第一次:戦評:3日目

3日目


とんでもないことが起きた。
イベントにより罠の撤退が一回無視できる3日目。
本拠地攻めを選択するマスターが多いとは思っていたが……。

アーチャーは新都市を探索しつつ、狙撃スキルを使用した。
駅前にはランサーのマスターがやってきており、狙撃は成功するはずだった。
しかし、彼女は狙撃することが叶わず。
令呪によって本拠地へと帰還した。

地の一族の邸宅には、なんと3陣営が集結していた!
初日から地の一族狙いだったバーサーカー。
そしてセイバー・ライダー同盟だ。
思惑の数としては2つの思考が被っただけだが、3陣営に攻められる形になった地の一族からすれば最悪の出来事だろう。
まず敏捷が同じセイバーとバーサーカーが罠を消化。
そして素の敏捷が遅いライダーが、がら空きとなった本拠地へ攻め入る。

マスターじゃんごはすぐさまに令呪でアタランテを呼び戻す。
しかしながらスキル全開のライダーは重戦車の如き性能。
直接対決は絶望的だった。
だが、しかし、ここでライダーが戦闘方針:防衛で撤退した。

ライダーの指令書には「弓を持つ相手だったら撤退」と記されていたからだ。
――私はてっきり、実はライダーがセイバーを出し抜く算段をしており、
セイバーに有利なアーチャーだったら生かそうとしているのかと思った。
だが後で聞いたところによると、慎重を期しての命令だったようだ。

こうして、じゃんごは一夜にして本拠地の防衛網を失った。
幸いにして陥落は免れたものの、遠距離が強いアーチャーを従えるマスターじゃんごにとっては厳しい状況だろう。

ちなみにセイバーとライダーは戦いの前に、それぞれのアイテムの交換を行った。
序盤で2陣営が組んだことは本当に強力だと感じる。情報もアイテムも他の“陣営”より圧倒的に有利だ。
セイバーは他にホムンクルス兵が大型倉庫を調査した。

バーサーカー陣営は敵の罠を消化しただけだったが、得た情報は多かった。
霊子欺瞞紙で姿を隠しつつ、セイバーとライダーの姿を確認できたからだ。
罠で受けた呪詛も、翌日にはスキルで解除できるだろう。

キャスター陣営は本拠地が攻められることを警戒してマスターとサーヴァントで待機。
結果としては杞憂だった。
しかしゴーレムたちが探索をこなし、順調に場所情報とアイテムを収集している。

アサシン陣営はアサシンが待機で陣地作成。
マスターが西部エリアを探索したところ、ライダー陣営の本拠地を発見した。
残留物から多少の要素は拾えるが、どの陣営の本拠地かは分からないだろう。
ただし誰かの本拠地を一つ突き止めたのは大きい。
この戦争で公表されていない本拠地を発見したのは彼が初めてだった。

ランサー陣営はブラフで全体にアナウンスしてから、堂々と駅前へ行った。
しかし他の陣営は地の一族攻めか、防衛と探索に舵を切っており、駅前はノーガード状態だった。
楽に聖晶石を獲得したが、ランサーの戦いを求める心はくすぶっているようだった。

やはりセイバー・ライダー同盟がかなり強い。ライダーの本拠地が発見されたことがどう影響してくるか。
バーサーカーはマスターの魔力切れに注意しながら、どんどんと敵サーヴァントと戦っていきたい。
アーチャーは苦しいが、性能的に本拠地を必要としない英霊。思い切ってゲリラ戦術に走るのも手か。
キャスターは盤面制圧が順調と思える。ただし戦闘能力の低さを懸念し、同盟を模索しているようだ。
アサシンは今のところ可もなく不可もなくといったところ。周りが動き出してきたので対応するかどうか。
ランサーは他の陣営と噛みあわず戦えていないのが不安材料。情報もアイテムも少ない状態。
最終更新:2018年06月29日 13:25