のように肉体が進化しているのではない。
精神だ、しんのすけの精神が悟空の体と適応し進化しようとしている。
(……)
精神が体に適応し進化する。
斉木との接触によりナナが立てた仮説の一つ。
ナナ自身は自分が「超能力者」へ進化するかもしれない可能性を恐れた。
ではしんのすけは?
悟空の体にしんのすけの精神が完全に適応した時、彼は人間の子供から「サイヤ人」へ進化するとしたら?
主催者の狙いとは精神を別人の肉体に適応させ進化させる事ではないのかと、疑念が募り出す。
斉木との接触によりナナが立てた仮説の一つ。
ナナ自身は自分が「超能力者」へ進化するかもしれない可能性を恐れた。
ではしんのすけは?
悟空の体にしんのすけの精神が完全に適応した時、彼は人間の子供から「サイヤ人」へ進化するとしたら?
主催者の狙いとは精神を別人の肉体に適応させ進化させる事ではないのかと、疑念が募り出す。
(…私やしんのすけは体の持ち主が持ち主だから分からんでもない。だが他の参加者はどうなんだ…?)
例を挙げれば大崎甜花。
彼女は妹である大崎甘奈の体に精神を入れられている。
だが甘奈は超能力者でもサイヤ人でもなく、アイドルをしているとはいえ普通の人間だ。
もし甜花の精神が甘奈の体に適応したとして、果たしてそれは進化と言えるのか疑問でしかない。
彼女は妹である大崎甘奈の体に精神を入れられている。
だが甘奈は超能力者でもサイヤ人でもなく、アイドルをしているとはいえ普通の人間だ。
もし甜花の精神が甘奈の体に適応したとして、果たしてそれは進化と言えるのか疑問でしかない。
いやそもそも、自分やしんのすけとて進化と言って良いのだろうか。
肉体の持つ能力を使えるようになった、それだけならまだ良い。
しかし適応による進化が能力の使用のみに留まらないなら、起こり得るのは進化などという現象ではない。
元々の自分を失い、肉体に適応した思考しかしなくなる。
進化と言うより、変貌と言っても過言ではないだろう。
そんなものが殺し合いを開いた理由で、ボンドルドの言う未来を切り開く鍵だと言うのなら到底理解出来ない。
肉体の持つ能力を使えるようになった、それだけならまだ良い。
しかし適応による進化が能力の使用のみに留まらないなら、起こり得るのは進化などという現象ではない。
元々の自分を失い、肉体に適応した思考しかしなくなる。
進化と言うより、変貌と言っても過言ではないだろう。
そんなものが殺し合いを開いた理由で、ボンドルドの言う未来を切り開く鍵だと言うのなら到底理解出来ない。
(…………)
もしかすると、殺し合いで優勝者が出るかどうかは重要ではないのかもしれない。
ボンドルド達が欲しいのは進化を果たした参加者であり、そこに至る為の過程として殺し合いが好都合だから開催したに過ぎない。
最初から目的は進化を果たした参加者であって、優勝したかどうかは関係が無いんじゃあないか。
仮に優勝者が出てもその者が進化していなかったなら、主催者の目的は果たせずに終わったということ。
なら、素直に優勝者を帰してくれるどころか失敗作として処分されてもおかしくはない。
いやむしろ、まだ参加者が複数生存しているタイミングで進化を果たした者が現れる可能性のほうがマズい。
その場合、最後の一人になるまで待たずともその参加者だけを確保すれば良いのだから。
残る参加者は全員用済みとして首輪を爆破される、そのような末路が無いとどうして言い切れようか。
ボンドルド達が欲しいのは進化を果たした参加者であり、そこに至る為の過程として殺し合いが好都合だから開催したに過ぎない。
最初から目的は進化を果たした参加者であって、優勝したかどうかは関係が無いんじゃあないか。
仮に優勝者が出てもその者が進化していなかったなら、主催者の目的は果たせずに終わったということ。
なら、素直に優勝者を帰してくれるどころか失敗作として処分されてもおかしくはない。
いやむしろ、まだ参加者が複数生存しているタイミングで進化を果たした者が現れる可能性のほうがマズい。
その場合、最後の一人になるまで待たずともその参加者だけを確保すれば良いのだから。
残る参加者は全員用済みとして首輪を爆破される、そのような末路が無いとどうして言い切れようか。
(現段階ではあくまで私の推測止まりに過ぎないが……)
仮に正しいとするなら、優勝したところで元の世界に帰れる可能性は限りなく低いのでは?
