グランドリン三大陸東方に位置する人間が支配する大陸。
過去多くの王族達が縮図を塗り替える戦を繰り返した戦乱の歴史を持つ。
第三代国王「
ギザン」が治める「ザンクトリア王国」を中心に
支配下である数々の諸侯国が広がる。
大陸南部では若き王「
サルザール」が治める砂漠の地「
バシタール」
東部海流を越えた地には東洋の異国「
オウギ」があり、交易を行っている。
種族は人間が最も多く、大昔は低い身分であった獣人族と共に共存している。
製鉄や航海術、建築技術に特化し、各大陸との交易が盛んに行われる
グランドリン三大陸で最も栄えている大陸である。
また、近年バシタールの
砂塵遺跡から発掘された魔法兵器である
「
砂塵兵」や古代文明技術の研究も進められている。
ザンクトリアの王ギザンは、三大陸の中央に位置する国「
セントラル」が
何らかの異変により滅びたという報告を受ける。
一国の王であり東大陸を統べる支配者として、ギザンは剣を取り
グランドリン三大陸を守る為に全国土に向け号令を放つ。
~略歴~
「
死者の遺跡」に複数の「
星の欠片」が落ちたという報告が届く。
国王ギザンは各地に飛来する「星の欠片」を調査する為に探索部隊を送るが、
死者の遺跡から戻ってきたのは、怯えた兵士と異形へと変わり果てた者の姿だった。
星の欠片の恐ろしさを目の当たりにした国王は、国土全体から精鋭を集め、
自ら指揮を執り死者の遺跡へと向かった。
(⇒『
黄金王の号令』)
死者の遺跡にて
欠片の従者ハピネスが初めて姿を現す。
これに勝利するも、ハピネスは行方を晦ます。
(⇒『
百竜王の角笛』)
バシタールの砂塵の遺跡に星の欠片が落ち、
レッドクインが姿を現す。
ザンクトリアは前回の北伐で疲弊し、バシタールは十分な備えができていなかった。
バシタール王サルザールはザンクトリアを信じ戦う事を決意する。
中途よりギザン率いるザンクトリア諸侯国軍が来援し、
多大な犠牲を払いつつもバシタール首都ムアルザムの防衛に成功する。
(⇒『
機械仕掛けの女王』)
太陽の灯台、ヴェスト港、アップルベル、バシタール。
ザンクトリア大陸各地を欠片の従者となった
セントラル騎士団が襲撃する。
ギザンは大陸西海岸沿いに本勢力を置き、各諸侯に主要都市の防衛を命じる。
三塔計画の要である太陽の灯台の防衛には成功する。
(⇒『
亡国の騎士団』)
しかし残る二つの
月の灯台、
星の灯台は破壊されてしまう。
星の欠片が残した爪跡は大きく、その後も多くの混乱を招いた。
ザンクトリア王ギザンは、星の欠片との戦い後もザンクトリアを纏めることに従事し
この世を去るその時まで戦い続け、戦の一生を生きた。
ギザンの事を記す後の歴史書には
「数多の国を征服しザンクトリアを統一した覇王」と名を残すが
黄金王が統一した後のザンクトリアは、今まで以上の繁栄を築き上げ、
グランドリンの歴史に大きな影響を与える大国となった。
■
語源は不明。
語源候補はドイツ語のSankt(聖人)
北ザンクトリアにドイツ語由来の地名が多いことが候補の理由だが
聖人と結びつくような要素が見当たらないため断言が躊躇われる。
ザンクトリア・バシタール・オウギの三地域から
Sankt+tri(3を示すラテン語・ギリシャ語の接頭辞)+ia(地名接尾辞)で
Sanktria(聖なる三の国)とも考えられる。詳細不明、情報求む。
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最終更新:2014年07月01日 17:48