コンペロリショタバトルロワイアル@ ウィキ
反逆
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「くそ……くそ!くそ!!くそ~~~~~!!!」
その声は怒りと悲しみが込められている。
喉を傷めることもいとまないその悲痛な叫びは聞く者の心をも痛ませるだろう。
喉を傷めることもいとまないその悲痛な叫びは聞く者の心をも痛ませるだろう。
「ルフィ!!!エース!!!おれは!!!!!」
己を責め続ける。
護れなかったからだ。
弟を。エースを。
二人ともこんなところで死んでいいわけがなかった。
ただ茫然と見ていることしかできなかった。
後悔後に立たず。
少年の状況は正にそれだった。
護れなかったからだ。
弟を。エースを。
二人ともこんなところで死んでいいわけがなかった。
ただ茫然と見ていることしかできなかった。
後悔後に立たず。
少年の状況は正にそれだった。
少年の名はサボ。
ルフィ・エースの兄弟。
ルフィ・エースの兄弟。
☆彡 ☆彡 ☆彡
「弟を守れない兄貴がどこにいるんだ!!!」
盃を交わした。
たとえ血は繋がってなくてもそこには絆があった。
たとえ血は繋がってなくてもそこには絆があった。
これで俺たちは今日から兄弟だ!!
「オレは……恥ずかしい!!!」
あの場で乃亜に反抗できなかった。
ルフィとエースを見下し、嘲笑いそしてもっとも侮辱な言葉をかけた。
ルフィとエースを見下し、嘲笑いそしてもっとも侮辱な言葉をかけた。
「そうだねえ……せっかくだ。キミたちの兄弟愛に題名でも付けてあげようか。
『無様な敗北者達』キミたちにぴったりの名前じゃないか! 無駄死にご苦労様、せいぜいあの世で海賊ごっこに励んでいてくれたまえ!
アッハハハハハハハハハハハハハ!!!」
『無様な敗北者達』キミたちにぴったりの名前じゃないか! 無駄死にご苦労様、せいぜいあの世で海賊ごっこに励んでいてくれたまえ!
アッハハハハハハハハハハハハハ!!!」
海賊を……”漢の夢”を虚仮にしやがった。
貴族として生まれたことを恥じたことがあるが、その時以上に自分という存在に恥を感じたことはない。
涙と鼻水でぐちゃぐちゃとなる。
貴族として生まれたことを恥じたことがあるが、その時以上に自分という存在に恥を感じたことはない。
涙と鼻水でぐちゃぐちゃとなる。
そんなサボに。
「あの……”これ”食べる?」
「……え?」
「……え?」
手を差し伸べるベレー帽の少女がいた。
☆彡 ☆彡 ☆彡
☆彡 ☆彡 ☆彡
「すごい……キャンバスが無くても描けるなんて」
支給された筆の能力に驚愕している赤いベレー帽の少女。
少女の名はアドレーヌ。
ポップスターで絵の修行中のお絵かきガール。
ポップスターで絵の修行中のお絵かきガール。
「あの、乃亜って子がいってた支給品ってこういう意味だったのね」
確かに、このマジックブラシのような能力がある支給品があるなら、自分のような者でも殺し合いで勝利することが出来る可能性がある。
しかし―――
「やっぱり……ねぇ」
アドレーヌは乗り気にはなれなかった。
それも当然。
確かにポップスターでアドレーヌも戦ったことがある。
しかし、それはあくまで一時の対応。
本来の自分は絵かき修行の身。
それだけじゃない。
恐怖がある。
自分もあの兄弟のように無残に殺されるのではないかという恐怖が。
例えるなら、心の中にダークマター。
そんなとき、声が聞こえた。
それも当然。
確かにポップスターでアドレーヌも戦ったことがある。
しかし、それはあくまで一時の対応。
本来の自分は絵かき修行の身。
それだけじゃない。
恐怖がある。
自分もあの兄弟のように無残に殺されるのではないかという恐怖が。
例えるなら、心の中にダークマター。
そんなとき、声が聞こえた。
「ルフィ!!!エース!!!おれは!!!!!」
「……え?」
それは、あの場にいて殺された兄弟の名前。
まさか、兄弟の関係者?
アドレーヌは声に誘われるがまま歩く。
そして、目にしたのは、兄弟を殺され、自分を責め続ける少年の姿。
まさか、兄弟の関係者?
