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ミッキーのフィルハーマジック

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ミッキーのフィルハーマジック

【Mickey’s PhilharMagic】



[[マジック・キングダム]]
英名 Mickey’s PhilharMagic
オープン日 2003年9月30日
タイプ 3Dシアター
エリア ファンタジーランド
テーマ ディズニー作品
前身 レジェンド・オブ・ザ・ライオン・キング
特徴 世界初のフィルハーマジック
ディズニーの名シーンが3Dに
マジック・キングダムのアトラクション一覧

[[香港ディズニーランド]]
英名 Mickey’s PhilharMagic
オープン日 2005年9月12日(パークと同時オープン)
タイプ 3Dシアター
収容人数 492人
エリア ファンタジーランド
テーマ ディズニー作品
特徴 世界初のフィルハーマジック
ディズニーの名シーンが3Dに
香港ディズニーランドのアトラクション一覧

[[東京ディズニーランド]]
英名 Mickey’s PhilharMagic
オープン日 2011年1月24日
タイプ 3Dシアター
収容人数 454人
エリア ファンタジーランド
テーマ ディズニー作品
スポンサー 日本航空 (2017年10月11日〜)
前身 ミッキーマウス・レビュー
特徴 音声の日本語化
東京ディズニーランドのアトラクション一覧

[[ディズニーランド]](パリ)
英名 Mickey’s PhilharMagic
オープン日 2018年10月1日
タイプ 3Dシアター
エリア ディスカバリーランド
テーマ ディズニー作品
前身 スター・ウォーズ:パース・オブ・ザ・ジェダイ
特徴 ディスカバリーランドにオープン
スクリーンの大きさが合っていないのが難点
ディズニーランド(パリ)のアトラクション一覧

[[ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー]]
英名 Mickey’s PhilharMagic
オープン日 2019年4月26日
タイプ 3Dシアター
エリア ハリウッドランド
テーマ ディズニー作品
前身 生まれて初めて:フローズン・シング・アロング
特徴 スクリーンの幅の無さを壁面投影でカバー
ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーのアトラクション一覧



概要

ミッキーのフィルハーマジック(Mickey’s PhilharMagic)』はマジック・キングダム、香港ディズニーランド、東京ディズニーランド、ディズニーランド(パリ)、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーに存在するアトラクション。

ディズニーパークの立体映像アトラクションとしては初めてディズニー映画を大々的に扱ったものであり、多くのパークに輸入される大人気アトラクションである。

ストーリー

ミッキーと仲間達はミッキーが指揮者を務める「フィルハーマジック・オーケストラ」の準備中。1人居眠りをしていたドナルドは、ミッキーの「帽子には触っちゃだめだよ」という忠告を無視して魔法の帽子を被ってしまう。すると楽器達が暴走し、ゲストはドナルドと共にディズニー映画の世界へ迷い込むことになる。

特徴

  • アトラクションの名前にある「フィルハーマジック」とは交響楽団を意味する「フィルハーモニック」と魔法を意味する「マジック」を組み合わせた造語である。
  • アトラクションの名前に「ミッキーのフィルハーマジック」とあるが主役はミッキーではなくドナルドである。
    • ミッキーは冒頭と最後に少しだけしか登場せず、他のキャラクターと比べても登場時間がかなり短い。
    • 過去に存在した「ミッキーマウス・レビュー」ではちゃんと主役として指揮者を勤めていた。