もしもの場合の方針を一つ潰されたに等しく、頭痛の種が一つ増えた。
飛躍し過ぎた考えと言えばそれまでだが、否定材料も無い以上は忘れる事も不可能だ。
もしもの場合の方針を一つ潰されたに等しく、頭痛の種が一つ増えた。
飛躍し過ぎた考えと言えばそれまでだが、否定材料も無い以上は忘れる事も不可能だ。
「む、こいつは…」
思考の海に沈んでいたナナを引き上げたのは脹相の声。
どうやらフリーザ以外にも役立つ情報が無いかと、操作を続けていたようだ。
ちなみに奥の方にあるボタンを押そうと前屈みになっていた。
今更説明するまでもないが、ウィッチがストライカーユニットを装着する際はユニットに干渉しないよう素足や密着度の高いストッキングが望まれる。
それは脹相の肉体のバルクホルンも例外ではなく、彼女が下半身に履いているのは薄い布一枚。
よって、前屈みなのもあり後ろから見ると布一枚で隠された尻を突き出した体勢であった。
どうやらフリーザ以外にも役立つ情報が無いかと、操作を続けていたようだ。
ちなみに奥の方にあるボタンを押そうと前屈みになっていた。
今更説明するまでもないが、ウィッチがストライカーユニットを装着する際はユニットに干渉しないよう素足や密着度の高いストッキングが望まれる。
それは脹相の肉体のバルクホルンも例外ではなく、彼女が下半身に履いているのは薄い布一枚。
よって、前屈みなのもあり後ろから見ると布一枚で隠された尻を突き出した体勢であった。
「いや~、絶景ですな~」
椅子でポーズを取るのには飽きたのか、しんのすけと燃堂は鼻の下を伸ばしながら脹相を見ている。
二人に白い目を向けつつ、視線を遮るようにナナは脹相の背後に立つ。
残念そうな声が聞こえるが無視。
二人に白い目を向けつつ、視線を遮るようにナナは脹相の背後に立つ。
残念そうな声が聞こえるが無視。
モニターに表示されたのは紫色の肌を持ち、黒い角を生やした人外の画像。
名前欄にはギニューとあり、どこかで見覚えのある名にハッとして名簿を取り出す。
予想通りモニターのものと同じ名前が記載されていた。
名前欄にはギニューとあり、どこかで見覚えのある名にハッとして名簿を取り出す。
予想通りモニターのものと同じ名前が記載されていた。
「このギニューと言う男はフリーザの仲間なのでしょうか?」
「部下の可能性も考えられるが…待て、あそこを見てみろ」
「部下の可能性も考えられるが…待て、あそこを見てみろ」
脹相が指をさした箇所にはボディーチェンジと記されている。
残念ながら具体的にどういった能力なのかの説明は書かれていない。
だが名前から察するに、自分と他者の肉体を入れ替える能力と推測が可能。
まさに参加者達の身に降りかかったものと同じではないか。
残念ながら具体的にどういった能力なのかの説明は書かれていない。
だが名前から察するに、自分と他者の肉体を入れ替える能力と推測が可能。
まさに参加者達の身に降りかかったものと同じではないか。
「こいつがボンドルドに協力し、俺達の体を入れ替えたのか?」
呟く脹相だが、その表情はどこか釈然としない様子だった。
本当にギニューが主催者に協力したとして、それならどうしてギニューまで参加者になっているのか。
もしかするとボディーチェンジを参考にして体を入れ替える術式を加茂憲倫が組み上げたのであり、ギニュー本人は主催者と直接の繋がりは無いのかもしれない。
仮説なら幾らでも立てられるが、どれも根拠が弱いものばかり。
本当にギニューが主催者に協力したとして、それならどうしてギニューまで参加者になっているのか。
もしかするとボディーチェンジを参考にして体を入れ替える術式を加茂憲倫が組み上げたのであり、ギニュー本人は主催者と直接の繋がりは無いのかもしれない。
仮説なら幾らでも立てられるが、どれも根拠が弱いものばかり。
ナナもまた難しい顔で考え込んでいた。
ギニューの能力が他者との肉体入れ替えだとして、その範囲はどれくらいのものなのか見当がつかない。
自分と他人の体を入れ替えるのみであり、他人同士の体の入れ替えは不可能という制限が無いとも言い切れない。
加えて、放送では肉体側の意識が目覚める現象が発生していると言われた。
