魔刀戦記-小狐丸-

予告

真の強敵は魔刀にあらず!?
魔刀戦記-小狐丸-
世界を揺るがす大変動の前触れを目撃せよ!

望月千代女が掴んだ情報により鬼道衆の攻勢を掴んだわしらは、織田家との共闘と自国防衛の
二面作戦を展開する事となる。
織田家や招き猫の王国の問題を解決するのはおぬし、自国防衛に回るのはわしと、いつぞやの
戦いの時とは逆の布陣となっておるな。
幻象刀 小狐丸を中心とした鬼道衆の部隊がわしらの敵となるが、今回の戦いを通じ鬼道衆でも
天狐族でも無い、不気味な勢力の影を知る事ともなる。
何かが動き始めておるのじゃろうか……今のわしらでは想像だに出来ぬ大きな何かが

イベントストーリー

開幕 天狐の魔刀

+ ...
ひまり
やれやれ、鬼道衆の連中も無駄にやる気を見せおってからに……状況はどうじゃ?

紫音
まだ本格的にはぶつかりあってませんが、それも時間の問題だと聞いてます

ひまり
千代女の報告が確かなのであれば、今回の魔刀は我らが三狐の領域に伝わる奴じゃな

ひまり
その名を幻象刀 小狐丸と呼ぶ、紫音は知っておるか?

紫音
天狐族が管理していたとは聞いてましたが、それ以外はあんまり分からないです

ひまり
幻象の名が示す通り、幻を操る事を得意とする奴であるな

ひまり
じゃがその半面、正面切った勝負が不得手な所もあるので、要は戦い方次第じゃ

紫音
なるほど、昔戦った破鴉丸さんに似てるんですね、幻を見せるのが得意な辺りが

ひまり
うむ、今回は(プレイヤー)がおらんので破鴉丸の時の様な失態を見せずには済むであろう

紫音
破鴉丸の時ですか?えーっと、あっ……

ひまり
あれだけ嫁を抱えれおれば問題無いのかも知れぬが、紫音はあくまで最終手段であるからな

紫音
ええっ!?わたしも、手段に含まれちゃうんですか?

ひまり
この場で多くは語らぬが、それ程までに王族の血とは他に替えの効かぬ重要な物なのじゃ

ひまり
おぬしも王族に生まれた者である以上、ある種の覚悟は決めておいてもらうぞ?

紫音
はっ、はいっ!その、ふつつか者ですが、頑張りますっ!

ひまり
うむ、ではうるさいのが来る前にこの場はお開きとしておこう

第1話 大友家より軍師来たる

+ ...
ひまり
おぬしが大友家からの援軍じゃな?よろしく頼むぞ

角隈石宗
アタシは|角隈石宗|(ツノクマセキソウ)よん、こちらこそよろしくねぇん

ひまり
これはまた強烈な奴が来てしまったのう……確か、大友宗麟の教師役であったか

角隈石宗
そうよん、宗麟ちゃんも、道雪ちゃんも、ウフフ、私が手取り足とり教えてあげたのぉ

ひまり
何!?立花道雪もおぬしに師事しておったのか?

角隈石宗
失礼しちゃうわぁ、私こう見えても軍師もやっちゃってるのよぅ?

角隈石宗
お天気の予測から軍学のいろはまで、道雪ちゃんは私が育てたような物なのぉ、ウフフ

ひまり
あの宗麟を育てたとなれば納得じゃが、立花道雪までもか……大友家の人材は両極端じゃな

角隈石宗
早速だけどはい!手土産代わりにこれをあげるわぁ

ひまり
ん?……ぬおっ!彼我の戦力分析とその対策が事細かに、こんな物をいつ用意出来た?

角隈石宗
さっき資料を貰えたから……ささっと作っておいたのよぅ、それでお気に召したかしら?

ひまり
うーむ……、ほほう、これがあれば初動の展開がかなり楽になりそうじゃ、でかしたぞ!

角隈石宗
アタシお仕事嫌いだからぁ、早く片付けて手を切りたいの

角隈石宗
ご満足いただけたみたいだし、お城を見て回ってても良いかしら?

ひまり
うむ、十分過ぎる程の仕事であったぞ、後は好きにせい

角隈石宗
じゃあお言葉に甘えるわぁ、ぎん千代ちゃんや宗茂君で遊ぶの久しぶりぃ、楽しみねぇ

ひまり
わしが驚き役に徹する事になろうとは……あなどれん奴め

第2話 賀茂家のよくある光景

+ ...
賀茂朱美
きゃああ!止まって、駄目だって!ほんと無理、あああっ!ちょっと、止まってー!

ひまり
何故うっとりとした表情を浮かべておるのじゃ?

賀茂静流
だってほら……あの朱美様の慌てようを見てください、思わず頬が緩みますでしょう?

