
地球侵略を狙うバット星人が育成した怪獣。かつてのゼットンをよりパワーアップすることで、ウルトラマンジャックに対抗しようとしたものである。バット星人の改造強化により、力だけならば初代を凌ぐものの、代わりにかつての個体が持っていた戦闘バランスの良さは失われてしまった。両手から撃つ破壊弾「ゼットンナパーム」、顔の発光体から撃つ火炎弾、全身から放つスパークが武器。ウルトラマンジャックにウルトラハリケーンで飛ばされ、スペシウム光線を受けて爆死した。
データ
別名 | 宇宙恐竜 |
身長 | 60m |
体重 | 3万t |
出身地 | 宇宙 |
初登場作品 | 帰ってきたウルトラマン 第51話「ウルトラ5つの誓い」(1972年3月31日放送) |
ドラゴニュートの人形劇では…
映画第3作のエピローグにて、レッドバロンと戦っていた。撮影にはウルトラ怪獣500のガシャポン版を使用している。
余談
- 二代目の着ぐるみの質がかなり悪い為、「初代のを使いまわしたのではないか」「アトラクション用の着ぐるみの流用ではないか」と言われているが、実際は新規に作られたものである。ちなみに、初代の着ぐるみは帰ってきたウルトラマン放送前の時点で二代目以上に劣化していた。質が悪い原因は、造形会社のスケジュールが次作ウルトラマンエースによって圧迫されていた為、バット星人の造形に手間をかけたしわ寄せがきたなど諸説あるが、それらの要因が重なった結果と考えるのが妥当な理由と思われる。
- ジャックがウルトラハリケーンを使用した場面でゼットン(二代目)の影がバックの空に映ってしまっているシーンがある。ウルトラマン怪獣大決戦でジャックの紹介でこの映像が流れる。
- 旧作の人気怪獣を再登場させる『帰マン』の「延長にあたっての強化案」の一環として登場した。「番組延長に関するメモ」によると、初代ウルトラマンがゼットンに雪辱戦を行うという構想があった。
- 両手からの破壊弾は「ウルトラ怪獣攻げき技大図鑑」で「ゼットン・ナパーム」と命名された。
- 鳴き声は後にハイパーゼットン・ギガントにも流用された。
- ウルトラマンダイナ 第27話に登場したゲーム「怪獣コロシアム」の画面に「ボディパーツ」として登場している。
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