現にナナ自身とて斉木の精神と接触を果たしている。
ボンドルド主催の殺し合いは他人の体と入れ替わったという単純な事態を超え、もっと複雑なものに化しているんじゃあないのだろうか。
現状を鑑みると、そういった結論に至っても不思議はない。
ギニューの能力が他者との肉体入れ替えだとして、その範囲はどれくらいのものなのか見当がつかない。
自分と他人の体を入れ替えるのみであり、他人同士の体の入れ替えは不可能という制限が無いとも言い切れない。
加えて、放送では肉体側の意識が目覚める現象が発生していると言われた。
現にナナ自身とて斉木の精神と接触を果たしている。
ボンドルド主催の殺し合いは他人の体と入れ替わったという単純な事態を超え、もっと複雑なものに化しているんじゃあないのだろうか。
現状を鑑みると、そういった結論に至っても不思議はない。
「そういえば……」
「どうした?ギニューの事で何か分かったのか?」
「ギニューかどうかはまだ分かりませんが、杉元さんから聞いた話で気になる事を思い出しまして…」
「どうした?ギニューの事で何か分かったのか?」
「ギニューかどうかはまだ分かりませんが、杉元さんから聞いた話で気になる事を思い出しまして…」
まだ病院を脹相達が訪れる前、戦兎達とそれぞれの持つ情報を照らし合わせていた時だ。
PK学園でDIOと戦う前にも杉元は危険な参加者と戦闘を行っており、その人物の事を聞かされた。
名前は知らないが痣と札のような耳飾りが特徴の少年。
杉元からも油断ならないと言わしめる、高い戦闘技術の持ち主。
何より無視できない情報として、少年の体に入っていた精神は途中で別人の精神に入れ替わった可能性が高い。
そもそも最初に少年の体に入っていた精神は、恐らく鳥束霊太だった。
それが途中で肉体を追い出され、ケロロという名のカエルへと精神を閉じ込められたのだ。
状況証拠に過ぎないが、鳥束と元々ケロロの体に入っていた何者かの体が入れ替わったと判断してもおかしくはない。
PK学園でDIOと戦う前にも杉元は危険な参加者と戦闘を行っており、その人物の事を聞かされた。
名前は知らないが痣と札のような耳飾りが特徴の少年。
杉元からも油断ならないと言わしめる、高い戦闘技術の持ち主。
何より無視できない情報として、少年の体に入っていた精神は途中で別人の精神に入れ替わった可能性が高い。
そもそも最初に少年の体に入っていた精神は、恐らく鳥束霊太だった。
それが途中で肉体を追い出され、ケロロという名のカエルへと精神を閉じ込められたのだ。
状況証拠に過ぎないが、鳥束と元々ケロロの体に入っていた何者かの体が入れ替わったと判断してもおかしくはない。
「つまりその時に体を入れ替えたのがギニューだと?」
「可能性としては有り得る話だと思います。今でもその少年の体に入っているかは分かりませんけど」
「可能性としては有り得る話だと思います。今でもその少年の体に入っているかは分かりませんけど」
ちなみに悲鳴嶼達と情報の共有をもっとしっかり行っていたら、耳飾りの少年は竈門炭治郎だと気付けただろう。
「ギニューが本当にボンドルドに協力したかは別として、フリーザと関係があるのはほぼ確定だ。なら奴を捕えればフリーザの情報を引き出せるかもしれん。今どこに居るのかは知らんが」
「…思ったんですけど、ギニューも宇宙船に向かっているとは考えられませんか?自分と関係のある場所なら気になるでしょうし」
「…思ったんですけど、ギニューも宇宙船に向かっているとは考えられませんか?自分と関係のある場所なら気になるでしょうし」
ナナの言う通り、ギニューがフリーザの関係者ならば宇宙船を無視するとは考えにくい。
それならこのまま宇宙船でギニューを待ち構え、やって来た所を捕えてフリーザに関し知っている事を吐かせる。
肉体とはいえ主催者側にいる者の情報を手に入れられるチャンスだ。
問題は自分達だけでギニューに勝てるか否かという点。
戦兎達がいつ宇宙船へ来るか分からない以上、彼らをアテには出来ない。
斉木の超能力を使える確実な保障の無いナナと、一般人の燃堂は戦力として数えるには不安が大きい。
よって戦闘は脹相としんのすけに任せるしかないだろう。
