コンペロリショタバトルロワイアル@ ウィキ

小便少女

最終更新:

compels

- view
だれでも歓迎! 編集
※注意:このSSは性的描写ならびに特殊性癖を含み、かつフリーエロゲ出身のキャラが登場します。


「一体……なんなんですかあれはっ!?」

 橘ありすは、あまりの突飛な状況に理解が追いつかなかった。
 いきなり海馬乃亜を名乗る子供から殺し合えと言われた挙句、人が無残に殺される様を二度も見せつけられた。

「なんでっ!?どうしてこんなことにっ!!」

 叫ばずにはいられない。
 身体を抱いても震えが止まらない。
 クールな佇まいをしているありすも、こんな状況では年相応な部分が出てしまう。

「死ぬ……?私、死ぬ……?」

 殺し合いということは、自分も殺されるかもしれないということ。
 全く意識をしたこともなかった死の気配が、ありすのすぐ近くに感じられた。
 つい先ほどまで、第三芸能課のメンバーとして、あのキラキラとしていてカッコいいアイドルを目指して、自分達だけの夢のステージを目指していたのに。

「いや……怖い……!」

 死んでしまえば、それも叶わなくなる。第三芸能課の皆の夢が夢と消えてしまう。
 不安と恐怖で、ありすは蹲ったままその場から動くことができなかった。
 そんなありすに、近づいてくる影があった。

「……?」

 ありすはおそるおそる見上げる。
 その影の正体は、少女の姿をした石像の天使であった。

§




 金髪をした、白い紫羅欄花を思わせる装束を身に纏っている少女が、バトルロワイアルの会場のどこかを歩いていた。
 その表情には、このゲームの主催者への怒りがあったが、同時に困惑を含んでもいた。
 少女――伊予島杏(いよじまあんず)は、死んだはずであった。まるで姉のように慕っていた球子と共に、巨大なサソリ型バーテックスと戦うことを選ぶも――球子の楯が破られると同時に、球子共々サソリの針に貫かれ――今度は姉妹として生まれることを望みながら息絶えたはずだった。
 しかし、杏は息を引き取る最中にあの場所に呼ばれ、勇者装束を身に着けたままこの地に放り出されたのである。

「あんな事……絶対に許されない……!」

 海馬乃亜が行った、ルフィとエースという名の少年の兄弟愛を弄ぶような行為を、杏は許すことができなかった。この地に集められた子供達を殺し合わせる邪悪な催しも。
 海馬乃亜がなぜこんなことをしようとするのか、なぜあの時死んだはずの自分が生きているのかは分からないが、とにかく今は勇者としての務めを果たすことにした。四国に結果を超えて侵入してくるバーテックスを撃退していた時のように。今を生きる人々を守る勇者として。
 また、皮肉なことに、この殺し合いで杏が生きていたことで、ある種の希望も生まれていた。

「タマっち先輩も、もしかしたら……!」

 自分が生きているということは、土居球子も生きていてこの地に招かれていたとしても不思議ではないということだ。非常に希望的な観測ではあるが、球子と共に生きて帰る……なんてことがあるかもしれない。一方で、残された乃木若葉達もまた、この殺し合いに巻き込まれているかもしれないという不安もあるにはあるが。

「――あれって……」

 ふと、杏の視界の端に1対の人影が見えた。片方は、愛らしい見た目をした少女。年は杏よりも2、3歳くらい下で、小学生くらいだろうか。もう片方は、光り輝く翼を背に宙を浮く天使。しかし、天使といっても外見は人間離れしており、その身体の表面はごつごつとした岩のような……まるで、岩で固められた天使の石像だ。少女はポカンとした顔をしながら、天使を見つめていた。
 杏が注視していると、天使の方が先に動き出した。なんと天使は、黄色く濁った水をその身体から放ったのだ。

