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1307●第23回参議院選挙 自民圧勝で「ねじれ」解消

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1307●第23回参議院選挙 自民圧勝で「ねじれ」解消
 自民党は、前年末の衆院選では圧勝したものの、参議院では公明党と合わせても少数与党のままであった。法案等の国会審議では常に参議院での空転・否決の可能性があり、実際、13年度予算案の成立は、5月15日までずれ込んだ。安定的な政権を保ち、政策課題を実現していくためには、7月に予定されている参院選で与党が過半数を取り、衆参のねじれを解消することが、安倍政権にとって絶対必要なことであった。
 そのため、安倍は発足以来、国民の反発を招きやすい憲法改正や安保政策などの提起は抑え、もっぱら経済重視の政権運営を行ってきた。そのせいもあって、アベノミクスの変調はあっても、企業業績や雇用などの面で景気回復の期待感は国民の間に一定程度あり、政権への支持率は高かった。その上に安倍は、衆院選に勝利するため、様々な策を弄した。
 ひとつは、衆参同時選挙の可能性をちらつかせ野党を揺さぶることである。安倍は解散の可能性をメディアに問われると「適時適切に判断していきたい」と答え、菅官房長官も「解散は首相の専権事項だ」と繰り返し、決して否定せず野党の疑心暗鬼を誘った。その上で、いつでも解散総選挙ができるように、衆院の区割り改定を通常国会に提出した。
 7月21日に投開票された第23回参議院選挙(改選121議席)では、自民党は65議席(改選前比+31)を取り圧勝、公明党11(同+1)と合わせて与党で135議席(非改選含む)として過半数を大きく超え、衆参のねじれは解消された。民主党は17議席(同-27)で全く振るわず、みんな・共産・維新がともに8議席と改選前より5~6議席増やしたことから、ひとり負けの形であった。民主党から分かれた「国民の生活」は1議席もとれなかった。
★2013年
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