「はわわ……とんでもない事になってしまいました!」
バトルロワイアルの会場の一角から、気弱そうな声が聞こえてきた。
全身を赤・青・黄の三原色で彩られ、ガスコンロのような意匠のスーツを身に纏った人物。
彼の名は、ヤマシロン。
佐賀県に本社を持つ『山代ガス株式会社』の営業部ヒーロー課に所属する外回り担当の社員であり、福岡のローカルヒーローチーム『ドゲンジャーズ』の一員でもある正義のヒーローである。
……ちなみに彼は見た目だけなら大人であるが、年齢はれっきとした5歳だったりする(詳しくは山代ガスのHPや公式twitterをチェックだ!)
全身を赤・青・黄の三原色で彩られ、ガスコンロのような意匠のスーツを身に纏った人物。
彼の名は、ヤマシロン。
佐賀県に本社を持つ『山代ガス株式会社』の営業部ヒーロー課に所属する外回り担当の社員であり、福岡のローカルヒーローチーム『ドゲンジャーズ』の一員でもある正義のヒーローである。
……ちなみに彼は見た目だけなら大人であるが、年齢はれっきとした5歳だったりする(詳しくは山代ガスのHPや公式twitterをチェックだ!)
「あんな小さな子供の命を簡単に奪うどころか、たくさんの子供達に殺し合いをさせようだなんて……ヤバイ仮面さんでもここまではやりません!ヒーローとして絶対に許すわけにはいきませんね!!」
とはいえ彼もヒーローである。
乃亜と名乗った少年の凶行に怒りを燃やし、その行いを必ず止めようと決意を表した。
彼が普段から敵対する『株式会社悪の秘密結社』の社長・ヤバイ仮面も日々様々な悪事を働いているが、これほど残虐で悪辣な行為はしなかった。
自分達ヒーローにとって子供達の笑顔を守る事は何よりも大切な使命である。
それを踏みにじる悪人は例え少年でも見逃すわけにはいかなかった。
乃亜と名乗った少年の凶行に怒りを燃やし、その行いを必ず止めようと決意を表した。
彼が普段から敵対する『株式会社悪の秘密結社』の社長・ヤバイ仮面も日々様々な悪事を働いているが、これほど残虐で悪辣な行為はしなかった。
自分達ヒーローにとって子供達の笑顔を守る事は何よりも大切な使命である。
それを踏みにじる悪人は例え少年でも見逃すわけにはいかなかった。
「………しかし、まずはどうやってここから子供達を逃がすかを考えないといけませんね。他のドゲンジャーズの皆さんも呼ばれているとは限りませんし、何故かまたアオイロンとダイダイロンとも話ができなくなっているなんて……困りました」
如何にしてこの殺し合いから脱出するか、それが彼の最初の課題であった。
子供ばかりが呼ばれており、この会場がどこにあるかも分からない以上仲間であるドゲンジャーズの面々の助けはあまり期待できそうにない。
福岡最強のヒーローである薬剤戦師オーガマンであればその剛腕でなんとかしてしまいそうだが、あいにく彼はこの場にいない。
今頼れるのは自身の力だけである。
さらに困った事に、どういう訳か自身の合体解除が行えないのに気付いてしまった。
本来ヤマシロンは営業部ヒーロー課のレッドロン・アオイロン・ダイダイロンの三人が稟議申請する事で合体して誕生するヒーローなのだが、何故かここに来てから分離が不可能になっていた。
しかも合体したアオイロンとダイダイロンとも会話が出来ず、以前金印の力を飲み込んだ時のようにマナーモードになっているのかと思いきやそうでもなかった為、ますますヤマシロンは困惑する羽目になった。
子供ばかりが呼ばれており、この会場がどこにあるかも分からない以上仲間であるドゲンジャーズの面々の助けはあまり期待できそうにない。
福岡最強のヒーローである薬剤戦師オーガマンであればその剛腕でなんとかしてしまいそうだが、あいにく彼はこの場にいない。
今頼れるのは自身の力だけである。
さらに困った事に、どういう訳か自身の合体解除が行えないのに気付いてしまった。