「っ!!!」

 ただならぬ気配を感じ、杏は少女と天使の元へと急行した。

§




 それは、突然のことだった。ありすが石像のような天使を見上げていると、天使は独りでに動き出し……ありすに濁った水をぶっかけたのだ。

「わぁっ!?」

 蹲って動けなかったありすは、回避する暇もなくそれにかかってしまう。

「な、何するんですか……!」

 抗議しようとしたありすだったが、目を開けた瞬間、何かがおかしい。
 先ほどは平気だったのに、どこか肌寒い。それに、地面に蹲っていたというのに、妙に視線が高く、見上げていた天使と同じ高さまで上がっている。
 怪訝に思いながら、ありすは自分の身体を見下ろすと同時に、目を見開いた。

「ぁ……ぇ……?」

 なんとありすの衣服はすべて消え去り、問答無用で素っ裸にされていたのだ。
 まだ膨らみかけの胸も、小学生相応の肢体も、絶対に人に見せてはいけないあそこも全て見せつけている。

「っっきゃあああああっ!!」

 頬を真っ赤にして悲鳴を上げながら両手で隠そうとするも、それもできなかった。
 なぜなら、ありすはいつの間にか石でできた台に乗せられ、手足が石になって動かすことができなかったのだから。台の上では、まるで和式便所で小便をする時のような姿勢になったまま動けないありすがいた。

「いやぁっ!!なにこれっ!?なにこれぇぇぇぇっ!!!」

 完全に余裕を失ったありすは、目から涙を溢れさせ、半狂乱で必死に台から降りようとするも、石化した手足は台と接着されており、完全に動けなくされていた。
 それでもありすは髪を振り乱しながらもがくも、まだ石化していない肩とお尻がくねくねと揺れ動くだけで、その動きに応じてありすの股にある柔らかそうなあそこも形を変えていた。股を開いたまま狂ったように暴れる石化されかけた女子小学生の姿は、その手のマニアからすればさぞ煽情的だったに違いない。

「やだぁっ!こんなの嫌ぁぁぁっ!!」

 台というステージの上で、女の子が小便をする姿勢のまま鎮座する全裸のありす。しかし、こんなステージはありすは望んでいない。

「――」

 そんなありすを見て楽しんでいるのか、天使は光る翼をふよふよと揺らしながらありすを見下ろす。

「ひっ……」

 天使を見上げたありすは、直感的に理解する。次、同じように水にかかってしまえば、石になってしまう。
 人が石になってしまう物語は何度か本で読んだことはあるが、まさか自分がそうなるとは思ってもいなかった。石になってしまったらどうなるのだろう。こんな恥ずかしい姿を見せつけたままこのままなのか?
 嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だいやいやいやいやいやいやいやいやそれだけは。

「誰か……!プロデューサーっ!助け――」
「やめなさいっ!」

 そうありすが叫ぶと同時に、そんな声がどこかから聞こえた気がした。
 しかし、運命は残酷である。その声の主は間に合わず、天使から再び濁った水がかけられた。
 その刹那、ありすは恐怖のあまり、秘所から尿を垂れ流した。




§





 間に合わなかった。遅かった。
 とてつもない悔しさに、杏は苛まれていた。
 杏は跪き、「ありすだったもの」を見上げる。

「……」

 ありすの顔は絶望に染まったまま、頭からつま先に至るまで完全に石化していた。
 しかもそれだけではなく、その肢体は全裸のままで、女の子が見せてはいけない恥ずかしい部分も丸出しにしながら、その股間からは黄金色の液体が常に吹き出ていた。
 まるで、永遠に小便をしたまま固められたかのようだった。

