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コンペ・ロワイアル@ウィキ

命に嫌われている

最終更新:2023年09月12日 08:47

匿名ユーザー

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 異様だった。
 殺し合いに乗った少女、野崎春花を五人の人間が囲う光景は。

 五人のうち二人、とがめと佐藤アカネは春花に襲われた被害者だ。
 二人とも下手人を殺す気はないが、彼女を見る目はは当然の如く厳しい。

 対する二人、クッパ姫とデンジが睨むのは春花ではなく、とがめとアカネである。
 二人から見れば、春花と合流できたと思ったらいきなり襲われたと主張してきているにすぎないのだから、当たり前といえば当たり前だ。
 しかしデンジのデイバッグを盗み、二人から逃げるように去っているという事実がある以上、分が悪いのは間違いない。

 最後の一人、プッチはそれどころではなかった。
 はっきり言って彼からすれば、春花は殺し合いに乗っていると思っている。
 彼女がデンジのデイバッグを盗むところを目撃しているうえ、スタープラチナを出していた以上十中八九戦闘していたのは確か。
 そしてその相手がNPCでなければとがめとアカネの二人であることはほぼ確定している。
 ならば、殺し合いに乗っていると考える方が自然だろう。

 だがそれよりもプッチにとって重要なのは、春花がスタープラチナのDiscを持っているという点である。
 彼の最終目的からすれば別にそこまで必要なものではないものの、スタープラチナが敵に回るという可能性はできれば排除したい。
 担い手が空条承太郎ではないとはいえ、その力が強力無比なのは間違いないのだから。

 そしてこの五人に囲まれる春花は今、迷っていた。
 最初こそ幸せな世界を手に入れる為優勝を目指すと決断したものの、最初に遭遇したペテルギウスには殺されかけ、次に出会ったクッパ姫とデンジには絆されかけ、そして今は負けて追い込まれている。
 ここで『最初は殺し合いに乗っていたけど、今はやめました。もう一度仲間にしてください』といえば、少なくともクッパ姫とデンジの二人は許してくれるだろう。
 しかしアカネが嘘を見抜く能力の持ち主である以上、この言葉は本心でなければ通用しない。
 そして春花には、今それを本心で言える自信はない。
 そんなにあっさり鞍替えできるのなら、最初から殺し合いに乗ったりしない。
 いくら迷い揺らぎ始めているとはいえ、彼女の家族に対する思いは軽くはない。

「なあクッパ。デンジ」

 各々がそれぞれの事情で口を閉ざす中、最初に口火を切ったのはプッチだった。

「……なんだ」
「なんだよ」
「私が野崎春花を追う前に言ったことを覚えているか?」
「あ~っと、スタンドがどうこう言ってたやつか」
「そうだ」

 プッチの問いに答えるのはデンジ。
 彼はプッチが春花への疑いを晴らすのならさっさとやってくれ、とばかりにプッチを見る。
 その期待に応える、というわけでは無いが、プッチは話しかけた。

「野崎春花。少し、いいかい?」
「……あなたは?」
「私の名前はエンリコ・プッチ。
 今はクッパとデンジに同行している者で、普段はアメリカのグリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所において神父をしている」
「なあなあクッパちゃん」
「なあアカネ」

 プッチが自己紹介をしている後ろでデンジととがめがそれぞれ、同行者にあることを尋ねようとしていた。

「「しんぷって(とは)、何だ?」」
「えっと……」

 二人の質問が被っていることはともかくとして、質問の内容に困るアカネ。
 彼女からすれば神父について知っていることなど、教会にいる偉い人くらいの知識が精々であるが、あっている保証もない。
 なので言い淀む一方、クッパ姫は自信満々だった。

「なんだキサマら知らんのか。
 神父とはな、結婚式で結婚する夫婦に向かって誓いますか? と聞いてくる人の事だ」
「あぁ~なんかテレビで見たことある奴か~!!」
「神父をそんなゲームのNPCみたいな一言だけの存在にするんじゃあないッ!」