それならこのまま宇宙船でギニューを待ち構え、やって来た所を捕えてフリーザに関し知っている事を吐かせる。
肉体とはいえ主催者側にいる者の情報を手に入れられるチャンスだ。
問題は自分達だけでギニューに勝てるか否かという点。
戦兎達がいつ宇宙船へ来るか分からない以上、彼らをアテには出来ない。
斉木の超能力を使える確実な保障の無いナナと、一般人の燃堂は戦力として数えるには不安が大きい。
よって戦闘は脹相としんのすけに任せるしかないだろう。
何にしても既にフリーザの宇宙船へ行くと戦兎達へ書き置きを残しているのだ。
今になって宇宙船以外の場所へ移動し、戦兎達との合流が遠のく事態は避けたい。
モニターから粗方の情報を入手し終えると、しんのすけと燃堂にこれからの方針を伝える。
自分達はこのまま宇宙船で戦兎達を待つ、もしかしたらギニューという危険な参加者がやって来るかもしれないので用心して欲しい。
今になって宇宙船以外の場所へ移動し、戦兎達との合流が遠のく事態は避けたい。
モニターから粗方の情報を入手し終えると、しんのすけと燃堂にこれからの方針を伝える。
自分達はこのまま宇宙船で戦兎達を待つ、もしかしたらギニューという危険な参加者がやって来るかもしれないので用心して欲しい。
「お?その牛乳とかってのと喧嘩すんのか?」
「ギニューですよ、それに喧嘩じゃ…いえとにかく用心しおいてください」
「ギニューですよ、それに喧嘩じゃ…いえとにかく用心しおいてください」
燃堂への詳しい説明はこちらが疲れるだけなので放棄。
危険な輩が来るかもしれないという事だけ分かれば、今はそれで良しとする。
やる気満々に如意棒を振り回している燃堂とは反対に、悩んでいるような顔をするのはしんのすけだ。
危険な輩が来るかもしれないという事だけ分かれば、今はそれで良しとする。
やる気満々に如意棒を振り回している燃堂とは反対に、悩んでいるような顔をするのはしんのすけだ。
「ねーねーナナちゃん。煉獄のお兄さんのお友だちは別のところにいるの?」
「え?あ、はい。さっきも言いましたけど、善逸さん達はしのぶさんという方を助ける為に街へ向かったんです」
「……オラも、そっちに行っちゃだめ?」
「え?あ、はい。さっきも言いましたけど、善逸さん達はしのぶさんという方を助ける為に街へ向かったんです」
「……オラも、そっちに行っちゃだめ?」
ナナ達と話をしたお陰で煉獄の仲間の名前と、今どこにいるかを知る事が出来た。
しんのすけとしては彼らに会い、煉獄の事を伝えたいという気持ちが強い。
それに善逸達が向かった街には相当な強さを持った危険な男がいるかもしれないのだ。
煉獄の友達がピンチになっているなら、何としても助けたい。
しんのすけとしては彼らに会い、煉獄の事を伝えたいという気持ちが強い。
それに善逸達が向かった街には相当な強さを持った危険な男がいるかもしれないのだ。
煉獄の友達がピンチになっているなら、何としても助けたい。
「ちょいと待てよムキムキ」
「…今のはしんのすけの事を言ってるのか?」
「多分…あ、筋肉質だからムキムキ呼びなんですね」
「安直過ぎるだろ」
「…今のはしんのすけの事を言ってるのか?」
「多分…あ、筋肉質だからムキムキ呼びなんですね」
「安直過ぎるだろ」
小声で会話するナナと脹相には気付かず、燃堂はしんのすけと正面から向き合う。
真剣味を帯びキリッとした瞳、それでいて安心させるような笑み。
これまでの馬鹿とは別人のような雰囲気が漂っていた。
真剣味を帯びキリッとした瞳、それでいて安心させるような笑み。
これまでの馬鹿とは別人のような雰囲気が漂っていた。
「おめーが小力3号達を心配すんのは分かった。でもよ、アイツらなら大丈夫だと思うぜ?デオとかいう奴になんか負けやしねーよ」
「でも……」
「でも……」
DIOの名前を言い間違えてるのはともかく、戦兎達への信頼を込めた言葉だ。
それでもしんのすけは納得がいかず、口籠る。
それでもしんのすけは納得がいかず、口籠る。
「桐生が言ってたんだよ。おれっちにはおれっちの役割があるって。だからおれっちはここで桐生達が来るのを待つし、牛乳が襲って来んのなら返り討ちにしてやる。桐生がおれっちを信頼してくれたんなら、おれっちはそれに応えてぇ」
