エーベルト・クリスチアン(宇宙暦740年頃 - )は自由惑星同盟の軍人。原作登場人物である。男性。

1 外見

 目つきは刃物のように鋭く、大きな鼻と厚い唇が存在感を主張する。角張った顔の輪郭、綺麗に刈り込まれたブロンドの短髪は、漫画に出てくる堅物の軍人そのものだ。身長は平均程度程度だが、肩幅や胸板の厚みが凄く、岩石のようだ。(3話)

2 略歴

2-1 前世

 救国軍事会議に参加する。スタジアムの虐殺を引き起こした。

2-2 新版

 宇宙歴788年に国防委員会広報課員であり、エル・ファシルの英雄、エリヤ・フィリップスの広報を担当、エリヤの意思に配慮してスケジュールを組んだ。元空挺部隊の所属。階級は地上軍少佐。(3話)同年にエリヤに職業軍人を目指すことを勧めた。(5話)そのあと、タッシリ地上軍歩兵専科学校に転属し、そこでアルマ・フィリップスと出会う。
 宇宙歴791年にイゼルローン方面辺境奪回を目的とした「自由の夜明け」作戦が行われた際は第四三空挺連隊第二大隊長を務めていた。惑星ブレガ攻防戦で武勲を立てた。(11話)
 宇宙歴792年には第一一空挺戦闘団に所属し、地上軍中佐に昇進している。(12話)
 宇宙歴794年のヴァンフリート四=二基地攻防戦では帝国軍と第一陣地群で激戦を繰り広げた。(19話)
 宇宙歴795年には惑星テルヌーゼンで勤務している。(34話)
 宇宙歴796年には第二九六空挺連隊長を務め、海賊討伐を目的とするエル・ファシル統合任務部隊に従軍する。(41話)同年のエル・ファシル七月危機では司令官代行ヤン・ウェンリー宇宙軍准将の命令を無視し、独断で州政府の出動要請に応じた。(43話)その為拘束され、混乱終結後に(公式な)査問にかけられる。(46話)軽い処分で済んだものの、予備役に編入されそうになる。(56話)
 宇宙歴800年には予備役に編入されている。(74話)
 宇宙歴801年3月末、トリューニヒト政権が成立すると軍に復帰、この際地上軍大佐に昇進している。(77話)
 同年10月末、一〇月クーデター民主政治再建会議のクーデター)に加わり、市民軍に対する和平交渉の使者に選ばれる。(83話)クーデター鎮圧後、拘束される。(86話)

3 性格

 軍隊を本気で我が家だと思っている、上官は親で部下は子供、古参兵は兄で新兵は弟、つまり家族だと考えており、暴力を用いた制裁には否定的。単純明快。剛毅果断。
 ただし、反戦や軍縮に強い偏見を持ちスイッチが入るとこれらを唱える人々への罵倒が口から噴き出す。激情家であり、感情的になりがちな一面もある。
 場合によっては虐殺をやりかねない人であり、自分の中で理由付けができるなら、一線を越えてしまう。(感想返し
最終更新:2020年06月19日 13:36