本来ヤマシロンは営業部ヒーロー課のレッドロン・アオイロン・ダイダイロンの三人が稟議申請する事で合体して誕生するヒーローなのだが、何故かここに来てから分離が不可能になっていた。
しかも合体したアオイロンとダイダイロンとも会話が出来ず、以前金印の力を飲み込んだ時のようにマナーモードになっているのかと思いきやそうでもなかった為、ますますヤマシロンは困惑する羽目になった。
「とりあえず、ここは今ある持ち物を確認してみましょう。何か役立つ物があるかもしれません!」
気を取り直し、ヤマシロンは自身に支給されたランドセルの中身を確認しようと蓋を開けてみる。
元から持っていた武器は没収されていた為、何かしらの武器になりそうな物があれば望ましかった。
水と食料、文房具、タブレットと順に取り出し、次に手を突っ込んで取り出したのはーーーーー
元から持っていた武器は没収されていた為、何かしらの武器になりそうな物があれば望ましかった。
水と食料、文房具、タブレットと順に取り出し、次に手を突っ込んで取り出したのはーーーーー
「何でしょう、これは?」
まるでプラモデルのパッケージのような四角い箱。
何が入っているのかと恐る恐る開けてみる。
何が入っているのかと恐る恐る開けてみる。
「………女の子のお人形、でしょうか?」
中には何やらバニーガールによく似た白い衣装を身に纏った15cm程の金髪の少女の人形らしき物が眠るような体勢で納まっていた。
気のせいだろうか、あどけない寝顔からは寝息のようなものまで聞こえてくるようである。
気のせいだろうか、あどけない寝顔からは寝息のようなものまで聞こえてくるようである。
「すぅ……すぅ……」
「ええええっ!?この子、生きてますか!?」
「ええええっ!?この子、生きてますか!?」
いや、本当に寝息をしていた。
ヤマシロンは驚いて箱を落としてしまったが、その衝撃で中の少女も目を覚ましたらしい。
ゆっくりと箱から顔を出し、少女は第一声を発する。
ヤマシロンは驚いて箱を落としてしまったが、その衝撃で中の少女も目を覚ましたらしい。
ゆっくりと箱から顔を出し、少女は第一声を発する。
「……あれ?ここどこ?あおやごーらい達は?」
「なるほど、つまりバーゼラルドさんも無理矢理この会場に連れて来られたという訳ですか」
「うん、なんか充電君で充電してる間に寝てて気が付いたらここにいたんだー。ごーらい達は連れて来られてなきゃいいけど大丈夫かなー?」
「うん、なんか充電君で充電してる間に寝てて気が付いたらここにいたんだー。ごーらい達は連れて来られてなきゃいいけど大丈夫かなー?」
その後落ち着いた二人の情報交換により、小さな少女の素性が判明した。
彼女はバーゼラルドと言い、ファクトリーアドバンス社という会社が開発した人工自我AS(アーティフィシャル・セルフ)を搭載し特殊なプラスチック製のナノマシンの身体を持つ『フレームアームズ・ガール』というロボットなのだという。
ヤマシロンは聞いた事がない会社だったが、何せヒーローや怪人が実在する修羅の国・福岡で日常を過ごす身だけあってすぐに受け入れる事ができた。
何よりドゲンジャーズの面々が拠点とする関家具本店内の田中家にはオーガマンがポケットマネーで開発した巨大ロボット・セキカグオー208式が待機しているのでロボットとは縁深い関係があった(何なら操縦した事すらある)。
彼女はバーゼラルドと言い、ファクトリーアドバンス社という会社が開発した人工自我AS(アーティフィシャル・セルフ)を搭載し特殊なプラスチック製のナノマシンの身体を持つ『フレームアームズ・ガール』というロボットなのだという。
ヤマシロンは聞いた事がない会社だったが、何せヒーローや怪人が実在する修羅の国・福岡で日常を過ごす身だけあってすぐに受け入れる事ができた。