ひまり
そうか、(プレイヤー)からも聞いておったがいい性格をしておるのう……

賀茂朱美
言う事を聞きなさい!賀茂家の当主である私が使役してるのよ、って、こらー!

賀茂静流
いつもあの印を逆に切ってしまって、それに全く気が付かないのですよ、ウフフ……

ひまり
わしも陰陽道にはそこまで明るく無いが、奴が訓練している術はかなり高位の物ではないか?

賀茂静流
ええ、今の朱美様にとっては手に負えない身分不相応な符術に挑戦されておりますね

ひまり
あれは、成功の見込みはあるのか?

賀茂静流
全くありませんよ?天地が逆さになったとしても、制御は不可、身につく事はありえません

ひまり
それを教えてやれば……とは思うのじゃが、おぬしにとっては愚問であるか

賀茂静流
ひまりさんも私の事を正しく認識してくれているようで、嬉しい限りです

賀茂静流
私のささやかな楽しみを奪わないでいただけるお心遣い、感謝致しますね

ひまり
わしも人の趣味にとやかく言う気はないのでな

ひまり
奴も背伸びせず、地道に術の修練を積めばもっと強くなれるであろうに、惜しいのう

ひまり
やはり、家を背負って立つとの重圧が空回っとる感じか?あの調子であれば

賀茂静流
ご明察よ、賀茂家の当主として相応の力を身に付けばならない、との焦りが原因ですね

賀茂静流
初歩的な術を今更学ぶのは不格好、されど高位の術には手が出ず進退極まれり……

ひまり
すばるの時もそうであったが、陰陽道を志す者はどうも無駄に焦る傾向があるな

賀茂朱美
だからもう、違うって!わああっ、私がご主人様なの!こっち、こっちくんなー!

第3話 小狐丸のかつての主

+ ...
ひまり
ずいぶんと好き勝手に暴れ回っておるようじゃな?小狐丸よ

小狐丸
げげっ!ひ、|ひまり|様ぁ!?今頃は奈落と戦ってるはずじゃないの?

紫音
ひまり様はあの魔刀と顔見知りなんですか?

ひまり
顔見知りも何も、遠い昔は奴の主人であったのじゃ

小狐丸
そうそう、|ひまり|様って魔刀使いが荒くてさー、私の事を道具か何かと勘違いしてたね

ひまり
やかましい、わしの話に割り込むでない!

小狐丸
ひいいっ!

ひまり
奴は三狐の領域を束ねる王が所有すべき物でな、なんじゃ、知らなかったのか?

紫音
あっ、そう言えば……ちっちゃい頃に習いました

紫音
仙狐、妖狐、天狐、その時々で一番力を持ってる種族の王が所有する魔刀、ですよね

ひまり
うむ、わしが眠りにつく前は仙狐族の天下であったので、その王たるわしが持っていた

ひまり
だが現状は、天狐族の奴らが幅を利かせておるので奴らが管理していたはずじゃ

小狐丸
その通り!天狐族に管理されていた私でありましたが、鬼道衆の奴らに盗まれましてね

小狐丸
あーどうしよう、私、誘拐されちゃったあ!どうしようどうしよう!と困ってたんです

小狐丸
でもね、よくよく考えると、これって自由の身じゃない?別に悪い話じゃなくない?って

小狐丸
そこで思い立った私は……あああっ!危ない、まだ話の途中ですよ!?

紫音
本当に襲いかかっても良かったんですか?ひまり様

ひまり
奴のおしゃべりに付き合うのは時間の浪費でしか無いからのう、構わずやれ

小狐丸
相変わらずの冷徹ぶりなんだから、くそう、魔刀の力を思い知らせてやるー!

紫音
(どうしよう、憎めない敵はどうもやり難いなぁ……)

第4話 禁忌の爪痕

+ ...
大友宗麟
やあ|ひまり|君!どうだね、我が大友家が誇る頭脳!角隈石宗はお役に立ててるかね

ひまり
人格に少々難がありそうじゃが、即戦力となる素晴らしき人材ではあるな

大友宗麟
そうだろうそうだろう!何せ彼女は私の教育係を務める程さ、能力に関しては私が保障しよう

ひまり
おぬしも、もうちっとばかりあの有能さを継承出来ると良かったんじゃがな

大友宗麟
ノンノン、私がこれ以上の物を授かっては神々ですら嫉妬してしまうだろう?それはいけない

ひまり
しかしおぬしは随分と上手に猫を被っておるのう、これと言った問題も起こさぬではないか

ひまり
内乱騒ぎの時はずいぶんと好き勝手やってくれたので、かなり警戒しておったんじゃがな

大友宗麟
あの時の私は何もかもが絶好調過ぎてね、ついつい興が乗り過ぎてしまったよ、ハッハッハ!

