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1304●日露首脳会談
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1304●日露首脳会談
ロシア外交では、日本の首相の公式訪問は2003年以降途絶え、10年にメドヴェージェフ大統領が国後島を初訪問すると、関係は悪化した。そのロシアに、13年2月、安倍は森喜郎元首相を特使として送った。前年大統領に復帰していたプーチン大統領は、森に対して「日ロ間に平和条約がないのは異常な事態だ」と語り、中断していた北方領土交渉の再開を示唆した。4月には安倍自身がモスクワに飛んだ。プーチンとの会談で、日ロ行動計画など過去の合意に基づき、領土交渉を経済協力の拡大を通じて加速させることで合意した。 ロシアは、アメリカのシェールガス革命による石油・天然ガスの輸出価格下落に直面し経済的困難に陥っていた。日本に輸出先・開発のための資本の提供元を期待していたことが、対日姿勢の軟化の背景にあるとみられた。ともあれ安倍政権は、動かない近隣外交のなかで、対ロシアだけは動かすことができたのである。
★2013年
ロシア外交では、日本の首相の公式訪問は2003年以降途絶え、10年にメドヴェージェフ大統領が国後島を初訪問すると、関係は悪化した。そのロシアに、13年2月、安倍は森喜郎元首相を特使として送った。前年大統領に復帰していたプーチン大統領は、森に対して「日ロ間に平和条約がないのは異常な事態だ」と語り、中断していた北方領土交渉の再開を示唆した。4月には安倍自身がモスクワに飛んだ。プーチンとの会談で、日ロ行動計画など過去の合意に基づき、領土交渉を経済協力の拡大を通じて加速させることで合意した。 ロシアは、アメリカのシェールガス革命による石油・天然ガスの輸出価格下落に直面し経済的困難に陥っていた。日本に輸出先・開発のための資本の提供元を期待していたことが、対日姿勢の軟化の背景にあるとみられた。ともあれ安倍政権は、動かない近隣外交のなかで、対ロシアだけは動かすことができたのである。
★2013年