― アナザールーム ―
一同はローに促され、不思議な空間へと誘われる。そこは際限なく真っ白に広がる空白空間。頭上を仰げば、時計か歯車を想起させるフラクタルな幾何学模様が絶えることなく廻り続けている。
ロー「――― シ ュ ン ッ ! ! (“シャンブルズ”による空間移動により、全員をこの奇怪な空間へと誘う)……ここだ。 」
黒ウォズ「…ここは……(見覚えのある空間に目を見張る。それもそのはず。自身もまた、数分前にこの空間に踏み入れたことがあるのだから…)……我々をここ連れてきたということは、まさか… 」
――― そう、「私」が呼んだんだ。(彼らのもとに、男の声が響き渡る)
白ウォズ「 コ ツ … コ ツ … … ―――― やあ、よく来てくれたね。歓迎するよ。まずは、お茶でもいかがかな。(真っ白な空間に響き渡る足音。一同が振り返ると、そこには声の主――― 各戦場で彼らを時に翻弄し、時に謎の言葉を残して去っていった、神出鬼没の男がいた。) 」
キャロル「ダージリンがいい。苺入りで(なんら警戒する様子もなく開口一番挙手をし) 」
黒ウォズ「やはり、君か…(白ウォズの姿を捉え)そうだね…コーヒーを一つ…と言いたいところだが、生憎今は悠長にしているほどの余裕はない。君だって、そうだろう? 」
白ウォズ「 パ チ ン ッ ☆(指を鳴らす) 」
電話猫「どうして私がお茶係なんですか…?(白ウォズに促されるまま、全員分の飲み物をお盆に乗せてやってくる)……?どうして…私の分も入れてくれなかったのですか?(涙目で各自に飲み物を渡していく) 」
黒ウォズ「ああ、どうも…(コーヒーカップを受け取り、一口啜る) 」
現場猫「パンもあるゾ!(フランスパンを差し出す) 」
ロー「俺は、パンは嫌いだァ!!(半ギレ) 」
キャロル「(ハムスターよろしく頬袋に紅茶とパンを詰めながら真剣な眼差しと耳を傾けている)………………………………。(—————ポートピアの犯人かな……) 」
森ノ宮「まさかのティータイムか……まあ、とりあえず話してくれ。俺は何も分かってないもんでな(周囲を警戒しながら座り込み) 」
ヒロ「………俺は…ローズヒップ だ。 」
葦名弦一郎「 (ちゃっかし混ざる) 」
今日のボス:ちゃっかり死んでる
白ウォズ「ふふっ…そうだね。(黒ウォズの言葉にふっ笑む)…君たちは、この大乱闘で…様々な思いを巡らせながら、戦ってきたはずだ。だが、その中で、少なからず違和感を感じたはずだ。何故、この舞台へ誘われたのか?…戦いの果てに自分が望んだものが本当にあるのかどうか…?…君たちは、ようやく真相に到達し始めた。今こそ語り明かそう…――― "すべて"を。 」
白ウォズ「しかし、真相を話す前に…君たちにはまず、「この世界にまつわる真実」について知ってもらう必要がある。…少し長くなるが、お茶でも飲みながら、ゆっくりと聞いてほしい。」
白ウォズ「…君たちは信じるかい?「ここ」とは違う、もう一つの世界の存在を。(後ろに手を組み踵を返す)」
白ウォズ「我々が認識する世界とは、生命の意識の数だけ存在する。人と人の意識が重なることで、我々は現実という名の「世界」に共存する。生命が持つ意識は計り知れない速度でそれぞれの世界に流れる時間を巡り、そして超越することで、自分が現実だと認識していた世界とは似て非なる世界へと干渉することもある。それが君たちもよく知る、並行世界というものだ。」
ギ ュ ォ ン … (白ウォズの語りと連動するかのように、一同の頭上に幻によって生み出された虚像が浮かび上がる。地球のような青い星…それが、無数に並列していた。)
白ウォズ「時にヒロ君。君は「二人の
門矢士」に出会ったはずだ。彼が言っていたことを覚えてるかな? 」
―――"俺は
門矢士…だが、お前たちが知る
門矢士ではない。世界が分岐することで数多の歴史が弾け産まれるように…そこに住まう者たちもまた同じく生まれる。俺もお前も、唯一であり、複数だ。"―――(ヒロの脳裏に、この物語の初めに出会った
門矢士の言葉が過る)
ヒロ「………いくつもの世界の中のあいつ…そして、俺…違うところで、あいつと俺は……因縁があった…!(白ウォズに) 」
白ウォズ「君が最初に出会った
門矢士は、いわば並行世界に存在するもう一人の彼に思えるかもしれない…しかし、彼はただの並行世界の人間という訳ではなかったのだ。もしそうなら、並行世界に存在しうる複数の我々もまた、この世界に誘われるはずだ。だが
門矢士が二人存在していた一方で、この世界にヒロ君、君は一人しかいない。そうだね?(ヒロにちょこんと指差す) 」
ヒロ「………あぁ、確かにあいつは二人なのに対して、俺は一人……もしかして、もう一人の俺もどこかにいるのか?それとも………あいつが、異質だったのか……? 」
白ウォズ「そのような可能性も、あったかもしれない。だが、今回は…彼が異質だったんだ。(ヒロに)あらゆる可能性を秘めた我々を内包する並行世界があるように、「無数の並行世界を内包する世界」もまた、存在する。「私たち」はそういう世界を、『 世界線 』と呼んでいる。「世界線」は並行世界とは違い、唯一無二。「世界線」こそが様々な世界の集約地点だ。」
―――"じゃあ「あいつ」は何だったのか?…奴も俺と同じ「
門矢士」…だが、"ここ"とは似て非なる、もう一つの『世界線』……そこからやってきた。"―――(再びヒロの脳裏には、もう一人の
門矢士の言葉が過った)
白ウォズ「…私は、そして、最初に現れた
門矢士や、君たちが先程戦った
ダークライダーも、その「世界線」からやってきた。」
白ウォズ「だが、ここで一つの矛盾が浮かぶことだろう。このカオスマッシュピードの世界には、並行世界に存在しうる全ての自分ではなく、その中から唯一人の自分だけが誘われる…つまり、
門矢士がこの世界に二人も存在する理由にはならないのでは、と…。」
白ウォズ「しかし、真実はこうだ。…誘われたのは並行世界ではない。その並行世界を内包する世界線から、「たった一人の自分」だけが選定され誘われるというものだったのだ。そんな中で、門矢士が二人もいた… つまりこれは…――― "唯一無二であるはずの世界線が、二つも存在する"ということだ! 」
黒ウォズ「その点はずっと気がかりだった…何故唯一無二であるはずの「世界線」が二つも存在するのか…?(数分前にこの空間で白ウォズと対立した際の記憶が過る) 」
森ノ宮「並行世界なあ……んなもん聞いた事はあったが、まさかお目にかかる日が来るとは……って事はこれ、アレか?俺や身内、それに……此処の面子も、並行世界の同一人物とやらが居るって事か? 」
黒ウォズ「理論上はそうなるだろう。だが、この戦いを通じて気づいただろうが、「もう一人の自分」の姿を目にすることはなかったはずだ。ドッペルゲンガーなどのようなオカルト的な話とは、恐らく別次元のものかもしれない…(
森ノ宮に) 」
ペコリーヌ「なるほどなるほど…なんだか壮大な話になってきたみたいですねー(ズズズズ(お茶の間みたいに寛いでてお茶を啜ってる)…難しすぎてお腹が空いてきちゃいました。 」
葦名弦一郎「 ……本来死したはずの、もう会えるはずのない者たちが現れるのも、その現象ということか? 」
現場猫「パンたくさんあるゾ!食べるか?(ぺコリーヌにフランスパンを差し出す) 」
ペコリーヌ「あ、しゃべる猫さん!おいっす~!…え?これ全部もらっちゃっていいんですか?じゃあ、お言葉に甘えて…(フランスパンを頬張る) 」
黒ウォズ「…ある分岐を境に、生存を確立した者、悲運ながら死した者…一つの命に"生死"が認識されたことで、二つの道が、それぞれの世界として分離し、並行世界を生み出した。そして、そのような並行世界の集合体…それが、「世界線」ならば、きっと、そのこともあながち間違ってはいないだろう…(葦名弦一郎に) 」
白ウォズ「……我々が今いる舞台…《カオスマッシュピード》。ここは、あらゆる時空間から誘われたすべての者たちが集う。この世界に誘われた者たちはみな、共通の目的を持っている。"己が願いを叶えるため"、と。人の願いが手繰り寄せた新たな物語…《カオスマッシュピード》… こうなりたい、ああしたい…そうした「欲望」がこの物語を紡ぎ出す。」
ヒロ「…………パンたくさんあるってさ(ペコリーヌを見て)………じゃあ、普通はあいつが2人存在することはありえないって事か…そして…俺たちも…世界線が二つ……? 」
白ウォズ「―― "振り返ってごらん?" "君たちが歩んだ奇跡"。 "この世界に刻んだ言葉"。 "そこには既に残っているはずだ"。 ―― 」
白ウォズ「…それが、我々の「欲望」…―――― 『 ログ 』だ。ログはこの世界を…いや、世界線に内包される数多の世界、物語をこれまで何度も紡ぎだしてきた。「混沌とした物語の世界」を構築するために、人々の欲望「ログ」は絶対不可欠だった。」
白ウォズ「…しかし、世界は膨大なログのキャパシティに耐えられず、埋もれ、やがて崩壊する…故にこの世界の管理者…『 カオスマスター 』は、世界線を二分化することにしたんだ。」
白ウォズ「君たちのいる世界線『 オリジン 』…そして、オリジンとは似て非なる、私たちダークライダーが住まうもう一つの世界線…… それこそが、『AnoZer World』。またの名を、『 Z世界 』。 」
黒ウォズ「―――――!!??(白ウォズから告げられた驚愕の真実に酷く驚愕する) 」
キャロル「Z世界……そんな……いやそうか。それならば説明がつくよいうわけですね。やれやれ、参考になりました。スティーブ・ジョブスならもっと早くに気づいていたね。 だ い た い わ か っ た (これ見よがしのシリアス顔。全くわかっていない) 」
ペコリーヌ「それにしても、ヒロくんがいっぱいいる世界ですかー…いったいどんな感じなんでしょう。(よくわかっていないどころかマイペースな人) 」
現場猫「ヨシ!ヨシ!ヨシ!(壮大な話が進む傍らで、ぺコリーヌがフランスパンを一個食べる度にパンを追加する作業を淡々と行っている) 」
森ノ宮「まあ、確かにあんたらの言ってる事が全部正しいなら筋は通るだろうが……それで、そのZ世界とやらの侵略だとでも? 」
白ウォズ「…かくして世界は、「オリジン」と「Z世界」という二つの世界線に別れることで、安寧の未来を確立させた。双方の世界線は視えざる境界を介して交錯し、互いに行き交う。数多の世界も、生命も、物語も…その混沌のすべてを受け入れられる世界線のシステムが誕生した。」
白ウォズ「すべては誰かの底知れない「欲望」が生んだ悲劇。しかし『彼』(
カオスマスター)はそれを"喜劇"だと謳った。だからこそ、美しい世界が、素晴らしい物語が、未来永劫失うことなく続くのだからと信じて止まなかったのだ。」
黒ウォズ「あの
門矢士が二人も存在していたのはその為か…。この大乱闘に誘われるのは並行世界ではなく、世界線の中から唯一人だけ。その世界線は二つ存在し、ヒロ君と最初に出会った
門矢士は、君(白ウォズ)と同じZ世界の人間だった… 」
黒ウォズ「唯一無二であるはずの世界線が二つ存在するのは、「ログ」と呼ばれる強大な欲望が膨れ、結果それが未来を滅ぼす危険性を孕んでいることに気づいた世界の管理者「
カオスマスター」による救済処置のため…ということか。なるほど、だいたい分かった(キリッ)(CV:井上正大)。 」
ヒロ「……………Z世界?………二人の士は……その二つの世界の人間だったということか!(白ウォズに) 」