大友宗麟
と、言うのは冗談でね……あの時は何と言えばいいか

大友宗麟
自分の意思と体が乖離していくような?恐怖心を常に覚えてもいたのだよ

大友宗麟
本来私は女性の嫌がる事はしないジェントルメンであるのだよ、信じられないだろうがね

ひまり
ほほう、ではあの時のおぬしは未知なる力に操られておったのだ無罪であったと言うか?

大友宗麟
得体の知れぬ力を免罪符にするなんて私の流儀ではない、甘く見ないでくれたまえ

大友宗麟
彼女達には心からのお詫びを行い、琴音君の家族を始め援助もさせて貰っている

大友宗麟
無論、それで許しを得ようなどとも思っちゃいない、全ては私の自己満足だがね

ひまり
ふむ、当人同士の問題にわしが首を突っ込む事では無いが、反省はしておると

ひまり
おぬしの言葉を真に受けるなら、禁忌の力はその名の通り忌むべき存在になりそうじゃな

大友宗麟
おいそれと手を出しては行けないタブーか、君達の世界にはまだまだ危険が眠っていそうだ

大友宗麟
おっと失礼!紳士の社交場へと出向く時間のようだ、お元気で!アデュー!

ひまり
まだ胸がどうだの下着がどうだの語りあうだけであろうに……

第5話 驚異、強襲

+ ...
仙狐新米隊長
どうした、被害を!被害を報告しろー!

仙狐一般兵
駄目です隊長ぉ!被害も何も、この地区は我々の隊しか生き残ってません!

仙狐一般兵
早く逃げないと、奴が……奴が来てしまいます、撤退の指示を!

仙狐新米隊長
くそっ、何者なんだ奴は、仙狐族だけじゃなく鬼道衆の連中まで襲うとは……

仙狐一般兵
ひいいぃ!きっ、来たっ!奴が来たあああぁ!

???
カハハハハァッ!地を這う下等な虫ケラ共が、貴様らは滅びの運命からは逃れられんぞぉ!

仙狐新米隊長
はっ、速い!くっ、駄目だっ!おっ、おがああちゃーーーん!

???
潔く死ねぇ!

後方からの声
そこまでだ!

立花道雪
ああ?何者だ貴様

仙狐一般兵
道雪さんだ!道雪さんの隊が来てくれたぞ!

立花道雪
その男、地道に功を積み重ねようやく隊を任される程の地位を得たのだ

立花道雪
貴様のような者が奪っていい命ではない、相手は俺の隊が引き受けよう

仙狐新米隊長
お、恩に着ます!

立花道雪
気にするな、お前は早く陣に戻り皆の者に奴の存在を知らせてくれ

???
正義の味方の登場か、いいだろう……貴様から捻り潰してくれるわ!

立花道雪
(ただ者では無いな……それに加えて何だ?他の妖魔達とは何かが違う)

第6話 迅速な援軍

+ ...
ひまり
仙狐族と鬼道衆の双方に襲いかかる謎の敵か……ご苦労、下がっていいぞ

紫音
道雪さんが食いとめてくれてるんですよね!?早く援軍に行かないと

ひまり
既に手を回しておるのでそう急く事は無い

ひまり
並の相手であれば道雪らの隊で事が足りると思うが、嫌な予感がするのう

島津日新斎
丁度ここに手が空いてる者がおる、わしが後詰に向かった方がよいか?

島津歳久
お爺上が行くなら私もだ!大友の者は嫌いだけど、今は友軍だから助けるぞ!

ひまり
そうじゃな、念には念をと言う事で頼むとしよう

島津日新斎
どうも急を要する事態のようじゃ、わし一人で出向くとしよう

島津歳久
ええ?私、私もお爺上と!一緒に戦いたい、戦わせてほしい!頼む!

島津日新斎
それはならん、言ったじゃろう?急を要するとな……わしについてはこれまい

紫音
日新斎さん、ありえない速度で行軍しますからね!私も見習いたいです

ひまり
紫音であればいずれやってみせると思うが、流石に一朝一夕では無理じゃな

島津日新斎
ではさらばじゃ、歳久はこの地に留まり皆の者を助けてやるのじゃぞ?

島津歳久
分かった、お爺上もお達者で!

島津日新斎
歳久の聞き分けの良さは他の者共にも見習わせたいもんじゃ……

ひまり
では、わしらは引き続き鬼道衆の対処を進めつつ例の敵についての調査を行うぞ

紫音
はい、ひまり様!おにいちゃんも遠くで頑張ってるし、私も頑張ります!

第7話 ヨウマ?ニンゲン?

+ ...
???
どうしたどうしたぁ!?正義の味方よ、威勢が良いのは最初だけか?

立花道雪
何者だ貴様……単なる妖魔ではないな?

???
ヨウマだと?ククク……そうだな、貴様らニンゲンから見た異形の者はヨウマだったな

立花道雪
何を戯言を、これ以上は聞く耳持たんわ!

