「うーん、どっかに女の子はいないですかねえ」
一人の魔物、いや、悪魔が森を歩いている。
彼は種族名を「ケベスベス」という悪魔である。
彼の能力は二つ。
一つは身体を動けなくする煙を出す能力。
もう一つは踊りを踊らせる呪いをかける能力である。
そして彼らケベスベスは、みなスケベだった。
故に、男は動けなくして、女にはエッチな踊りを踊らせることを好む傾向があるのだ。
故にこのケベスベスも、女の子を探してエッチな踊りを踊らせようと目論んでいた。
そして、そんな彼が出会ったのは…
彼は種族名を「ケベスベス」という悪魔である。
彼の能力は二つ。
一つは身体を動けなくする煙を出す能力。
もう一つは踊りを踊らせる呪いをかける能力である。
そして彼らケベスベスは、みなスケベだった。
故に、男は動けなくして、女にはエッチな踊りを踊らせることを好む傾向があるのだ。
故にこのケベスベスも、女の子を探してエッチな踊りを踊らせようと目論んでいた。
そして、そんな彼が出会ったのは…
「おや、あなたは」
「な、なんですかこの男は~!?」
「な、なんですかこの男は~!?」
女ではなく男。
しかも、身につけているのが腰みのだけという変態おやじだった。
彼の名はアドバーグ・エルドル。
またの名を、キタキタおやじ。
しかも、身につけているのが腰みのだけという変態おやじだった。
彼の名はアドバーグ・エルドル。
またの名を、キタキタおやじ。
「ケベスベス殿ではないですか」
(お、オイラのこと知ってるじゃん~!?)
(お、オイラのこと知ってるじゃん~!?)
ちなみにこのケベスベス、アッチ村で悪さをしていた個体であり、アラハビカにいたのとは別の個体である。
故に勇者とグルグル使いとは面識があるが、キタキタおやじとは出会っていない。
故に勇者とグルグル使いとは面識があるが、キタキタおやじとは出会っていない。
「か、固まるんじゃん!」
こんな変態おやじからは逃げるに限る。
ケベスベスは身体を動けなくする煙を出す。
ケベスベスは身体を動けなくする煙を出す。
「なんの!」
それに対してキタキタおやじの取った行動は…踊る!
彼の代名詞ともいえる、キタキタ踊りを踊り始めた。
彼の代名詞ともいえる、キタキタ踊りを踊り始めた。
「の、呪われてもないのに踊り始めたじゃん~!?」
いったいその行動にどんな意味があるのか…とケベスベスは考える。
そして数秒後、ケベスベスは驚愕する。
そして数秒後、ケベスベスは驚愕する。
「キタキタキタ~っ!」
「な、なにいいい!?」
「な、なにいいい!?」
ケベスベスが放った煙は、キタキタ踊りによって分散され、彼に届くことなく霧散していた。
ただの踊りと侮ることなかれ。
彼のキタキタ踊りは、ゴーレムが繰り出す突風攻撃を分散させることに成功しているのである。
おそらくキタキタ踊りでこれほどのことができるのは、彼くらいのものであろうが。
ただの踊りと侮ることなかれ。
彼のキタキタ踊りは、ゴーレムが繰り出す突風攻撃を分散させることに成功しているのである。
おそらくキタキタ踊りでこれほどのことができるのは、彼くらいのものであろうが。
「ケベスベス殿!」
キタキタおやじは、ケベスベスの肩に手を置く。
や、やられる!…と、ケベスベスは死を覚悟した。
や、やられる!…と、ケベスベスは死を覚悟した。
「ひいい!命だけはお助けを~!」
「誤解ですぞ!私はあなたにお願いがあるのですぞ!」
「お、お願い?」
「誤解ですぞ!私はあなたにお願いがあるのですぞ!」
「お、お願い?」
どうやら命の危機は去ったらしい。
とりあえず、話だけでも聞いてみよう。
下手に拒否すると、今度こそやられてしまうかもしれないし。
とりあえず、話だけでも聞いてみよう。
下手に拒否すると、今度こそやられてしまうかもしれないし。
「な、なんっすかあお願いって?」
「聞くところによるとあなたは、女の子にエッチな踊りを踊らせるのが趣味の魔物とか…」
「魔物じゃなくて悪魔じゃ~ん。…語弊はあるけど、まあそんな感じっすね」
「その踊り…エッチな踊りではなく、キタキタ踊りにしてくだされ!」
「えええええええええ!?」
「聞くところによるとあなたは、女の子にエッチな踊りを踊らせるのが趣味の魔物とか…」
「魔物じゃなくて悪魔じゃ~ん。…語弊はあるけど、まあそんな感じっすね」
「その踊り…エッチな踊りではなく、キタキタ踊りにしてくだされ!」
「えええええええええ!?」
ケベスベスは驚愕する。
キタキタ踊りとは、さっきこの親父が踊っていた気持ち悪い踊りのことだろうか。
そ、そんなの嫌だ!
キタキタ踊りとは、さっきこの親父が踊っていた気持ち悪い踊りのことだろうか。
そ、そんなの嫌だ!