黒ウォズ「世界線のシステム…そしてこの舞台が双方の世界線とリンクしていることは理解した。しかし、何故そんな話を?その話が、今の我々や、現在起きているこの最悪な状況と、いったいどのような関係があると…? 」
ヒロ「俺がいっぱいいる世界……考えたかねーな(ペコリーヌに) 」
ロー「気色悪いな…(ボソッ(ヒロがたくさんいる世界と聞いて)…だが、それは俺にだって当てはまること…他人事じゃねえな。 」
ペコリーヌ「皆さん分身が得意なんですね~(ぇ) あ、そこの黒い人も食べますか?美味しいですよ。(シリアスと非シリアスの境目を何の躊躇もなく跨いで黒ウォズにフランスパンを1本差し出す) 」
葦名弦一郎「並行世界……葦名、……………葦名・・・・・・。 」
黒ウォズ「いや、私は遠慮しておこう。このような話を聞くと、食欲も失せてしまうものでね…(渋った表情で額に手を当てながらぺコリーヌから差し出されたパンに手で拒否反応を示す) 」
白ウォズ「オリジンとZ世界、双方の世界線の境界に創られた異例空間が、この《カオスマッシュピード》だ。ここは、人々の欲望「ログ」が強く、深く、大きく渦巻いている。歴史上決して見られない最も膨大な欲望が、今…かつてない混沌を呼び起こそうとしている。」
白ウォズ「我々をここへ誘った『張本人』は、我々では到底理解できないほどの、とてつもなく壮大な野望を秘めている。この舞台が生み出される数日前、私は『 奴 』の恐るべき計画を知った。そして、表面では『 奴 』の計画に賛同するフリをし、裏ではそれを阻止するために暗躍していた。」
白ウォズ「だが、計画を阻止するには、当然オリジン側の協力も仰ぐ必要があった。そこで最初に声をかけた人物が、(オリジン世界の)門矢士とロー君だった。彼らには事前にこの事実を告げた上で、抑止力…いや、最悪の事態を切り抜く"切り札"となる戦力を集めさせた。その戦力となる人物こそが、今ここに集まってくれた君たちだ。 」
白ウォズ「もっとも…(ヒロの方へ目を向ける) 双方世界の
門矢士は、
特異点であるヒロ君には特に気を遣っていたみたいでね。まだ覚悟が定まっていなかった君に、この先待ち受けるであろう絶望を乗り越えてもらいたいという彼の個人的な理由があったみたいだが…まあ、今の君の表情(かお)を見れば、彼らは上手くやってくれたのだろうね。 」
キャロル「決意を抱き続けるんだ(ペコリーヌのパンをふんだくりヒロの鼻へ間髪入れずねじ込もうとする)なんか知らんうちに私らアンカーになっちゃったわけ? 並行世界怖いねー(無造作に四人に増えている 誰かと目があうと元に戻る) 」
ヒロ「………おいそれ食べかけじゃないだろうな!?(ぇ(鼻にねじ込まれそうになり
キャロルの両腕を掴む)……まぁな。…大事なことを思い出した…(白ウォズに) 」
ペコリーヌ「ちなみに私はー……1人のほうがいいですね。だって、いっぱいいたら私の食べる分がなくなっちゃうじゃないですか!(ぉ(ヒロに) だめですよ、食べなきゃ。食べられるうちに食べておかないと、次またいつ食べられるかわからないんですから。ね?(黒ウォズに) 」
黒ウォズ「……それもうそうだ。ならば一欠けらだけ、いただこう。(パンの一口分むしり取り、それをコーヒーと共に喉へ流した)…君が各戦場で彼らを翻弄していたのも、すべては『黒幕』とやらから真意を悟られないように行動するためだったのか。 」
白ウォズ「さて…大分前置きが長くなってしまったね。だがこれで、この世界にまつわる真実…その謎についてすべて明かしたつもりだ。…本題はここからだ。」
白ウォズ「―――― 君たちに、『 黒幕 』の野望を全力で打ち砕いてほしい。…『 奴 』は双方の世界間にこの大乱闘《カオスマッシュピード》という舞台を創り、あらゆるキャラクターを結集させた… その狙いは――――"すべての『ログ』を回収すること"だ。(そう言うと背後に存在する大きな砂時計へと視線を向ける)」
カ シ ャ ―――[1577977]―――― ン(空白空間に浮遊する大きな砂時計。その外枠に施されたカウントの数値が音を立ててまたひとつ、数を刻んでいく)
白ウォズ「…あれ(砂時計)は世界に蓄積された「ログ」カウント… ログは現在(いま)も尚刻み続けている。…すべての世界やそこに住まう生命を手繰り寄せることで、これまでのログが結集する。」
白ウォズ「 「オリジン」と「Z世界」、それぞれに内包される世界…"すべての世界"が、今まさに重なり合ったこの瞬間を、『 奴 』は狙っていた。 そしてその瞬間は、バスターコールが発動された時…即ち、"すべてのキャラクターが完全集結した時"、やってきた。 」
ヒロ「なるほど、そういう理由で……まぁ……人数によっちゃあ世界中の人の食べる分がなくなっちまいそうな気もするけどな!(ぉ(ペコリーヌに) 」
黒ウォズ「…あの時、『 奴 』がこの子(
現場猫)を使ってバスターコールを発動させたのは、そういう意図だったのか…!すべての世界が繋がり、すべてのキャラクターが集結し、そして…すべてのログが集まった時…何が起きる?………!!…まさか、あの『 宝 』と何か関係が……!? 」
キャロル「まさか全てのキャラクター全員で王様ゲームをし、宝を行使することで株価を大暴落させる権利を得るということか!先進国じゃありえないよ! 」
森ノ宮「マジかよ……そんな何から何まで……(場の空気に飲まれ、フランスパンをかじっている) 」
リズ「(
キャロルの吹き出しの中に現れ『ミュートボタン』押し帰っていく) 」
ペコリーヌ「エヘヘ、お味はいかがですか?(黒ウォズに) (
現場猫によってパンを置いてもらっているので食べかけが奪われた事には気にも留めず次のパンを頬張っていく) 」
葦名弦一郎「 ログを集める、というのは些か理解が及ばぬが……戦力がいるようならば力になろう。……かゆ(パン)……うま……(ちゃっかしぺコリーヌのパンを食べてる) 」
キャロル「デッデデ デッデ デッデデデ デッデデデ(言葉を発する事ができなくなったのでいっしんさまを入れた棺桶を四人に分身して担ぎ棺桶ダンスを始める) 」
黒ウォズ「ん、ああ…悪くはない…ありがとう。(ぺコリーヌに) 」
白ウォズ「……(こくりと頷く)…『 奴 』は蓄積されたすべてのログを集めることで、それを永きに眠る『 宝 』を目覚めさせるために利用しようとしている。あの『 宝 』が動き出した時、並行世界も、世界線も……すべてのものが、滅ぶだろう…!! 」
この大乱闘が始まって以来、彼らは『 宝 』にまつわる謎ついて、何度もその片鱗を目にした―――
―――"優勝した方には、かのカオスマスターが遺したという大いなる秘宝……手にした者のどんな願いも叶えられる秘宝が手に入ります。"―――
―――"だが一つ言えることは…――――あの『 宝 』ひとつで、何もかもがひっくり返る。"―――
―――"『宝』に踊らされるな。『アレ』はおそらく、俺たちの理解の遥か上を超えていく。 "―――
―――" 宝なんてものは"初めから無かった"んだよ…!"―――
―――"あの宝箱はパンドラの箱さ。どんな願いも叶えられる希望…そして誰も知らない真実を孕んだ絶望…その二つの可能性が重なったもの"―――
―――"ヴィナミスが遺した宝…お前たちになら、任せられる。 頼む…あの『 宝 』を…… 破壊してくれ。"―――
―――"『 彼 』はすべての世界をこの物語に集約した。あの『 宝 』を餌にして。そしてあの『 宝 』こそ、この物語の「真実」そのものだ…!!"―――
黒ウォズ「…… …… ……もう一人の私よ、教えてほしい。あの『 宝 』のことを…あれは、いったい…っ…… 」
ペコリーヌ「いえいえ、どういたしまして~。あ、また食べたくなったらいつでも言ってくださいね?(黒ウォズに) 」
白ウォズ「……すべての"鍵"となる…『 アレ 』の名は――――― 」
――――――― パ ァ ン ッ ! ! ! (突如鳴り響く発砲音―――白ウォズの胸部を、一発の銃弾が貫いた)
白ウォズ「―――――!?(彼の口から出たのは言葉ではなく、血。撃ち抜かれた箇所を押さえつけ、がくりと跪いてしまう) 」
ロー「―――!!? 白ウォズ屋…!!(発砲され跪く白ウォズのもとへ咄嗟に駆け寄る) 」
ペコリーヌ「―――――――――――!? ゴクンッ (突然の出来事に思わずパンを強く飲み込む) 」
syamu_game「おいそれってYO!!のびハザのネタじゃんか!!(今頃かゆうまに反応する) 」
ヒロ「…………宝、それは………!?(撃たれた白ウォズを見て)」
カ ツ ン … カ ツ ン … … (忍び寄る足音が空間全域に反響する。その主が一同の前に姿を現した時、不気味な残響は鎮まり返る―――)
森ノ宮「――おい!大丈夫か!――ッ!!(素早く立ち上がり、白ウォズを撃った者が居ると思しき方向を割り出し、銃を抜いて振り返る) 」
葦名弦一郎「…………(カチャ)(兜が小さく動き、視線が白ウォズの方を向く)―――――シ ィ ィ ィ (鞘から大太刀を抜き、その刀身に妖し気な光を映させる)なるほどな、『アレ』を殺さぬ限り…………。(やや下段気味に刀を、そしていつでも射撃ができるように強弓の準備もする) 」
Su-Ga官房長官「―――― 喋り過ぎましたね、白ウォズ ――――(彼らの前に姿を現したのは、大乱闘の舞台に彼らを誘った『張本人』。煙を噴かす拳銃をその場に投げ捨てた) 」
ヒロ「………やはり貴様か!(Su-Gaの姿を見て)…(ペコリーヌの様子を見て、さりげなく彼女を守るように前に立つ) 」
キャロル「スターウォーズくん!!(膝をついた白ウォズに駆け寄り、失血死を防ぐべく傷に手を強く当てる)……(射手への警戒もあるが、それは同じく飛び道具持ちの
森ノ宮へ一瞥し、白ウォズへの護衛に注力することを選択した)頼むよ死ぬなよー。私まだポートピアの犯人聞いてないんだからね 」
黒ウォズ「――――!!?(発砲され、倒れゆく白ウォズに激しく動揺する)……っ……!!(一同と同じく、銃弾が飛んできた方へとすかさず振り返る)………?!(そして、もう一人の自分を撃ち、ついに姿を現した『黒幕』の姿に吃驚する) 」
白ウォズ「はぁ……はぁ……ッ……! そう…『 奴 』こそが、この舞台を作り上げた、すべての元凶だ…っ… 官房長官に"なりすまし"、この瞬間が訪れるのを、ずっと待っていた…っ…!…奴はかの全王をも抹消した…もはやすべての世界に、彼を裁ける者は一人もいない…!ハァ…っ……ぐッ…(どくどくと吐血しながらも、真実を語り続けようとする) 」
ペコリーヌ「…………Σハッ…… ヒロくん…(ヒロが守るために立ったのを見て、そんなヒロのさらに前へ立つ) 」
森ノ宮「(Su-Ga官房長官の足に向け、拳銃を発砲)なるほどな、何から何まで出来た話だ!呼んだのがあんたなんだからな! 」
ロー「それ以上喋るな…!!(外科医として、白ウォズの止血作業を迅速に行う)……っ…!?(…"なりすまし"ていた…だと……?)(治療中に官房長官…の姿をした何者かに一瞥を与える) 」
Su-Ga官房長官「 パ ァ ン ッ (
森ノ宮が発砲した銃弾が左足に被弾し一度は退いたように見えた。しかし…その被弾部位からは流血はおろか、傷一つついていなかった)……あなたが、こうすることは、すすすべて、視えててteいまししししした。でですが、もmoう、遅い、DededEdeですssSSssssu…(全身が痙攣したように震えだす) 」
ヒロ「……!(ペコリーヌがさらに前に立ったのを見て)……そうか(足を踏み出し、ペコリーヌの横に並ぶ) 」