 クッパ姫の間違っているわけでは無いがあまりにも正確性に欠けた情報に怒るプッチだったが、すぐに収め春花へ向き直り話を戻した。

「ハァ……ハァ……まあクッパたちのことは今はいい。
 いや微塵もよくはないのだが、日本人はキリスト教に明るい人が少ないと聞いているし、どうやらキノコ王国にはキリスト教が伝わっていないようだ。
 ならばまあ、仕方あるまい。知らぬのなら教えるのが先人の務めだ」
(いいんだ……)

 息を荒げ疲弊するプッチの言葉に、思わず内心でツッコミを入れてしまう春花。
 しかしいつまでもそんな雰囲気は続かない。
 プッチは真面目な顔で春花に目線を向けると、背にホワイトスネイクを出現させた。

「あなたもスタンドを……っ!?」
「さて野崎春花。これは君の言う通り私のスタンドだ。
 詳しく話す気はないが、私のスタンドは人の記憶を読むことができる。
 私はこれからこれで君の記憶を読もうと思う。理由はわかるね?」
「私が、殺し合いに乗っているかどうか確かめる為ですか……」
「そうだ。そして君が今持つスタープラチナならば抵抗できるだろう。
 私はそのスタンドについてよく知っている。君が本来の使い手でないことを差し引いても、そのスタンドは強力無比であることに変わりはない。」
「……」

 語るプッチとは対照的に口を閉ざす春花。
 なぜなら、彼女には目の前の神父が次に何を口にするのか予測がつくからだ。

「だから私は君が次にスタープラチナを出現させた瞬間、殺し合いに乗ったものとして判断させてもらう。
 聖職者として恥ずべきかもしれないが、場合によっては殺害も辞するつもりはない」
「なっ!?」
「オイオイオイ~! そいつはちょっとやべえんじゃねえの~!?」

 プッチの発言に驚愕するクッパ姫と、思わず諫めるデンジ。
 彼らは春花が殺し合いに乗っているとは思いたくないし、もしそうであったとしても殺して止めるという選択肢を持ち合わせていなかった。
 そして、持ち合わせていないのは二人だけではない。

「え、いやいやそれは流石に……」

 アカネもまた、プッチの発言に引いていた。
 彼女は春花が殺し合いに乗っていると骨身にしみて分かっているが、それでもやろうとしていることは凶行を止めさせることであり、殺すつもりはない。
 現代日本で育ったごく普通、とは少々言えない部分もあるが、それでも平和な場所で生まれ育った年相応の少女の価値観での判断だった。

「……」

 一方、とがめはプッチの発言に何も言わない。
 確かに彼女はアカネに合わせ、春花を積極的に殺そうとはしていない。
 だがとがめが生きていた時代は決して戦乱ではないものの、剣士や忍者が当たり前に存在する尾張時代。
 そして、その時代で自分の復讐のために殺しを覚悟し、許容している彼女は春花が死ぬこともまた受け入れていた。
 少なくとも、自分やアカネが死ぬよりは。

「わ、私は……」

 そして最後、春花は完全に詰んでいた。
 無抵抗でも抵抗しても殺し合いに乗っているとこの場の皆に晒される。
 抵抗しなければ殺されることはないかもしれないが、どうあっても願いを叶えることはできなくなると考えたほうがいいだろう。
 ならば――

「私は、殺し合いに乗っています……」

 先に全てを曝け出すことにした。
 どうせバレるのなら、いっそ全てを素直に話すことにした。

「うぬぅ……」
「春花ちゃん!?」
「やはりか」

 春花の告白にショックを受けるクッパ姫とデンジ。
 一方、プッチとしては予想できた話だった。最初からそのつもりで話を進めており、その通りの結末になっただけであった。
 だが次の問答ではそうはいかない。

「しかしなぜ、君のような少女が殺し合いに乗ったのかね?」
「……死んだお父さんとお母さんと、妹のしょーちゃんとまた、一緒に暮らしたくて」

 春花が紡ぐ壮絶な言葉に、誰も二の句が継げなかった。
 あまりすすんで人を傷つけるようには見えない彼女が殺し合いに乗っているということは、それ相応の理由があるとは思っていた。
 だがこれほど端的かつ、明確なものがあるとは思っていなかった。
 特にアカネは、目の前の春花が嘘をついていないことが分かるので、思いはひとしおだ。
 それでも何か話そうと先陣を切ったのはとがめだった。

