ハイドリッヒ・ラング(宇宙暦?年 - 宇宙歴803年)は銀河帝国の官僚。原作登場人物である。

1 外見

 禿頭だが童顔である。

2 略歴

2-1 前世

 ゴールデンバウム朝最後の内務省社会秩序維持局長官であり、ローエングラム朝最初の内務省内国安全保障局長。オスカー・フォン・ロイエンタールへの私怨から背任や虐殺の罪を犯し、処刑される。

2-2 新版

 宇宙歴801年時点で内務次官を務めている。ルドルフ原理主義革命鎮圧後、帝国警備隊司令官に任命され、元帥号と男爵位を得る。(97話)
 宇宙暦802年4月末の政変後、帝国警備隊は解体されたものの、副首相に就任する。リヒテンラーデ派。(98話)名実ともに銀河帝国のナンバーツーとなった帝国軍副最高司令官ジークフリード・フォン・キルヒアイスを第二副首相キールマンゼクとともに説得し、穏健改革派へ転向させる。(100話)
 同年に平民のナショナリズムが爆発し、「イゼルローン要塞を取り戻せ!」という声が盛り上がった際は、ジークフリード・フォン・キルヒアイス元帥と共に抑えに回った。(104話)
 宇宙歴803年9月、前リヒテンラーデ公クラウスの没後は、治安官僚としての役割を果たすことに専念した。(116話)
 同年10月、ローエングラム大元帥のクーデター救国軍事会議のクーデター)で失脚し、処刑された。(117話)


3 性格

 ゴールデンバウム朝時代は秘密警察を預かりながらも私利私欲の為に動くことが無かったため、貴族たちから変人扱いされていた。パウル・フォン・オーベルシュタインの調査でも問題は見つからなかった。また、私人としての彼は長年匿名で福祉関係に寄付する慈善事業を行うなど慈善家としての一面を持っており、また家庭では良き夫、良き父親であった。
 一方でロイエンタールへの私怨を忘れられない、アドリアン・ルビンスキーに栄達欲を見抜かれるなど公人としての問題点も多い。
最終更新:2019年07月04日 20:33