「……おい、こいつは誰だ?」
「……気持ちは分かりますが、燃堂さんですよ」
「……おい、こいつは誰だ?」
「……気持ちは分かりますが、燃堂さんですよ」
急にマトモな事を言い出した燃堂に困惑を隠せないナナと脹相。
だが燃堂とて年がら年中馬鹿な事しか言わない男でもない。
嘗て斉木が超能力を使った場面を友人一同に見られた時、混乱する海堂達を落ち着かせたように燃堂だって真面目になりもする。
だが燃堂とて年がら年中馬鹿な事しか言わない男でもない。
嘗て斉木が超能力を使った場面を友人一同に見られた時、混乱する海堂達を落ち着かせたように燃堂だって真面目になりもする。
「…まぁ、お前の気持ちを否定するつもりは無いが、どの道その体じゃあ却ってアイツらの足を引っ張るだけになるんじゃないか?」
脹相の指摘にしんのすけは言葉に詰まった。
サイヤ人は地球人よりも高い生命力を持つとはいえ、今のしんのすけは万全とは程遠い。
おたすけするつもりが、自分のせいでピンチに追い込んでしまう。
それはしんのすけだって望まない。
サイヤ人は地球人よりも高い生命力を持つとはいえ、今のしんのすけは万全とは程遠い。
おたすけするつもりが、自分のせいでピンチに追い込んでしまう。
それはしんのすけだって望まない。
「あっ!お毛が酷いなら治せるのがあったゾ!」
微妙にイントネーションが違うが、それを言われるより早く部屋を出る。
何事かとナナ達が後を追いかけ、辿り着いたのはドーム型の機械…回復ポッドが置かれた部屋。
ご丁寧に説明書きがされてあるのを見つけ、これで傷の回復が可能らしい。
確かにこれを使えばしんのすけも万全の状態で戦える。
だが困った事に、回復ポッドは一度しか使えない。
もし戦兎達がここに来た時、重症の者がいるにも関わらず先に回復ポッドを使ってしまったせいで助からないとなるかもしれない。
特にそれが戦兎だった場合は非常にマズい。
首輪の解除の有力候補であり、斉木が伝えようとした言葉に関係するだろう人材だ。
現状、ナナの中では燃堂と同じく死ぬのを防ぎたい相手である。
一方でギニューがやって来る可能性を考えれば、しんのすけを万全の状態まで回復させ待ち構えるのも悪い手ではない。
尤も回復にどれくらいの時間が掛かるか不明な以上、回復の途中でギニューに襲われる可能性にも留意する必要があった。
何事かとナナ達が後を追いかけ、辿り着いたのはドーム型の機械…回復ポッドが置かれた部屋。
ご丁寧に説明書きがされてあるのを見つけ、これで傷の回復が可能らしい。
確かにこれを使えばしんのすけも万全の状態で戦える。
だが困った事に、回復ポッドは一度しか使えない。
もし戦兎達がここに来た時、重症の者がいるにも関わらず先に回復ポッドを使ってしまったせいで助からないとなるかもしれない。
特にそれが戦兎だった場合は非常にマズい。
首輪の解除の有力候補であり、斉木が伝えようとした言葉に関係するだろう人材だ。
現状、ナナの中では燃堂と同じく死ぬのを防ぎたい相手である。
一方でギニューがやって来る可能性を考えれば、しんのすけを万全の状態まで回復させ待ち構えるのも悪い手ではない。
尤も回復にどれくらいの時間が掛かるか不明な以上、回復の途中でギニューに襲われる可能性にも留意する必要があった。
(さてどうする?)
今使うか、温存すべきか。
回復ポッドの使い道にナナは頭を悩ませた。
回復ポッドの使い道にナナは頭を悩ませた。
【C-1 フリーザの宇宙船の内部/午後】
【野原しんのすけ@クレヨンしんちゃん】
[身体]:孫悟空@ドラゴンボール
[状態]:体力消耗(大)、ダメージ(中)、腕に斬傷、胸部に斬傷(大・止血済み)、貧血気味、右手に腫れ、左腕に噛み痕(止血済み)、決意、深い悲しみ
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ぴょんぴょんワープくん@ToLOVEるダークネス(4時間使用不可)、ランダム支給品0~1、シロの首輪
[思考・状況]
基本方針:悪者をやっつける。
1:街に行きたいけど、待ってる方が良いの…?
