過激派とは自由惑星同盟において民主共和制から独裁制への移行を企てる同盟軍士官たちの派閥。特に中堅指揮官が多い。
概略
宇宙歴790年代の
自由惑星同盟軍は
シトレ派、
ロボス派の二大派閥が主流を占めるようになった。この二つの派閥はいずれも統合作戦本部・宇宙艦隊・地上総軍の幕僚を基盤としており、幕僚勤務の経験が少ない中堅指揮官とは繋がりが薄かった。これらの中堅指揮官は
地方閥や
兵科閥に所属しており、その地方閥や兵科閥の有力者を大きく分けると民主主義的で共和制に忠実な「
中間派」と軍国主義的な「過激派」になる。
過激派の一般的な傾向としては、極右政党「
統一正義党」の支持者であり、過激派将校グループ「
嘆きの会」に加わっているケースもある。反共和主義を唱えている。
宇宙歴795年2月頃、
第一一艦隊司令官の人選をめぐる対立では、ロボス派ともトリューニヒト派のいずれにも味方せず、中立を保った。
宇宙歴796年9月、
エリヤ・フィリップス大佐が准将への昇進を果たした時には、二大巨頭のフェルミ大将とヤコブレフ大将がメッセージを送り、部下が代理出席した。その他、将官一五名がメッセージを送ってきた。
トリューニヒト派とは対立関係にあるにもかかわらず、フィリップス提督に非常に好意的である。
宇宙歴796年、
パトリオット・シンドロームで大いに勢力を拡大する。
宇宙歴797年3月、「
ヤン・ウェンリーの春」の訪れにより、勢力を減退させる。
構成員
なお、階級は作中で最後に登場したときのもの。現在は昇進もしくは降格している可能性あり
最終更新:2018年01月06日 00:26