???
ほう、ちっぽけな虫ケラの割には面白い物を見せてくれるわ

立花道雪
何だと!?俺の雷切が、確実に入ったはずではないか!

???
では今度はこっちの番だなぁ?食らってみろっ!

立花道雪
信じられん、腕の一薙ぎでこの威力か?大した化け物め……

???
どうだ、これが奪う者と奪われる者の差だ、カハハハハァッ!

立花道雪
いかん!俺が状況を見誤るなど……このままでは退く事も叶わん、どうすれば……

第8話 並び立つ両雄

+ ...
島津日新斎
諦めるとはおぬしらしくないぞ、島津を長年苦しめた粘り強さはどこに置いて来た!

立花道雪
はっ!日新斎殿ではないか、何故このような所に

島津日新斎
味方が窮地に陥ればそこに駆けつける、何もおかしな話ではないわ、のう?鬼道雪よ

立花道雪
味方、か……そうだな、この異界の地において向こうの話を持ち出すのは無粋であったか

島津日新斎
ここまで表立って肩を並べるのは初めてじゃが、まあ、互いに遠慮は無しと行こうか

島津日新斎
それに、あそこで突っ立っておるお客さんも待ちわびておるようじゃしな

???
グフフ、こいつは心強い援軍だな?そんな干からびた爺さんに何が出来ると言う

立花道雪
抜かせ、貴様は知らんだろうがこのご老体は百万の援軍にも等しいのだ

立花道雪
おかげで俺にも喝が入ったわ、友の名において貴様を滅する

島津日新斎
百万の援軍とな?それは光栄じゃのう、どれどれ、わしも良い所を見せるとするか

???
のうのうと生かされていただけの連中めが、身の程を教えてやるわ!

第9話 敗北の報せ

+ ...
立花ぎん千代
父上が負傷されただと!?そんな馬鹿な、あの父上だぞ!

ひまり
いいから落ち付けぎん千代、わしだって信じられぬわ

ひまり
あの立花道雪と島津日新斎が力を合わせてこの結果か、奴は一体何者なんじゃ

立花ぎん千代
父上はどこだ、どこに居る?早くご無事を確認しないと……

ひまり
そう焦るでない!何も命に別状がある程の傷とは言っておらんだろう

ひまり
おぬしが会いに行った所で道雪は苦い顔をするだけじゃ、そんな事も想像出来ぬのか

立花ぎん千代
た、確かにその通りだ……無様にうろたえる私の姿を見ても、父上は喜ばないだろう

ひまり
うむ、不幸中の幸いか例の敵はそこまで積極的に襲ってくる訳では無いとの事じゃ

ひまり
それに鬼道衆も奴の対応の追われていると聞く、何とか痛み分けの形にはなったな

立花ぎん千代
私はかつて、これ程までに己の無力さを噛みしめた事は無い……情けない話だ

ひまり
さて、わしは次なる手を講じねばならんので先に失礼するぞ

ひまり
((プレイヤー)がおらぬ今、奴の支えとなれるのは宗茂の奴じゃな)

ひまり
(ぎん千代めが一皮剥けるかどうかの正念場じゃ、後は任せたぞ宗茂よ……)

第10話 真に救いが必要なのは?

+ ...
高橋紹運
あの道雪殿が……にわかには信じられぬが、信じるしか無いのだろうな

立花宗茂
くそっ!俺があんな離れた所で戦ってなけりゃ、すぐにでも駆けつけたのによ!

高橋紹運
俺とて同じ思いだが、過ぎた事を悔やんでも何も始まらないぞ

立花宗茂
でもよ!あぁ、くそっ!俺の不甲斐なさに腹が立って仕方ねえんだ!

高橋紹運
そうだな、お前はまだまだ未熟だ、そして私も、私達は道雪殿に頼り過ぎてしまっていた

立花宗茂
許せねえ、行こうぜ親父!道雪殿の弔い合戦だ!

高橋紹運
勝手に道雪殿を死なすでない……少しは落ち付け、宗茂よ

立花宗茂
これが落ち着いていられるかってんだよ!

高橋紹運
いいから落ち付けと言っているだろう!

立花宗茂
うへえっ、久々に聞いたぜその怒鳴り声、相変わらず頭の芯まで響くな

高橋紹運
聞け宗茂、今最も心を痛め、背負わずとも良い自責の念に苦しんでいる者は誰だ?

立花宗茂
自責の念だって?えっと……あっ、ああっ!もしかして、ぎん千代かぁ?

高橋紹運
ぎん千代の立場や性格を踏まえれば分かるであろう

高橋紹運
もっと己の力が優っていれば、駆けつける事が出来ていれば……とな

立花宗茂
俺、完全に馬鹿じゃねえか、本当に辛いのは親父をやられたぎん千代だってのによ!

