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空飛ぶダンボ

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"Dumbo the Flying Elephant" by Castles, Capes & Clones is licensed under CC BY-ND 2.0


概要

空飛ぶ象「ダンボ」に乗って旋回飛行するアトラクション。
1941年公開のディズニー映画「ダンボ」に登場する大きな耳を持った空飛ぶ象「ダンボ」がテーマとなっている。
システムは遊園地などに昔から存在する乗り物アームに支えられて上昇しながら旋回するもので、乗り物の全面にあるレバーでダンボの高さを調節することができる。
アトラクションには複数の像が存在するがどれもダンボであるという扱いであり、ダンボはそれぞれ帽子や服の色が異なるようになっている。

世界的に人気のあるディズニーランドを代表するアトラクションで、現時点(2021年12月現在)で世界のディズニーランド全て*1に存在する唯一のアトラクションとなっている。
ただ、「カルーセル」などテーマが違えど世界全てのディズニーパークに存在するアトラクションはある。
また、一時期はバズ・ライトイヤーのアストロブラスターが同じように世界全てのディズニーパークに存在するアトラクションであった。

人気アトラクション故にグッズに描かれることも多いが、その際はミッキーなどのキャラクターが空飛ぶダンボに乗車していることも。この場合ダンボなのかダンボの形をした乗り物という扱いなのか……

元々は映画内に登場したピンクの象をテーマにしたアトラクションにする予定であったという話がある。
現に初期のコンセプトアートではピンク色の像が飛ぶ絵が描かれていた*2


各パークの特徴

ディズニーランド

ファンタジーランドの中心の奥側、おとぎの国のカナルボートの前に存在する。
近くには同じくダンボをテーマにしたアトラクションであるケイシージュニア・サーカス・トレインが走行している。

アトラクションの前には電子オルガンが置かれており中には小さなダンボが配置されている。
このオルガンは昔に遊園地などでBGMを流すスピーカーの役割を果たしていたもので、1915年頃に作られた。なんでも1マイル以上先まで聞こえるほどの大きな音を出せるんだとか*3

1955年8月16日*4ファンタジーランドアトラクションとしてオープン。
本当はディズニーランドの開園日と同じ1955年7月17日にオープンする予定であったが、当初予定していた飛行中にダンボが耳を羽ばたかせるという機能がうまく動作しなかったためオープンを延期。結局耳を羽ばたかせる機能は実装できないままオープンとなった*5
そのためオープン当初の空飛ぶダンボには耳に動作させるようの溝の跡が付いていたとか……

1983年*2に行われたファンタジーランドのリニューアルでデザインが大きく変更され、中心に巨大なネジが付けられたオモチャのようなデザインとなった。*6
1990年*2には3度目のリニューアルが行われ、ダンボの数が以前の10匹から16匹に増加した他、装飾も水辺が用意されたりとかなり豪華になった。
この空飛ぶダンボは元々ディズニーランド・パリのために用意したものであったが、パークの建設よりも早くアトラクションが完成してしまったためディズニーランドに設置したという*2

マジック・キングダム

1971年10月1日*2にファンタジーランドのアトラクションとしてパークと同時オープン。
1993年*2にはディズニーランドで1990年に行われたものと同様のリニューアルがされ、ダンボの数が10匹から16匹になった。

2012年12月6日*7にニュー・ファンタジーランドの一環としてリニューアル。
ファンタジーランドの奥のストーリーブック・サーカスというミニエリアのアトラクションとなり、アトラクションがもう1つ増設され2倍となった
また、アトラクションの中心には巨大なアスレチックが収納されたテントが配置され、アトラクションに乗るまで待っている間にこのアスレチックで遊ぶことができるようになった。
アスレチックは映画にてダンボが火事になったビルから脱出する赤ん坊役を演じたシーンがテーマとなっている。
Qラインに遊び要素が配置されることはよくあるが、待機中のためだけにアスレチックまで用意したようなアトラクションは初めてである。

東京ディズニーランド

1983年4月15日*2にファンタジーランドのアトラクションとしてパークと同時オープン。
1983年の開園当初からほとんどリニューアルがされておらず、世界のディズニーパークで唯一10匹のままの空飛ぶダンボとなっている。
そのため海外のゲストは東京ディズニーランドの空飛ぶダンボを見て昔を懐かしむこともあるんだとか。
アトラクションの前にはダンボに乗って写真が撮れるフォトスポットが配置されている。
ホーンテッドマンションの前にあるため、お化け屋敷の前をダンボが飛んでいる情景はよく海外Dヲタからネタにされる。
2010年6月1日*8に放送されたアニメ「スティッチ! ~いたずらエイリアンの大冒険~」ではスティッチが東京ディズニーランドを訪れた様子が描かれ、劇中でスティッチがペンキをつけた足で空飛ぶダンボに乗った場所には実際のパークでも足跡がつくという演出が行われた*9

ディズニーランド・パーク(パリ)

アトラクションの半面が湖に囲まれているのが特徴。
1992年4月12日*2にファンタジーランドのアトラクションとしてパークと同時オープン。
オープン当初から16匹のダンボが採用された。また先述したようにディズニーランドに現在設置されているものは元々このパークのために制作されたものである。

香港ディズニーランド

2005年9月12日*2にファンタジーランドのアトラクションとしてパークと同時オープン。
ディズニーランドのものと殆ど同じ。

上海ディズニーランド版

2016年6月16日*2ガーデン・オブ・イマジネーションのアトラクションとしてパークと同時オープン。
他のパーク同様のファンタジーランドではなく、城前の広場であるガーデン・オブ・イマジネーションというエリアに存在する。
お城の正面をバックに飛ぶ空飛ぶダンボが見れるのはこのパークだけ。
造形は現ディズニーランドのものと殆ど同じ。


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注釈

*1 ディズニーランド、マジック・キングダム、東京ディズニーランド、ディズニーランド・パリ、香港ディズニーランド、上海ディズニーランドの6つのディズニーランド。

*2 Up and Up and Up: 65 Years of Twirling with Dumbo the Flying Elephant - D23 (英語)、D23 (2020年8月16日)、2021年12月6日閲覧。

*3 Did you know? Dumbo the Flying Elephant – Orange County Register (英語)、Orange County Register (2008年8月17日)、2021年12月6日閲覧。

*4 Dumbo the Flying Elephant - D23 (英語)、D23、2021年12月6日閲覧。

*5 Late Arrivals: Disneyland Attractions That Opened in August 1955 - D23 (英語)、D23 (2015年8月6日)、2021年12月6日閲覧。

*6 Pinterest (英語)、Pinterest、2021年12月6日閲覧。

*7 New Fantasyland Grand Opening Set For December 6 at Magic Kingdom Park at Walt Disney World Resort | Disney Parks Blog (英語)、Disney Parks Blog (2012年8月7日)、2021年12月6日閲覧。

*8 TVアニメ『スティッチ!』で「東京ディズニーランド」が初のアニメ描写化 | マイナビニュース (日本語)、マイナビニュース (2010年5月24日)、2021年12月6日閲覧。

*9 スティッチの足跡探し@6/26 ディズニーランド インパレポ | Hana*Hana WorLd - 楽天ブログ (日本語)、楽天ブログ (2010年06月26日)、2021年12月6日閲覧。