Su-Ga官房長官 → 仮面の男「……――――― グ ニ ャ ァ ァ リ (自らの顔面に左手を添えるとその体はブラックホールに吸い込まれるかのように空間ごと捻じれていく。男の姿が跡形もないほど歪み出した時、捻じれは巻き戻されていくように逆回転する。)…………(捻じれた体が元に戻った時、そこには官房長官の姿はなく、全くの別人がそこに佇んでいた。…全身黒尽くめの人物。素顔を覆う黒い仮面から、紅い眼光が不気味に発光していた) 」
森ノ宮「ただの拳銃弾なんぞじゃ牽制にもならねえか、そんな気はしてたが……(白ウォズやロー達の前に、守る様に立ち)……へえ、思ったより人間らしい身形じゃねえか 」
ペコリーヌ「……!(ヒロが横に並んだのを見て)……やれやれ。まったく……困ったちゃんですね。だめですよ、もっと…〝自分を大事に〟してあげないと…。(ヒロに) 」
ヒロ「……まいったね、そう言われると…(ペコリーヌの言葉に、ばつの悪そうな顔をして頭をかく)誰かを守ることで精一杯な事、筒抜けみたいだな… 」
ペコリーヌ「…はい。見え見えです。(ヒロに)」
キャロル「トランペット・ローガン、スターウォーズくんは任せた(帽子を潰すようにローの帽子をポンポンと叩き) ぬ ん っ (堂々と仮面の男の間合いに歩を進め立ちふさがる)人が飯食ってるとこに鉛玉なんぞ持ち込むんじゃないよ。スターウォーズくんとこれからスプラやるつもりったのにさぁ 」
黒ウォズ「……間違いない…あの時…この子たち(電話猫と
現場猫)に憑依していたのは……(目の前の仮面男の姿に確信を得て、ついに詰め寄った)――――― 何者だ? 」
白ウォズ「ゲホッ…ゲフッ……!…はぁ…はぁ……そして…彼もまた、私と同じ「あちら側」の人間……!…その正体こそ…――――― 」
仮面の男「…カチャ…カチャン……(仮面を取り外し、ついにその素顔を露わにする――――) 」
――― " Z 世 界 の 『 カ オ ス マ ス タ ー 』 だ " ―――
仮面の男 → 〝 管 理 人 〟「 ――――― い か に も 。――――― ( 『 カオスマスター 』――――混沌世界を築き上げた管轄者と同じ名を持つ男が、その素顔を露わにする。蒼髪に紅い双眸、色白の肌に整った顔…原初の管轄者の面影こそあれど、彼の素顔を反転させたような、その歪みを帯びた姿に誰もが戦慄を感じるだろう)」
〝 管 理 人 〟「…私こそが、この大乱闘の創始者。そして、今この時を以て―――― 世界でただ一人の『 管理人 』となるのです。(対面する一同へ向けて掌を突きつける) 」
黒ウォズ「…誰が予想できただろうか、こんなこと……(正体を露わにした仮面の男、その圧倒的存在感を前に硬直する) 」
ロー「奴が…『 黒幕 』……!!(白ウォズの応急処置を終え、管理人を名乗る男を睨みつける) 」
現場猫「あわわっ……!!この状況、全然ヨシじゃない!(抱えていた大量のフランスパンを慌てて落としてしまう) 」
黒ウォズ「…表と裏、光と影があるように…すべてのものには二面性というものが孕んでいる。…「彼」は、おそらく…オリジン側の
カオスマスターが決して見せることのなかった……"闇の姿"なのではないだろうか……? 」
森ノ宮「結構な口上だが、”こっち側のあんた”はとうに仏さんの筈だぜ。――何にしろ、今度はこっちの番だぜ、詐欺師の銃撃魔さんよ…ッ!(東雲流、"紫電"――超高速のステップで一瞬の間に
カオスマスターの左側面に移動し、常人ならば一撃で致命打になり得るであろう、強烈な右フックを"管理人"――
カオスマスターを名乗る男の肝臓目掛けて撃ち込む!) 」
白ウォズ「ハァ……ハァ……すまない、ロー君… …バジッ…バジジジッ…(全身にノイズが走る。それは、白ウォズ自身の寿命がすぐそこまで迫っていることを暗示していた)……(そんな最中、ついに姿を現した男を静かに睥睨していた) 」
ペコリーヌ「ああっ…!――――――――――――――ズザーーーーーッ!!(
現場猫の落としたフランスパンを腹滑りキャッチ) 」
〝 管 理 人 〟「―――――(疾風迅雷が如く自身に迫った
森ノ宮。彼の拳が自身の肝臓部分に触れそうになったその瞬間、まるで時間が止まったかのような感覚が押し寄せ――――) オ ゥ ン (気が付けば、彼の攻撃を微動だにせず潜り抜け、ただそこに呆然と佇む) 」
ヒロ「………生き残るために必死なのと、逃げるのを履き違えるのも良くないが…勇敢に戦うのと命を捨てるのを履き違えるのも良くないよな。…お言葉に甘えさせてもらうよ(ペコリーヌの後ろへ下がる)だが…キミを守ることを諦めたわけじゃ、ねえぜ。(ペコリーヌにそう言い、 土の銃を構える) 」
ロー「待て、森のみ屋ッ!!早まるな!!!(血相を変え彼を呼び止める)……答えろ…てめぇの目的は何だ?すべての「ログ」とやらを集めて、『 宝 』を目覚めさせて…何をする起こす気だ…?(管理人に一歩詰める) 」
キャロル「 パァンッ (掌に拳を叩きつけ乾いた音を響かせる)―――――だいたいわかった。要はオメーをぶっ飛ばさねえと私の知ってるみんなと私の知らないその他諸々のみんながなんか面白い理由で消えるってことだな。世界の破壊者も真っ青案件だよ。 大手を振って管理人へ距離を詰め、腕の長さを尺度とした間合いに入り) なんでさ?これから管理する世界をオシャカにするなんて笑い話にもならないと思うのよさ 」
黒ウォズ「オリジンとZ世界…二つの世界に流れるすべてのログを回収し、それを使って『宝』を目覚めさせることが、奴の目論見…と言っていたが……(依然警戒の眼差しを向け続ける) 」
〝 管 理 人 〟「…… …… …… …… …… 」
〝 管 理 人 〟「―――― お 前 た ち の 《 混 沌 》 っ て 、 醜 く な い か ? ―――― 」
〝 管 理 人 〟「まるで虫食いだらけの果実のように… 十数年、短くも長い歴史(とき)を築いてきたこの物語は、欠陥だらけだ。私がその物語を、破壊する。 そして…もう一度 《 混 沌 》 という物語を " 0 " から創り直す。それが私の叶えるべき夢 ――― 管理人としての使命だ。 」
キャロル「――――。(狐につままれたように目を大きく見開き瞬き。耳をほじる、目をこするなどして事実を再認識しようとしたが彼女の記憶した彼の言葉が聞き間違えであると証明する要素は一つもなく……)お前何を言ってるんだ?(小首を傾げた)タンマ、よく聞こえなかったのかもしれない。いやまって、空耳じゃないとしたらだよ。私ら別に、その混沌っていう物語のため生きてるんじゃないよ 」
ロー「…何を言ってやがるかは理解できねぇ…だが、キャロ屋の言った通りなのは、なんとなく分かる。……わかりたくはなかったがな。(皮肉めいたように呟く) 」
ペコリーヌ「ふぅ~……間一髪でした。(大量のフランスパンを抱えて立ち上がる) 」
森ノ宮「(防ぐでも、只避けるでもない、異常な感覚―――ローの制止の声と共に拳がすり抜けたのを確認するや否や、素早く後方に飛び退き)随分舐めた事言ってくれるじゃねえか、こちとら十数年以上生きてるし守るもんだってあるもんでな(冷や汗を流しながらも、構えは解かず不敵な表情を浮かべ)全く、三流映画みてえな話だ。それも俺が進んで見ないタイプのな 」
キャロル「いやわかれよ。私がわかってないんだからトラおっちがわかるしかないぞ(ペコリーヌからパンを分けてもらいそれをローの口へノールックでねじ込もうとする) 」
ロー「ムゴォッ!?!?フガゴッ、フガガファンガグァイファー(やめろ!俺はパンは嫌いだァーッ!!!)(口内にフランスパンをねじ込まれる) 」
ペコリーヌ「いぇ~い☆(陽気に
キャロルにハイタッチを促す) 」
ヒロ「……欠陥だらけ、だと?俺のここまでの道を……過ごしてきて得た仲間を……バカにしてるのか……?(グッ 」
キャロル「っうぇーい(ピシッ!! ガシッ!! グッグッ!!!!!!と!!!!ハイタッチする!!!!!!) 」
〝 管 理 人 〟「…人形は、舞台から降りない限り、自らが誰かの見世物として生きていることに気づけない。すべてが空想の産物だと、知る由もないだろう。……数多の世界、数多の生命が、物語を紡ぎ出す。そうして生み出された物語は、歴史となって刻まれる。だが…どれも、これも、すべてが不統一な世界…そして歴史に生じる矛盾によって、不必要な世界が淘汰されていく。…これが今の《 混沌 》の物語…まったくもって無駄が多すぎる。 」
〝 管 理 人 〟「(頭上に浮かぶ砂時計を見上げる)…「 ログ 」は集まった。これ以上はもはや必要ない。全てのログを使い、『奴』が創った不必要なシステムを最適化し…新たな物語を、「私」が描く。 」
黒ウォズ「(物語…?まさか、彼は……――――) 馬鹿な…どうやってそんなことを… 」
10「混沌を0から創り直す。ヘェ~。創造主様は破壊神でもあんのかな~。別に僕としちゃ構わないんだけど……悟史の記憶消されんのはダメかなー、ダメダメ。んな使命、反吐が出るほど認められないよね 」
電話猫「どうして…(ル~♪)(パンを捻じ込まれ気絶しかけるローを憐れみ涙を流す)(涙を流すだけ) 」
キャロル「お姉ちゃんがパピー串刺しにしちゃったからね、姉妹揃って親不孝なのよさ。ごめんねグランドパパ[オルタ] 、たぶん私よりずっと強いんだろうけどなんかしてぶっ飛ばすよ(どこまでが本気なのか呑気に準備体操を始め)よーし、クソゲーだけどがんばるぞーぅ(勝算というものを視野に入れない、あまりに真っ直ぐな目で管理人を見据え立ちふさがる) 」
〝 管 理 人 〟「お前たちが欲していた『 これ 』が、私の望みを実現させる。 (右の掌を仰向けに前へ突き出す) 」
カ ア ア ァ ァ …ッ … ! ! ! (男の手中に光が集まる。眩い光が消失すると、そこには…オープニングセレモニーで誰もが目にしたであろう、あの小さな古い宝箱が出現した。宝箱の表面には、「 C H A O S 」の文字が深く刻まれていた…)
ロー「カーッ(゚Д゚≡゚д゚)、ペッ ( ゚д゚)、ペッ あの世を彷徨いかけた…キャロ屋、てめぇロクな死に方しねえぞ…(口元についたパンくずを心底嫌そうに取っ払う)……あれは……!!(宝箱に目を奪われる) 」
〝 管 理 人 〟「 どうせ最期だ、消え逝くお前らに教えてあげよう…――― これは『もう一人の私』が遺した、唯一無二にして "本物の宝"だ。 」
森ノ宮「めっちゃお食事タイムやん……(ロー達を見ながら) 何だァ?煽り文句にしちゃあ突拍子もねえじゃねえか、見世物扱いとは恐れ入るぜ、だから神とやらは気に喰わねえんだ(彼我の実力差を認識してか、険しい目付きに変わるが尚も構えは解かず) ……開幕式の宝箱…?こいつ…どういうつもりだ…? 」
〝 管 理 人 〟「……この中には…――――――――――― 」
――――― " カ オ ス ド ラ マ が 入 っ て い る " ―――――
黒ウォズ「――――――!!!?? 」
白ウォズ「………………………(絶望したように目を伏せ、閉口する) 」
〝 管 理 人 〟「…この舞台(せかい)で"すべて"を手に入れられるのは―――― 私《 管理人 》だけだ。(宝箱に視線を落とす) 」
―――― パ カ ッ ――――
ついに開かれた古い宝箱。
永い時の中で眠っていたその宝は―――――――― 「 鍵 」の形をしていた。
キ ラ キ ラ … (幾つもの歯車で構成されたような銀色の鍵は、その宝箱の中で神々しい光を放ち続けている)
ロー「………鍵……??( 訝しむようにその箱の中で横たわる鍵を見つめる)……そんなものが、世界を左右する宝だとは…到底思えないが…… 」