映像について

  • 登場する映画は全て2Dアニメーションにも関わらず、映像は全てCGで制作されている。
    • それぞれの映画の名シーンがCGで巧みに表現されており、どれも評価が高い。
      • それ故、分岐ストーリー化などによるシーンの追加を求める声も多いのだが…
- 登場する映画のシーン一覧(折りたたみ)
登場する映画のシーン一覧
  • 映画「美女と野獣」より「ひとりぼっちの晩餐会
    • 実は映画「美女と野獣」はディズニーパークのアトラクションとしてはこれが初登場
      • ディズニーランド・パリの過去のコンセプトアートにはファンタジーランドのアトラクションとして描かれていたこともあったが、実現はしなかった。
    • 映画の有名な食器達のダンスのシーンが再現され、料理が出るシーンでは匂いも表現される。
    • なお、登場するキャラクターはルミエールのみで、他のキャラクターは登場しない。
  • ファンタジアより「魔法使いの弟子
    • ミッキーの魔法によりバケツの水を運び続ける箒のシーン。
    • アトラクションオリジナルの小さな箒と大きな箒が登場する。
  • リトル・マーメイドより「パート・オブ・ユア・ワールド
    • リトル・マーメイドのあの有名なミュージカルシーンを再現
    • 最後には何故か電気うなぎが登場し、ドナルドとキスをしてドナルドをしびれさせる。
  • ライオンキングより「早く王様になりたい
    • 他のシーンが主に3DCGで描かれる中、このシーンのみ2Dのイラストを組み合わせたような3D表現がされる。
  • ピーターパンより「ユー・キャン・フライ
    • 有名な妖精の粉でロンドンの空を飛ぶシーン。
      • ピーターパンとティンカーベル以外のキャラクターは登場しない。
      • ドナルドが妖精の粉をかけられるのは頭ではなくおしり。
    • ファンタジアの魔法使いの弟子のシーンが2000年公開の「ファンタジア2000」でも公開されえいたことを考えると、ミッキーのフィルハーマジックで唯一1950年代のディズニー古典映画からの登場となる。
      • ただ、劇場公開作品ではないが2002年に続編である「ピーター・パン2 ネバーランドの秘密」が公開されており、アトラクションのQラインでもピーターパン2の曲が流れている。
  • アラジンより「ホール・ニュー・ワールド
    • ピーターパンのユー・キャン・フライからそのまま繋がるシーン。
    • アラジンとジャスミンの魔法のじゅうたんによる飛行シーンの他、ドナルドが小さな絨毯に乗って飛ぶシーンもある。
    • このシーンには登場しないが、アラジンのランプの魔神であるジーニーは2001年に「マジックランプ・シアター」で一足お先に3D化をしている。
  • どの映画のシーンにもドナルドと魔法の帽子が紛れ込み、ドナルドはあちこちに移動する魔法の帽子を追いかける。
    • 時には思いがけないような場所に魔法の帽子が登場することもあるので、シーンごとに魔法の帽子を探すのも楽しみ方の1つ。
  • ミッキーとドナルドのやりとりは映画「ファンタジア」の魔法使いの弟子のシーンのパロディが多く見られる。
    • 「魔法の帽子の魔法が暴走する」「渦巻きに巻き込まれる」「最後に帽子の持ち主に怒られる」等、魔法使いの弟子でのミッキーの役割がドナルドになり、ミッキーは魔法使いの弟子に登場した魔法使い「イェン・シッド」の立ち位置。
    • 冒頭のドナルドが見つからず探すシーンは、ファンタジアの後継映画である「ファンタジア2000」にて同様のシーンが見られる。

特殊効果について

  • このアトラクションにも他のディズニーパークの3Dシアターの例に漏れず多くの特殊効果が使われている。
- 使用される特殊効果一覧(折りたたみ)
使用される特殊効果一覧
  • スクリーン
    • このアトラクションではスクリーンもただ映像を投影するのみではなく、シーンによってさまざまな変化を見せる。
      • 冒頭ではスクリーンの端に劇場のような縁が付けられているが、この縁が楽器が暴走して風が起こるのと同時に上方向に吹っ飛ぶ
      • その後スクリーンが横に引き伸ばされ、横に3倍くらい広がり、横幅約46mの180°ワイドスクリーンとなる。
      • 最後元のオーケストラ劇場に戻ると同時にスクリーンの大きさは戻り、縁も上から戻ってくる。
      • なおこれらの演出があるのはマジック。キングダム、香港ディズニーランド、東京ディズニーランドのもののみ。ディズニーランド・パリとディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーについてはそれぞれの項目を参照。
    • 前の座席の背に付けられた穴から水が吹き出す。主にバケツの水がかかったり水に飛び込んだりする際に使われる。他のアトラクションでも使われることの多いスタンダードな特殊効果。
  • 香り
    • 水同様前の座席の穴から香りがする。「ひとりぼっちの晩餐会」で使われるフィルハーマジックの香りチェリーパイの香りが有名。
  • ライト
    • 映像に合わせて部屋のライトも大きく変化する。サーチライトが部屋中を動き回るなど、後ろの方の席に座ると分かりやすい。
    • 映像で竜巻が発生したり空を飛ぶシーンになったりすると、それに合わせて風が吹く。
+ 最後に使われる特殊効果(ネタバレ注意)
  • ドナルドのアニマトロニクス
    • ドナルドが楽器により画面手前へと吹き飛ばされた後、後ろを見るとなんとドナルドが壁に埋まっている
      • 上半身は壁の向こうにあるため、見えるのはドナルドのお尻と足のみ。
    • 映像が終了した後も後ろからドナルドのうめき声が聴こえるため、退場中に気づいた方も多いのではないだろうか。
      • ただし座席が退場口に近かったりすると気づかないことも。
    • ドナルドはしばらくもがいた後、壁の向こうへと落ちていく。
    • このアトラクションで使われるアニマトロニクスはこれが唯一である。
      • 同様の3Dシアターである「マペット・ビジョン3D」「イッツ・タフ・トゥー・ビー・ア・バグ」等と比べるとアニマトロニクスが少ない。