高橋紹運
それが分かったなら行ってやれ、お前もたまには旦那らしい所を見せてやらんとな?

立花宗茂
ああ、ありがとな親父……俺、行ってくるぜ!

高橋紹運
だから俺はもうお前の親父では無いと言っているだろうに、しょうがない奴め

第11話 秘伝の奥義

+ ...
立花宗茂
よう、道雪殿の件は災難だったな

立花ぎん千代
宗茂か……今は放っておいてくれ、誰にも会いたく無いのだ

立花宗茂
へえ、泣き腫らした顔を誰にも見られたくないってか?

立花ぎん千代
誰が泣き腫らすか!私は今、気が立っている!お前のいつもの軽口も許せそうに無いぞ

立花宗茂
分かるぜぎん千代、悔しいよな?自分がもっとしっかりしてりゃって、そう思うよな

立花ぎん千代
……

立花宗茂
でも親父に言われたぜ、俺達はまだまだ未熟だ、道雪殿に頼り過ぎだってな

立花宗茂
つまりよ、今回の件はお前だけの問題じゃないって訳よ?俺達全員の問題なんだ

立花宗茂
だからよ!そんな、自分だけが悪いってツラしてよ、全部を背負いこもうとすんなよ、な?

立花ぎん千代
宗茂……しかし、私は!

立花宗茂
ああもう、うるせえな!

立花ぎん千代
なっ、急に何をする宗茂!?何故急にしがみつく!やめろ、私から離れないか!

立花宗茂
いいから黙っとけよ……それ、だんだん落ちついてこねえか?

立花ぎん千代
そ、それは……確かに、落ちついてこない……事も、無い……

立花宗茂
これな、俺がガキの頃に母上が良くやってくれたらしいんだよ、秘伝の奥義って奴だな

立花ぎん千代
これのどこが奥義か……だが、悪く無いのは確かだ

立花宗茂
でよ、俺が思うにお前の焦りや苛立ちって、不安の裏返しなんじゃねえかって思うんだわ

立花宗茂
道雪殿が倒れたってもんで、不安で不安で仕方ない、押しつぶされちまいそうだったと

立花ぎん千代
父上も戦場に立つ以上、覚悟は出来ていたつもりが、む、宗茂ぇ……私は、私はあっ!

立花宗茂
そうそう、これをやられると妙に泣き虫がグズりだすんだよな、今は泣いてスッキリしとけ

第12話 真の奥義

+ ...
伊達×麒麟
ああもう、うるせえな!(宗茂の声色)

ひまり
なっ、急に何をする宗茂!何故急にしがみつく!(裏声)

伊達×麒麟
お前への気持ちが抑えきれねえんだ、ぎん千代……(宗茂の声色)

ひまり
私の事をそんなに……分かった、この勢いに乗って世継ぎを残すぞ!(裏声)

伊達×麒麟
へへっ、今夜は俺の真の奥義を味あわせてやるぜ(宗茂の声色)

立花宗茂
だああああ!何やってんだテメエら!!

伊達×麒麟
何って、愛の確認か?

ひまり
うむ、ようやく夫婦らしくなってきたようじゃからな

立花宗茂
ま、まさか……先日のアレって、筒抜けだったのか?

伊達×麒麟
壁に耳あり障子に目あり、だな

ひまり
鬼の眼にも涙ならぬ、鬼道雪の娘の目にも涙であるな

立花宗茂
何てこった、確かにあの時は周りを気にする余裕なんざ無かったが、うかつだったぜ……

立花宗茂
まてよ、って事はぎん千代も暇人共に弄られてんのか!?

ひまり
今頃は女性陣からの質問責めと祝福の大攻勢に晒されておるじゃろうな

立花宗茂
ったく、良い性格してるぜ、どいつもこいつもな

ひまり
そうむくれる宗茂よ、お前達の一件によりこの城の淀んだ空気が吹き飛んで大助かりじゃ

伊達×麒麟
お前も大将になるってんなら、時には自分の身を犠牲にして味方を盛り上げねえとな、徳川んトコの酒井さんでも見習ってな

立花宗茂
まあいい、あんま恥ずかしい恥ずかしい言ってるとぎん千代に悪いしな、もう気にしねえわ

ひまり
(さて、これで風向きも変わるはずじゃ、そろそろわしらも反撃に移るとしよう)

第13話 幸福は伝播する

+ ...
賀茂朱美
はぁ、お城の皆は楽しそうでいいなぁ、それに比べて私はこんな術すら満足に……

立花ぎん千代
おや?お前は確か陰陽師の

賀茂朱美
ああっ、幸せ絶頂夫婦の方割れだ!

立花ぎん千代
ふっ、最早この城では知らぬ者の方が珍しいようだな……

賀茂朱美
そんな遠い眼をしてるのはどうでもよくて!ねえ、もしかしてさ……今の見てた?