ヒロ「この鍵が……何かを開くんじゃぬいか?(ローに) 」
ペコリーヌ「わぁ、綺麗な鍵…!なんだか変わった形をしてますけど…。 」
キャロル「だいたいわかった(本日2度目)デバックキーじゃない?あいつのいう物語がなんかわたしらのせかいっぽい?から、あれでなんかこう書き換える的な。ソースはニオたそ 」
白ウォズ「……ちがう……――――― 違うのだ…ッ…!!!!(青ざめた表情で叫び出す)」
白ウォズ「…君たちには、言い忘れていたことがある… 君たちが住む世界線、オリジンは…『
カオスルーム』という絶対領域があってこそ成り立つ…!」
白ウォズ「そんな…オリジン世界を管理する『
カオスルーム』には、二つの扉が存在する。その内の一つ、開かずの扉として存在する『思考の間』(フギン)という場所へ…奴は踏み入れた……そして、その奥で手にしたものこそが、いま『 奴 』の手中にあるものだ…!」
白ウォズ「ハァ…ハァ……っ… あれは…混沌世界の管理者の「意志」そのものであり、この混沌とした世界の物語がずっと隠し続けてきた「真実」…ッ…! 」
"C"ardinal "H"istorical "A"dministrative "O"verall "S"anction
「 重要歴史管理全体制裁処置 」
それが…
―――― 管 理 者 権 限 《 C. H. A. O. S.》 ――――
黒ウォズ「管理者権限、だと……っ……!?そんなものが…いや、それならば、彼の言っていた気難しい言葉の真意が、読み取れる……!あれがあれば、この世界は…―――― 」
〝 管 理 人 〟「………… ( 『 管理者権限 』の名を持つその禁断の鍵を手にする)――――― オ ゥ ン ッ ! ! ! (全身がドクンと激しく脈打つように弾けると、その赤い双眸が更に輝きを増す。そして…)―――― バ ッ ! ! (手中にある鍵を、頭上へと手放した) 」
―――― ギ ャ リ ン…ギ ャ リ ン…ッ…… ! ! ギャリ、ギャリ…ギ ャ リ ギ ャ リ ィ ッ ! ! ! ! (宙へ浮かされた鍵が、彼に呼応するように、施された歯車が軋む音を立てて動き出す)
森ノ宮「何でそんな大層なもんがああやって軽く持ってかれてんだよ!!? ―――どうすりゃ良い!アレを奪い返せばいいのか!!(返答を聞く前に身体に”紅い”気を纏い、深く腰を落として攻撃の準備に入る) 」
キ ュ ガ ァ … ッ … ! ! ! (鍵は次第に大きく伸び出し、宛ら「 剣 」の如き変貌を遂げて、再び男のもとへ落下する)
〝 管 理 人 〟「 パ シ ッ (落ちてきた鍵剣をそのままキャッチし、並行に倒れたまま構える) ス ラ ァ … ! ! (大きく伸びた鍵をあたかも剣のように構え直す。ヒロにはその姿に何処か既視感があった…――――― そう、彼が手にしている鍵剣は、まさしく「
キーブレード」の姿そのものだったのだ) 」
黒ウォズ「やむを得ない…奴から何としてもあの鍵を奪取しなければ…! カ シ ャ ン ッ (ビヨンドライバーを腰へ装着) 」
〝 管 理 人 〟「 全てのログを回収することで、『管理者権限』は完成する。その力で私は、この混沌とした物語を"0"から創り直す! 」
〝 管 理 人 〟「 混沌世界に君臨する新たな管理人―――― "カオス・リ・マスター"として ――――(紅き双眸が真っ赤に発光する) 」
ロー「――――ッ!! 来るぞ…!!!(刀を前へ突き出し身構える) 」
〝 管 理 人 〟 → カオス・リ・マスター「――― こ れ が " 最 後 " だ ――― 」
―――― Vs 【 物 語 ヲ 紡 グ 者 】カオス・リ・マスター ――――
カオス・リ・マスター「世界再構築のタイムリミットまで、最後の物語に付き合ってあげよう。そして最後の記憶として目に焼き付けるといい… 管理者権限の―――― 力の一端を。(全員を前に悠然と待ち構える) 」
キャロル「要は私らセーブデータみたいに消されちゃうんだ。お兄ちゃん怒るだろうなぁ(屈伸、ストレッチをひとしきり終えその場で小さく跳ねて足踏み)終わりなんてやーだよ。おいたんの花婿姿みてないしお姉ちゃん殴り足んないし……とにかくやり足りないことだらけなんだ――――――――― BOMB!!!!! (『焼け焦げた足跡』を残して文字通り消滅する。彼女が駆け抜けた後には炎のレールが残り、靴底から火の尾を吹かせて管理人へ間合いを詰め)どぉらッッせェェーいッ!!!!(上半身をひねり、弾丸に匹敵する速度の拳を頬めがけ振り下ろそうとした) 」
オ ォ ォ ォ ォ … … ッ … … ! ! ! ! (不安定な空間が、さらに歪みを帯びはじめる)
ペコリーヌ「えっ?あっ、待ってください~!(プリンセスソードを抜いて慌てて駆け出す) 」
カオス・リ・マスター「 ォ ン ッ (キャロルより繰り出された拳を剣身で受け止めると、その衝撃だけでなく、彼女を纏う焔が瞬く間に鎮火される。その直後身体を一回転捻り、彼女と同様に拳に焔を纏った状態で再び面と向かい――――)――――“ドラミニスライドブロウ”。(「レインド」の像が自分に重なった途端、その凄まじい火拳を彼女の腹部にめり込ませる) 」
森ノ宮「時間も無え、相手は規格外と来れば……下手に考えるより短期決戦ってのが相場だよな(
キャロルに呼応し、”紅の気”の残滓だけを残して消えた直後、
カオス・リ・マスターの直上に現れ)―――東雲流、『禊』(先程とは比較にならない程肥大化した”気”を纏った右手で、再び瞬間移動染みた速度で落下しながら”手刀”の一撃で
カオス・リ・マスターを切り裂きに掛かる!!) 」
黒ウォズ「\ ウォズ ! / \ アクション ! /(取り出したウォズミライドウォッチをビヨンドライバーへ装填する) 変身――――― 」
キャロル「硬ァ……!!(難なく受け流されると歯を覗かせ冷や汗を浮かべながらも不敵に笑むが、炎が消え……)えっうそやばマッチみたいに消……く"ぇ"――――!!(汗マークを吹き出して慌てるのもつかの間、抵抗する余地なく拳を腹部にねじ込まれ体がくの字におれる。その拍子に攻撃に入ろうとする
森ノ宮が視界の橋に入り)ッッッンドラァーー!!("十文字固め"。自身を殴った腕にふ飛ばされまいと血反吐を吐きながらも食らいつく)やれー!!
森ノ宮ッチー!! 」
カオス・リ・マスター「―――“東雲流、『禊』”(森ノ宮が言葉を発した同タイミングで自らも言葉を紡ぎ、同じ態勢で彼を迎えうつ。強大な紅い気を纏った手刀同士が互いに衝突し合い、森ノ宮の攻撃を完璧に相殺した) ス … (黒ウォズに向け掌を翳す) 」
パ キ ャ ア ァ ン ッ ! ! (黒ウォズに突然異様なノイズが走り、何かが砕け散る音共に、変身が強制解除されてしまった)
黒ウォズ「\ 投影(トーエイ)! フューチャータイム ! / \ スゴイ ! ジダイ ! ミライ ! / \ カメンライダー ウォ――――― パ キ ャ ア ァ ン ッ ! ! (―――――!!?)(何の予告もなく変身が強制解除され、酷く動揺する)…ッ……!そんな…変身が、できない……!!?これも、奴の力の一部…ということなのか…?くっ…… 」
ペコリーヌ「あっ…え、えぇっと、なんだかよくわかりませんでしたが……ごめんなさい!―――――えい!(
カオス・リ・マスターの前まで来て、一礼してからプリンセスソードで斬りかかる) 」
ロー「――――“シャンブルズ”!!!( シ ュ ン ッ ! ! )(自分と
キャロルの位置を転換させ、刀を振りかぶった状態で
カオス・リ・マスターの傍に出現)貰った――――――(そのまま間髪入れず刀を思いっきり振り下ろす) 」
カオス・リ・マスター「―――“シャンブルズ”―――(瞬間的にローとの位置を転換。自分の目の前にいる"刀を振り下ろした"ローを視界に捉えると)―――― ゴ ッ ! ! (何の予備動作もない裏拳を炸裂させ、ぺコリーヌのもとへと殴り飛ばした) 」
ロー「――――!!?(こいつ…俺と同じ能力を――――)かッ………!!!(裏拳に骨ごと砕かれ、そのままぺコリーヌのもとへと殴り飛ばされる) 」
白ウォズ「……くッ……まずい、このままでは……――――!(不利な戦況を渋った表情で見守っていたところ、傍にいた
現場猫と電話猫の存在に気づく)…私と共に来てくれ……!(そういうと自分ごと二匹の猫をオーロラカーテンの中へと誘い、その場から離脱する) 」
現場猫「ヨヨヨヨヨッヨヨッヨシッ!!避難準備はヨシか……はっ!?(灰色の壁に吸い込まれる) 」
キャロル「ゾッッ――――(殺られる。
カオス・リ・マスターが指を動かした刹那世界の色は反転しその四文字が脳裏をよぎった。ローの援護でことなきをるが、冷や汗がどっと吹き出し、表情こそ買えないものの眉間に皺がよる)!! トラオっち!ぺこっち!(ローがペコリーヌの方へ吹っ飛ばされると足裏から火を吹き出し、それを推進力にした高速移動でローとペコリーヌの間に割って入り、二人の服を掴んで引っ張ることで
カオス・リ・マスターと距離を取りつつ二人の衝突を避ける) 」
電話猫「どうして私まd―――(
現場猫と共に吸い込まれてる) 」
ロー「ゼェ……ゼェ…ッ……!すまない、キャロ屋…だが、俺のことはいい… 今は自分の命を優先しろ…(帽子を深く被り直し、殴られた部位を強く抑えつけながらよろりと立ち上がる) 」
カオス・リ・マスター「……(距離を置くキャロルたちを見据えると、何もない空間に手を伸ばす)―――― [1577304] :【参照】 」
コ ォ ン … (何もない空間にログの数字が表示されるとその部位の空間が突然砕け、中から何かが飛び出してくる)
【参照】[1577304] 宇練銀閣「……!!(寝ぼけた表情から一変、大きく見開いた眼から繰り出された反撃の一閃を紙一重で避けきった…と思われたが)――― ブシャアァッ ! !(切り裂かれた右肩から鮮血が噴き出る)…やるじゃねぇか、有りもしない幻覚斬っちまったようだよ。(再び居合の態勢に入る)“零閃編隊・五機”…!(更に練度を増した高速斬撃の嵐を、怨嗟の化身に向けて次々と放つ) 」
――― [1577304] :【引用】【改竄】 ―――
【引用】【改竄】 [1577304] 宇練銀閣「“零閃編隊・五機”…!(更に練度を増した高速斬撃の嵐を、【キャロルたちに】向けて次々と放つ)(砕けた空間から現れた「過去のキャラクター」は、その役目を終えると自然消滅した) 」
ペコリーヌ「わっ…!あ…ありがとう
キャロルちゃん…!でも……… 」
森ノ宮「ナイスアシストだキャロ…ーーーっ!?(余りにも呆気無く相殺され、反動で血を流す右手を見つつ、体制を崩しながら着地する)―――ッ!どういう絡繰りか分かんねえが…!(素早く体制を立て直し、殴り飛ばされるローとペコリーヌ、そして
キャロルを一瞥した後、
カオス・リ・マスターと三人の間に立ち塞がり)……ッ!(まともな攻撃は通らない、なら…奴の狙いを掠め取ってやるッ!)――貰ったァ!(
カオス・リ・マスターが手を伸ばす、その先に割り込む様に、猛スピードで飛び込む) 」
ロー「――――!!伏せろッ!!!!(
キャロルとぺコリーヌの前に立ち、刀を素早く振るって
宇練銀閣の高速斬撃の嵐を弾き返していくが―――)ブシャァッ、ザシュッ、ズシャアアァッ ! ! ! がふッ……!!!(音速を越える攻撃に体中を切り裂かれ、跪く) 」
カオス・リ・マスター「―――― [1494862]:【参照】 」
コ ォ ン … (再び空間に現れるログ、そして砕ける空間… 中から何かが飛び出してくる)