2:おじさん(産屋敷)とちゃんとおはなししたい。
3:逃げずに戦う。
4:困っている人がいたらおたすけしたい。
5:ミチルちゃん達の無事を祈る。
6:オラの身体が悪者に使われなければいいが・・・・
7:煉獄のお兄さんのお友達に会えたらその死を伝える。
[備考]
※殺し合いについてある程度理解しました。
※身体に慣れていないため力は普通の一般人ぐらいしか出せません、慣れれば技が出せるかもです。(もし出せるとしたら威力は物を破壊できるくらい、そして消耗が激しいです)
※自分が孫悟空の身体に慣れてきていることにまだ気づいていません。コンクリートを破壊できる程度には慣れました。痛みの反動も徐々に緩和しているようです。
※名簿を確認しました。
※気の開放により瞬間的に戦闘力を上昇させました。ですが消耗が激しいようです。
※悟空の記憶を見た影響で、かめはめ波を使用しました。
[身体]:孫悟空@ドラゴンボール
[状態]:体力消耗(大)、ダメージ(中)、腕に斬傷、胸部に斬傷(大・止血済み)、貧血気味、右手に腫れ、左腕に噛み痕(止血済み)、決意、深い悲しみ
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ぴょんぴょんワープくん@ToLOVEるダークネス(4時間使用不可)、ランダム支給品0~1、シロの首輪
[思考・状況]
基本方針:悪者をやっつける。
1:街に行きたいけど、待ってる方が良いの…?
2:おじさん(産屋敷)とちゃんとおはなししたい。
3:逃げずに戦う。
4:困っている人がいたらおたすけしたい。
5:ミチルちゃん達の無事を祈る。
6:オラの身体が悪者に使われなければいいが・・・・
7:煉獄のお兄さんのお友達に会えたらその死を伝える。
[備考]
※殺し合いについてある程度理解しました。
※身体に慣れていないため力は普通の一般人ぐらいしか出せません、慣れれば技が出せるかもです。(もし出せるとしたら威力は物を破壊できるくらい、そして消耗が激しいです)
※自分が孫悟空の身体に慣れてきていることにまだ気づいていません。コンクリートを破壊できる程度には慣れました。痛みの反動も徐々に緩和しているようです。
※名簿を確認しました。
※気の開放により瞬間的に戦闘力を上昇させました。ですが消耗が激しいようです。
※悟空の記憶を見た影響で、かめはめ波を使用しました。
【柊ナナ@無能なナナ】
[身体]:斉木楠雄@斉木楠雄のΨ難
[状態]:精神的疲労
[装備]:フリーズロッド@ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド
[道具]:基本支給品、ライナー・ブラウンの銃@進撃の巨人、ランダム支給品0~1(確認済み)、病院内で手に入れた道具多数
[思考・状況]
基本方針:まずは脱出方法を探す。他の脱出方法が見つからなければ優勝狙い
1:フリーザの宇宙船で戦兎達を待つ。回復ポッドは今使うか温存すべきか…
2:宇宙船にギニューが来るなら、捕えてフリーザに関する情報を吐かせる
3:「かめ」とは何だ…?後に続く言葉はあるのか?何か重要なものなのか?
4:「かめ」は「仮面ライダー」なのか?ならば、主催陣営の誰かが変身するということなのか?
5:斉木楠雄の精神復活は想定内だったのか?だとしたら何のために?
6:変身による女体化を試すべきかどうか…
7:犬飼ミチルとは可能なら合流しておく。能力には期待出来そうだ
8:首輪の解除方法を探しておきたい。今の所は桐生戦兎に期待
9:能力者がいたならば殺害する。並行世界の人物であろうと関係ない
10:エボルトを警戒。万が一自分の世界に来られては一大事なので殺しておきたいが、面倒な事になったな
11:可能であれば主催者が持つ並行世界へ移動する手段もどうにかしたい
12:何故小野寺キョウヤの体が主催者側にある?斉木空助は何がしたい?
