バトルロワイアルの会場として配置された街の中、その一角にあるビルの屋上で、風に揺られながら一人の少女が佇んでいた。
それはあまりに突然だった。
自分達の目の前で、幼い子供達二人の命が奪われた。しかも、片方は一度復活させられた上で、もう一度殺されたのだ。
自分達の目の前で、幼い子供達二人の命が奪われた。しかも、片方は一度復活させられた上で、もう一度殺されたのだ。
「……」
そのことを何度も思い返しながら、私立聖祥小学校5年生にして、時空管理局嘱託魔導師の高町なのはは後悔していた。
キリエ・フローリアンとイリスが地球に来訪したことを切欠とする、地球と惑星エルトリアの命運を賭けた一連の事件が収束した後のこと。なのはは事件で重傷を負ったものの、数週間の病院生活の後に回復して、残された夏休みを過ごしていた矢先のことだ。
キリエ・フローリアンとイリスが地球に来訪したことを切欠とする、地球と惑星エルトリアの命運を賭けた一連の事件が収束した後のこと。なのはは事件で重傷を負ったものの、数週間の病院生活の後に回復して、残された夏休みを過ごしていた矢先のことだ。
目が覚めたと思ったら見知らぬ場所に見知らぬ人達と一緒に集められていて、海馬乃亜を名乗る人物によって悪趣味な殺戮が行われた。
頭を整理するには、あまりにも短い時間でそれが実行された。恐らく高町なのはでなくとも対処できなかったはずだ。
それでも、だ。
頭を整理するには、あまりにも短い時間でそれが実行された。恐らく高町なのはでなくとも対処できなかったはずだ。
それでも、だ。
「あの時、私が咄嗟に動いていれば――」
もしかしたら有り得たかもしれない可能性について考えてしまう。
それで何か変わったのだろうか。せめてあの兄弟が死ぬことはなかったのではないだろうか。
ぐるぐると思考を繰り返しながら、思いつめる。
それゆえに、背後から近づいてくる人影に気が付かなかった。
それで何か変わったのだろうか。せめてあの兄弟が死ぬことはなかったのではないだろうか。
ぐるぐると思考を繰り返しながら、思いつめる。
それゆえに、背後から近づいてくる人影に気が付かなかった。
「――あのー、聞いてる?ねえ……ねえってば!」
「誰っ!?」
「誰っ!?」
不意に肩にポン、と手を置かれ、なのははびっくりして振り返る。
「わわっ!」
そこには、エンブレムを象った青いバンダナを巻いた、なのはと同じか一つ年上程度の少年が尻もちをついていた。
「や、やあ……」
少年は、苦笑いを浮かべながら手を上げてなのはに挨拶をする。
「オレ、光熱斗!君は?」
なのはと初めて接触した参加者は、別なる地球で世界を幾度も救っている小学生だった。
§
「よかったぁ、熱斗くんは殺し合いに乗ってないんだね」
「オレも結構怖かったよ。なのはちゃん、こっちが話しかけても全然聞いてなかったからさ」
「オレも結構怖かったよ。なのはちゃん、こっちが話しかけても全然聞いてなかったからさ」
なのはと熱斗は互いのスタンスを確認して、胸を撫でおろす。
二人は自己紹介を済ませた後に、軽い情報交換を行っていた。
しかし、なのはの口から語られた言葉は熱斗にとっては驚きの連続だった。
二人は自己紹介を済ませた後に、軽い情報交換を行っていた。
しかし、なのはの口から語られた言葉は熱斗にとっては驚きの連続だった。
「ジクウカンリキョクなんて聞いたことがないし……魔法って……」
時空管理局に、魔法。そして魔法使いの存在。
高度なネットワーク技術が発達し、擬似人格型プログラム「ネットナビ」のサポートによって生活が成り立っている世界――現実空間の人間と電脳空間のネットナビが共存する世界の出身である熱斗にとってはあまりにも馴染みの薄い言葉であった。
一応、元WWWの一員であったマハ・ジャラマのネットナビにマジックマンがいたが、あれも結局はプログラムの産物だ。
父の光祐一朗も所属する科学省の日々の努力によって、不可能だった様々なことが可能になってきている。こっちは魔法なんて信じられているような世界じゃない、と言いたいところだが。