【参照】[1494862] AS「―――輪廻の果てにある終焉が俺の死ならば、それもまた本望!俺はその刻まで、ただ―――剣を振るう!!(『流星剣』のブースターが輝き、次の瞬間、キセルの目の前まで移動し―――)『天翔半月』ッ!!(半月を描くようにミラージュブレイドを振り上げる) 」
――― [1494862]:【引用】【改竄】 ―――
キャロル「頭数が減ったら負けだよ。とりあえず絶対なのは私より強いってこと、私が生き残っても勝てないってこと。今こそお互いを守るんだZEトラおっち(背越しにウィンクしサムズアップ) げぇスタンド攻撃!?こんの……!(回避を考えるが自分一人回避すれば先に言った通りのリスクが存在する。回避はせず、掌に熱エネルギーを収束させ、それをブロウの要領で振るい)BOMB!!(爆炎を扇状に広げ熱風で斬撃をかき消そうとする) 」
【引用】【改竄】[1494862] AS「―――輪廻の果てにある終焉が俺の死ならば、それもまた本望!俺はその刻まで、ただ―――剣を振るう!!(『流星剣』のブースターが輝き、次の瞬間、【猛スピードで走る森ノ宮】の目の前まで移動し―――)『天翔半月』ッ!!(半月を描くようにミラージュブレイドを振り上げ、【森ノ宮】を切り裂いた)(攻撃後、その像は自然消滅した) 」
キャロル「 ゾンッッッ (が、それも虚しく弱まりこそしたが斬撃は健在。脇腹を裂かれ赤が噴き出し片膝をつく)やっべ内臓出てる……出てないこれ?ゼェ…ゼェ……縫い針持って来ればよかった。内臓は出てないけど ろーっち森のミヤッチこれまだいけぞー? 」
黒ウォズ「あれは……っ……!!!(カオス・リ・マスターが呼び寄せたであろうキャラクターに仰天する)……まさか…『ログ』を、遡ったのか……!?いや、それに加え…再びログを呼び起こし、さらに、都合よく"改竄"を行っているとしか……! 」
ペコリーヌ「――――――――!?い、いったい何が……!?(状況がわからなくなり戸惑う) 」
ロー「ハァ……ハァ……これくらいの傷、どうということはねェ……!それよりも……ハァ…ッ……(なんだ…奴の能力の仕組みが…まるで理解できねぇ……ッ…)………かくなる上は……っ…(掌に円(サークル)を生み出し、次の一手を打とうとするが…) 」
カオス・リ・マスター「――――「トラファルガー・ロー」:【削除】 」
ロー「なに――― ド ッ ク ン ッ ――― があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛……――――――――――――(全身が強く脈打つと想像遥か絶する痛みが走り、断末魔を上げながら、その体は瞬く間に光となって完全に消滅した) 」
森ノ宮「奴にだけ見える”何か”―――その動作に割り込めれば…っ!?(直後、現れた”AS”の像が迫る中、素早く身を翻して回避行動を取ろうとするも)―――が、あっ…!(意識の外から現れた、”規格外の剣士の一閃”を避け切るには至らず、右腕ごと脇の下から肩を切り裂かれ、成す術もなく吹き飛ばされる) 」
ビ キ ン ッ … … パ キ ャ ン ッ … ! ! ! ビ キ ィ ン ッ 、 バ キ ィ ン ッ … ! ! ! (真っ白な空間に黒い亀裂が走り、大気が硝子破片のように砕け、剥がれ、落ちていく…)
キャロル「――――――― 。(消滅では生ぬるいだろうか。抹消と呼称するに相応しい痛みを伴う存在の削除に愕然とした。表情一つ、あどけないそれを変えることなくローであった虚無を掴むも、それは空を切る)………(ペタペタと床に触れるも、何も存在しない。その事実が、彼女が最も恐れることを想起させ――――)――――┣¨ ンッッ (最大質力。足元を『爆破』させ、自らを吹っ飛ばし
カオス・リ・マスターへ特攻する)みんな離れろ!!!!ここから!!!!(嗚咽、絶叫にも等しい懇願を全員へ向けながら) 」
黒ウォズ「 !!!? そんな…ロー君の身に一体何が……―――――!(
カオス・リ・マスターがローの名前を呟いたのを思い出す)……まさか…いや、そんなはずは……ッ… ……生殺与奪を意のままに牛耳っているのか…!!? 」
カオス・リ・マスター「―――――[101537] :【参照】 」
【参照】[101537] シン「やっぱり俺を殺す気だな……っ!!そんな突進……避けられる……喰らえ、サンダーソード!!(ミロメールの突進を避け、変形ビームソードでミロメールに斬りかかる) 」
――― [101537] :【引用】【改竄】 ―――
【引用】【改竄】[101537] シン「やっぱり俺を殺す気だな……っ!!喰らえ、サンダーソード!!(変形ビームソードで【特攻してきたキャロルを抑えつけるように】斬りかかる)(攻撃後、その像は自然消滅した) 」
ペコリーヌ「……!!!……このままじゃ、みんな……消えちゃう…… ……!!(
キャロルの叫びを聞き、言われるがままに走り出して離れていく) 」
カオス・リ・マスター「(逃げ出したペコリーヌに向けて掌を翳す)―――――「ペコリーヌ」:【削除】 」
黒ウォズ「……ッ……!!(…これが……『 管理者権限 』の力…ッ…)」
ォ … ォ … … … ォ … … ッ … … ! ! ! (割れた空間の狭間に漂う様々な並行世界の光景。それらは走馬灯のように緩やかに空間の中を揺蕩い、やがて消えていく…)
ペコリーヌ「―――――――――――――――!?いっ………やあああああああああああぁっ!!!(ロー同様、消されてしまう) 」
キャロル「 ザ グ ン ッ (押さえつけるような切り漬けは腕に深くくいこみ床に叩き伏せられる。だが『攻撃後は消滅する』ことを知っている彼女は、失血によりだらりとしたまま動かない右腕など御構い無しに間髪入れず、左腕で床を殴りつけ自身を浮かし)――――(『死んじゃうのも消えるのも、やっぱり一度ジョーダン言い合った仲だったら誰でも寂しいよ』) 」
森ノ宮「(傍らに転がる自分の右腕と多量の血液、そして消滅するローを見ながら)……まあ、まだ大人が寝るには早い時間だろ(フラフラと立ち上がり、
カオス・リ・マスターを目で捉え)……逃げられる奴は、まあ、なんとか逃げてくれ。一瞬でも時間を稼いでみるさ(キャロルに呼応し、ペコリーヌに向けられた掌に向かい、対象との射線を遮る様に)……こっちだって得意なんだぜ…!(強く、素早く踏み込み、肩口からの強引なタックルで
カオス・リ・マスターに突っ込む) 」
黒ウォズ「!!!ペコリーヌ君!!!!!(悪い予感を察してすぐさまペコリーヌのもとへ手を伸ばそうとするが、時すでに遅く、その手は空しく虚空を掴んでしまう)………… …… ……!…ぃ、いや、しかし……!!『
特異点』がある限り、たとえ我々が消滅したとしても、すぐに元通り修復されるはず……!ヒロ君!!(募りに募る不安の中、一縷の希望を見出したように振り返る)……っ…?……ヒロ君……??(辺りを見渡すが、そこにヒロの姿はなく…) 」
カオス・リ・マスター「…「特異点」なら、"既にこの世から消し去った"。(黒ウォズに応えるように彼の方へ振り返る) 」
キャロル「(『だから、痛いのも苦しいのもちっとも辛くなんかないよ』)――――!!(ペコリーヌの断末魔を聞き、瞳孔が限りなく小さくなる。
カオス・リ・マスターの頭上へ舞った彼女は、狂った獣のような叫びをあげ)――― るァァァア!!!!(歯を食いしばり、全体重を乗せた火を纏う回し蹴りを
カオス・リ・マスターの首筋へ穿とうと、最後まで『時間稼ぎ』に徹しようとする) 」
カオス・リ・マスター「(こちらへタックルを仕掛けようと迫る森ノ宮を静かに見据え、その瞳を閉ざす)――――「森ノ宮」:【削除】 」
黒ウォズ「(――――!!??)…なん……だと……!?(嘘だ、と蒼白の表情で振り返る) 」
カオス・リ・マスター「…特異点だけが持つことを許された力「キーブレード」……その力によく似た物が、古い歴史にあったな。この剣(つるぎ)はキーブレードであり、それと所縁ある「カオスブレード」でもある。だが、これはその両方の起源となったもの。つまり…"私もまた特異点であり"、そして…「特異点すらも凌駕する存在」なんだよ。 」
カオス・リ・マスター「 彼《 特異点 》はもういない。世界の修正は、もう二度と起こらない――――― ガ ァ ン ッ ! (キャロルの渾身の回し蹴りが首筋に見事に炸裂。しかし、その攻撃に怯むどころか痛みすらも感じていないように表情は凛と澄んでいた) 」
黒ウォズ「……そん…ぁ………(絶望の末に、がくりと膝をついてしまう)……ぅ、嘘だ…ッ……!このような未来は…本には書いていなかったはずだ…!!!(肌身離さず所持していた古書「逢魔降臨暦」を地面にばっと広げ、乱暴に次々とページをめくっていくが……)………なにも、書いていない…っ……?…これも、すべて消去された…ということなのか……っ…!?(わなわなと声を震わせ、目が泳ぎ始める) 」
森ノ宮「(文字通りの捨て身タックルも、触れる事さえも無く、最後に視界に入った物は、抵抗を続けるも明らかに致命傷を負ったキャロルの姿と、消え行くペコリーヌ。そして姿を消したヒロの名を呼ぶ声だった)クッソがああああああぁぁぁぁ!!!(何も成せない、その無念の叫びと共に一瞬にして消えて行った…) 」
キャロル「 ポシャ…(ゴミ袋が道の端に捨てられるような虚しい音が静粛に掻き消えそうなほどに、弱々しく響いた。必死の抵抗も叶わず、地に伏して冷たい床の感触を味わいながら周囲を見渡す。もう、ほとんどが残っていない。行きずりで、ろくに会話したこともない誰かだったが、それでも名前を互いに知った誰かだったというのに……)ハァ"……… ハァ……!! 」
『だって、自分の目的の為に何をしたら良いかなんて、実はよく分かってないんだ。それでも進み続けてる、より良い未来の為に。だからキャロルも……自分の目指したい自分になればいいさ 』
カオス・リ・マスター「 特異点も、観測者も、私の前ではみな等しく、"ただのキャラクター"だ…――――「黒ウォズ」:【削除】 」
『 私、マミーみたいにみんなを笑顔にしたい 』
キャロル「――――― (声が出ない。できない、笑顔とはあまりにも程遠い。
森ノ宮が消える、救えない。ヒーローには程遠い、虚しく腕を伸ばし虚をつかむしかできない)あぁ……ぁぁぁ………!(黒ウォズへの死の宣告が告げられる。救えない、腕を伸ばす、救えない、何もできない) 」
黒ウォズ「…ッ……!!まだだ…私はまだ、このようなところで―――――― っはあああああああぁぁぁぁぁ…―――――――(苦しみ悶えるように自らの胸ぐらを掴みながら地面によ断ると、その体は跡形もなく光となって霧散した) 」
キャロル「――――(黒ウォズ消滅 自分だけが残った。無様に、どうせ全員が消えるとしても、最後に自分が残ってしまった。『できないよ』 懺悔か、慈悲を求める弱音か、『誰か』へできないと繰り返し頭の中で嗚咽がこだまする)あぁぁあああぁアアッァ……うアァアああああ!!!(最後まで抗う。そんな大義名分で言い訳をするかのように、あまりに小さな握りこぶしで、這いつくばうように殴りかかる) 」
カオス・リ・マスター「…………(最後の一人になっても、必死の抵抗に殴りかかる
キャロルの腕をすり抜け―――)―――― ガ ッ ! (彼女の首を強く鷲摑み、そのまま軽々と掴み上げた)…すべてのものには必ず"終わり"がある。物語もまた、完結する運命(さだめ)。これにて"お前たちの物語"は、歴史に刻まれることなく…まっさらに、消える。 」