何よりドゲンジャーズの面々が拠点とする関家具本店内の田中家にはオーガマンがポケットマネーで開発した巨大ロボット・セキカグオー208式が待機しているのでロボットとは縁深い関係があった(何なら操縦した事すらある)。
「バーゼラルドさん、申し訳ありませんが私達は今恐ろしい殺し合いに巻き込まれてしまっています。よければ私と共にこの戦いを止めるためにお手伝いをしてもらえませんか?必ず貴女もあおさんの元に返してあげますから!」
「いいよー!ばーぜも勝手に連れて来られてバトルさせられるとか迷惑だし、やましろんと一緒に悪いやつを懲らしめてやるよ!」
「では、私達は今から相棒(バディ)ですね!これから頑張りましょう!!」
「おー!!」
「いいよー!ばーぜも勝手に連れて来られてバトルさせられるとか迷惑だし、やましろんと一緒に悪いやつを懲らしめてやるよ!」
「では、私達は今から相棒(バディ)ですね!これから頑張りましょう!!」
「おー!!」
ヤマシロンからの提案にバーゼラルドも拉致された事に立腹だったため素直に了承した。
こうして、何とも奇妙にしてあざといコンビが結成されたのだった。
果たして二人の行く末はどうなるのかーーーーー
こうして、何とも奇妙にしてあざといコンビが結成されたのだった。
果たして二人の行く末はどうなるのかーーーーー
【ヤマシロン@ドゲンジャーズ】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2、バーゼラルド&充電君@フレームアームズ・ガール(アニメ版)
[思考・状況]
基本方針:ヒーローとして殺し合いを止め子供達を助ける
1︰バーゼラルドさんと一緒に頑張ります!
2:ドゲンジャーズの皆さんは来てますかね?
3︰どうして二人とお話できないのでしょう?
[備考]
※参戦時期は『ドゲンジャーズハイスクール』終了後からです
※制限により合体解除、アオイロンとダイダイロンとの会話機能は封じられています
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2、バーゼラルド&充電君@フレームアームズ・ガール(アニメ版)
[思考・状況]
基本方針:ヒーローとして殺し合いを止め子供達を助ける
1︰バーゼラルドさんと一緒に頑張ります!
2:ドゲンジャーズの皆さんは来てますかね?
3︰どうして二人とお話できないのでしょう?
[備考]
※参戦時期は『ドゲンジャーズハイスクール』終了後からです
※制限により合体解除、アオイロンとダイダイロンとの会話機能は封じられています
『支給品紹介』
【バーゼラルド&充電君@フレームアームズ・ガール(アニメ版)】
ファクトリー・アドバンス社が開発したフレームアームズ・ガールの一体。
主にセグメントライフルによる遠距離戦闘を得意としており、性格は天真爛漫で悪戯好き、キラキラした物が大好き。
幼い口調に反してかなり頭は良く、バトルでは解説役に回ることも多い。
ただしセッションステージ外では武装は虚仮威し程度の威力しかなく、制限により持ち主からあまり遠くには離れられなくなっている。
バッテリー充電用の小型ロボット・充電君も共に支給されている。
【バーゼラルド&充電君@フレームアームズ・ガール(アニメ版)】
ファクトリー・アドバンス社が開発したフレームアームズ・ガールの一体。
主にセグメントライフルによる遠距離戦闘を得意としており、性格は天真爛漫で悪戯好き、キラキラした物が大好き。
幼い口調に反してかなり頭は良く、バトルでは解説役に回ることも多い。
ただしセッションステージ外では武装は虚仮威し程度の威力しかなく、制限により持ち主からあまり遠くには離れられなくなっている。
バッテリー充電用の小型ロボット・充電君も共に支給されている。