「しかし春花、そなたに何があったのかは聞かないが、復讐しようとは思わないのか?
 例えば私は父上が殺されて、その復讐のために色々頑張っている最中なのだが」
「言い方軽いな!?」

 とがめのサラっと語られる復讐譚に、思わず言い方にツッコミを入れてしまうクッパ。
 しかし春花の返答は変わらず重い。軽くなるわけがない。

「復讐なら、終わらせました。
 お父さんとお母さんを燃やした人たちを、私は皆殺しにしたんです」
「マジかよ……」

 春花の告白に、デンジの唖然とした呟きだけが辺りに響く。
 彼女の言葉に誰もが思う。
 一体何が彼女をここまで追い込んだのか。見た所ただの少女が、ここまでの覚悟を決めてしまえた理由が分からない。
 しかし誰もそれを聞こうとは思えない。

「野崎春花」

 やがてプッチが再び口を開く。
 彼の声色は慰める訳でもなく、かと言って糾弾するわけでもない。どこか淡々としたものだ。
 しかしそれが春花には、まるで慈悲のように思えた。

「君の気持ちは分かる、などとは言わない。
 だが私も昔、妹を失ったことがある。だから、家族を失う苦しみは分かるつもりだ」
「プッチさん……」
「あの時は思ったよ。妹はなぜ死ななければならなかったのだろうか。
 なぜ赤ん坊の時、私ではなくウェザーを連れて行ったのか。
 なぜ私は教会で婦人の告白なんか聞いてしまったんだ。
 なぜ私は神父になんかになろうとしたんだッ!
 なぜ人と人は出会うのだ!? 出会わなければあんなことにはならなかったのに、とね」

 プッチの徐々に熱を帯びていく言葉の意味が、春花のみならず誰も理解できない。
 だが彼の言葉に嘘はない。それだけは、アカネでなくとも理解できる。
 そのまま彼の話は続く。

「妹の死について彼女は何も悪くない。
 それでも妹が死んだのは、友人の言葉を借りるなら引力によるものだろう」
「引力ゥ? なんだそれ?」

 到底つながっているように感じないプッチの言葉に、意味が分からず思わずデンジが口を出す。

「引力とは、本来なら物体が引き合う力のことだが、この場合はそうだな……運命と言ってもいいかもしれないな」
「キサマ……妹が死んだのを運命で片づけるのか?」

 プッチの物言いに思わず食って掛かったのはクッパ姫だ。
 クッパJrという息子や、多くの部下を大事に思っている彼女からすれば、まるで妹の死を仕方なかったかのように語るプッチの言い分は気に入らない。
 だがプッチも引かない。

「そうだ。でなければ妹はなぜ死ななければならなかった?
 彼女は何も知らず、ただ恋をしただけだ。呪われるべきはこの私だ。
 だがそれがなんだ? どんな理由があれば、私の妹が死んでいいことになるんだ?」
「それは……」

 プッチの質問に言葉を止まらせてしまうクッパ姫。
 そもそも彼の妹のことなど何も知らないのだから、何かを言いようがない。

 その様子を見て、クッパ姫が何も言う気がないと判断したプッチは、春花に向き直り話を続ける。

「野崎春花。同じような傷を持つ者としてお願いだ。
 殺し合いに乗るなんてやめ、私と『天国』を目指さないか?」
「そんな、私が今更天国なんて……」
「ああいや、そういう意味じゃない。私の言う『天国』は死後の世界のことではないよ」

 プッチの誘いに目を逸らして断る春花に対し、彼は『天国』の意味を語り始める。
 それはこの殺し合いで最初、スバルに語り拒絶された内容そのままだ。
 人類が生まれてから滅ぶまで全ての運命が定まり、それを皆が理解している世界。
 先が理解できるゆえの『覚悟』こそが、人々の幸せなのだと、プッチは熱く語った。
 だが――

「何言ってるの、この人……」

 アカネには理解できない。
 未来を知るということがどういうことなのか、彼女はプッチ以上に理解できるがゆえに。
 それを幸福だと心から断じる彼の性根は狂っているとしか言えない。