高度なネットワーク技術が発達し、擬似人格型プログラム「ネットナビ」のサポートによって生活が成り立っている世界――現実空間の人間と電脳空間のネットナビが共存する世界の出身である熱斗にとってはあまりにも馴染みの薄い言葉であった。
一応、元WWWの一員であったマハ・ジャラマのネットナビにマジックマンがいたが、あれも結局はプログラムの産物だ。
父の光祐一朗も所属する科学省の日々の努力によって、不可能だった様々なことが可能になってきている。こっちは魔法なんて信じられているような世界じゃない、と言いたいところだが。
「まあ……こんな状況、魔法くらい使わないとできないよなあ」
と熱斗は呟いた。
「ネットナビ……私のレイジングハートやはやてちゃんのリインフォースⅡみたいなものなのかな……」
対するなのはも、熱斗の語ったことについては興味深いところが多々あった。
これまで時空管理局の嘱託魔導師を続けてきたが、ネットナビなる人格を有するプログラムが民間に行き渡っている世界など聞いたことがない。
クロスフュージョンのような電脳世界のモノを実体化する技術については、魔法に通ずる部分もあったのでそれなりには理解できたが……。
おそらく熱斗の世界は時空管理局の管理外なのだろうが、なのはの知るインテリジェントデバイスのような知能を持つプログラムが流布しているだけでも相当高度な文明を持っているようだ。
熱斗はその中でもネット警察に所属していて、ネットセイバーという肩書きを持っているらしい。
だが、それ以上に気になることがあった。
これまで時空管理局の嘱託魔導師を続けてきたが、ネットナビなる人格を有するプログラムが民間に行き渡っている世界など聞いたことがない。
クロスフュージョンのような電脳世界のモノを実体化する技術については、魔法に通ずる部分もあったのでそれなりには理解できたが……。
おそらく熱斗の世界は時空管理局の管理外なのだろうが、なのはの知るインテリジェントデバイスのような知能を持つプログラムが流布しているだけでも相当高度な文明を持っているようだ。
熱斗はその中でもネット警察に所属していて、ネットセイバーという肩書きを持っているらしい。
だが、それ以上に気になることがあった。
「熱斗くんって過去の人に会ったことがあるの?」
「ああ、あるよ。バレルって人なんだけど、その人が20年前の人でさ。詳しいことは話すと長くなるんだけど……」
「あっ、本当にちょっと気になっただけだから、また時間があるときでいいよ!私、魔導師になってからしばらく経つけど、時間に干渉する魔法なんて見たことないから……」
「ん、魔法……?」
「ああ、あるよ。バレルって人なんだけど、その人が20年前の人でさ。詳しいことは話すと長くなるんだけど……」
「あっ、本当にちょっと気になっただけだから、また時間があるときでいいよ!私、魔導師になってからしばらく経つけど、時間に干渉する魔法なんて見たことないから……」
「ん、魔法……?」
そんな時、熱斗はふと、なのはの言葉に出てきた「魔法」という言葉に反応する。
「っていうか、なのはちゃんも魔法使えるの!?」
「うん、魔導師だからね。例えばこんな感じに空を飛べたりできるんだよ」
「うん、魔導師だからね。例えばこんな感じに空を飛べたりできるんだよ」
そう言って、なのはは飛行魔法を行使し、熱斗の周囲を軽く一回りして見せる。
「うおーっ!!すっげー!!本当に魔法なんだ!!」
「ふふっ……」
「ふふっ……」
熱斗は途端に興奮し、瞳を輝かせながらなのはを見上げる。それは年頃の男の子らしい、純粋な憧れを込めた視線だった。
そんな熱斗を見て、微笑ましさを感じるなのはだったが、同時に彼女の表情には陰りが見られた。
そんな熱斗を見て、微笑ましさを感じるなのはだったが、同時に彼女の表情には陰りが見られた。
「な、なのはちゃん!?急にどうしたんだ?」
なのはがどこか暗くなったことを熱斗も察して、地に降りた彼女に心配そうに駆け寄る。
「心配させてごめんね。あの時、私に何かできたかもって思うと……」
「あの時……ああ、ここに来る前に海馬乃亜ってやつがやってたことか!」
