コンペロリショタバトルロワイアル@ ウィキ

これ以上、失わないために

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匿名ユーザー

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ここは会場内の海が見える場所……

そこには一人の少女がいた。

右目を隠した銀髪のボブヘアーをし、黄色いスカーフ付きの半袖セーラー服にグレーのプリーツスカート、手には白手袋を着用した少女だった。
更にその背中には二本の煙突とマストが付属した、まるで何かしらの軍艦を思わせる巨大な装備を背負っていた。

だがその少女の身体でひと際目を惹くのは、その装備を背負うために斜め掛けにしたベルトが谷間に食い込むことによって強調された、とてもたわわな乳房だった。

彼女の名前は『浜風』。陽炎型駆逐艦の十三番艦として、日夜海上で"深海棲艦"という怪物達と戦っている『艦娘』の一人である。

そんな彼女は今、とても困惑していた。

(ここは一体、どこなのでしょうか?)

それは自分が今いるこの場所が、いったいどこなのかという事だった。

自分はさっきまで、いつものように他の艦娘たちとともに"深海棲艦"と戦っていたはずなのに、気が付けばあのような場所に呼ばれていた。
そして二人の兄弟が『殺し合いについての説明』の為だけに殺され、そして生き返る光景を見せつけられたのだ。

(私がいつ、どのような手段でここに連れてこられたのか……そして、あの『海馬乃亜』という少年がどのような力を持っているのか、分からないことがあまりにも多すぎます……)

そんなあまりにも不可解で、謎が多すぎる状況について彼女は思案していた。

(……ですが、ただ一つだけ分かっていることがあります)

だがそんな中でも彼女にはただ一つ、分かっていることがあった。

(海馬乃亜……!私は絶対に、アナタを許しはしません……!!)

それは自分自身が、主催者である海馬乃亜に対し激しい怒りを覚えているという事だった。

何故なら先ほど彼はこう言ったのだ。

『いいかい? 僕はこの世界(ゲーム)の創造主(かみ)なんだよ。』と。

つまり彼は、自分たちを『ゲームの駒』としてしか見ていないのだ。
更に彼は、自らに反逆した兄弟のことを『無様な敗北者達』と呼んであざ笑ったのだ。

そんなふざけたことがあっていいはずがない。人の命を娯楽目的で弄んでいい筈がない。

(たとえどんな理由があったとしても、人の尊厳を踏み躙るような行為だけは絶対に許されないのですから……!!)

だからこそ浜風はその心を怒りに燃やし、拳を強く握りしめる。

「…………」

だがその一方で彼女は冷静でもあった。
なぜなら彼女は戦場に立つ身であり、当然、死に直面したことも何度もある。
中には自分の手で仲間を助けられず、見殺しにしてしまったことだってある。
それ故に彼女は知っているのだ。
死ぬことは怖いことなのだということを。

(必ずこのゲームを打破して、一人でも多く生還させましょう……!)

それゆえに彼女は決意を新たにし、一人でも多くの命を救うために戦う道を選んだ。

だがそれと同時に、彼女の中には別の感情もあった。
それは彼女が所属している艦隊の仲間たちに対する思いだった。

(きっとみんなも、私と同じ気持ちなんでしょうね……)

そう思った時、彼女の脳裏に浮かんだのは仲間の顔だった。
共に戦い、時に笑いあった戦友たちの姿だった。
そしてその中にはもちろん、提督の姿も含まれていた。

(もし無事に再会できたら、その時はまた一緒にお茶を飲みたいですね……)

提督の姿を思い浮かべ、そう思いを馳せるとともに彼女は一人でも多くの人を救うために歩みを進めるのであった……。

【浜風@艦隊これくしょん】
[状態]:健康、海馬乃亜に対する激しい怒り
[装備]:浜風の艤装@艦隊これくしょん
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本行動方針:殺し合いの打破。一人でも多くを生きて帰す。
1:まずは他の人を探す。
2:他の艦娘たちがいるのならば、すぐにでも合流したい。
3:できることならば海馬乃亜を捕らえ、しかるべき処罰を下したい。
[備考]
 『浜風乙改』への改修はされていません。
 艤装が没収されていない代わりにランダム支給品の数が減らされています。

『支給品紹介』
【浜風の艤装@艦隊これくしょん】
 艦娘の標準装備であり、これを装備して海を駆け、砲撃、魚雷、爆雷などの多彩な攻撃で深海棲艦を撃沈する。
 当ロワにおいては浜風の初期装備である『12.7cm連装砲』と『九四式爆雷投射機』の二つが装備されている。

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