紫塔

紫塚

web版の17章で、ある日突然に世界中に出現した紫色の数メートルの塚。
生き物以外は突き抜ける物質透過機能と、接触して一定時間で生き物から生命力を吸い始めるドレイン効果を持つ*1

紫塔

紫塚が成長したもの。
王都郊外のものは、数メートルだったものが、一晩で20メートル弱に成長した。その際に生命力を吸い取るドレイン効果と、物質透過が無くなった。更に3日後にまた巨大化し、100メートルを超えた。
人が中に入ることができるようになり、中は塚の外周の何倍も何十倍も広い迷宮のような作りになっている。
迷宮と同様に中には魔物が居て、五階層分ごとに魔物の種類が変化し、罠や特殊能力付きの魔物が増えていく。階層はこの時点では30階層*2

塔が迷宮より儲かる存在と分かると、まず探索者の多くが迷宮ではなく塔を主戦場に変えた。更に農地を継承できない農家の次男や三男の多くが、新しい農地を開拓する苦労を嫌がり村を離れて塔を攻略する探索者になった。こうして、急激な労働人口の移動が発生し、塔ができて半年も経つと、世界各地でインフレと食糧不足が起こっている*3

紫塔の正体は、魔神によって作られた人々が神々に祈りを捧げるように促す装置であり、人々が必要とする魔核や宝を得る為の成長装置でもある*4


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最終更新:2020年01月26日 12:22

*1 web版 17-4.紫塚

*2 web版 17-8.成長する紫塚

*3 web版 17-13.変わりゆく世界(2)

*4 web版 17-11.再び神界へ