パークごとの違い

マジック・キングダム版

  • 2003年9月30日*1にファンタジーランドのアトラクションとしてオープン。
    • 「レジェンド・オブ・ザ・ライオン・キング」というショーを上映していたシアターの跡地にオープン。
      • このシアターでは過去に「マジック・ジャーニー」や「3Dジャンボリー」といった3D映像を上映していたことがあった。
    • 「横に広がるスクリーン」や「香りや風の特殊効果」といった特殊効果が使用されており、他のパークにも殆ど同じまま引き継がれている。

香港ディズニーランド版

  • 2005年9月12日*2にファンタジーランドのアトラクションとしてパークと同時オープン。
    • 唯一パークの開演と同時にオープンしたミッキーのフィルハーマジック。
    • ファンタジーランドにある「ファンタジーランド・コンサートホール」と呼ばれる古い西洋風のコンサートホールで行われる。
    • 内容はマジック・キングダム版と殆ど同じで、キャラクターの音声も英語。

東京ディズニーランド版

  • 2011年1月24日*3にファンタジーランドのアトラクションとしてオープン
    • 音声が全て日本語化されている。
    • 看板に書かれたアトラクションの名前のロゴが他のパークのものと異なる。
    • 2017年10月11日からは日本航空がスポンサーを務めている*4

ディズニーランド・パリ版

  • 2018年10月1日*5にディスカバリーランドのアトラクションとしてオープン。
    • ディズニーランド・パリのものは他のマジック・キングダム・パークとは異なり、ファンタジーランドではなくディスカバリーランドに存在する。
      • ディスカバリーランドは他のパークでいうトゥモローランド。
    • ディスカバリーランドの「ディスカバリーランド・シアター」で行われており、過去に上映されていた「キャプテンEO」用の3Dシアターがそのまま使用されている。
      • 正確にはキャプテンEOのクローズ後「ディズニー&ピクサー・ショート・フィルム・フェスティバル」がオープンし、その後「スター・ウォーズ:パース・オブ・ザ・ジェダイ」がオープン。その後が本作とかなり間を経ている。
    • スクリーンが通常サイズのものしかないため、スクリーンが横に広がる演出ができない。
      • そのためシーンによってはスクリーンに対して映像が小さくなったり横の映像がカットされたりするという問題がある。

ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー版

  • 2019年4月26日*6にハリウッドランドのアトラクションとしてオープン。
    • 唯一マジック・キングダム・パークに存在しないミッキーのフィルハーマジック。
    • ハリウッドランドの「サンセット・ショーケース・シアター」で行われており、過去に上映されていた「マペット・ビジョン3D」のシアターを流用している。
      • マペット・ビジョン3Dからミッキーのフィルハーマジックになる前に、「生まれて初めて:フローズン・シング・アロング」というショーのシアターに使用された。
      • ただし一部シーンはマペット・ビジョン3Dの壁面投影の技術を応用して横の壁をスクリーンにして投影している。
    • 2019年8月30日にサンセット・ショーケース・シアターの入り口がハリウッドのシアターをイメージしたようなネオンの看板に変更された*7


余談

  • 初オープンの2003年からもう15年以上経つ歴史あるアトラクションだが、実は現段階でディズニーパーク用のシアター3D映画としては最新作である。
    • 3D映像としてだけならシミュレーションライドの「スター・ツアーズ・ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」「アイアンマン・エクスペリエンス」や、ダークライドの「レミーのおいしいレストラン:ザ・アドベンチャー」が存在する。
  • 映像系のアトラクションは飽きられやすく定期的なアップデートが行われるのが普通なのだが、近年では3Dシアターがクローズしても宣伝用の劇場になったり、ディズニーの過去の短編を流したり、インタラクティブのシアターアトラクションになったり……と、3Dシアターとしての新作が作られていないのが現状である。
    • そもそも3Dシアター自体が映画館や普通の遊園地でも上映されるほど普及してしまったということもあり、3D単体ではアトラクションとして勝負できないという点もある。
  • 近年ではイベント等で使われた後の後釜としてミッキーのフィルハーマジックが上映されることも少なくなく、ディズニーキャラがたくさん登場していることもあり「便利屋」的な扱いもされる不憫なアトラクションである。
    • それ故画質の向上や最新映画を登場させるバージョンアップを望む声も大きい。


関連リンク

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