• atwiki
  • dunpoo @Wiki
  • a2407●米大統領選 バイデン撤退からハリス旋風へ

dunpoo @Wiki

a2407●米大統領選 バイデン撤退からハリス旋風へ

最終更新:

dunpoo

- view
管理者のみ編集可
 6月27日、米大統領選の第1回テレビ討論会がバイデンとトランプの間で行われた。この場で、バイデンが言い間違いを重ね、数秒話せず固まったようになる姿をみせたことから、以前から懸念されていた高齢による衰えを視聴者は感じることになった。毎回民主党候補をインドースしているニューヨーク・タイムズはバイデンの撤退、民主党候補の差し替えを社説で訴えた。バイデンは撤退を強く否定したが、その後あったNATOの会合でも言い間違いを重ね、交代を求める声はさらに広がった。 
 7月13日 トランプ前大統領がペンシルベニア州で演説中に銃撃され右耳に負傷する事件がおきた。聴衆が1人死亡。屋外の演説会場に隣接する倉庫の屋上から狙撃した20歳の白人男性は、その場で射殺された。
 事件の2日後、共和党大会は、耳にガーゼを貼ったトランプを熱狂的に迎え、彼を大統領候補に正式指名した。
 副大統領候補には39歳のオハイオ州選出の上院議員バンスが選ばれた。バンスは2016年に出版した「ヒルビリー・エレジー」で自身のオハイオ州での貧しい生い立ちを赤裸々に描き、白人労働者階級が直面する問題を取り上げたことで注目を集め、22年上院選でトランプの支持を得て激戦を制して上院議員となった。
 「バイデンでは勝てない」と、党支持層から撤退を促す声がますます強まり、党の重鎮や議院トップらも説得に当たっていると報じられた。
 7月21日 バイデン米大統領はSNSで大統領選から撤退すると表明。後継にはハリス副大統領を推薦した。
 民主党は、一両日でハリスを大統領候補に指名する方向へまとまりを見せ、ハリスも選挙運動を始めた。バイデンが撤退表明をしてからの24時間で8100万ドルの献金をハリス陣営は集めた。SNSではハリスに好意的な投稿が広く拡散し、若い世代に支持が広がっていることを伺わせた。世論調査でも、バイデン撤退前に優位だったトランプとの差をハリスが縮めるあるいは上回る動きが出た。
 投票日まで約100日という時点で「ほぼトラ」(ほぼトランプで決まり)と言われていた大統領選は、ハリス新風でにわかに流れが変わってきた。
 8月2日、民主党はオンライン投票によりハリスを正式の候補者に確定した。ハリスは、副大統領候補にティム・ワルツ・ミネソタ州知事(59)を指名した。ワルツは中西部出身の白人男性で、庶民的な人柄で知られる。西海岸出身の黒人・アジア系女性で検察官出身のハリスとは対照的で、中西部の接戦州に住む比較的高齢の白人有権者の支持を民主党に引き戻す可能性があると言われた。
記事メニュー
ウィキ募集バナー