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詳細↓
LCFシリーズの発展型・派生型にあたるミサイル嚮導艦で、計画名は「LCFⅤ」。
LCFⅢ及び
LCFⅣをベースに、その次の世代の艦向けに開発された技術を一部先行導入する形で開発された。
基本的な船体構造はLCFⅢ/LCFⅣの船体延長型であり、装備面では新型のコマブロ対空VLSや無水式対艦コマブロ砲など新機軸を導入しつつ、船体や機関などにおいても次世代艦向け装備を先行搭載した。
一方で開発時期の都合上過渡期的な部分も多く、より新しい世代のコマブロ対空VLSを搭載しながらも、レーダーやそれと連動する対空VLSは従来型であり、双方を併載する形となっている。
航空機運用能力においても強化が図られ、飛行甲板の面積と格納庫の体積が増大、SH-20KやCUH-12など従来艦では(不可能ではないが)運用困難な大型機も無理なく運用可能である。
開発開始時点では
アレフガルド級駆逐艦の一部を置き換えることが想定されており、LCFシリーズの駆逐艦型であることを示す「LCD」と呼称されていた。
しかし、レグルス戦争において駆逐艦6隻を一挙喪失、さらに数年後の王政党蜂起事件においても反政府勢力に駆逐艦2隻を奪取されてしまったため、これらの穴埋めを行うべく急遽計画を前倒しにして建造が進められた。
LCFシリーズとしては建造当時最大の艦であるが、クラフタリアの駆逐艦としては
エルクレス級以来久方ぶりに満載排水量が1万トンに満たない、相対的に小型の艦である。
ガラル級や
ドンドルマ級など従来の大型駆逐艦と比較して半分程度の船体規模であるが、基本的な装備面では一部分を除いてこれらの艦を凌駕し、また1隻当たりの建造コストも低く抑えられた。
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備考 |
全長 |
187m |
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全幅 |
21m |
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満載排水量 |
9950t |
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機関 |
PE N6000 ネザー機関×2 |
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合計出力 |
140000HP |
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最大速力 |
36.5ノット |
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乗員数 |
140名前後 |
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装備 |
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主砲 |
TC234B 7方位対応・自由装薬型コマブロ速射砲(127mm「ウルトラライトⅡ」両用砲) ×1 |
副砲 |
TC242 多用途コマブロ速射機関砲(CIWS統合型76mm単装砲)×3 |
VLS-9B(64セル) |
VLS-9B コマンドブロック式対空対地VLS ×4 |
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LAVS-1 第二世代型艦隊防空システム用コマブロVLS ×1 |
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「トライデント」統合対潜火力投射システム用VLS ×1 |
MLS-14A 4連装対艦ミサイル発射機(2基) |
4連装無水式長距離対艦コマブロ砲×2 |
TT-12 連装魚雷発射管 |
「トライデント」システム用連装短魚雷発射管×4 |
近接防御火器 |
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その他火砲 |
CBFCMG-2 2連装FC機銃(12.7mm機銃) ×4 |
艦載機 |
CSH-5K 哨戒ヘリコプター CSH-7A/B/D 多機能哨戒ヘリコプター 1-2機 |
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QSH-16 無人哨戒ヘリコプター 2機 |
C4Iシステム |
RS-FCS ver17 Fv4B |
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TWS-10「ティソーナⅡ」共同交戦・データリンクシステム |
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TIWS-M7C 「トライデント」統合対潜火力投射システム(RS-FCS統合) |
レーダー |
MR-544B 多機能型レーダー(ACR-2B コマブロレーダー統合) |
探知・妨害システム |
SPM-100 コマブロ式TNT起爆妨害システム |
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IWS-300 「アイアンウォール」対ミサイル防御壁展開システム |
ソナー |
ACS-2B トライデントASWS対応コマブロソナー |
艦番号 |
艦名 |
分類 |
状況 |
DLG-3251 |
ロックラック(二代目) |
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現役 |
DLG-3252 |
タンジア(二代目) |
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現役 |
DLG-3253 |
バルバレ |
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現役 |
DLG-3254 |
ナグリ |
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現役 |
DLG-3255 |
チコ |
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現役 |
DLG-3256 |
シナト |
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現役 |
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合計 |
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6隻運用中 |
最終更新:2024年06月29日 22:39