
正義の戦士、キカイダー!
光明寺博士によって作られた人造人間(戦闘用アンドロイド)。人間形態時の呼び名はジロー。善悪の判断が出来る「良心回路」を持っているため人間に非常に近い考え方が出来るのだが、その良心回路が不完全であるため善と悪の間で絶えず苦悩にさらされている。容姿が左右非対称である種グロテスクなのも良心回路が不完全なためである(戦闘形態に変形が完了しないのである)。だが、皮肉なことにその良心回路が不完全であるがゆえにキカイダーは限りなく人間に近しい存在となっているのである。ちなみに特撮版では、キカイダーにチェンジしている間だけ良心回路が完全な場合と同じレベルにまで高性能化するため、キカイダーでいる間はギルの笛に操られることはない(ただしキリギリスグレイによって3000倍に音量が増幅された際は操られてしまった)。
データ
変身者 | ジロー |
CV | 伴大介 |
初登場作品 | 人造人間キカイダー 第1話「恐怖のグレイサイキングは地獄の使者」(1972年7月8日放送) |
変身者プロフィール
- ジロー
『人造人間キカイダー』の主人公。光明寺博士によってダークの魔の手を止めるために造られたが、良心回路が不完全なためにプロフェッサー・ギルの超音波笛に苦しまされる他、数々の悲しみを背負った人造人間。両肩のスイッチを作動させることで戦闘形態キカイダーにチェンジする。
演:伴大介
演:伴大介
技
- ダブルチョップ
飛び上がって両手で手刀を落とす。部位破壊にも用いる。
- 回転アタック
自ら前方に回転しながら相手にドロップキックを喰らわせる技。直後にマウントポジションに移行しタコ殴りにすることが多い。
- 大車輪投げ
相手を斜め上に放り投げ、落ちた所を待ち構えて再び投げるという技。中盤からは投げられた敵が空中で車輪のようにぐるぐる回るという描写になった・
- デンジエンド
必殺技で、プロレスでいう所のフライングクロスチョップ。両手首を交差させてスパークさせ、相手の体を高熱と磁力で切断させて体内に高圧電流を流し込み完膚なきまでに吹き飛ばす。数多くの敵を撃破してきた技。
- キカイダースパーク
特撮版で唯一使用した幻の光線技。手から高圧電流を放射し、遠方の相手を感電死させる。デンジエンドを跳ね返したクロガラスを倒した。
ドラゴニュートの人形劇では…
サイドストーリー「ヒーローの共闘」にて初登場。本当はもっと早く出す予定だったが、ソフビが入手できずにかなり遅れたらしい。あけぼの町を襲うネオダークアビスを倒す為、クロノ・ハラオウン達なのは組によって参戦。リングハンター・ガリュードを瞬殺した後、ネオダークアビスとの戦いを開始する。撮影にはソフビ魂を使用している。
余談
- キカイダーは流線型デザインが特徴的なサイドカー、サイドマシーンを愛機としている。このサイドマシーンはカワサキが70年の東京モーターショーに出品したコンプセトマシンを黄色に塗り直したもので、その未来的なフォルムから根強い人気を誇っている。
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