13:斉木楠雄は確実に殺害する。たとえ本当に悪意が無かったとしても、もし能力の暴発でもして自分の世界に来られたらと思うと安心できない。
14:13のためなら、それこそ、自分の命と引き換えにしてでも…
[備考]
※原作5話終了直後辺りからの参戦とします。
※斉木楠雄が殺し合いの主催にいる可能性を疑っています。
※超能力は基本的には使用できませんが、「斉木楠雄」との接触の影響、もしくは適応の影響で使えるようになる可能性があるかもしれません。
※サイコメトリーが斉木楠雄の肉体に発動しましたが、今後は作動しません。
※参加者が並行世界から集められている可能性を知りました。
※貨物船の精神、又は肉体のどちらかが能力者だと考えています。
※小野寺キョウヤが主催に協力している可能性を疑っています。
※主催側に、自分の身体とは別の並行世界の斉木楠雄がいる可能性を伝えられました。今のところは半信半疑です。
※主催側にいる斉木楠雄がマインドコントロールを使った可能性を疑っています。自分がやったかどうかについては、否定されたため可能性としての優先順位は一応低くしています。
※並行世界の同一人物の概念を知りました
※主催陣営が参加者の思考までをも監視している可能性を考えています。
※「かめ」=仮面ライダーだと仮説した場合、主催陣営の誰かがビルド、斬月、エターナルのいずれかのライダーに変身するのではないかと考えています。
[身体]:斉木楠雄@斉木楠雄のΨ難
[状態]:精神的疲労
[装備]:フリーズロッド@ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド
[道具]:基本支給品、ライナー・ブラウンの銃@進撃の巨人、ランダム支給品0~1(確認済み)、病院内で手に入れた道具多数
[思考・状況]
基本方針:まずは脱出方法を探す。他の脱出方法が見つからなければ優勝狙い
1:フリーザの宇宙船で戦兎達を待つ。回復ポッドは今使うか温存すべきか…
2:宇宙船にギニューが来るなら、捕えてフリーザに関する情報を吐かせる
3:「かめ」とは何だ…?後に続く言葉はあるのか?何か重要なものなのか?
4:「かめ」は「仮面ライダー」なのか?ならば、主催陣営の誰かが変身するということなのか?
5:斉木楠雄の精神復活は想定内だったのか?だとしたら何のために?
6:変身による女体化を試すべきかどうか…
7:犬飼ミチルとは可能なら合流しておく。能力には期待出来そうだ
8:首輪の解除方法を探しておきたい。今の所は桐生戦兎に期待
9:能力者がいたならば殺害する。並行世界の人物であろうと関係ない
10:エボルトを警戒。万が一自分の世界に来られては一大事なので殺しておきたいが、面倒な事になったな
11:可能であれば主催者が持つ並行世界へ移動する手段もどうにかしたい
12:何故小野寺キョウヤの体が主催者側にある?斉木空助は何がしたい?
13:斉木楠雄は確実に殺害する。たとえ本当に悪意が無かったとしても、もし能力の暴発でもして自分の世界に来られたらと思うと安心できない。
14:13のためなら、それこそ、自分の命と引き換えにしてでも…
[備考]
※原作5話終了直後辺りからの参戦とします。
※斉木楠雄が殺し合いの主催にいる可能性を疑っています。
※超能力は基本的には使用できませんが、「斉木楠雄」との接触の影響、もしくは適応の影響で使えるようになる可能性があるかもしれません。
※サイコメトリーが斉木楠雄の肉体に発動しましたが、今後は作動しません。
※参加者が並行世界から集められている可能性を知りました。
※貨物船の精神、又は肉体のどちらかが能力者だと考えています。
※小野寺キョウヤが主催に協力している可能性を疑っています。
※主催側に、自分の身体とは別の並行世界の斉木楠雄がいる可能性を伝えられました。今のところは半信半疑です。
※主催側にいる斉木楠雄がマインドコントロールを使った可能性を疑っています。自分がやったかどうかについては、否定されたため可能性としての優先順位は一応低くしています。
※並行世界の同一人物の概念を知りました
※主催陣営が参加者の思考までをも監視している可能性を考えています。
※「かめ」=仮面ライダーだと仮説した場合、主催陣営の誰かがビルド、斬月、エターナルのいずれかのライダーに変身するのではないかと考えています。
【燃堂力@斉木楠雄のΨ難】
[身体]:堀裕子@アイドルマスターシンデレラガールズ
[状態]:後頭部に腫れ、鳥束の死に喪失感
[装備]:如意棒@ドラゴンボール
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1
[思考・状況]
基本方針:お?
1:お?
[備考]
※殺し合いについてよく分かっていないようです。ただ何となく異常な場であるとは理解したようです。
※柊ナナを斉木楠雄の弟だと思っているようです。
※自分の体を使っている人物は堀裕子だと思っているようです。
※桐生戦兎とビルドに変身した後の姿を、それぞれ別人だと思っているようです。
※斬月に変身した甜花も、同じく別人だと思っているようです。
※斉木空助を斉木楠雄の兄とは別人だと思っているようです。
※斉木楠雄が病院の近くにいると思っていましたがそのことを忘れています。
[身体]:堀裕子@アイドルマスターシンデレラガールズ
[状態]:後頭部に腫れ、鳥束の死に喪失感
[装備]:如意棒@ドラゴンボール
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1
[思考・状況]
基本方針:お?
1:お?