「あんたの変な踊りなんて、踊らせたくないですよぉ~」
「変な踊りとは失敬な!キタキタ踊りは、キタの町に伝わる由緒正しい踊りですぞ!それに、元々は女の子の踊りなのです!」
「ふ~む…?」
「変な踊りとは失敬な!キタキタ踊りは、キタの町に伝わる由緒正しい踊りですぞ!それに、元々は女の子の踊りなのです!」
「ふ~む…?」
女の子の踊りと聞いて、ケベスベスはちょっと興味を示す。
「なんなんじゃん、キタキタ踊りって?」
「よくぞ聞いてくれました!そもそもキタキタ踊りとは…」
「よくぞ聞いてくれました!そもそもキタキタ踊りとは…」
その後続いたキタキタおやじの説明は無駄に長かったが、要点をまとめると。
元々キタキタ踊りは、神を祭るための神聖な踊りで、代々町の若い女性が踊ってきた。
このキタキタ踊りを劇場をつくって一般公開したところ大変な評判となり、キタの町には見物客が押し寄せて財政が潤った。
しかし、それ以降町に女の子がぱったりと生まれなくなり、踊り子がいなくなってしまった。
当時町長だったキタキタおやじは、断腸の思いで自らが踊り子となり…町は急激にさびれた。
元々キタキタ踊りは、神を祭るための神聖な踊りで、代々町の若い女性が踊ってきた。
このキタキタ踊りを劇場をつくって一般公開したところ大変な評判となり、キタの町には見物客が押し寄せて財政が潤った。
しかし、それ以降町に女の子がぱったりと生まれなくなり、踊り子がいなくなってしまった。
当時町長だったキタキタおやじは、断腸の思いで自らが踊り子となり…町は急激にさびれた。
「私はこの神聖な踊りを次の世代に伝えるまで、踊り続けますぞ!」
(ふーむ…)
(ふーむ…)
話を聞いたケベスベスは思った。
最初は変態おやじの変な踊りだと思っていたが…このキタキタ踊り、思った以上に興味深い。
そもそもこの踊り、キタキタおやじが踊っているせいで変な先入観を与えてしまっているが、若い女性が踊ることでキタの町を活性化させるほど、本来は魅惑的な踊りなのだ。
そう…キタキタ踊りは、ケベスベス好みなエッチな踊りなのだ。
そして、この踊りを一般公開した結果、町に女の子が生まれなくなったというのがまた興味深い。
そんな呪いのような踊り…悪魔であり呪いに精通するケベスベスにとってはぜひとも躍らせたい踊りだった。
最初は変態おやじの変な踊りだと思っていたが…このキタキタ踊り、思った以上に興味深い。
そもそもこの踊り、キタキタおやじが踊っているせいで変な先入観を与えてしまっているが、若い女性が踊ることでキタの町を活性化させるほど、本来は魅惑的な踊りなのだ。
そう…キタキタ踊りは、ケベスベス好みなエッチな踊りなのだ。
そして、この踊りを一般公開した結果、町に女の子が生まれなくなったというのがまた興味深い。
そんな呪いのような踊り…悪魔であり呪いに精通するケベスベスにとってはぜひとも躍らせたい踊りだった。
「分かったじゃん~、オイラがキタキタ踊りを広めるの、手伝ってやるじゃん~!」
「ほ、本当ですか!?」
「幸いここは森。腰みのや胸当てに使えそうな葉っぱはたくさんあるっすからね~。オイラはここで衣装作りに勤しむっすよ」
「ほ、本当ですか!?」
「幸いここは森。腰みのや胸当てに使えそうな葉っぱはたくさんあるっすからね~。オイラはここで衣装作りに勤しむっすよ」
ケベスベスは身体を動けなくする煙を出す能力を持っている。
それを応用すれば、葉っぱを重ねた状態で固定し、接合させるという芸当も可能なのだ。
それを応用すれば、葉っぱを重ねた状態で固定し、接合させるという芸当も可能なのだ。
「分かりましたぞ!では私は、後継者候補となる女の子を見つけてここに連れてきますぞ!」
こうして彼らはそれぞれの役割の為に動きだした。
全ては…キタキタ踊りを広めるために。
全ては…キタキタ踊りを広めるために。
【キタキタおやじ@魔法陣グルグル】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:キタキタ踊りを広めますぞ!
1:後継者になりうる女性を見つけてケベスベスの所へ連れていく
[備考]
※参戦時期は少なくともアラハビカ編以降
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:キタキタ踊りを広めますぞ!
1:後継者になりうる女性を見つけてケベスベスの所へ連れていく
[備考]
※参戦時期は少なくともアラハビカ編以降
【ケベスベス@魔法陣グルグル】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:キタキタ踊りを広めるじゃん~
1:森でキタキタ踊り用の衣装を作る
[備考]
※参戦時期はアッチ村近辺にてククリに倒された後
アラハビカに出てきたケベスベスとは別個体です。
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:キタキタ踊りを広めるじゃん~
1:森でキタキタ踊り用の衣装を作る
[備考]
※参戦時期はアッチ村近辺にてククリに倒された後
アラハビカに出てきたケベスベスとは別個体です。