「ぼー…」
「え、えっと…」
「え、えっと…」
ビルの屋上で少女、イリヤは困っていた
勿論この殺し合いのことについてもそうだが、目の前の自分よりも幼い少年への対応に困っていた
殺し合いの場にたまたま自分よりも幼い少年を見かけ、放っておくことなどできず声を掛けた…しかし、少年は何故かずっとぼーっとした状態でどう対応していいか分からなかった、とりあえず名前を聞いてみようとイリヤは質問を掛けた
勿論この殺し合いのことについてもそうだが、目の前の自分よりも幼い少年への対応に困っていた
殺し合いの場にたまたま自分よりも幼い少年を見かけ、放っておくことなどできず声を掛けた…しかし、少年は何故かずっとぼーっとした状態でどう対応していいか分からなかった、とりあえず名前を聞いてみようとイリヤは質問を掛けた
「えっと…君の名前は何て言うのかな?」
「僕…ボーちゃん…」
「僕…ボーちゃん…」
その少年はボーちゃんと名乗った
とりあえず受け答えはできるようでイリヤは少し安心した
とりあえず受け答えはできるようでイリヤは少し安心した
「ボーちゃんだね!ねぇボーちゃん、一人じゃ危険だから私と一緒に行動しない?」
イリヤは恐らく幼稚園児である彼を放っておけないと思い同行することを提案した、そして彼はゆっくりとだが頷いた
「それじゃあ、まずは安全なところに移動しよっか」
「…うん…」
「…うん…」
そして移動を始めようとした…その時…
「そこの二人…どこに行く気だい?」
「!!」
「!!」
突然声を掛けられてその声の主に振り向くと、銃を片手に、しかもこちらに向けて少年が立っていた
「あ、あなたまさか…殺し合いに乗るつもりなの…!?」
「な、何言ってるんだい?だってあの子が言ってたじゃないか、今から殺し合えって」
「な、何言ってるんだい?だってあの子が言ってたじゃないか、今から殺し合えって」
イリヤとボーちゃんは知るよしもないが、この少年の名前は藤木茂…臆病な性格で良くクラスメイトからは卑怯者と言われている男だ、彼は殺し合いの恐怖、そして主催の少年に対する恐怖から殺し合いに乗ってしまった…
「だからって人を殺していいわけがないじゃない!」
「ぼ、僕だってやりたくてやってるわけじゃないよ!でもやらないとさっきの二人みたいに殺されちゃうかもしれないんだ!だ、だからやるしかないんだよ!」
「ぼ、僕だってやりたくてやってるわけじゃないよ!でもやらないとさっきの二人みたいに殺されちゃうかもしれないんだ!だ、だからやるしかないんだよ!」
藤木はそう言うが心の中では…
(最初に会えたのがこの子達で良かったよ、一人は女の子、しかももう一人は見る限り幼稚園児じゃないか…ふふっ…僕って運がいいな…)
こんな卑怯なことを考えていた
「ぼ、僕は悪くないよ?悪いのはこんなことさせるあの子だよ!う、恨むならあの子を恨むんだね…」
そして藤木は標準をイリヤに合わせる、年齢は彼女の方が上だがこちらは銃を持っている、銃で先に殺せば後残るのは鼻水を垂らしたぼーっとしてる幼稚園児だけになるため明らかに脅威が失くなると藤木は読んだ
しかし…その考えが甘かったことを藤木は思い知ることになる、ここで二人が予想もしなかった事が起こる
しかし…その考えが甘かったことを藤木は思い知ることになる、ここで二人が予想もしなかった事が起こる
「ぼー!!」
「う、うわぁ!!?」
「う、うわぁ!!?」
何とボーちゃんが自慢の鼻水を藤木の両目を目掛けて飛ばした、しかもその鼻水は見事に藤木に命中した
イリヤも藤木も知らないが、ボーちゃんは幼稚園児だが今まで数々の修羅場を潜ってきた、未来に飛ばされたり、ブタのヒヅメという組織に拐われたり、映画の中に入ったり等々…さしてそんな修羅場を彼はかすかべ防衛隊のみんなと乗り越えてきた
そして彼はこう見えて、かすかべ防衛隊の中ではしんのすけの次に、時にはそのしんのすけさえも上回る程の行動を起こす、他にも風間君顔負けの頭脳も持っている
藤木とボーちゃんでは明らかに経験や才能が違いすぎた