「……」
――ちょろろろろろろろろろ……。

 おおよそ、幼さの残る少女が見せていい姿ではなかった。
 その手のマニアが見れば、固められたありすをこう呼ぶだろう。『小便少女』と。

「っ!!」

 杏は、義憤を滾らせた視線を天使のいた場所へと移す。天使はありすを小便少女にしたことを確認すると飛び去ってしまった。それはまるで次の獲物を探しに行くようだった。

「……ごめんね。守ってあげられなくって」

 杏は、小便少女と化してしまったありすに謝罪をする。
 自分は未熟だ。先んじて支給品を確認しておけばとか、もっと早くこの子を庇っていればとか、自分の武器であったボウガンさえ取り上げていなければ、など、既に起こってしまった今からすれば言い訳に過ぎない。
 このままではダメだ。殺し合いをただ止めるではなく、殺し合いに乗った者達から罪のない子達を守れる勇者にならなければ。自分を守ろうとしてくれた球子のように。

「もう、こんなことは二度とさせないから……!」

 杏は天使が去って行った方向を再度睨み、その後を追う。あの天使の正体は分からないが、あんな姿で人を固めようとする行為など絶対に見過ごせない。同じ犠牲者を生まないためにも、勇者・伊予島杏は駆け出した。


§




 天使――カタメエンジェルは、とある世界のアビスケイブというダンジョンにおける、『カタメベヤ』という部屋にいるモンスターだった。
 アビスケイブは、女性しか入れない上に、内部に存在するモンスターはほとんどが固め――石化はもちろんのこと、黄金化からカボチャランタン、フィギュア化まで、様々なモノに人間を状態変化させ、固めてしまう攻撃を有していた。
 カタメエンジェルは、その中でもありとあらゆる固めの効果を有する攻撃が可能で、ありすに発した『汚れた水』も対象を小便少女に固める効果を有するものであった。

 本来、アビスケイブを『作品名』として知る者からすればカタメベヤは所謂「様々な固めのシーンを鑑賞する回想部屋」なのだが……どういうわけかこの殺し合いに放たれてしまった。
 しかも、カタメエンジェルはそこらのアビスケイブのモンスターに比べて桁違いの硬さを有している。固めるだけで殺せないとはいえ、きわめて厄介なことには変わりないだろう。
 本来であれば、アビスケイブの存在する世界で出回っているレストアの書を所持することによって行使できる『レストア』なる魔法を使えば即時に元通りになれるのだが、それを異なる世界出身のありすや杏には分かるはずがない。

「――」

 カタメエンジェルは、ただ無機質に、次に固める獲物を探して殺し合いの地を行く。 





§





――いや……行かないで……恥ずかしい……助けて……。

 杏は気づいていなかった。小便少女に固められたありすは、まだ生きているということに。
 それに加えて、おぼろげながら意識もあった。
 台というステージに鎮座しながら、アイドルだったありすは延々と放尿し続ける像と化した自分を嘆き続ける。

 ちなみに、制限の影響でカタメエンジェルによる固めの効果は永続ではなく、それなりの時間が経てば途切れ、『レストア』の魔法を使わずとも元の姿に戻れるだろう。
 それがありすにとって幸になるか不幸になるかは知らないが。



【伊予島杏@乃木若葉は勇者である】
[状態]:健康、カタメエンジェルへの怒り、ありすへの罪悪感
[装備]:勇者装束
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況] 基本方針:勇者として、殺し合いを止め、今を生きる人達を守る
1:あの天使の石像(カタメエンジェル)を追う
2:タマっち先輩も生きてる……?
2:もし若葉たちも参加していたら、合流したい
[備考]
※参戦時期は死亡後からです。
※カタメエンジェルが人間を状態変化させる敵であるということを知りました。

【カタメエンジェル@アビスケイブ】
[状態]:損傷なし
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況] 基本方針:目に付いた参加者を様々な種類の固めで固めていく
1:……。
[備考]
※制限により、カタメエンジェルによる石化、小便少女化などの固めは時間経過で解除されます。持続時間は後続の書き手にお任せします。

【橘ありす@アイドルマスター シンデレラガールズ U149(アニメ版)】
[状態]:全裸、小便少女化、放尿中
[装備]:
[道具]:なし
[思考・状況] 基本方針:死にたくない
1:……。
[備考]
※ありすの四次元ランドセルは、小便少女化したありすの像の近くに落ちています。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
ウィキ募集バナー