「おかしいぞキサマ!」
「全く同感だ」

 クッパ姫ととがめもまた、プッチの言う『天国』など受け入れない。
 二人は敵意を以て彼を睨む。

「……」

 そして春花は何も言わなかった。
 ただ背にスタープラチナを顕現させ、プッチに向けて戦意を向ける。
 これだけで、彼女の思いは理解できるだろう。

「そうだよな春花ちゃん。
 二度も大事な奴殺されたくねえよなぁ~!!」

 ギュイイイイインン

 デンジから響き渡るチェーンソーのエンジン音。
 それと同時に現れるは、頭と両腕にチェーンソーを生やした、悪魔でも魔人でもないもの。
 チェンソーマンがここに来た。

「くっ……! なぜだ! なぜ誰も私の『天国』を受け入れない!!
 2……3……5……7……11……」

 一気に四面楚歌の局面に陥ったプッチは叫ぶが、誰もそんなものは聞き入れない。
 素数を数えながら思考する彼に残された手は二つ。
 一つは現在可能かどうかは不明だが、未来の悪魔と契約すること。もう一つは、彼のデイバッグに残る最後のランダム支給品。
 彼が選んだのは――

 バッ

 プッチは素早く自身のデイバッグに手を入れ、最後のランダム支給品を取り出した。
 それは一見すると紐で封された古ぼけた巻物でしかない。だがこの場に小鬼殺しの銀等級冒険者がいれば、それが何か分かっただろう。

         ゲート       スクロール
 この巻物は《転移》が記された巻 物。
 それも、かつてゴブリンスレイヤーが使ったのと同じく、海底に転移先が繋がっている物だ。
 これを開けば

「え……? あれ……?」
「とがめ!?」

 海底から地上へとつながったことで、猛烈な水圧がウォーターカッターとなって前方へと襲い掛かる。
 ここで前方となる方向にいた者は、とがめだった。
 彼女はかつてゴブリンスレイヤーが倒したオーガと同じように、上半身と下半身が分断されていた。
 『堅剛月餅』の効果など関係ない。
 例えばHPが100しかないのに9999のダメージを受ければ、仮にダメージを50減らせたとしても即死するのみだろう。

「まったく……こんなもの、奇策も何もないではないか……」

 愚痴りながら薄れゆく意識の中、とがめが最期に思い浮かべるのは一人の男のこと。
 それは仇を討とうとした亡き父ではなく、仇そのものでもない。
 彼女が復讐のために手に入れた『刀』、鑢七花のこと。

「七花……私は、おまえが……」

 とがめが七花に何を言い残そうとしたのか、知ることが出来るものはいない。
 きっと本来の最期と同じではないのだろう。
 なぜなら本来の最期は、殺害者の情けにより最期の言葉を残す時間があった。
 だけど今ここでそんな時間はない。彼女自身が思考する体力がない。
 だからここまで。誰にも届かず何も分からない言葉がただ、虚しく空を切っただけ。


【とがめ@刀語 死亡】
【残り84人】


 だがとがめの死などプッチからすれば、障害が一つ消えた程度のものでしかない。
 周りが彼女の突然の死に動揺する隙を見て、彼は彼女の死体の横を走り抜ける。

「あっ! 待ちやがれ!!」

 プッチの逃走に気づいたデンジが追いかけようとするも、その時あることが起こった。
 それはプッチにとって幸運なことに、とがめのデイバッグの中身がさっきの衝撃でぶちまけられたのだ。
 中身は基本支給品一式に、緑茶とオレンジジュース。
 そして4級未満の雑魚呪霊、蝿頭。

「なんだコイツは!? クリボーの一種か!?」

 クッパ姫が突如現れた蝿頭に驚くも、即座に倒そうと炎を吐く構えをする。
 蝿頭は木製バットで簡単に祓える程度の雑魚。彼女なら手間暇など掛けることもなく一瞬で追い払い、即座にプッチの追跡に移行できるだろう。
 何もなければ。

「ぬおっ!?」

 しかしそうもいかない。その時、蝿頭とは関係なくある出来事が起こった。

「なんだ!? ワガハイの人形が消えたぞ!?」

 なんと、クッパ姫が持っていたブードゥー人形が手元から消えてしまったのだ。
 これはガイドライン違反によりロワ進行に支障が出ることを恐れた主催者が、オグリキャップとシンデレラグレイ出展の支給品を送還したことが理由なのだが、タイミングが悪いせいで彼女達はこう勘違いしてしまった。
 蝿頭には、何か物体を消滅させる能力があるのではないか、と。