立花ぎん千代
今の、とな?私はたまたま立ち寄っただけだが

賀茂朱美
じゃ、じゃあ良かったわ……あんな失敗を見られたと思ったら恥ずかしくて気を失いそう

立花ぎん千代
なんだ、陰陽道の術でも失敗していたのか?

賀茂朱美
いやああ!安心のあまり声に出しちゃってるじゃないの!?

立花ぎん千代
まったく……術を失敗したからと言って何を恥じる事があるのだ?他愛も無いな

賀茂朱美
今の貴女が言うと、妙に説得力あるわね

立花ぎん千代
だあああっ!それはいい、置いておけ!

立花ぎん千代
でだ、失敗を恥じる事にどれ程の意味がある?誰しもが始めは不得手な未熟者なのだ

賀茂朱美
でもっ!私、賀茂家の当主だし、失敗なんて許されないし……

立花ぎん千代
では問うが、一切の失敗は許さんとの厳命か何かがあるのか?

賀茂朱美
違うわよ、賀茂家の当主たる私が失敗なんて、自分で自分を許せないだけよ

立花ぎん千代
私もかつては立花の跡取りとして父上を越えねば、そう己に言い聞かせては失敗ばかりだった

立花ぎん千代
だが今の私なら言える、そんな物は己を縛る枷でしかない、虚しい一人相撲なのだとな

賀茂朱美
ふ、ふーん……虚しい一人相撲ね、忠告のつもりならありがたく受け取っておくわ

第14話 賀茂家当主再起の日

+ ...
賀茂静流
ふふふ……さようなら私の楽園、さようなら、私のささやかな楽しみ……

ひまり
何を笑顔でブツブツ言っておるのか、少々恐ろしくすらあるぞ

賀茂静流
私の朱美様が残念ながらその呪縛より解き放たれてしまったのですよ

賀茂静流
今じゃ、陰陽道の術も初歩の初歩からコツコツ練習する始末ですよ、はあ……

ひまり
賀茂家の当主が実力を伸ばす以上は、素直に喜ぶべきじゃとは思うが?

ひまり
内心が捻じくれきったおぬしから見れば、何とも難しい状況ではあるな

賀茂静流
朱美様もやれば出来る子なので、きっと恐るべき速度で成長されるでしょうね

賀茂静流
そしてそれは、私と朱美様の蜜月の日々が終わりを迎えると同義、気分も落ち込みますよ

ひまり
おぬしの気持ちも分からんではないが、わしらも遊んでばかりはいられんからのう

ひまり
ここはひとつ、朱美の成長に力を貸してやってくれんかの?

賀茂静流
私も朱美様もいつまでも子供のままではいられませんし、心得ておりますよ

賀茂静流
でも今しばらくは、過ぎ去りし日に思いを馳せさせてくださいませ……

第15話 一方その頃

+ ...
■鬼道衆陣地周辺
???
貴様のような粗末な剣はこの俺が直々に叩きおってやろう!

小狐丸
もう何なのよ!?敵はひまり様達だけじゃないの?あの化け物は何なのよー!

???
カハハァッ!愉悦、これぞ最高の愉悦だ!差し出せ、貴様らは差し出すしかないのだぁ!

小狐丸
ひいぃぃっ!他の魔刀の子は恐れられたり大暴れしたりなのに、なんで私だけぇ?

???
カハハハァッ!愉悦っ、このまま全てを俺がいただいてしまうのも、悪くはないなぁ!

小狐丸
妙な化け物は出て来るし、ひまり様達は手強いし……もう、諦めちゃおうかな……

第16話 総力戦前夜

+ ...
角隈石宗
あのお顔がこわぁい妖魔も、そろそろ黙らせておかないと面倒よねぇ?

ひまり
鬼道衆側も相当手を焼いておるようじゃが、それはわしらにしても同じ事じゃからな

ひまり
次は出し惜しみ無しの総力戦じゃ、徹底的にやるぞ

角隈石宗
確かに半端は駄目ねぇ、道雪ちゃんと島津のお爺ちゃんがやられてしまう程ですもの

ひまり
それにな、奴は妙にわしらを見下してると言うか……態度がデカいのも気に食わんのじゃ!

ひまり
立花夫妻のほっこり事件を通じ我らの士気もうなぎ登りじゃ、今なら行けるぞ

角隈石宗
ぎん千代ちゃんと宗茂君には悪いけどぉ、あれ、当分の間は楽しめそうねぇ♪

ひまり
そういえば、そのぎん千代じゃが姿を見かけんのじゃ、おぬしは知っておるか?

角隈石宗
確かねぇ、道雪ちゃんの所にお見舞いに行くって言ってたかしら?

