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うちのメイドがロリすぎる!

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匿名ユーザー

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「殺し合いなんて……KAN-SENとしても、メイドとしても許すわけにはいきません!」

 四方を海に囲まれた、海馬乃亜が始めた殺し合いのフィールド。
 そのとある海岸にある海の家の中で、一人もメイド姿の少女が高らかに反抗の言葉を口にする。

 少女の名前は、通称『ベルちゃん』。
 ロイヤルメイド隊メイド長・ベルファストをそのまま幼女にした様な、銀髪蒼眼の見習いメイドである。
 未知なる侵略者『セイレーン』から、碧き航路を護る為に誕生したKAN-SENの使命としても、
 現ロイヤル女王にして指揮官代理を務めるクイーン・エリザベスに仕える王室専属メイドの誇りとしても、
 この殺し合いは到底許容できるものではないと、幼いながらに理解をしていた。

「それに……」

 ベルちゃんは、後ろに目に向ける。
 そこには、休憩や軽食を取る事を目的として作られていると思われるここの海の家の内装に似つかわしくない、ベビーベッドが置かれていた。
 そして、そのベッドの中には、年場もいかない赤ん坊が穏やかに眠っている。
 ベッドの傍にはランドセルがあり、赤ん坊の首には首輪が巻かれていることから、参加者であるのは明白だ。

「すやぁ……、すぴー……」
「こんな赤ちゃんにまで殺し合いを強要させるなんて……、あの殿方は何を考えているのでしょうか」

 ベッドから軽々と、それでいて落ちない様に優しく赤ん坊を胸に抱き、ベルちゃんは呟く。
 メンタルキューブから誕生するKAN-SENは、改造やμ兵装による性能・外見の変化はあれど、年齢の概念は無いに等しい。
 それ故に、こどもばかりを選んだ今回の殺し合いの人選にあまりピンと来ていないのだ。
 年齢で決めているのなら、殆どのKAN-SENが通ってしまう為、恐らく外見で選ばれたのだと考えるが、そうなると他のロイヤルメイド隊が恐らくいないだろう事を想像と、不安になってしまう。

(……いえ、落ち着くのです、ベルファスト。それならご主人様が巻き込まれていない事を喜びましょう)

 しかし、すぐに考えを切り替えるベルちゃん。
 少女が仕えるロイヤルメイド隊は、女王陛下だけでなく、国家、ひいては世界を守るための盾にして剣。
 現在はセイレーンの進行が穏やかになった為、率先して力を振るう状況ではないが、戦う覚悟は常に出来ているつもりだ。
 世界を守る指揮官であるご主人様や、多忙で倒れた指揮官の代理として皆を纏めるクイーン・エリザベス女王陛下を失う事なんてあってはならない。
 女王陛下は背丈を考えると巻き込まれている可能性があるが、少なくとも指揮官はいないだろう事を考えると、気力が少しずつ湧いてくる。

「ベルファストがママの元に帰らせてあげますから、それまで安心してくださいね」
「うーん……、ママぁ……」

 赤ん坊をあやした後に、付属されていた抱っこ紐を使って背中におぶったベルちゃんは、両腕にそれぞれのランドセルを持ち移動を開始する。
 出来たら赤ん坊を安全な場所に移してから主催の打倒の為に動きたいが、それまでは面倒を見よう。

「待っていて下さい、ご主人様。そして女王陛下様。ベルファストは必ず還ります!」

 改めて、この会場にいないだろう仕える2人に対しての言葉を送るベルちゃんは海の家から出て歩き始めた。


 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 


(やれやれ……殺し合いに巻き込まれるなんて、ボクもついていないな)

 歩いていくベルちゃんの背中におぶされながら、赤ん坊・本田ジョージは冷静に状況を把握する。
 この多く見積もっても1~2歳くらいの赤ん坊は、理屈は不明だが、年頃の人間と変わらない自我を持っているのだ。

(しかし海馬乃亜って、あの海馬サマの関係者なのか?だったらボクがやることは海馬サマの為に円滑に事を進めるだけさ)

 ジョージは赤ん坊が行うには明らかに悪意がある邪悪な笑みをして、ゲームに乗る事を決意する。
 この赤子は、海馬瀬人が作った死のテーマパーク・『DEATH-T』に偶然関わった際にも、海馬瀬人のファンという理由だけで、武藤遊戯達を寝返り殺人鬼・チョップマンがいる個室に誘導しようとした事があるのだ。

(とりあえず今は無力な赤ん坊を装って、殺れるチャンスを待とう……。ボクが全員殺す必要なんてないもんな……。)

 しかし、ジョージはすぐに行動を起こすわけでもなく、淡々とチャンスがやって来るタイミングを待つ。
 どんなに悪知恵が働こうとも結局は赤子。
 流暢に言葉を離せるし、自分の出したい時に尿や便を垂れ流す事は出来るし、なんならレーザー銃も普通に持てるが、流石に何十人も殺戮を繰り返す事は出来ない。
 場当たり的に動かず、虎視眈々とチャンスが来るまで待つのが一流の狩人だとこの年にして理解しているのだ。


(だけど、このロリっ子メイドの背中気持ちいいぜぇ……。子供に興味はないからデートに誘う気は無いが、大きくなったら相当に美人なメイドになるんだろうなぁ)
「ベルママぁ……。オギャらせてぇ……」
「フフっ、私がママだなんて。よしよし、怖くないですよー」
「てぇてぇ……」

 背中におぶっている赤ん坊が、殺し合いに乗っているなんて全く想定していないベルちゃんは、純粋な思いでジョージをあやす。
 年齢的にも正しく赤ちゃんプレイを楽しむジョージは、だらしなく笑みを浮かべるのだった。



【ベルちゃん@アズールレーン Queen's Order】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[方針]
基本:海馬乃亜を折檻し、指揮官様や女王陛下の元に帰還する
1:赤ん坊(本田ジョージ)を安全な場所に移したい
2:仲間のKAN-SEN達がいるなら合流を目指す
[備考]
※艤装は没収されています


【本田ジョージ@遊☆戯☆王(原作漫画版)】
[状態]:健康、
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[方針]
基本:ゲームに乗る。ただし積極的には殺さない
1:今はベルちゃん相手に沢山オギャる
2:主催者(海馬乃亜)は海馬サマの関係者なのか?
[備考]
※DEATH-T編後からの参戦です。
※ジョージのランドセルは、現在ベルちゃんが持っています

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