 こうなれば迂闊なことはできない、と慎重になってしまったクッパ姫達とは対照的に、グングンと疾走し逃げていくプッチ。

 ブン

 せめてもの悪あがきに、春花はスタープラチナでラグマイト鉱石を投げつけたが、プッチのホワイトスネイクで防がれてしまい、逃走を妨げることはできなかった。


 不運により生じた誤解で危険人物を逃してしまったクッパ姫達。
 誤解が解けるのにそこまでの時間はかからないだろうが、この僅かな隙に生まれた時間が誰に何をもたらすのか。
 そんなことは、誰にも分からない。


◆


 一方、必死に逃げながらプッチは考える。
 勧誘にまたも失敗したのみならず、あの場で一人殺してしまったからには最早クッパ姫、デンジ達と敵対は避けられないだろう。
 こうなれば未来の悪魔と契約することも視野に入れなければならないかもしれない。

 だが契約すると言っても、向こうにその気はあるだろうか。
 確かに最初は向こうから契約を持ちかけたものの、一度は素気無く断ったのだ。
 それを状況が不利になったからと言って契約したいと言って、向こうが頷くだろうか。
 最悪、私を見限ってあの場にいた他の者に契約を持ちかける可能性すら存在する。

 色々考えるプッチだが、何を差し置いてもまずは逃走に成功しなければ話にならない。
 なぜか向こうは現在足を止めているものの、いつまた追いかけてくるか分からない。
 ならば、何としても距離をとるかどこかに隠れ潜むしかないだろう。


 どれほど他者に否定されても、プッチは己の正義を信じている。
 何でもすると誓ったあの時から、彼は『天国への階段』を登ることを決してやめはしない。


【F-5/早朝】

【クッパ姫@Twitter(スーパーマリオシリーズの二次創作)】
[状態]:健康
[装備]:スーパークラウン(解除不可)
[道具]:基本支給品、釣竿@ゼルダの伝説時のオカリナ
[思考・状況]基本行動方針:主催者を倒し、ワガハイが優勝する!
1:目の前の化け物に対処する
2:この姿は慣れんが……ワガハイは強いからな!丁度良いハンデだ!
3:ピーチ姫を一刻も早く探し、守る
4:プッチめ、ワガハイをコケにしたことは許さんぞ!
5:ペテルギウスに出会ったら倒す
6:そろそろワガハイが本当は男であると伝えたほうがいいか……?
[備考]
※性格はマリオ&ルイージRPGシリーズを基準としています。
※スーパークラウンの効果は解除できないようになっています。
※マリオ達@スーパーマリオくん をマリオ達@スーパーマリオシリーズとして認識しています。
※春花と情報交換をしました。
※ホワイト・スネイクの能力について把握しました
※長時間女性でいることで性格に影響が出ているかもしれません。
※異なる時間軸や世界からの参戦について何となく把握しましたが大して気にしていません。

【デンジ@チェンソーマン】
[状態]:健康、動揺、チェンソーマンに変身中
[装備]:
[道具]:
[思考・状況]基本行動方針:とりあえず主催者をぶっ殺せば解決だぜー!
1:目の前の化け物に対処する
2:プッチはぶっ殺す。
3:パワーかぁ~合流したくねえ~! でも殺し合い乗ってるのを見たら止める。
4:姫を守るとかクッパちゃん、やっぱりソッチ系……?向こうの世界では一般なの?
5:未来の悪魔うさんくせぇ~!将来こんなのと契約してアイツ(早川アキ)大丈夫?
[備考]
※時間軸は永遠の悪魔の後。
※春花と情報交換をしました。
※ホワイト・スネイクの能力について把握しました
※異なる時間軸や世界からの参戦について何となく把握しましたが大して気にしていません。