ひまり
ふむ、今のぎん千代であれば会わせても特に問題は無いか……

角隈石宗
それに、お父様への報告もあるでしょうし……アハハ、大友の未来も明るいわぁ!

第17話 雷切継承

+ ...
立花道雪
宗茂との件は耳に入っているぞ、ぎん千代よ

立花ぎん千代
父上、その……あれは、宗茂の乱心に釣られて、私も……

立花道雪
いいからこっちに来い、まだ足が自由に動かなくてな

立花ぎん千代
は、はいっ、分かりました……父上

立花道雪
事の発端は俺にこそ原因があるかもしれんのだ、許してくれ、ぎん千代

立花ぎん千代
そんな事はありません父上!私も立花に生まれた身として

立花道雪
立花のため、大友のため、お前に教えてきたのはそのような事ばかりだったな……

立花ぎん千代
そんな顔をしないでください、私は、父上の指導を苦に思った事など一度もありません

立花ぎん千代
おかげで私は力を手にしました、これも父上の指導の賜物でございます

立花道雪
そうか、俺も歳を食ったものだ、この程度の負傷で弱気になってしまうとはな……

立花ぎん千代
大丈夫です、父上がいくら負傷されても、弱気になられても、この私が支えてみせます

立花ぎん千代
それだけではありませぬ、立花も大友も!必ずや、この私が!

立花道雪
だがなぎん千代、お前一人がそう欲張った所で支え切れる物など、たかが知れているぞ?

立花ぎん千代
なれば宗茂と!宗茂とであれば、あらゆる苦難に打ち勝てる、私はそう信じております

立花道雪
今更俺が諭す必要も無かったようだな……この一件はお前をまた成長させてくれたようだ

立花ぎん千代
では父上はこちらで吉報をお待ちください、僭越ながら父上の分まで働く所存です

立花道雪
ぎん千代、これを持っていけ

立花ぎん千代
これは!?父上の雷切ではありませんか!私ごときには、手に余ります

立花道雪
ここで腐らせておくのも勿体無いだろう、それに、完全にくれてやる訳ではない

立花ぎん千代
父上……分かりました、父上の命とも言えるこの刀、確かに預からせて頂きます!

第18話 黄昏の足音

+ ...
???
ずいぶんとやってくれたじゃないか……おい、おかげで僕の計画が狂ってしまったぞ?

???
申し訳ありません……血の昂ぶりを抑える事が出来ず、つい!

???
ったく、つい、じゃねーだろ?このクズが!てめえ、誰の許可があって這い出て来てんだよ?

???
お、お許しくださいロキ様、なにとぞお許しを!

ロキ
誰が許すかよバーカ、いいや……お前、死ねよ

???
ガッ、ガハッ……ロっ!

ロキ
主人の食事に手をつけるような飼い犬は処分されて当然だろ?じゃあな

???
ロキさ……ま

ロキ
さてと、仙狐族だったか?涙ぐましい努力を重ねる連中の集まりらしいけど、どれどれ……

ロキ
へえ、フルンティングに……あの弓はフェイルノートか!

ロキ
今は亡き世界の残りカス共が、かつての主人に報いるつもりかね?ふふっ、いじらしいじゃないか

ロキ
確か、何かと嗅ぎまわっているあの男もこの地の出身らしいが……まあいいさ

ロキ
そうやって、せいぜい力を蓄えてくれよ?その為に一度は見逃しているんだからな

第19話 とんだ肩すかし

+ ...
ひまり
あの妖魔が急に行方をくらましたじゃと!?

紫音
はいっ、もう本当に、急に姿を消したとしか言えないんです

ひまり
準備万端整って、さあ総力戦じゃ!と言う所で、急に姿を消すとは……空気を読めぬ奴め

賀茂朱美
嘘ぉ!せっかく、新たな力を得た私が大活躍の予定だったのに……

ひまり
おお!確かに、今まで一度も見た事が無いような新たな力であるな!

紫音
ほ、本当ですっ!その、どこかで既にみた事がある気がしないでもないですけど!

賀茂朱美
何よその言い方、どこか引っかかるわねぇ……

ひまり
そういえば、ぎん千代はどうした?せっかく雷切を譲り受けたあのぎん千代は?

紫音
ぎん千代さんは鬼道衆の相手に行っちゃいました、勢いを殺したくないそうです

ひまり
うーむ、妙に締まらなくなってしまったが、戦力を丸々温存出来たのはありがたい次第じゃ

ひまり
よし、我らもぎん千代に続きこのまま一気に鬼道衆を叩くとするぞ!

第20話 お前一人で

+ ...
小狐丸
いやああっ!恐ろしい妖魔が居なくなったと思ったら、次は恐ろしい人間がぁ!?

立花ぎん千代
体が軽い……残念だが、今の私は何者にも負ける気がせん、覚悟してもらうぞ!

小狐丸
私だって、妖魔界に伝わる魔刀なんだから!人間ごときにににしししびれるるるるぅぅ!