キャロル「(抵抗する意味がない、それを証明するようにして軽々と締め上げられる。その様はさながらに糸の切れた人形だった)………。……が…ぅ……(だが、それでも小刻みに、捨てられた子犬より弱々しく震える腕を上げ、自身を掴む腕を握り爪を立てる)違"う"……!! 私たちは"選んだ"んだ……選び続けた……!いつだって、物語を……『自分』という物語を描いてる……み"ん"な"……頑張ってる"んだよ……ハァ…… ―――― 」
キャロル「この世界は、私達は!お前なんかに『描かれる物語』なんかじゃない!!当たり前に意志を持って、頑張って『描いていく』物語なんだよッ!!!!(否定の意を示す。それだけは、確かに意味のあることだから) 」
カオス・リ・マスター「―――――― 登場人物(キャラクター)の分際で、作者に抗うな。(そのまま握力を強め、「彼女の物語」をその存在諸共消し去る――――) 」
キャロル「(握力を加えられた首から、砂塵のように呆気なく崩れ、人の形を失い、残った上顎から上だけが虚ろに空を見上げ風に吹かれ消えていく)―――――(もし、これが本当に物語だとして……誰かがそれを覚えてくれていたなら。それは本当に――――――) 」
『――――――――終わってしまう物語なのかな……』
ポス…… (『帽子』だけが床に落ちる。そこに付着した血痕さえも削げ落ち、存在したという証明さえも消えた。だが、『これ』だけはなぜか消滅せず)
ヒュオ――――――(あるはずのない風に吹かれ、そこかへ姿をくらましてしまう)
カオス・リ・マスター「……残念だったね、白ウォズ。お前が差し向けた"切り札"は、もうなくなった。最初から、誰も、私《 管理人 》を越えることなんて、できなかったんだよ。 」
カ シ ャ ―――[ 1578309 ]―――― ン
カオス・リ・マスター「これまでのログを残すことなくすべていただき…今度は、私が、 " 0 "から新たな物語を創生する!! 」
―――― カ オ ス ド ラ マ は も う 終 わ っ た ん だ ――――
― 終点 ―
マリオ「ィィィイイイヤァッ!!(対峙する敵を殴り飛ばした)…ふぅ……ふぅ…っ…(肩で息をしながら口元を腕で脱ぐ) 」
ルイージ「兄さん!(慌ててマリオのもとへ駆け寄る)大丈夫…?無茶しすぎだよ…! 」
マリオ「無茶しねぇと…生き残れねえだろ…っ……くッ…(腕の傷口が疼きだす) 」
ワンナップリン「むむむっ……あまりいい状況とは言えないね。政府の軍隊もまだ残っている…逃げ場はない…さて、どうしたものか…(プリン型UFOに乗って空を浮遊している) 」
ミヤコ「むぅ…このままだとミヤコ、お願い事できなくなるの…?プリン食べられなくなっちゃうの~~??(ワンナップリンのUFOの傍を浮遊しながら、彼からいただいたプッチンプリンを噛み締めるように食べている) 」
ヤ無茶「(戦場の隅でくたばっている) 」
渡辺曜「…このまま、どうなっちゃうんだろう…(避難場所にて、恐怖で縮こまっている) 」
イズ「………或人社長…(観客席にいた非戦闘員の住民たちを誘導している中、ふと赤く染まる空を仰ぎ見る) 」
弱音ハク「はぁ……もうダメだ…こういう時は酒よ酒。酒だけが救いよ。(避難所で焼酎をぐびぐび喉へ流し込む) 」
芦名一心「 さて、弦一郎はいかがしたものか……。(老体に鞭打って刀を振るい敵を屠っていく) 」
しわしわピカチュウ「(尊かった命が転がる乾いた戦場の上を歩いている) 」
じごくのよろい「うぅ…っ……助けて、くれ…だれか………ガクッ… 」
黒「………事態は悪化するばかりか…(ワイヤーを駆使しながら移動する最中、不毛な戦いに命を落としていく者たちを垣間見る) 」
大妖精「みなさん、落ち着ていください…!大丈夫です……きっと、何もかもよくなりますから…!(避難所で怯える人たちを優しく宥めている) 」
政府軍兵士『進めぇーッ!!敵は一人残らず殲滅せよ!!!(その頃各戦場では、
政府軍による殲滅戦が今もなお続いており、無慈悲な銃声や砲撃音が鳴り響く中、戦士たちに刃を突き立てていた)』 」
仮面ライダーディエンド「―――― ガ キ ィ ン ッ ! ! (ディケイドとの交戦――― 彼の一撃に吹き飛ばされ、退けられる) 」
アドベントチルノ「興味ないね。 」
仮面ライダーディケイド「……(ライドブッカー(ソードモード)を振り抜いた状態でディエンドと対峙する)……(…「あいつら」、うまくやっているのか……?) 」
はらぺこあおむし「あの…はちみつ…いりませんか…?(避難所ではちみつを売るハロウィンのアルバイトをしている) 」
猫(2)「スン……(避難所で芦名一心の膝の上に座り虚空を見つめている) 」
千夜「困りましたわ…何か温かいお汁粉でもふるまおうとしたのですが…食料が底をついてしまうなんて…(困ったように頬に手を当てながら) 」
黒崎一護「チャドの霊圧が…………消えた……?(戦慄) 」
アドルフ・ヒトラー「(震えた手で眼鏡を外し腹の底から掠れた声をひねり出す)…………助かりたい者以外は私と外に出ろ。ちくしょうめェ!!足止めしてやる!! 」
パラガス「このままでは…この星も、あと数時間の命だ……あーう…… 」
重傷患者のネイマール「痛いンゴオオオオオオオオオオオ(避難所で治療を受けている) 」
芦名一心「 カッカッカ、参ったのう。爺の身体では半分ほど減らすのでやっとかもしれんな。――――行くぞッ!! (
政府軍兵士達に向かって進みゆき、老人とは思えぬほどの大立ち回りを繰り出す。……だが、全盛を過ぎ、病に侵された肉体では勢いを止めることは出来ず、銃弾に当てられ刃に裂かれ、徐々に動作が緩慢になっていく)……ふふ、ぬかった、か。あとは、若造共に、任せると、するか。……来い雑兵共、死出の道連れよッ!! 喝ッッッ!!(最期の力を振り絞り炎を操るが如く剣舞にて兵士達を切り裂いていく) 」
大乱闘の舞台は活気を失い、誰も彼もが絶望に打ちひしがれていた…
政府軍兵士『ぐわあああああああぁぁぁーーー!!!(切り裂かれていく)』
自分はやがて消えてしまうのだろう…そう、誰もが希望と夢を失いかけていた。
芦名一心「 これで、うぉおおおお!!(最期の一太刀。刀身が折れると同時に四方八方から長槍による刺突で串刺しに)……………。(白装束は真っ赤に染まり、そのまま力尽きた) 」
アサシン(stay night)「(颯爽と駆けつけ芦名一心へ背後から斬りかかろうとしていた兵士を一刀の元斬りふせる)アサシンのサーヴァント、佐々木小次郎。義故に助太刀いたす。(その獲物、ただの『竹』)いやさ、そこなパンダ殿からいただいた品故、それこそ猫の手程度の加勢にしかならんだろうが 」
カオス・リ・マスター「 バ サ バ サ … … (遥か上空。混沌と堕ちた戦場を憐れむように俯瞰し、静かに瞳を閉ざす)……見ろ、ヴィナミス。これが今の《 混沌 》だ。弱く、脆く、醜く…すべてにおいて不完全な世界…それが集まって生み出された物語もまた、滑稽なことこの上ない。 」
モンスターハンター「いや参った。対人戦は専門外だっての、フロンティアじゃあるまいし……(力尽きる) 」
アーロン「――――――――――――諦めるには、まだ早いな。(どこからともなく戦場を通りすがる) 」
カオス・リ・マスター「―――――――― この物語は、浄化するしかない。(右手に握られた鍵剣『管理者権限』を天高くつき上げる) 」
スモーカー「――― ブ ワ ァ ッ !!(全身を煙に変えて全速力で空を飛びぬけ、政府軍隊の前へ立ちふさがる様に着地する) 今すぐ全軍隊を下げろ!!主催の狙いは、俺たちを集めて――――― 」
――――― オ ゥ ン ッ ! ! ! ――――― (その時、世界が激しく揺れる)
キルビス「―――――!?(政府の軍隊と交戦中、突然の揺れに転倒しかける)……何だ、今のは……!? 」
syamu_game「ダデ…ダデ…(避難所でひたすら震えている) 」
カオス・リ・マスター「 バ キ バ キ ャ バ キ ィ バ キ バ キ バ キ バ キ ャ バ キ バ キ バ キ ィ ィ ッ ! ! ! ! ! (心臓部を核に、銀色の結晶体のような物質が止めどなく溢れ出し、自らの身体を包み込むと共に更に大きな塊を形作っていく) 」
アオ「はぁ、はぁ…っ……何か、いやな気配を感じる…今までに感じたことのないような、この―――――!?(ふと上空を見上げ、そこにいた
カオス・リ・マスターの姿に目を見張る)――――…あれは…ッ……!!! 」
ギ ャ リ ギ ャ ギ ャ リ ギ ャ リ ギ ャ リ ィ ッ ! ! ! ! ! (巨大な銀塊から更に結晶体が飛び出し、その表面を何層にも包み込んでいく)
鏡音リン「きゃー!なになに…!?なんなのよもーぅ!!><(避難所で揺れを感じてパニックに陥る) 」
ジンベエ「なんじゃ!?あれは……!!(上空に浮かぶ巨大な塊に目を奪われる) 」
ゾ ゾ ゾ ゾ ゾ ゾ ゾ ゾ ゾ ゾ … ッ … ! ! ! ! ! ! (空を物見込むほど巨大化した銀塊はそこから8つの方向へ伸び出していく。巨大銀塊を胴体とするならば、右脚、左脚、右腕、左腕、顔、背に両翼、そして尻尾……それは宛ら伝説の怪物「ドラゴン」を模っていく)
リュウ「結晶が龍に……ドラゴンと戦うのは久しぶりだな 」
ブン「おい…おいおいおい!ねーちゃん!あれって…… 」
フーム「嘘…っ……まさか、魔獣…!?(空に浮かぶドラゴンの姿に驚く) 」
シバター 「順平可愛いんだよ!(避難所で震えているsyamuのそばで彼を抱き寄せる) 」
パ キ パ キ パ キ パ キ パ キ パ キ ィ ッ … ! ! ! ! ! (凸凹だらけだった銀塊の表面が洗練されていき――――)
Ø:Log〔ゼローグ〕「―――――――― グオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォオオオオオオオオオンッ!!!!!!!(大乱闘の舞台に突如として現れた巨大な銀塊は、ついに完成された姿―――― 世界で圧倒的な巨体を誇る竜の姿として君臨した)」
アーロン「……よもやこれほどのものとは。〝様子を見に来た〟甲斐はあったか… 」
セルド「ッ――――――!!!?(空を覆いつくすほどの大きな影に振り返った時、そこで目にしたものに絶句する)なん……だ、あれ…ッ……!!?(なんというでかさ……いや、外見だけじゃない。なにか、圧倒的な何かを、突き付けられたようなこの感じ…ッ……なんだ、なんなんだ…あの「竜」は……ッ……)(かつてないほどの巨体を誇る竜「ゼローグ」の姿に圧倒される) 」
ネスサン「でかあああああああああああああああああああああああああああああああああい説明不要ッ!!!!!!(あまりのでかさの泡を吹いて気絶する) 」
シロナ「あれは…キョダイマックスポケモンよりもはるかに大きいわ……!! 」
うずまきナルト「いったい…何がどうなっているんだってばよ…ッ……! 」
アーロン「だが……これで奴の姿は捉える事ができた。(不思議なことに自主的にオーロラカーテンを発生させ、オーロラカーテンの奥へと消えていく) 」
エレン・イェーガー「でっ………!?なんだよあれ、超大型巨人なんかくだらねえぞ……! 」
仮面ライダーゼロワン「 !!!? (でッ……でかい…っ…!なんだあのドラゴン…一体どこから……!!?) 」
シャモ「ああぁ……あああぁ…っ……!(巨大なドラゴンを指して震え上がる) 」
カオス・リ・マスター「――――― ニ タ ァ ――――(そしてその巨竜の心臓部の奥深く、とてつもない闇が逆巻く深淵の空間にて、この上ない不気味な笑みを浮かべる) 」