アドレーヌは声に誘われるがまま歩く。
そして、目にしたのは、兄弟を殺され、自分を責め続ける少年の姿。
「……」
慰める言葉が見つからない。
だって、まだ関係を結ぶこともできていないから。
だって、まだ関係を結ぶこともできていないから。
カーくんだったら、どうしているかな。
「うん」
アドレーヌは決心すると、マジックブラシで描く。
ウィスピーウッズのリンゴを。
そして、それを手に声をかける。
ウィスピーウッズのリンゴを。
そして、それを手に声をかける。
「あの……”これ”食べる?」
☆彡 ☆彡 ☆彡
「うまかった……ありがとう」
アドレーヌが用意したリンゴを食べ終えたサボはアドレーヌにお礼を言う。
アドレーヌが用意したリンゴを食べ終えたサボはアドレーヌにお礼を言う。
「ううん。気にしないで!それよりカーくんみたいな食べっぷりでビックリしちゃった」
(はぁ……はぁ……うん。やっぱりいつもより疲労を感じる。きっと、これも制限ね……)
(はぁ……はぁ……うん。やっぱりいつもより疲労を感じる。きっと、これも制限ね……)
サボの見事な食べっぷりにアドレーヌは感心する。
あれから、アドレーヌはリンゴにトマトなど、様々な食べ物をサボに分け与えた。
あまりにも美味しそうに食べるので、アドレーヌも張り切った。
が、それと同時に自らの能力を発揮すると体力が疲弊することにも気づく。
あれから、アドレーヌはリンゴにトマトなど、様々な食べ物をサボに分け与えた。
あまりにも美味しそうに食べるので、アドレーヌも張り切った。
が、それと同時に自らの能力を発揮すると体力が疲弊することにも気づく。
「後……落ち着いた?」
「ああ……」
「ああ……」
アドレーヌの言葉に、サボは帽子で顔を隠しつつ頷く。
「そういえば、アドレーヌの持つ筆、すごいな」
サボは
「これ?う、うん私の支給品の一つ。そういえば、サボくんにもいくつか支給されているはずだよ」
「そうか……よし!調べるか!」
「そうか……よし!調べるか!」
アドレーヌの言葉にサボは自らの支給品をチェックする。
すると、そこには”あった”
すると、そこには”あった”
「これは……ッ!?」
それは、食すればカナヅチと引き換えに悪魔から能力を得られるといわれている実。
悪魔の実。
「わぁー……何だが炎みたいなメロンだね」
アドレーヌはサボが手にする悪魔の実の一つ”メラメラの実”を眺める。
「……」
(何だ……?何だかよくわからないが、この実を手に取った瞬間。……浮かび上がった……エースの姿が!?)
(何だ……?何だかよくわからないが、この実を手に取った瞬間。……浮かび上がった……エースの姿が!?)
「サボ……くん?」
「……」
(そうか……許せねぇか。そうだよなエース!!!)
(そうか……許せねぇか。そうだよなエース!!!)
―――シャリ
「……おい、”乃亜”」
「きゃっ!?」
「きゃっ!?」
炎が舞い散る。
それは、反逆の炎。
それは、反逆の炎。
すぅ……大きく息を吸う。
そして、吐いた。
そして、吐いた。
「俺はエースとルフィの兄弟”サボ”だ!!!」
「あいつらは”無様な敗北者”じゃねぇってことをお前の身体に叩き込んでやるから首を洗ってまっていやがれ!!!」
ありったけの怒声。
乃亜に対する革命の轟。
静寂な会場に響き渡る。
乃亜に対する革命の轟。
静寂な会場に響き渡る。
「それと……おれが守ってやる!」
アドレーヌに顔を向けるとグッとサムズアップするサボ。
もう、先ほどの孤独なわめき散らかす少年はいない。
もう、先ほどの孤独なわめき散らかす少年はいない。
「……」
正直、絵を描くことだけの自分は生き残れないだろうなと思っていた。
もう、何も怖くない。
自分よりも幼き少年は革命の宣言をした。
なのに、自分がそんな弱気ではいけない。
大丈夫。心の中を渦巻くダークマターは消え去った。
自分よりも幼き少年は革命の宣言をした。
なのに、自分がそんな弱気ではいけない。
大丈夫。心の中を渦巻くダークマターは消え去った。
「ええ。よろしくね!サボくん!」
心地よいハイタッチが軽快に響いた。
【アドレーヌ@星のカービィ】
[状態]:疲労(中)
[装備]:マジックブラシ@マリオサンシャイン
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2
[思考・状況]基本方針:生きて帰る。
1:孫くんと行動を共にする
2:何とか私の力で首輪をどうにかできないかしら……?
