「ここなら大丈夫。ささ、座って」
「……うん」
「……うん」
住宅街の中、一つの現代的な一軒家。少年は優しい口調で、少女へと語りかける。
両者は互いに小学生の幼い身、この殺し合いに参加できる資格を持ってしまっているものであった。しかし少年はたいていの子供達なら恐怖のあまり動けなくなっても何らおかしくないこの状況で率先し少女へ安心を提供しようとした。
両者は互いに小学生の幼い身、この殺し合いに参加できる資格を持ってしまっているものであった。しかし少年はたいていの子供達なら恐怖のあまり動けなくなっても何らおかしくないこの状況で率先し少女へ安心を提供しようとした。
その少年の名は、泉研。又の名をチャージマン研。そう、彼はただの子供ではないのだ。
彼は普段ジュラル星という星からやってきた、地球の支配を企む存在、ジュラル星人を前に、与えられたチャージマンとしての力と自らの正義感の上戦っている。ジュラル達との戦いはたいてい一方的なものだ。その理由は対ジュラル向けに作られたチャージマンの圧倒的な力と、研自身のプロボクサーをも寄せ付けぬ圧倒的なフィジカル、そして無慈悲とも言える思い切った判断能力。その力故に研はジュラル達の大いなる脅威と化している。そして同時に、人類からは頼もしいヒーローと讃えられる。そこにあるものはジュラルを許せない気持ちと、人々を守りたいという優しき心。だから研は殺し合いなんてものは許すことはできない。
彼は普段ジュラル星という星からやってきた、地球の支配を企む存在、ジュラル星人を前に、与えられたチャージマンとしての力と自らの正義感の上戦っている。ジュラル達との戦いはたいてい一方的なものだ。その理由は対ジュラル向けに作られたチャージマンの圧倒的な力と、研自身のプロボクサーをも寄せ付けぬ圧倒的なフィジカル、そして無慈悲とも言える思い切った判断能力。その力故に研はジュラル達の大いなる脅威と化している。そして同時に、人類からは頼もしいヒーローと讃えられる。そこにあるものはジュラルを許せない気持ちと、人々を守りたいという優しき心。だから研は殺し合いなんてものは許すことはできない。
「ちょっとそこで待っててね、上の階にも何かないか見てくるから」
殺し合いなんて開いた挙句、ルフィとエース、2人の命を弄んだ行為。だが彼は一つ悩みを抱えてしまった、それは海馬乃亜の正体について。乃亜がジュラルが行った人間への擬態だった場合、絶対に殺さなければならない。乃亜が人間でジュラルに脅されてたり操られていた場合、裏のジュラルを殺して乃亜を救ってあげなければならない。
ただ、乃亜がジュラルではない人間で、単なる極悪人だった場合。その時はどうすれば良いのか。ジュラル星人へは迷いなくアルファガンの引き金を引ける。ただ、人間であればどんな極悪人でも、等しく尊い命を持つものだ。その命を自らが断罪して良いものなのか。
「(……考えるのは後だ!まずはあの子や他のみんなを保護しなければ!)」
ここに居るのは少年少女と乃亜は言っていた。だから大人達がいない今、頼れる人物として自分はこの場に立っていないといけない。研は自らの立場をそう意識し、同時に持っている力を発揮して殺し合いなんてものは破綻させようと決心した。
幸運にも、彼の確認した支給品には愛用のアルファガンも含まれていた。殺し合いの場、少年少女と謳われてはいるものの恐怖のあまり凶行に走ってしまう子や普段から悪事を働いていた子もいるかもしれない。そんな時に、アルファガンの機能の一つである麻酔銃で一旦強制的に落ち着かせることも選択肢に入れることができる。
「(……2階、3階にも誰も居なかったし、結構昔のものっぽい珍しい建物だけど特に異常もなかった。あの子のところへ戻ろう、そういや名前すら聞いてなかったや)」
少し力みすぎてたのか、相手の名前を聞くことすら忘れていた。適度にリラックスしながら、今後の動きを決めていくべきだ。
研は階段を降り、少女へと向く。
研は階段を降り、少女へと向く。
「安心して、ここは安全だよ。それでさ、君の名前を教えて欲しいんだ」
問われた少女は相変わらず静かに答えた。
「しずか……久世しずか」
◇◇◇
きっと、あの子どもたちがチャッピーを食べちゃったんだ。だったらあの子達の中を、胃の中を調べなきゃ。
「胃の中を調べる道具、出して?」
「わ、わかんないっピ……」
なんで?どうして?出してくれないの?
もうタコピーも、チャッピーを助けてくれないってこと?私を助けてくれないってこと?
もうタコピーも、チャッピーを助けてくれないってこと?私を助けてくれないってこと?
「タコピーももう、助けてくれないんだ」
じゃあ、いらない。
殺し合い、なんてことはよくわからない。別に人は殺したくないし、殺したって何も変わらない。
でも、
『勿論ただでとは言わない、優勝者にはどんな願いも叶えてみせる』
だったら、チャッピーも返してくれるかな。
◇◇◇
「研くん」
「うん、どうしたんだい?」
「うん、どうしたんだい?」
私1人じゃ、多分優勝?はできない。だったら、誰かに助けてもらわなきゃ。
ちょうど目の前にいる、私に話しかけてくれた人。研くんに。
ちょうど目の前にいる、私に話しかけてくれた人。研くんに。
「研くんは、私を助けてくれる?」
「――――……っ!もっもちろんさ!君を守るのが、ぼくの役目なんだから」
「――――……っ!もっもちろんさ!君を守るのが、ぼくの役目なんだから」
研くん。研くんに、私を優勝させてもらおう。
それで、チャッピーともう一回会うんだ。
それで、チャッピーともう一回会うんだ。
【泉研@チャージマン研!】
[状態]健康
[装備]
[道具]基本支給品、アルファガン@チャージマン研!、ランダム支給品1~2(確認済)
[思考・状況]基本方針:みんなを守る。
1:しずかちゃんを守りながら、他の子達も保護しに行く。
2:乃亜の正体は……?
3:しずかちゃん、綺麗な子だなあ……
[備考]
[状態]健康
[装備]
[道具]基本支給品、アルファガン@チャージマン研!、ランダム支給品1~2(確認済)
[思考・状況]基本方針:みんなを守る。
1:しずかちゃんを守りながら、他の子達も保護しに行く。
2:乃亜の正体は……?
3:しずかちゃん、綺麗な子だなあ……
[備考]
【久世しずか@タコピーの原罪】
[状態]健康
[装備]
[道具]基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:チャッピーに会う
1:研くんに協力してもらわなきゃ
[備考]
※参戦時期は11話、タコピーを殴った後。
[状態]健康
[装備]
[道具]基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:チャッピーに会う
1:研くんに協力してもらわなきゃ
[備考]
※参戦時期は11話、タコピーを殴った後。
【アルファガン@チャージマン研!】
泉研に本人支給。
対ジュラル用の光線銃。威力はジュラル星人が一発で死ぬ程度。麻酔銃へと切り替える事もでき、ライオン相手でも一瞬で昏倒させられる程の威力がある。ちなみに麻酔銃状態でもジュラル星人は死ぬ。
泉研に本人支給。
対ジュラル用の光線銃。威力はジュラル星人が一発で死ぬ程度。麻酔銃へと切り替える事もでき、ライオン相手でも一瞬で昏倒させられる程の威力がある。ちなみに麻酔銃状態でもジュラル星人は死ぬ。