Ø:Log〔ゼローグ〕「 グ オ ォ ン ―――――――― ┣¨ ォ ッ ! ! ! ! ! ! ! ! ! (巨大な腕を振り抜き――――― 大地へ目掛け、その鉄拳を振り下ろす) 」
┣¨ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッッッ ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! (神の鉄槌が大地を砕く。あれだけの猛者たちが一斉に戦い出しても決して壊れるはずのなかった終点の舞台が、その拳一つで、一瞬で真っ二つに引き裂かれてしまったのだ―――)
マリオ「ぐわああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーッ!!!!(凄まじい衝撃に耐えきれず吹き飛ばされてしまう) 」
ルイージ「兄さああああああああああああああああああああああああああん!!!!(マリオとは違う方向へと吹き飛ばされてしまう) 」
ニッキー「きゃーーーーーーーーーーーーーーーー!!! 」
戦場も、観客席も、避難所も、すべてが跡形もなく消し飛ばされようとしている。もはやこの世界に、安全な場所など、もはや存在しない――――
アオ「―――――!!(まずいッ!!!)みんな、早く逃げ――――――(その言葉を発した時には既に鉄槌がすぐ頭上まで迫り、その姿は巨大な影に呑まれてしまう――――) 」
C.F「Oh……(最後の晩餐を写真に収めようとしたが、自分ごと晩餐を踏み潰されてしまう) 」
カオス・リ・マスター「――――― 今ので数百は逝ったか。 (自身の挙動はゼローグとリンクしているのか、振り下ろした拳を胸の近くへ引き、何度も拳を握り返す様を見つめている) 」
カオス・リ・マスター「……悪くない。私は今、この世界…この歴史上でまさしく "最強" だ。この力をもってすれば…ヴィナミス、お前ですら成し得なかった完璧な世界の創生ができる…! 」
カオス・リ・マスター「…… …… …… …ッ…ッ…ッ…ッ……――――――――― ッ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ! ! ! ! ! 」
覚醒ノア「しっかりしなさい…!!(宙へ投げ出された者たちを箱舟に乗せ、その甲板上で気絶してる彼らに呼び掛けている)………世界の終焉…っ……――――(船の上から巨竜とその周辺に隕石のように漂う残骸を俯瞰し、冷や汗が頬を伝う) 」
アルティメット悟飯「ッッッ!!!(吹き飛ばされる中で空中で受け身を取り、なんとか衝撃に耐え抜く)……化け物が……(武者震いではなく、純粋に感じた"恐怖"に拳が震えだす) 」
カオス・リ・マスター「……さあ、遊びは終わりだ。これより「この物語」を再構築する。 オ ゥ ン ッ … ! (紅き瞳が真っ赤に発光する) 」
Ø:Log〔ゼローグ〕「 ゴ オ オ オ オ オ オ ォ ォ ォ … ッ … ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! (口内に赤黒い瘴気が溢れ出していく) 」
シルバー「危なかったぜ……間一髪、か…!?(超能力で瓦礫ごと宙に浮遊している)――――!?何か来るぞ……!!(反射的に身構える) 」
ヌマクロー「(無重力空間にそのまま放り投げだされたようにただ空中をふわふわと彷徨い続けている) 」
キュゥべえ「わけがわからないよ…!(辛うじて残った残骸の上で様子を窺っている) 」
カオス・リ・マスター「 【 カオスドラマ 】に生まれしすべてのキャラクターどもよ ―――― その命、この私《 管理人 》に返上するがいい!!! 」
Ø:Log〔ゼローグ〕「――――――― ┣¨ ォ ッ ! ! ! ! ! ! ! ! ―――――――― (天へ顎を突き上げると口内に膨大な邪気が収束し、そして、すべての空間に行き届くほどの広大にして膨大な赤黒い息吹を解き放つ) 」
テイルス「なにこれ…!? う、う、うわあああああああああああああぁぁぁぁ―――――――――(赤黒い息吹に呑まれ、その姿が闇に溶けていくように消滅した) 」
仮面ライダーゼロワン「ヤバい…何か来る―――――!!?(息吹から逃れようと天高く跳躍するもすぐに追いつかれ、飲み込まれてしまう)ぐッ゛ッ゛……!!!?うぐうううぅぅッッッ…や、やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ―――――(瞬く間に息吹に取り込まれ、その姿は消滅する) 」
氷冬「――――――!!! 四刀流奥義―――(咄嗟に引き抜いた四刀でその息吹を跳ね返そうと試みるも、一瞬で差を縮められてしまい)そん――――――(刀と共に、その存在が"なかった"ことにされてしまう) 」
リキッド「 うぉぉおおお!! まだだ! まだ終わって――――――(メタルギアRayを操りながらもゼローグに挑んでいたが、結局機械では相手にはならず、闇に飲まれ消えていく) 」
カズネ「…ぃゃ……いや…ッ……!!!(邪悪な瘴気に身体を蝕まれていき…) (これが…死……―――――)(視界は闇に覆われ、体は無に消える) 」
スネーク「リィキッドオオオオオオオォォォォォォォォォ―――――――――!!!!! 」
DMトゥーン「……消させない……!みんなの思いを消させたりなんか――――!!!?(果敢にゼローグへ単身立ち向かうも、黒い息吹に身体を"取られ"てしまう)…まだ……僕たち、は……っ…――――――(夜空に浮かぶ一つ星に手を伸ばすも、その小さな光と共に闇の中へと消えていく) 」
wii fitトレーナー(女)「(ヨガのポースで乗り切ろうとするが存在をかき消されてしまう) 」
はらぺこあおむし「あ~~~~~~~~……――――(ハロウィンのアルバイト中だったにもかかわらず消滅する) 」
イーノック「大丈夫じゃない(カメラ目線のまま一瞬で存在を消滅させられる) 」
ゲッコウガ「 ゲッコウガァ…(ゲッコウガ の みきり! しかし うまく きまらなかった!▽)(ゲッコウガの目の前が真っ暗になった▽) 」
エスカルゴン「あGEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE(殻だけ飲み込まれ、すっぽんぽんにされて後に第二波で完全消滅する) 」
蓬莱山輝夜 「えーりん!えーりん!助けてえーりん!(助けてもらえなかったので消滅しました) 」
――――― コ ォ ン ッ … ! ! (全空間を侵食していく赤黒い息吹。その息吹に包まれた者たちは瞬く間に消滅し、「数字」となっていく。数字は光に包まれ、巨竜のもとへと吸い寄せられるように移動し始める)
電「み、みんな…皆消えてしまったのです……は、はわわ、嫌、嫌です、嫌なのです、消えたくないのです! 消えてしまいたくないのです! また真っ暗な場所に行くなんて嫌なのです。誰か、誰か助けて……提督さん、提督さぁあああ―――――――(咽び泣き助けを求め、許しを乞い、逃げ回る少女の声も虚しく、暗黒の帳は彼女を包み飲み込んでいった) 」
霧雨魔理沙「ゆっくりして逝くんだぜ……( ピ チ ュ ー ン ) 」
カオス・リ・マスター「 すべてのキャラクターは「ログ」から生まれる。本当の死を迎えた彼らは再び「ログ」となり、還るべき場所へと還っていく。 」
Ø:Log〔ゼローグ〕「 ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ … ッ … ! ! ! ! (あらゆる空間から引き寄せられていく無数のログはその身に取り込まれていく) 」
カオス・リ・マスター「すべてのログが、私のもとへ…―――― これで、"すべて"が生まれ変わる…ッ……!!! 」
世界は闇に包まれる。何もない、誰もいない、空虚な物語。
すべての《 混沌 》は、もう、何処にも存在しない…――――――
…… …… ……
キャラクターの声はもう聞こえない。
彼らの姿はもう見えない。
「あなた」は画面の向こうへ呼びかけた。
…しかし、何も起こらなかった。
「あなた」はブラウザバックを行った。
…しかし、何も起こらなかった。
今度は再起動を行った。
…しかし、何も起こらなかった。
もう【 カオスドラマ 】は本当に消えてしまったようだ。
ここで過ごした日々はもう戻らないと知った。
…「あなた」は俯いてしまった。
……
…………
………………でも…
もしかしたら…
「あなた」の中に【 カオスドラマ 】への愛が少しでもあるなら
その想いを、言葉に綴ることができる。
…「あなた」は、目の前にあるキーボードに手を伸ばした。
…カタ…
カタ、カタ……
カタ、カタカタカタカタ……
カタ、カタ、カタ……
―――――――― 「 」 ――――――――
Enter ⏎
カ タ …
カオス・リ・マスター「……《 混沌 》はすべて無に消えた。あとは、この"0"から創り出すのみ――――― 」
ピ ロ ン ッ ♪
そのウィンドウには、ただ一言、メッセージが記されていた。
初めまして。私は、『カオスドラマ』が大好きです。もうドラマは見られないのでしょうか?そう思うと、非常に残念です。
ピ ロ ン ッ ♪
毎日が退屈な日々の中で、『カオスドラマ』は僕の生き甲斐でした。カオスドラマに会えて、本当に良かった。
ウィンドウは次々と表示されていく。
誰が誰に宛てたものかは明記されていないが、すくなくともそこには…
カオスドラマへの愛をつづったメッセージが記されていた。
例え如何なる形であろうと、如何に歪であろうと、混沌とは1つの世界だった。命を吹き込んだ駒が、この手を離れて人になってゆくのが楽しかった。
初めてここへ来たのはハロウィンの時でした。周りのみんなが楽しそうにドラマしている中、一人で遊んでいたら、声をかけてくれる人がいました。その人とは今もずっと、一緒に楽しくドラマをしています。
いつの間にか、彼、彼女等は手元を離れて好き勝手に歩き出している。いつの日か愛してやまない役者達が一人でに歩いていく背を見送っている。そんな物語としては出来損ないで、どうしようもなく生きている混沌が、この場所が好きだ。
正直なところ、あの時は他にやることがなかった。ドラマという一つの娯楽に出会うまでは。
レインドさんマジかっけえんだわ
此処で生きている人たちが居て、そんな彼等が住まう世界がある。多分それは、素敵な事だと思う。
平成から令和へ跨ぐ瞬間を、ここにいる仲間と一緒に迎えることができたのは一生忘れられない思い出になったな。
カオス・リ・マスター「……!!?…一体誰だ…!?…すべての存在《キャラクター》はこの私が完全に消滅させたはずだ!!(次々と現れる謎のメッセージウィンドウに動揺する) 」
苦難の道に試練あれ、乗り越えし者に祝福あれ。傷だらけになっても、何度挫けそうになっても、立ち上がろうとする者達は美しく気高い。私はそう信じて、彼らを見送った。
あまりにも楽しくって、ついついリア友をここに誘ったんだ。そしたらその娘も好きになっちゃったみたい。気が付いたらお外でもドラマの話で盛り上がることがたくさんあったな。
デップ……俺ちゃんがこの世界を救ってやるよ。ところでパソコンに詳しくないんですけどこのサーバーっていうの復旧すればいいんです?だめ?そう……
嫉妬もあった、悲しいこともあった。でもなんていうのかね。今となっちゃいい思い出だよ。
うちの子かわいい そしてよその子かわいい そんでもってうちの子とよその子が絡んで最強に見える 充分やん?
