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何かをするために

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「―――率直に言おう、私はこの殺し合いを止めたいと思っているんだ。だから、君さえよければ、私の仲間になってくれないだろうか?」

ここは会場内の廃墟が立ち並んだ場所、そこには女騎士がいた。

竜をイメージした尾に角、そして胸元が開かれた上半身にハイレグというべき下半身といった、やけに露出度の高い恰好をした女騎士だった。

彼女の名前は岸部……もとい『ラ・ピュセル』、この場ではあえて詳細を伏せるものの『剣の大きさを自由に変えられるよ』という能力を持つ魔法少女である。

そんな彼……彼女は、目の前にいるロボットのような生き物と話し合いをしていた。

「うん、ラ・ピュセルさん……ぼくも、こういうことは止めた方がいいって…そう思うから、ついていきたいと思う」

それは妙に頭でっかちで額に巨大なビーム砲のようなものが付いた、どことなくロボットアニメに出てきそうな風貌をしていた。

その少年の名前は『ダブルゼータくん』。常人とは異なったテンポと思考回路を持つが純粋で何事にも真面目に取り組もうとする少年である。
そして彼もまた、彼女と同じようにこの殺し合いを止めたいと、そう思っていた。

「そうか、一緒に戦ってくれるんだね。ありがとう、キミみたいな仲間が出来て心強いよ」
「うぅん……ぼくの方こそ、足を引っ張っちゃうかもしれないけどよろしくお願いします……」
「大丈夫さ、本来ならこんなことに慣れたくはないものだからね。それに困った時はお互い様だよ」

こうして二人は協力しあうことを約束した。

「それで、これからどうするつもりなんですか?」
「そうだね、まずはこの辺りに他の参加者がいないか、探し回ろうか。恐らくだけど、私たち以外にも殺し合いを止める為に動いている人がいるはずだから、その人たちと協力しようと思うからね」

そう言って共に歩き出す二人だったが、その途中でダブルゼータくんはラ・ピュセルにあることを質問した。

「ところでラ・ピュセルお姉さん……それとは別に、一つ聞きたいことがあるんだ」
「ん?なんだい?」

「お姉さんの『ぐもらごもも』って何なの?」
「……?『ぐもらごもも』?」

それはおそらくダブルゼータくんにしか分からない表現で、当然ながら彼女はそれに対し聞き返してしまった。

「ぼくの『ぐもらごもも』は、"好きな人のために生きるための力を手に入れたい"という事なんだ。……だからお姉さんは、どんな『ぐもらごもも』を持っていて、そのために何をしたいのかを知りたかったんだ」

彼女のその疑問に対しダブルゼータくんは答えた。『自分がこれから、将来何をしたいのか』という事を、彼女に伝えたのだ。
そしてそれこそが彼の言う『ぐもらごもも』を表したものだった。

「(なるほど…『ぐもらごもも』って、『将来の夢』のことか……)そうだね……私は、"魔法少女として誰かを救い続けること"……かな?」

ラ・ピュセルは彼のその言葉を聞いて彼が何を伝えたいのかを理解し、自らもまた『これから何をしていきたいのか』を彼に伝えた。

「魔法少女として誰かを救うこと……それがラ・ピュセルお姉さんの『ぐもらごもも』なんだね!」
「そう、これが私の『ぐもらごもも』だよ。そして君も……素晴らしい『ぐもらごもも』を持っているんだね」
「好きな人のために何かをしたい……それはとても素晴らしいことだと、私はそう思っているよ」

そう言って、ラ・ピュセルはダブルゼータくんに笑顔を見せた。

「よしっ!じゃあぼくも頑張るよ、ぼくの『ぐもらごもも』のために!!」
「フッ、頼んだよ。でも無理だけはしないでね……君の大切な人の為にも、生きて帰らないといけないんだからね?」
「うん、分かってるよ!」

そうして笑いあいながら二人は改めて協力することを確認し、共に歩いていくのであった。

【ラ・ピュセル(岸部颯太)@魔法少女育成計画(アニメ版)】
[状態]:健康、変身中
[装備]:魔法の剣@魔法少女育成計画
[道具]:基本支給品、マジカルフォン、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本行動方針:正義の魔法少女として、人々を守るために戦う。
1:まずは、ダブルゼータくんとともに行動する。
2:自分は車に轢かれて死んだはずなのに、一体なぜここにいるんだ?
3:『ダブルゼータ』……?なぜか、昔のロボットアニメで見たことがある気がする。
[備考]
 参戦時期は、クラムベリーに敗北し死亡した後。
 変身アイテムであるマジカルフォンを没収されていない代わりにランダム支給品が減らされています。
 また魔法の剣は魔法少女への変身とともに召喚されるため支給品には含まれません。


【ダブルゼータくん@ダブルゼータくんここにあり】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本行動方針:ぼくの『ぐもらごもも』のために、そしてみんなのために殺し合いを止めたい。
1:ぼくは、ぼくの『気持ちがよくない』という気持ちを大切にしていきたいから、ラ・ピュセルさんとともに戦いを止めたい。
2:どうすれば戦いを止められるのかは分からないけど、人を殺したくないし殺させたくもないから何かをし続ける。
[備考]
 参戦時期は最終回後、『好きな人のために生きるための力』を手に入れるために旅に出た後。
 制限によりハイメガ砲の威力が下げられており、またビームサーベルとミサイルなどの武器もすべて没収されています。
 ラ・ピュセル(岸部颯太)が、本当は男性であることに気づいていません。


『支給品紹介』
【魔法の剣@魔法少女育成計画】
 ラ・ピュセルの変身とともに召喚される剣で、西洋の両手剣の形をしている。
 自由に大きさを変えることにより空中にいる相手を打ち落としたり足場にするなど様々な活躍をしている。
 ……なお、『自由に大きさを変える』部分についてはラ・ピュセル自身の能力であり、実際は只の剣である。


【マジカルフォン@魔法少女育成計画】
 卵のような形をした携帯端末で、魔法少女間の連絡などといった機能を持つ共通の変身アイテム。
 今回は制限により、魔法少女への変身以外に使用することはできない。

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