[備考]
※殺し合いについてよく分かっていないようです。ただ何となく異常な場であるとは理解したようです。
※柊ナナを斉木楠雄の弟だと思っているようです。
※自分の体を使っている人物は堀裕子だと思っているようです。
※桐生戦兎とビルドに変身した後の姿を、それぞれ別人だと思っているようです。
※斬月に変身した甜花も、同じく別人だと思っているようです。
※斉木空助を斉木楠雄の兄とは別人だと思っているようです。
※斉木楠雄が病院の近くにいると思っていましたがそのことを忘れています。
【脹相@呪術廻戦】
[身体]:ゲルトルート・バルクホルン@ストライクウィッチーズシリーズ
[状態]:健康
[装備]:竈門炭治郎の斧@鬼滅の刃、松平の拳銃@銀魂
[道具]:基本支給品、アタッシュショットガン@仮面ライダーゼロワン、零余子の首輪、予備マガジン、フラックウルフFw190D-6@ストライクウィッチーズシリーズ
[思考・状況]基本方針:どけ!!!俺はお兄ちゃんだぞ!!!主催者許さん!!!ぶっつぶす!!!
1:フリーザの宇宙船で悲鳴嶼達を待つ。ギニューが来るなら捕えてフリーザに関する情報を吐かせる。
2:殺し合いには乗らない。
3:「出来る限り」殺しは控える。
4:一応悲鳴嶼の言う通り危うい行動はしないよう注意する。
5:あいつ(神楽)には嫌われたみたいだな…
6:両面宿儺を警戒。今は遭遇したくない
7:もし虎杖の肉体が参加させられているなら、持ち帰りたい
8:お前が関わっているのか?加茂憲倫…!!
9:斉木楠雄の精神の復活は想定内なのか?だとしたらなんのために?
10:自分の弟を殺し合いに巻き込む斉木空助に不快感
[備考]
※原作第142話「お兄ちゃんの背中」終了直後から参戦とします。
※ユニット装着時の飛行は一定時間のみ可能です。
※虎杖悠仁は主催陣営に殺されたと考えています。
※竈門炭治郎の斧に遠坂凛(身体)の血が付着しています。
※服や体にも少量ですが血が飛び散っています。
※悲鳴嶼行冥たち鬼殺隊を呪術師の集まりだと思ったままです。
※鬼舞辻無惨は呪霊の一種だと思っています。
[身体]:ゲルトルート・バルクホルン@ストライクウィッチーズシリーズ
[状態]:健康
[装備]:竈門炭治郎の斧@鬼滅の刃、松平の拳銃@銀魂
[道具]:基本支給品、アタッシュショットガン@仮面ライダーゼロワン、零余子の首輪、予備マガジン、フラックウルフFw190D-6@ストライクウィッチーズシリーズ
[思考・状況]基本方針:どけ!!!俺はお兄ちゃんだぞ!!!主催者許さん!!!ぶっつぶす!!!
1:フリーザの宇宙船で悲鳴嶼達を待つ。ギニューが来るなら捕えてフリーザに関する情報を吐かせる。
2:殺し合いには乗らない。
3:「出来る限り」殺しは控える。
4:一応悲鳴嶼の言う通り危うい行動はしないよう注意する。
5:あいつ(神楽)には嫌われたみたいだな…
6:両面宿儺を警戒。今は遭遇したくない
7:もし虎杖の肉体が参加させられているなら、持ち帰りたい
8:お前が関わっているのか?加茂憲倫…!!
9:斉木楠雄の精神の復活は想定内なのか?だとしたらなんのために?
10:自分の弟を殺し合いに巻き込む斉木空助に不快感
[備考]
※原作第142話「お兄ちゃんの背中」終了直後から参戦とします。
※ユニット装着時の飛行は一定時間のみ可能です。
※虎杖悠仁は主催陣営に殺されたと考えています。
※竈門炭治郎の斧に遠坂凛(身体)の血が付着しています。
※服や体にも少量ですが血が飛び散っています。
※悲鳴嶼行冥たち鬼殺隊を呪術師の集まりだと思ったままです。
※鬼舞辻無惨は呪霊の一種だと思っています。
121:絶対絶望バースデー | 投下順に読む | 123:Did you see the sunrise? |
時系列順に読む | 124:すべてがそこにありますように(前編) | |
112:フリーザルーム | 野原しんのすけ | 132:拳願阿修羅 -CHAINSAW BLOOD- |
115:仕組まれた復活? | 柊ナナ | |
燃堂力 | ||
脹相 |