此処には総てが存在していた。私はそれを面白いと思ったし、見ていて飽きないなと感じた。数多の輝きが織りなす文様は、美しかった。
過去がどれだけ忌まわしくても、それはきっと彼らにとって大切な歴史に違いないんだ。だから、己を忌む事はあっても、彼らを呪うことはないだろう。
現実でつらい時があった時、空想のドラマへよく逃げ出した。ドラマではたくさんの人がいて、いっぱい励まされた。…もうちょっとだけ、現実でも強く生きられそうって、そう勇気づけられました。
闘い、恋、そしてはっちゃける。閉ざされた現実を、ここでは開く事ができた。
すき!!(挨拶)
カオス・リ・マスター「っ…今この世界に、私以外の存在などいるはずがないッ!!(四方八方を振り返っても、埋め尽くさんばかりのメッセージに狼狽する) 」
決意を抱き続けるんだ。誰かがここを覚えている限り、物語は終わらない
お前らもっとドラマしろ
不揃いで、玉石混交。面白おかしくて、たまにナンセンス。でも、それでもいいじゃないですか。正に―――"人間"らしくって。
忘れらない思い出がたくさんできました。ありがとう、カオスドラマ。
知らなかったのか?推しを持ったオタクからは逃げられない……!!
死にそうになった時、俺がいなくなっても何も変わらないし、きっと誰もが忘れてると思ってたけど。でも、覚えていてくれた人がいて嬉しかったなあ。
ヴィナミィィィィース!!!!(赤大文字) ヴィナミスはイケメン ふーすっとしたぜ ところでそこのお前、解釈違いです!!!!!
カオス・リ・マスター「…誰だ…誰なんだ……―――――― 「お前ら」は一体誰なんだぁッ!!!
―――――― 「私たち」は、"カオスドラマを愛する者"です ――――――
カオス・リ・マスター「………!!! 」
その時、彼はあることに気づき始める。
それは初めから存在していた。誰の目にも見えるものとして。
今、「あなた」の目の前にも、確かにそれはある。
――― 現 在 5 名 が 閲 覧 し て い ま す ―――
カオス・リ・マスター「……『閲覧者』が…"0"になっていない…だと…ッ…!? 」
――― 現 在 12 名 が 閲 覧 し て い ま す ―――
カオス・リ・マスター「……ぅ…ウソだ……ウソだウソだウソだ…ッ……!!!消したはずだ…!!確実に!!!私以外の、すべてを…ッ…!!(頭を抱え始める) 」
――― 現 在 17 名 が 閲 覧 し て い ま す ―――
カオス・リ・マスター「ぁ……ぁぁあッ………!! 」
――― 現 在 20 名 が 閲 覧 し て い ま す ―――
――――[ 0 ]――――
カ シ ャ ―――[ 1 ]―――― ン
カオス・リ・マスター「―――――!……まて…」
カ シ ャ ―――[ 315 ]―――― ン
カオス・リ・マスター「……「ログ」が…ッ……回収したはずのログが……!! 」
カ シ ャ ―――[ 25438 ]―――― ン
カオス・リ・マスター「…やめろ……ッ…… 」
カ シ ャ ―――[ 656898 ]―――― ン
カオス・リ・マスター「…やめろ……―――― やめろと言っているんだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ッ゛!!!!(血眼になって悲痛の叫びを上げる) 」
カ シ ャ ―――[ 1578513 ]―――― ン
――― "世界のどこかで誰かが想えば、巡り巡ってその想いが叶うようになっているのです、この世界は。" ―――
Ø:Log〔ゼローグ〕「 ウグェ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ッ゛!!!!!! 」
闇の奥深くで、何かが共鳴している。
何かが鳴り響くのを感じる。
何かが、強く鳴り響くのを感じる。
――― 彼ら《 キャラクターたち 》の声が聞こえる ―――
ブ ワ ァ ァ … ッ … ! ! ! (ゼローグの身体から数えきれないほどの光が飛び出していく。それらの光が真っ白な空間に降り注ぐと、消滅したはずの大地が、空間が、世界が元通り修復されていく。)
天から降り注ぐ温かな光が混沌の世界に降り積もる
そして光はまた新たな生命を形作っていく
かけがえのないキャラクターの命の灯が蘇る
――――― フ ワ ッ (息を吹き返したように、優しく吹き付ける風が何かを運んでくる。それは誰かの『帽子』だった―――)
パ サ ッ … … (花弁のようにひらひらと舞うその帽子を、誰かがキャッチする。その「手」は確かに存在していた。その者は帽子を深く被り、その内側で満面の笑みを浮かべていた――――)
ありふれた言葉
ありふれたいつもの景色へ
そしてどこかで見た誰か
まだ見ぬ誰か
縁もゆかりもない誰か
『あなた』の愛した世界へ告げる
カオス・リ・マスター「…あ…ッ……あぁ…ッ……!!?……ありえ、ない…ッ……!?(再び息を吹き返した生命、
キャロルの姿に驚きを隠せず声を荒げる) 」
ヴォイド「 帰る場所がある。それ以上の幸せはないだろ? 」
芦名弦一郎「
カオス・リ・マスターとやら、卑怯とは言うまいな? ガラ、ガラ、ガシャン……(甲冑を脱ぎ捨て鍛え上げられた肉体を晒す。そして、その手には本来持っておらぬはずの黒の不死斬りを一振り)……巴の雷、見せてやろう(それはいつかの負けフラグではない。葦名という狭い領地ではなく、世界というあらゆる命の営みを守るための力。その雷に、かつての妄信はなく……) 」
結月ゆかり「どーも、みなさん大好きゆかりさんですよー。いや~、一時はどうなるかと思いましたけどね。結果オーライっていうことで! ゆかりさんはね、まだ離れたくないんですよ。好きなものに囲まれたこんな幸せなところをね。 」
デッドプール「—————ッシャオラァ!!(突然発生したメッセージウィンドウをぶち破ってHTMLとかCSSの参考書を担いで現れる)レンタルサーバーを乗っ取ってやったぜ。これで出演者の秋穂kんが全部スパイディに……なってねぇ!?デップーのまんまじゃないですかやだー!いつもの
カオスドラマだこれ!? 」
イーノック「―――一番いいのを頼む。(その身を包むのは"そんな装備"などではなく、"一番いい装備"だった。) 」
森ノ宮「さーて……こうやって戻ってきた所で、もう一仕事させて貰おうじゃねえか(腕を鳴らしながら現れ) 」
浦橋龍助「俺は……アキラを、
キルビスを…大切な友達も守れずにくたばっちまうような男じゃねえ!!!舐めんじゃねえぞおおおおおおおおお!!!!! 」
ヒロ「やってくれたじゃないか(首を鳴らしながら現れる)この蹴りは必ずつけるぜ。 」
オルガ・イツカ「—————なんて声出してやがる……管理人とやらよぉ……。俺は……… オレ達は!この世界の住民だぞ!こんな世界の終わりの一つや二つ、なんてこたぁねぇ……! 」
ロー「…ったく、もう少し静かに目覚めさせてくれ…(後頭部を掻きながら歩いてくる) 」
ツキシマ「帰りたい場所がある、僕はまだこんな所で終わってられないんだ。 」
ペコリーヌ「―――――――――――やばいですね☆( い つ も の ) はぁ~、なんだかお腹空いてきちゃいました。( い つ も の ) 」
マロン「ん~~~~~っ…(背伸びしながらやってくる)…あれ?なんで私、こんなところにいるんだっけ…?………ま、あとで思い出せばいっか♪(ふふんと小躍りしながら瓦礫の上へ飛び乗る)そんなことより…なんだか今から楽しいことが起こりそう♪(ぺろりと舌なめずり) 」
オリヴィエ「いやぁー形振り構わず殺生三昧。神仏がいようものならとっくに神罰が降っているでしょうしこんなもんかぁって覚悟を決めましたねぇ(どこから仕入れたのか三色団子をつまみながら飄々と現れ)依頼主殿……の姿はありませんね。ひょっとして復活してないんです?まあいっかぁ 」
ヒロ「…………戻って早々それかぁ(ペコリーヌに) 」
黒ウォズ「フッ…―――――― 祝え!!!!! どうやら混沌の力が結集し…多分!!未来を創出する《 奇 跡 の 共 同 戦 線 》!!! 」
黒ウォズ「 その名も《 カ オ ス マ ッ シ ュ ピ ー ド 》!!!!!! きっと、新たな歴史が創成された瞬間である!!!!! 」
リズ「妹に先越されたんだがーーーーー!!!?(くわっっっ)でも私の妹クソ可愛い、復活一番乗りだぞ一番乗り、その他有象無象共なんかこう感謝しろ。ところでなんで姉である私が一番乗りじゃないの?なにこれ?嫌がらせ?ロイキャンベル? 」
ジャクリーヌ尾崎「(謎の迫真のキラキラエフェクトと共に現れる)この私が居なくなる事なんて決して無い、つまり私の居るこの世界が奪われる事もあり得ない…という事ですわ!! 」
氷冬「…朋から語り継いだ思いは、決して消えはしない。私たちの生きざまは、"ここ"に刻まれているのだから。 」
飛電或人「それって祝ってるの…?あっ!いでででで……胃が…急に……胃は痛いけど祝いたい…はいっ!アルトじゃ~~~~ないとっ!!m9( ・`ω・´) 」
イズ「或人社長。今回もダジャレが活きていますね。 」
芦名弦一郎「 異端の力がこの身に湧いて出てくる。龍胤に似た、なにか……だがそれはよい。問題は、この俺に握られた黒の不死斬り……。いいだろう、存分に使わせてもらう 」
門矢士「…俺たちは信じている。「ここ」で生きた証を。物語の中で生きていると!お前は諦めた…自分の欲望に負けて、物語(ドラマ)を否定した!だが俺たちは、信じるものの為に生き続ける!それが俺たちの物語だ! 」
AS「―――声が聞こえる、誰かが俺達を見ているのを感じる。それは決して不躾なものではない……俺達を再び、この世界に呼び戻したものだ―――借りは、返すぞ。 」
ペコリーヌ「え?あっ、ヒロくん!おいっす~☆ お祝い!…ということはつまり、レッツ・パーティってことですね!またお腹いっぱい食べられますよ~!やばいですね☆ 」
ヒロ「そ、そういうパーティー!?……ま、戦いが終わったらちっとは付き合ってもいいかな(ぉ(ペコリーヌに) 」
マルガリッタ斎藤「(尾崎の足元ですでに死んでいる) 」
キャロル「みんなヤッホー。朝ごはんまだーーーーー?(開口一番、踵を返し集った奇跡の終結を果たした面々にいつものなにを考えているのか読み取れない気の抜けた無表情で、大手を振りながら問いかけ)—————あーそっか。まだ『始まったばっかりだっけ』 (帽子の唾に手を添え、高く聳える山の如き敵へ、マイペース二歩を進め、四肢を広げ大の字になり)スゥーーーー 」
キャロル「——————さっさと済まして!みんなで帰って!ご飯食べて!!いっぱい遊んで!!!!寝る!!!!!(腹の底から、生気を取り戻したこの世界の息吹をいっぱいに吸って叫ぶ)————やるぞ!みんなで!! あの大バカ野郎を————— 」
キャロル「 『ギッタンギッタンにして』 『ぶちのめして』 『後悔させてやる』 —————『私達の手でな!!!!』 」
カオス・リ・マスター「……………いいだろう…ッ……今度こそ、今度こそッッッ!!完全に滅ぼしてやる…ッ…!!!不安定なこの世界を!!!不完全な物語を!!!! 」
Ø:Log〔ゼローグ〕「 グオオオオオオオオオオオォォォォオオオオオオッ!!!!!!! 」
カオスドラマはまだ終わらない。
今、すべてを賭けた本当に最後の大乱闘の幕が、開かれる――――――!!!!
最終更新:2021年02月12日 19:59