イリヤも藤木も知らないが、ボーちゃんは幼稚園児だが今まで数々の修羅場を潜ってきた、未来に飛ばされたり、ブタのヒヅメという組織に拐われたり、映画の中に入ったり等々…さしてそんな修羅場を彼はかすかべ防衛隊のみんなと乗り越えてきた
そして彼はこう見えて、かすかべ防衛隊の中ではしんのすけの次に、時にはそのしんのすけさえも上回る程の行動を起こす、他にも風間君顔負けの頭脳も持っている
藤木とボーちゃんでは明らかに経験や才能が違いすぎた
「イリヤさん…今の内に逃げよう…!」
「え?あっ、う、うん!」
「え?あっ、う、うん!」
あまりの突然の出来事にイリヤは状況がうまく分からなかったが藤木は驚いた反動で銃を落とし、目はボーちゃんの鼻水によって見えておらず恐怖に飲み込まれている
その隙に二人は屋上から階段を使って下に進んでいく
その隙に二人は屋上から階段を使って下に進んでいく
「ボーちゃん、ありがとう!」
「ぼー!!」
「ぼー!!」
ボーちゃんの素早い判断により命を繋ぐことができたイリヤはボーちゃんにお礼を言い、二人はそのまま階段を下りて逃げていった
◆◆◆
そして一方の藤木はというと…
「うわぁ!見えない!何も見えないよー!」
突然視界を奪われ何も見えなくなったことにより恐怖に飲まれていた、冷静に対処すれば落ち着いて目についた鼻水を取ればいいだけの話だが、藤木は元が臆病な性格であり今は殺し合いの場、いつ自分が殺されるか分からない状況で冷静に判断することなどできなかった
彼は見た目だけで人を判断してしまった、その過ちがこの結果を生んでしまった、しかし今はこの屋上にいるのは幸い藤木だけだった、視界は見えなくても誰かに殺されることはないだろう…
彼は見た目だけで人を判断してしまった、その過ちがこの結果を生んでしまった、しかし今はこの屋上にいるのは幸い藤木だけだった、視界は見えなくても誰かに殺されることはないだろう…
「怖い、怖いよ!だ、誰か助けてー!」
そう、『誰かに』は…
藤木は恐怖のあまり、視界が見えていないにも関わらず逃げるように歩き始めた
藤木は恐怖のあまり、視界が見えていないにも関わらず逃げるように歩き始めた
「ぼ、僕はまだ死にたくないよー!」
完全に混乱してしまっている彼は今自分が何処にいるのかさえも忘れてしまっていた、彼が今いるのはビルの屋上だ…そんな場所を視界が見えない状態で歩いてしまえば…
「……え…?」
突如藤木の身に浮遊感が襲った…そして彼は…
「う、うわあぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
そのままビルの屋上から地面まで落ちていった…
そして地面と接触した彼は勿論耐えることもできずにそのまま絶命した…
そして地面と接触した彼は勿論耐えることもできずにそのまま絶命した…
【藤木茂@ちびまる子ちゃん 死亡】
【ボーちゃん@クレヨンしんちゃん】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:殺し合いに乗らない
1:イリヤさんと行動する
2:あの人(藤木)から逃げる
3:しんちゃん達もいたら会いたい
[備考]
※殺し合いのことについて理解しています
※映画の出来事を経験しています
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:殺し合いに乗らない
1:イリヤさんと行動する
2:あの人(藤木)から逃げる
3:しんちゃん達もいたら会いたい
[備考]
※殺し合いのことについて理解しています
※映画の出来事を経験しています
【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:殺し合いには乗らない
1:ボーちゃんと一緒に行動する
2:あの男の子(藤木)から逃げる
3:美遊やクロエもいたら探したい
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:殺し合いには乗らない
1:ボーちゃんと一緒に行動する
2:あの男の子(藤木)から逃げる
3:美遊やクロエもいたら探したい