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ひと狩り行こうぜ!

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匿名ユーザー

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ここは会場内に用意された工場、最新鋭の機械たちが稼働する日を今か今かと待ち続けている場所。

だが今ではそれらの機械が無残にもパーツをむしられ、ただのスクラップと化した状態で立ち並んでいる空間と化していた。

そしてその場所には一匹の生き物がいた。

全身を覆うほどに長い髪の毛と桃色の肌をした人間の子供に似た容姿をし、また自身の身長の何倍もあるハンマーを持った生き物だった。

その生き物の名は『デカヌチャン』。大きく頑丈なハンマーを作るために金属の身体を持つポケモンの群れを襲うという習性を持つ、ポケモンの一種である。

そんな彼女は今、目の前にある鉄くずに対してハンマーを振り下ろしていた。
振り下ろされたハンマーは鉄くずの塊に直撃すると、その一撃で形が崩れるほどにひしゃげさせていく。
しかしそれでも彼女の攻撃は止まらない。何度も何度も叩き続け、ついには原型すら留めないほどに変形させたところでようやく一息つくように動きを止める。

そして彼女は自らのハンマーを強化するように、そのすっかり変形した金属を貼り付けていった。
彼女はこの場で何度か同じことを繰り返し、こうして自らのハンマーを改造していた。
今日はいつもよりも多くの金属が集めたから、きっとすごいものが作れる。彼女はそう考え、そしていつも以上に作業に集中しているのだ。

そうやってある程度強化を終えた後、今度は別の鉄くずへと取り掛かる。
彼女にとって今の状況はお気に入りのハンマーの強化と試し打ちをするための絶好の機会でもあるのだ。
だから彼女はこの場に来た時からずっとハンマーを振るい続け、金属を加工し、それをハンマーに貼り付けて鍛え続けていた。

ただひたすらに彼女はハンマーを振り下ろし、その度に周囲には大きな音が響き渡る。
その表情はとても楽しげであり、まるで何かに取りつかれたかのように振舞っている。
そしてそれからしばらく経った頃、彼女は満足したような笑みを浮かべながらハンマーを置いた。

ようやっと、この場でのハンマーの強化が完了したのだ。
その証拠に彼女が持っていたハンマーは今までのものとは違い、明らかにサイズが大きくなっていた。
そうやってひとしきり改造したハンマーを観察すると、彼女はそれを手に取り嬉々としてその場で素振りを始めた。
ブンッ!ブンッ!! 空気を切る音と共に巨大なハンマーも宙を舞う。

その姿からは先程までの重そうな印象は全く感じられず、むしろバットでも持っているかのように軽々と扱っているように見えた。
もちろんそれは彼女が使っているからであって実際に手に持ってみると常人には持ち上げられないほどに重いことは言うまでもないのだが……

そうやって使い心地を確認した彼女は、今度は威力のほどを確認するためかそのハンマーで工場の壁を破壊し、外へと繰り出していった。

外に出るとそこにはちょうど良い的があったのか、彼女はそちらの方へ向き直る。
そこにあったものは少し離れた所にある大きな岩だった。
それを見た彼女は標的を見定めたようにニヤリとした笑いを浮かべた後、助走をつけて走り出すとその勢いのままジャンプをしてハンマーを振り下ろした。

ドォン!!! 彼女の放った一撃はその巨体を粉々に打ち砕き、周囲に破片を巻き散らかすほどの衝撃を生み出した。
その破壊力はまさに桁違いと言ったところだろう。それを見た彼女は満面の笑みを浮かべていた。

やはり自分の作った武器の性能を確かめるというのはとても楽しいことだ。彼女は改めてそう思った。
そして再び彼女はハンマーを構える。
次の目標は『他のポケモンに対して、どれだけの威力足りえるのか』だ。彼女は早速次なる獲物を探して歩き出した。

こうして彼女の一日は、まだまだ続いていくのであった……。


【デカヌチャン@ポケットモンスターSV】
[状態]:健康、興奮状態
[装備]:手作りのハンマー@ポケットモンスターSV
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2(確認済み。少なくとも金属製のものではない)
[思考・状況]基本行動方針:自分のハンマーをもっと強くするために、良さそうな金属を集め続ける。
1:ハンマーを強くするため、良質な金属を集めて回る。
2:他の生き物が持ってるのなら、殺してでも奪い取る。
[備考]
 少なくともポピーの手持ちポケモンではありません(野生個体なのか、それとも誰かの手持ちポケモンなのかについては当選した場合、後続の書き手様にお任せします。)。
 ハンマーを没収されていない代わりにランダム支給品が減らされています。
 工場内に、デカヌチャンにパーツを奪われた上にハンマーの試し打ちに使われたことでスクラップ状態になった機械が残されています。
 またデカヌチャンが金属を加工している音を耳にした参加者がいる可能性があります。

『支給品紹介』
【手作りのハンマー@ポケットモンスターSV】
 デカヌチャンに支給。その名の通りデカヌチャンがまだカヌチャンだったころから持っており、そして強化し続けた巨大なハンマー。
 彼女にとってはとても大切なものであり、うかつに触れれば間違いなくそのハンマーの餌食になるだろう。

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