立花宗茂
お前、雷切を使うのは初めて……だよな?なんでそんなに自由自在なんだ?

立花ぎん千代
それが私には全く分からん、分からんのだが、とても気分がいいんだ、宗茂!

立花ぎん千代
見ろ!かつてここまで、我が身が自由になった事は無いんだ!素晴らしい、素晴らしいぞ!

立花宗茂
お、おう、流石はぎん千代だな、魔刀と互角どころか圧倒するくらいじゃねえか

小狐丸
わたし、全然いい所を見せられてないし!いやだああ、こんな扱いは、ひぎゃあああ!

立花ぎん千代
どうした宗茂!?早くこっちへ来い、共に戦うぞ!私達二人に勝てない相手などいない!

立花宗茂
(もう全部、おまえ一人でいいんじゃないかな……)

終幕

+ ...
ひまり
さて、思わぬ苦戦を強いられはしたが、後半はむしろ呆気ない幕引きじゃったな

ひまり
小狐丸を回収し、ぎん千代も新たな力に目覚めると、大漁である

立花宗茂
男のような女が一瞬女に戻ったと思ったら、今度は鬼神になって帰ってきたってか?

ひまり
そういえば、立花道雪は隠居の身となるのか?愛刀を娘に託したようじゃが

立花宗茂
んな訳ねえな、ありゃ貸しただけって話だし、まだまだ健在だって言ってたぜ

ひまり
それであればよしじゃ、娘の成長に満足し、退かれても困るからのう

立花宗茂
天寿を全うする前日まで前線で刀を振りかねんようなお方だしな、その心配は無用だ

ひまり
ところで、これでより一層ぎん千代の尻に引かれそうな未来が固まってしまったな

立花宗茂
うるせーほっとけ!俺もまあ、日々やる事はやってんだ、そのうち追いつくぜ

立花宗茂
ぎん千代に感化されたって訳じゃねえけど、己を高めたいって気持ちは強いからな

ひまり
それは楽しみじゃ、新たな力を獲得してくれる日を楽しみににしておこう


イベントヘッダ

ひまり
城主が不在ではあるが、抜かり無くかかるのじゃ
魔刀の中では最も御しやすい奴が来てくれたみたいじゃ
紫音
お兄ちゃん、早く戻って来てくれないかなぁ
鬼道衆もこりないなぁ……いい加減改心すればいいのに
[[角隈石宗]]
アタシはもうお仕事終わったしぃ、後は頑張ってねぇん
宗麟ちゃんは相変わらずなのねぇん、安心したわぁ
ひまり
あの新手は何者じゃ!?わしでも正体が分からぬとは
仙狐も鬼道衆もお構いなしか、迷惑な奴じゃのう
新手のみならず、鬼道衆の相手も忘れるでないぞ
常闇の妖魔とも異なるな、奴は一体……
紫音
私達の部隊を子供扱いなんて、あの妖魔は何なの!?
こんな時にお兄ちゃんが居てくれたら……
見た事も無い妖術を使ってくるし、強敵だよ!
お城の皆も塞ぎこんじゃってる……お兄ちゃん、どうしよう
私達だけじゃくて鬼道衆も苦しいはず、そこを突こうね!
ひまり
既に勝ったも同然である!者共進めぇ!
一時はどうなる事かと思ったら、気が付けば楽勝であったな
ふはははっ!勝利じゃ勝利じゃあ!
立花夫妻のほっこり事件は嫌がらせとして歴史書に記すとしよう
紫音
ぎん千代さん、嬉しそう……宗茂さんのお手柄だね!
政宗さんと宗茂さん、歳も近いし仲が良くて羨ましいなぁ
私が落ち込んだらお兄ちゃんもああやって慰めてくれるのかな?
うんっ!これならもう絶対負けないよ、忍耐の勝利だねっ!
次のぎん千代さんを囲む会が待ち遠しいなぁ!
雷切継承立花ぎん千代
胸のつかえが取れると、こんなにも心地が良いのだな!
雷切も私に答えてくれている、この戦は行けるぞ!
こっちだ宗茂!早く来ないと終わらせてしまうぞ!
[[立花宗茂]]
こりゃ随分と差をつけられたな、俺も励まねえと
このままじゃ尻の下決定だぜ?何とかしねえとな
あん時は無我夢中だったんだ、もう触れないでくれ……
島津日新斎
立花のせがれ共は初々しい限りじゃのう
わしは比較的軽傷じゃからな、既に戦線復帰じゃ
屍鬼
畜生!クセエ話見せつけやがって……羨ましいじゃねえか!

主な登場人物

ボス

  • 進化
  • 最終
+ ...
出現時
撃破時
敗北時

主なガチャ更新家臣

用語集

+ ...
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最終更新:2020年12月25日 15:31