マクシミリアン・フォン・ヒルデスハイムは(宇宙暦?年 - 宇宙歴802年)は銀河帝国の貴族軍人。原作登場人物である。

略歴

1 前世

 宇宙歴797年5月リップシュタット戦役初の艦隊戦で、シュターデン提督に同行している貴族。アルテナ星域会戦でシュターデンによる挟み撃ち作戦で別働隊の指揮を任されたが、ミッターマイヤーの前に敗死した。

2 新版

 宇宙歴794年12月第六次イゼルローン要塞攻略戦のさなか、帝国軍の指揮官として登場した。(28話)階級は中将であり、若くして伯爵家の当主であった。当時、銀河帝国の宰相であったルートヴィヒ皇太子とは対立しており、ブラウンシュヴァイク派に属していた。
 宇宙歴795年9月第四次ティアマト会戦にも参戦していた。(36話)
 宇宙歴797年銀河帝国がブラウンシュヴァイク派リッテンハイム派リヒテンラーデ派の三つに分かれた際にはブラウンシュヴァイク派の有力者として名が挙がっていた。(52話)この頃までには大将に昇進していた。

 宇宙暦798年1月、自由惑星同盟による帝国領侵攻作戦「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦が実施される。
 同年3月第一次ヴァルハラ会線で、ブラウンシュヴァイク派の先鋒として参戦した。(52話)
 帝都オーディーン陥落後もヴァナヘイム戦線で粘り強く戦い続け、ついに同盟軍は撤退を余儀なくされる。
 宇宙歴799年4月ソーレン会戦において撤退するホーランド機動集団の撃滅をもくろむが、フィリップスホーランド両提督の奮戦により返り討ちに遭う。(66話)
 同年4月末の第二次ヴァルハラ会戦への参加の有無は不明。戦後、帝都防衛司令官に栄達する。

 宇宙暦802年2月、ローエングラム大元帥のクーデターによりブラウンシュヴァイク派が壊滅した際に、刑死。(96話)

 拙劣な指揮で攻勢には強いものの、守勢に弱い典型的な貴族軍人であったが、勇気は並外れており、フィリップス提督を苦しめた。
最終更新:2019年07月04日 22:40