世の中には不思議な動物が存在する。
それは喋るうさぎ、ティッピーだ。
日常世界に潜む非日常的な存在。それがティッピーという生き物だ。
それは喋るうさぎ、ティッピーだ。
日常世界に潜む非日常的な存在。それがティッピーという生き物だ。
彼はよくチノの頭に乗っているが、今回は離ればなれになってしまった。
チノは彼の孫であり、必然的に真っ先に心配になる。
チノは彼の孫であり、必然的に真っ先に心配になる。
「チノは大丈夫だろうか……」
もしもチノまで巻き込まれたら、いったい彼女はどんな目にあっているのか。考えるだけでも不安になってくる。
自分の身がウサギであることが今は惜しい。これではチノを探すだけでも一苦労だ。
自分の身がウサギであることが今は惜しい。これではチノを探すだけでも一苦労だ。
「喋る動物か。これは珍しい」
ティッピーの背後から男の声が聞こえ―――
―――グサリ
「これでもう何も心配いらないよ」
ティッピーの小さな体に刃物が突き立てられる。
彼はチノや友人に再会出来ぬまま、命を落とした。
動物だろうと容赦なく殺した男の名はオスロ。これまで何度も人を殺しているテロリストだ。
彼はチノや友人に再会出来ぬまま、命を落とした。
動物だろうと容赦なく殺した男の名はオスロ。これまで何度も人を殺しているテロリストだ。
「そのチノという人間も私が殺してやろうじゃないか。これで君の願望は叶うだろう?」
物言わぬ亡骸となったティッピーを持ち、デイバッグに入れる。
彼は人の言葉を喋る珍しい生き物だ。何かと使い道があるかもしれない。
彼は人の言葉を喋る珍しい生き物だ。何かと使い道があるかもしれない。
それにチノという人間の反応にも期待出来るだろう。
そこまで期待していないが、もしかしたら母親の危機で父親を殺した風見雄二のように何かが目覚めるかもしれない。
そこまで期待していないが、もしかしたら母親の危機で父親を殺した風見雄二のように何かが目覚めるかもしれない。
もっとも雄二ほど優秀に育つとは思えないが――殺し合いという場だからこそ才能を開花させる可能性だってある。
そういう意味でもティッピーの死体を持ち歩くのは当然だ。
そういう意味でもティッピーの死体を持ち歩くのは当然だ。
動物の死体をデイバッグに押し込み、持ち運ぶことには何の抵抗も感じない。
それ以上にチノに出会った時の反応が楽しみだ。
それ以上にチノに出会った時の反応が楽しみだ。
そして―――
「雄二。きっと君も来ているんだろう?」
風見雄二。
彼と再会することをなによりも楽しみにしている。
雄二はオスロのお気に入りだ。なんとかして雄二を自分の元へ連れ戻す。
彼と再会することをなによりも楽しみにしている。
雄二はオスロのお気に入りだ。なんとかして雄二を自分の元へ連れ戻す。
そのために彼の家族も、女も、友人も仲間も全て殺そう。
まあ。それでも雄二が戻らないようなら、諦めて殺すのみだが……。
まあ。それでも雄二が戻らないようなら、諦めて殺すのみだが……。
とりあえず雄二の探索を優先してオスロは動き始める。
道中で他の参加者に遭遇したらもちろん殺す。
参加者の数が減っても彼にとって何もデメリットはない。
雄二にそうしたように、愛玩動物のように扱っても構わないが最終的には殺す
道中で他の参加者に遭遇したらもちろん殺す。
参加者の数が減っても彼にとって何もデメリットはない。
雄二にそうしたように、愛玩動物のように扱っても構わないが最終的には殺す
主催者に逆らうよりも最後まで生き残って帰ることが一番堅実な手段だろう。
雄二については連れ戻すことに成功したら、願いとやらで生き返らせれば良い。
あの主催者は最初に掲げた約束を破らない。きっとそういうタイプの人種だ。
雄二については連れ戻すことに成功したら、願いとやらで生き返らせれば良い。
あの主催者は最初に掲げた約束を破らない。きっとそういうタイプの人種だ。
【ティッピー@ご注文はうさぎですか? 死亡】
【ヒース・オスロ@グリザイアの果実シリーズ】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考・状況]基本方針:優勝狙い
1:雄二を探して連れ戻す
2:道中の参加者は殺す。場合によっては愛玩動物にしても構わない
[備考]
アニメ版からの参戦。参戦時期は少なくとも死亡前です
ランダム支給品のうち1つはなんらかの刃物です
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考・状況]基本方針:優勝狙い
1:雄二を探して連れ戻す
2:道中の参加者は殺す。場合によっては愛玩動物にしても構わない
[備考]
アニメ版からの参戦。参戦時期は少なくとも死亡前です
ランダム支給品のうち1つはなんらかの刃物です