「あの時……ああ、ここに来る前に海馬乃亜ってやつがやってたことか!」
熱斗の顔には義憤の念が灯っていた。
そこには、世界の平和を守るネットセイバーなのに悪事を目の前にして動けなかった後悔も見えた。
そこには、世界の平和を守るネットセイバーなのに悪事を目の前にして動けなかった後悔も見えた。
「私、魔法が使えるのに……何もできなかった」
「……動けなかったのはオレも同じだよ。みんな混乱してたと思うし、それに……オレ達にも同じ首輪がついてる。変な行動を取ればあいつに殺されるかもしれなかった」
「でも、子供が二人死んじゃった……!私達より小さい子が……」
「……そうだな」
「……動けなかったのはオレも同じだよ。みんな混乱してたと思うし、それに……オレ達にも同じ首輪がついてる。変な行動を取ればあいつに殺されるかもしれなかった」
「でも、子供が二人死んじゃった……!私達より小さい子が……」
「……そうだな」
しばしの間、なのはと熱斗の間に沈黙が流れる。
少年と少女の心に渦巻く、目の前の小さな命を救えなかった無念、巨悪に立ち向かえなかった自責。
しかし、だ。
光熱斗はネットセイバーとして、高町なのはは魔導師として、これまで数々の悲しみに触れ、多くの苦難を打ち破ってきた。
少年と少女の心に渦巻く、目の前の小さな命を救えなかった無念、巨悪に立ち向かえなかった自責。
しかし、だ。
光熱斗はネットセイバーとして、高町なのはは魔導師として、これまで数々の悲しみに触れ、多くの苦難を打ち破ってきた。
「けど……まだ終わったわけじゃないさ」
「他にも生き残っている人達がいる……よね」
「他にも生き残っている人達がいる……よね」
そんな二人であるならば。
互いに気の良い言葉をかけなくとも、立ち直れる。
互いに気の良い言葉をかけなくとも、立ち直れる。
「殺し合いをするなんて間違ってる」
「そんなひどいこと、私達が止める」
「それでもって、巻き込まれた人達を守って」
「黒幕を捕まえる!」
「そんなひどいこと、私達が止める」
「それでもって、巻き込まれた人達を守って」
「黒幕を捕まえる!」
何もかもが噛みあった感覚を覚えて、熱斗となのはの顔に再び笑顔がこぼれる。
そして、互いに固い握手を交わす。
そして、互いに固い握手を交わす。
「……がんばろうね、熱斗くん!」
「おう!」
「おう!」
ここに、ネットセイバーと魔導師の同盟が結成された。
§
「――とは言ったものの、これを何とかしないといけないよな」
「あまり触らない方がいいよ。いつ爆発するか分からないから」
「あまり触らない方がいいよ。いつ爆発するか分からないから」
その後、熱斗となのはは互いの首輪について話していた。
これがある限り、自分達は海馬乃亜に命を握られているといえる。
いずれ海馬乃亜に逆らうとしても、首輪を外すことができなければ反逆はそこで終わってしまう。
これがある限り、自分達は海馬乃亜に命を握られているといえる。
いずれ海馬乃亜に逆らうとしても、首輪を外すことができなければ反逆はそこで終わってしまう。
「どうにか首輪の構造を調べられないかな」
「ふっふっふっ……!」
「ふっふっふっ……!」
なのはの言葉を受けて、突如として熱斗が不敵に笑った。
「熱斗くん……?」
「それなら、オレのナビの出番だぜ!」
「ナビって……」
「そう!オレにもネットナビがいるんだ!あいつに任せれば首輪のことなんてすぐ分かるよ!」
「それなら、オレのナビの出番だぜ!」
「ナビって……」
「そう!オレにもネットナビがいるんだ!あいつに任せれば首輪のことなんてすぐ分かるよ!」
そう言って、熱斗は懐からPET――熱斗の世界で普及している情報端末――を取り出し、その中にいるであろうナビの名前を高らかに宣言する。
これまで苦楽を共にしてきた相棒にして、ずっと支え合ってきた大親友が入っているであろうPETを、自身の首輪に向ける。
これまで苦楽を共にしてきた相棒にして、ずっと支え合ってきた大親友が入っているであろうPETを、自身の首輪に向ける。
「プラグイン!ロックマン.EXE、トランスミッション!!」