【佐藤アカネ@そんな未来はウソである】
[状態]:『堅剛月餅』の効果発動中
[装備]:
[道具]:基本支給品、星型の風船@タイムパラドクスゴーストライター
[思考・状況]:基本行動方針:死にたくも殺したくもない
0:目の前の化け物に対処する
1:春花とプッチに凶行をやめさせないと
2:とがめ……
[備考]
※殺し合いが行われることや、優勝者の願いをひとつ叶えるといった主催者の言葉に対してウソの感知は行われておらず、それを信じています。
  しかし、その時に限って能力を制限されていた可能性もあります。
※とがめが自分の知るものと違う過去の人間だと認識しましたが、どういうことなのかは深く考えていません。。

【野崎春花@ミスミソウ】
[状態]:疲労(大)、背中に刺し傷(塞がっている)、二人(クッパ姫、デンジ)に対して罪悪感
[装備]:スタープラチナのスタンドDISC@ジョジョの奇妙な冒険
[道具]:基本支給品、デンジのデイパック(基本支給品、ランダム支給品×3、ツルギゴイ@ブレスオブザワイルド、ヨロイゴイ@ブレスオブザワイルド(大量))
[思考・状況]基本行動方針:優勝して、過去を改変する…?
1:目の前の化け物に対処する
2:プッチの『天国』は絶対に受け入れない
3:ペテルギウスを殺すため、強力な支給品を集める。
4:デンジさんの支給品については後で調べる。
[備考]
※参戦時期は死亡後です。
※スタープラチナのDISCを装備しています。
※スタンド使いになった影響か、ペテルギウスの『見えざる手』を視認できるようです。
※クッパ姫、デンジと情報交換をしました。そのせいでマリオ達@スーパーマリオくん をマリオ達@スーパーマリオシリーズとして認識しています。

【エンリコ・プッチ@ジョジョの奇妙な冒険】
[状態]:健康、精神的疲労(小)、ナツキ・スバルへの尊敬と興奮(大)
[装備]:スタンド『ホワイト・スネイク』
[道具]:基本支給品、初夏5才のおやつ@こじらせ百鬼ドマイナー、のどナオール@呪術廻戦 東京都立呪術高等専門学校
[思考・状況]基本行動方針:天国への到達を目指す。殺し合いには乗らないが、必要とあれば手段は選ばない。
1:とりあえず逃げる
2:未来の悪魔と契約するか……? いやしかし……
3:異なる世界や能力についてもっと把握しておきたい。
4:機会があればスタープラチナのスタンドDISCをとり戻したい。承太郎の記憶DISCもあればいいが…
5:スバルと行動を共にしたかったが……これが彼との出会いが運命ならばまた機会はあるだろう
6:スバル…君はまさに『天国』そのものだッ!
[備考]
※参戦時期は承太郎の記憶DISCを得た後の時間軸。
※ホワイト・スネイクにより、スバルの『死に戻り』の記憶を一部把握しました。
※デンジ・クッパ姫・野崎春香の情報交換内容を把握しています。
※制限によりホワイト・スネイクのDISCで物理法則を無視した命令は出来ません。
※異なる時間軸や世界からの参戦について把握しました
※NPC 未来の悪魔@チェンソーマンが同行中です。参戦時期は少なくとも早川アキとの契約後。
  基本的にプッチに合図されるまでは隠れて移動していますが、勝手な行動をする場合も多々あります。


※F-5にとがめの遺体と参謀エンリルのナイフ@モンスター烈伝 オレカバトル、基本支給品、缶飲料2本(種類は緑茶とオレンジジュース)@呪術廻戦(アニメ版) が放置されています。
 そこから少し離れた所にラグマイト鉱石@Re:ゼロから始める異世界生活 が放置されています。


【《転移》の巻物@ゴブリンスレイヤー】
エンリコ・プッチに支給。
元々は書き記した場所まで繋ぐ門を生み出す古代の遺物。使い捨て。
ゴブリンスレイヤーは海底に繋ぐことで水責め、ウォーターカッターにするなどの使い方をした。
本ロワで支給されたものも同様に、海底に繋がっている。


093:メッセージは唐突に 投下順 095:別にたったひとつでもなければ冴えてもいないけれど
088:彼女を逃がしてはならない(前編) クッパ姫
デンジ
エンリコ・プッチ
佐藤アカネ
とがめ GAME OVER
野崎春花
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