[備考]
ゲーム版の出来事(64・スターアライズ・)を体験していますが、口調・性格は漫画版星のカービィデデデでプププな物語が参考となっています。
絵の実体化に制限がかけられています。
絵を実体化させると疲労がたまります。
疲労がたまると絵を実体化させることができません。
[状態]:疲労(中)
[装備]:マジックブラシ@マリオサンシャイン
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2
[思考・状況]基本方針:生きて帰る。
1:孫くんと行動を共にする
2:何とか私の力で首輪をどうにかできないかしら……?
[備考]
ゲーム版の出来事(64・スターアライズ・)を体験していますが、口調・性格は漫画版星のカービィデデデでプププな物語が参考となっています。
絵の実体化に制限がかけられています。
絵を実体化させると疲労がたまります。
疲労がたまると絵を実体化させることができません。
【マジックブラシ@マリオサンシャイン 】
アドレーヌに支給された筆型のアイテム。
絵の具をまき散らすことができたり描いた物を実体化することができる。
また使用者姿を変化することもできる。
アドレーヌが知識として知っているものしか具現化できません。
また、使用者の姿はロワ参加者のみで、邂逅した参加者の姿にしか変化することはできません。
また、使用することで疲労がたまります。
「マジックブラシ。これでお絵描きすると願いが叶うんだ! 」BYクッパJr.
アドレーヌに支給された筆型のアイテム。
絵の具をまき散らすことができたり描いた物を実体化することができる。
また使用者姿を変化することもできる。
アドレーヌが知識として知っているものしか具現化できません。
また、使用者の姿はロワ参加者のみで、邂逅した参加者の姿にしか変化することはできません。
また、使用することで疲労がたまります。
「マジックブラシ。これでお絵描きすると願いが叶うんだ! 」BYクッパJr.
【サボ@ONE PIECE 】
[状態]:健康、満腹 メラメラの実の能力者
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2
[思考・状況]基本方針:革命を起こして、乃亜にルフィとエースは敗北者ではないことを証明する
1:アドレーヌと行動を共にしつつ守る
2:ルフィ!エース!兄弟の仇はおれがとる!
3:そのためには、メラメラの実の能力を使いこないとな
[備考]
単身、小舟で海を出港する直前からの参戦です。
メラメラの実を食べて能力者になりました。
[状態]:健康、満腹 メラメラの実の能力者
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2
[思考・状況]基本方針:革命を起こして、乃亜にルフィとエースは敗北者ではないことを証明する
1:アドレーヌと行動を共にしつつ守る
2:ルフィ!エース!兄弟の仇はおれがとる!
3:そのためには、メラメラの実の能力を使いこないとな
[備考]
単身、小舟で海を出港する直前からの参戦です。
メラメラの実を食べて能力者になりました。
☆彡 ☆彡 ☆彡
「……ふむ。どうやら、方針の見直しが必要のようだな」
サボとアドレーヌのやり取りを木の上から見下ろす少年。
少年は唯の少年ではない。
国の王。国王の地位に君臨する。
アレウーラ王国、国王。アレウーラ8世。
最も、それにもある秘密があるのだが、ここでは割愛する。
少年は唯の少年ではない。
国の王。国王の地位に君臨する。
アレウーラ王国、国王。アレウーラ8世。
最も、それにもある秘密があるのだが、ここでは割愛する。
「あの乃亜なる人間よ。大儀である」
始めはさっさと優勝して、乃亜の力を奪い、生命の法をもちいて二つの世界を繋げようと考えていた。
二つの世界の王となる。それが国王の野望。
しかし、アドレーヌの能力に悪魔の実で力を得たサボを見て、国王は当初の計画を大幅に変更することに決めたのだ。
二つの世界の王となる。それが国王の野望。
しかし、アドレーヌの能力に悪魔の実で力を得たサボを見て、国王は当初の計画を大幅に変更することに決めたのだ。
「貴様のお陰で私が数多の世界の王となる道が見えたのだからな」
野望は更なるステージへと進化した。
【こくおう@テイルズオブテンペスト】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:このバトルロワイアルなる儀式を経て数多の世界の王となる
1:ひとまずは様子見。優勝するか否かはその後の状況で判断する
[備考]
本編死後からの参戦
名簿には本名である「ウォールス・ガーナ―」ではなく「こくおう」とだけ記名されています。
数多の世界が存在することを理解しました。
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:このバトルロワイアルなる儀式を経て数多の世界の王となる
1:ひとまずは様子見。優勝するか否かはその後の状況で判断する
[備考]
本編死後からの参戦
名簿には本名である「ウォールス・ガーナ―」ではなく「こくおう」とだけ記名されています。
数多の世界が存在することを理解しました。