熱斗がそう叫ぶと、PETから赤外線が発射され、首輪の電脳世界の中にネットナビが送り込まれた。
「…………」
「…………」
「…………」
「……………………」
「……………………」
「……………………」
「……熱斗くん?」
送り込まれる……はずだった。熱斗がPETを構えるポーズを取って固まったまま、しばし時間が流れる。
「――あっれえええええええ!?!?!?」
直後、熱斗はこの世の終わりかという顔をしながら驚愕していた。
「ない、ない、ない、ないっ!!ロックマンがいない!?オレのPETすらないっ!?」
「ちょ、ちょっと熱斗くん!?」
「ちょ、ちょっと熱斗くん!?」
熱斗は慌てふためきながら、自身のPETを求めてビルの屋上一帯を隈なく探し回る。
途中でなのはの足元に頭を入れてしまい、なのはがスカートを抑えることになっても意に介することもなく、まるで地面を嗅ぎまわる犬のようだった。
途中でなのはの足元に頭を入れてしまい、なのはがスカートを抑えることになっても意に介することもなく、まるで地面を嗅ぎまわる犬のようだった。
「ロックマン……まさか、ロックマーンッ!!」
考えたくない可能性に行き当たり、熱斗は親友の名前を叫ぶ。
「……きっと、乃亜に全部没収されたんだと思う」
なのはにそれを指摘された熱斗は力なく膝をつき、ガックリと項垂れた。
「そんな……ロックマンがいないと、オレは……」
先ほどの頼もしさはどこへやら、すっかり意気消沈していた。
「熱斗くん……」
暗くなっている熱斗の肩に、なのははそっと手を置いてやる。
おそらく、熱斗の言ったことは本当なのだろう。
ロックマンというネットナビを首輪に送り込めば、首輪を解除できなくとも断片的な情報が分かることはなんとなく感じられた。
それならば、これからは協力してくれる参加者を探しつつ、ロックマンを探すのがいいだろう。
おそらく、熱斗の言ったことは本当なのだろう。
ロックマンというネットナビを首輪に送り込めば、首輪を解除できなくとも断片的な情報が分かることはなんとなく感じられた。
それならば、これからは協力してくれる参加者を探しつつ、ロックマンを探すのがいいだろう。
「私がしっかりしないと……」
それまでの間、熱斗は無力な人間にすぎない。魔導師であるなのはが守る必要があるだろう。
「レイジングハート!セーット、アーップ!!」
そしてなのはは、自分がいつも傍に置いている、魔導師として活動する上でこの上なく頼れる相棒であるインテリジェントデバイスの名を呼び、掲げる。
なのはは変身してバリアジャケットを身に纏い、レイジングハートと共に魔導師としての戦闘形態になる。
なのはは変身してバリアジャケットを身に纏い、レイジングハートと共に魔導師としての戦闘形態になる。
「…………」
「…………」
「…………」
「……………………」
「……………………」
「……………………」
「……なのはちゃん?」
戦闘形態になる……はずだった。しかし、なのはがレイジングハートを掲げるポーズを取って固まったまま、何も起きなかった。
「――えええええええっ!?!?!?」
今度はなのはが驚愕の声を上げた。
「れ、レイジングハート!?どこっ、どこっ、どこにいるの!?」
そして、熱斗と同じようにビルの屋上を慌てふためきながら探し回る。
「オレのロックマンと同じで乃亜に没収されたんじゃ……」
大方は熱斗の台詞の通りだ。
レイジングハートもまた武装として海馬乃亜に没収され、なのはは生身のまま殺し合いの場に放逐されていた。
レイジングハートもまた武装として海馬乃亜に没収され、なのはは生身のまま殺し合いの場に放逐されていた。
「そ、そんなぁ……」
最後には、熱斗のようになのはも膝をつき、ガックリと項垂れていた。
魔導師として活動して随分長くなり、レイジングハートと共に過ごしていることがなのはにとっては当たり前になってしまっていたため、没収されているという事実に最後まで気づけなかったのだ。
魔導師として活動して随分長くなり、レイジングハートと共に過ごしていることがなのはにとっては当たり前になってしまっていたため、没収されているという事実に最後まで気づけなかったのだ。
「ロックマン……」
「レイジングハート……」
「レイジングハート……」
熱斗となのはは空を見上げ、それぞれの相棒の名を呟いた。
§
「……お互い、最悪のスタートになっちゃったな」
「……そうだね」
「……そうだね」
熱斗となのはは苦笑し合っていた。
当然二人とも諦めたわけではなく、とにかく『殺し合いを止めながら協力者も探しつつ、ロックマンとレイジングハートを探す』という方向で一致した。
今は深夜の夜天の下で、移動のためになのはの飛行魔法で空を飛んでいた。
当然二人とも諦めたわけではなく、とにかく『殺し合いを止めながら協力者も探しつつ、ロックマンとレイジングハートを探す』という方向で一致した。
今は深夜の夜天の下で、移動のためになのはの飛行魔法で空を飛んでいた。
「……あのさ、なのはちゃん」
「なに?」
「なに?」
そこに、熱斗が恥ずかしそうにしながらなのはに声をかける。
「その、なんていうか、さ……これ、する方とされる方が逆なんじゃないかなって……」
「へっ?これが一番落とす心配ないんだけど……」
「へっ?これが一番落とす心配ないんだけど……」
熱斗が恥ずかしそうにするのも当然で、なんと熱斗はなのはに所謂お姫様抱っこをされながら空を飛んでいた。
なのははレイジングハート抜きでもそれなりの魔法や戦闘がこなせるのに対して熱斗は無力になってしまうため仕方ないのだが、年頃の男の子にとってはなかなかに恥ずかしい。
なのはからすれば、いつも八神家の練習場でアリサやすずかを運ぶ際にはこのやり方で運ぶことが板についていたため、これが一番やりやすいのだ。
なのははレイジングハート抜きでもそれなりの魔法や戦闘がこなせるのに対して熱斗は無力になってしまうため仕方ないのだが、年頃の男の子にとってはなかなかに恥ずかしい。
なのはからすれば、いつも八神家の練習場でアリサやすずかを運ぶ際にはこのやり方で運ぶことが板についていたため、これが一番やりやすいのだ。
「熱斗くんは私と違って魔法が使えないんだから、仕方ないでしょ」
「そうかもしれないけど……うぅ、クロスフュージョンさえできれば……」
「そうかもしれないけど……うぅ、クロスフュージョンさえできれば……」
名残惜しそうに熱斗は言う。
「ロックマ~ン……どこにいるんだ~……」
【光熱斗@ロックマンエグゼ(アニメ版)】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:殺し合いを止めて、海馬乃亜を捕まえる
1:協力者を探す。
2:ロックマンを探す。
3:もし知人が参加している場合は、合流したい。
[備考]
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:殺し合いを止めて、海馬乃亜を捕まえる
1:協力者を探す。
2:ロックマンを探す。
3:もし知人が参加している場合は、合流したい。
[備考]
- 少なくともアニメ3期(ロックマンエグゼStream)終了後からの参戦です。
- この殺し合いにおいてネットナビとのクロスフュージョンが可能かどうかは、後続の書き手にお任せします。
※アニメ版ロックマンエグゼについてですが、2023年5月31日まで某動画サイトにて、劇場版を含めてアニメ版が全編無料公開されています。
【高町なのは@魔法少女リリカルなのは Detonation】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:殺し合いを止めて、海馬乃亜を捕まえる
1:協力者を探す。
2:レイジングハートを探す。
3:もし知人が参加している場合は、合流したい。
[備考]
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:殺し合いを止めて、海馬乃亜を捕まえる
1:協力者を探す。
2:レイジングハートを探す。
3:もし知人が参加している場合は、合流したい。
[備考]
- 劇場版後編(魔法少女リリカルなのは Detonation)終了後、しばらくしてからの参戦です。
- 原作終盤でちぎれた右腕は修復されており、戦闘も可能です。
◆
「……ん、うん……?」
熱斗となのはがいる場所とはまた別な場所で、光熱斗のネットナビ――ロックマンは目を覚ました。
「ここは……」
意識を覚醒させたロックマンは立ち上がり、周囲を見回す。しかし、その光景はどこか違和感があった。
「ここ、電脳世界じゃない!現実世界だ!」
そう、これはロックマンがいつもPETの中やインターネットシティで見ている光景とは随分と違う光景。草も土も石も鉄も、データによるものではない、本物の物質。
となると、今のロックマンの身体はデータではなく、実体化していることになる。
となると、今のロックマンの身体はデータではなく、実体化していることになる。
「僕は一体どうなって……?」
そう言って、ロックマンは自らの手のひらを見て、何度か握っては開いてを繰り返す。
すると、ロックマンはある可能性に行き着き、おそるおそる自分の首に手をやる。
すると、ロックマンはある可能性に行き着き、おそるおそる自分の首に手をやる。
「首輪……!」
そこには他の参加者と同じ首輪が装着されていた。
ロックマンもまた、あの場で海馬乃亜による陰惨な殺戮を目にしていたのだ。
その時、ロックマンの脳裏に海馬乃亜の姿が浮かび、声が響いてくる。
ロックマンもまた、あの場で海馬乃亜による陰惨な殺戮を目にしていたのだ。
その時、ロックマンの脳裏に海馬乃亜の姿が浮かび、声が響いてくる。
曰く、ネットナビは人間の道具でしかないとはいえ、そこまで完成された人間の姿と人格を持っておきながら支給品扱いするのは惜しいこと。
ロックマンの世界にちょうどいいコピーロイドという技術があったために拝借したこと。
コピーロイドにプラグインすることによって実体化させたこと。
コピーロイドに嵌められた首輪だけでなく、ロックマンのデータそのものにも『首輪』を嵌めたから抵抗は無駄だということなどが語られた。
ロックマンの世界にちょうどいいコピーロイドという技術があったために拝借したこと。
コピーロイドにプラグインすることによって実体化させたこと。
コピーロイドに嵌められた首輪だけでなく、ロックマンのデータそのものにも『首輪』を嵌めたから抵抗は無駄だということなどが語られた。
「いつの間に……」
どうやら、意識を失っている間にロックマンはコピーロイドにプラグインされ、その状態で殺し合いの場に送られているようだった。
本来はプログラムでしかないはずのネットナビを実体化するための技術、コピーロイド。コピーロイドに移されたナビが十全に戦闘を行えることはゾアノロイドが証明していたため、戦闘面は問題なさそうだが……。
本来はプログラムでしかないはずのネットナビを実体化するための技術、コピーロイド。コピーロイドに移されたナビが十全に戦闘を行えることはゾアノロイドが証明していたため、戦闘面は問題なさそうだが……。
「そうだ、熱斗君……!」
自分がここにいるということは、光熱斗もここに来ているはずだ。
主であり、親友である熱斗を救うため、ネットナビでありながら殺し合いの参加者となったロックマンは駆け出した。
主であり、親友である熱斗を救うため、ネットナビでありながら殺し合いの参加者となったロックマンは駆け出した。
【ロックマン@ロックマンエグゼ(アニメ版)】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:光熱斗を探す
1:熱斗君……!
[備考]
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:光熱斗を探す
1:熱斗君……!
[備考]
- 少なくともアニメ3期(ロックマンエグゼStream)終了後からの参戦です。
- コピーロイド(アニメ4期 ロックマンエグゼBeast3話から登場)にプラグインされての参加です。
- コピーロイドだけでなく、中身のロックマン本体にも何らかの『首輪』となる要素が海馬乃亜によって仕込まれています。