4日目
3日目の終了時点から、
聖堂教会のマスターが動く。
自分たちの盾になるような同盟相手を探し、バーサーカーのマスターに言峰を通じてコンタクトを取った。
マスターの単独行動が多いキャスター陣営は、スナイパーライフルを持つランサー陣営を警戒していた。
故に早期にランサーを倒すために同盟を持ち掛けたのだ。
バーサーカー陣営としても何処かとの同盟を模索していた為、共闘という形でバーサーカー陣営とキャスター陣営が繋がった。
実は情報やアイテムの収集に長けたキャスター陣営と、戦闘力特化のバーサーカー陣営は相性がよい。
バーサーカー陣営はさっそく、キャスター陣営から得た情報を頼りに、他陣営のクラスをほとんど確定させた。
キャスター陣営はバーサーカーの戦闘力をどのように生かしていけるかがキーになるだろう。
そして4日目のイベントは橋の上での握手会。
多くの陣営がこのイベントに参加するために新都市大橋に集結した。
しかし、ここで大きく動いたのがセイバー陣営。
シュヴァリエ・デオンのスキルで、他の陣営を河川敷に誘導したのだ。
そしてマスターすてらとホムンクルス兵のみが橋へたどり着き、聖晶石を独占した。
河川敷にはシュヴァリエ・デオン、聖堂教会のマスターている、刑部姫、
フリーランスのヘルス・タイターと李書文。
この4陣営が集結することになった。
まず戦闘前に刑部姫と李書文が、隠密行動判定を行う。
刑部姫は判定に失敗、李書文は判定に成功。
そして李書文が狙ったのは、運悪く隠密行動に失敗した刑部姫であった。
不意打ちによって、戦闘前に致命傷手前の大ダメージを負う刑部姫。
戦闘が開始すると、それぞれが殴り合う乱戦に。
ここで運よく狙われなかった刑部姫は撤退に成功する。そして偵察だったマスターているも撤退。
残ったのはシュヴァリエ・デオンと李書文。
相性的に李書文が不利であったが、このターンの彼の戦闘方針は決戦。
撤退することなく李書文は霊基を削り切られ、令呪を消費して撤退することになる。
都市部における動きは、完全にセイバー陣営が支配した日となった。
大型の倉庫ではイスカンダルが竜牙兵もどきを撤退させ、聖晶石を難なく獲得する。
竜牙兵もどきを仕留めれば、それがゴーレムによる偽装だと看破できたが、霊基を10残して逃げられてしまった。
地の一族の邸宅には、なんとマスターじゃんごが一人で残っていた。
他の陣営が自陣地を狙わないと踏み、アタランテを橋へ派遣、自身は一人で罠を貼りなおそうとしていたのだ。
しかし賭けは失敗し、
本拠地にバーサーカーが現れる。
2画目の令呪でアタランテを引き戻すが、白兵戦の不得手なアタランテではバーサーカーを退けることは不可能。
本拠地を撤退して、ついにこの戦争で初めて本拠地の罠スロットが一つ破壊された。
ちなみに、マスターじゃんごの秘匿の
勝利条件の一つに「本拠地を離れない」ことがあった為、この条件は達成不可となる。
この地の一族の邸宅での争いには、ほとんどのマスターが驚いていた印象だ。
呼び戻すのに令呪を切ったのはマスター相馬しか知らない。
ほとんどの他マスターは、マスターとサーヴァントで本拠地に留まっていたものと思っているようだった。
どうして罠の剥がれた本拠地に留まっていたのか、という指摘が多かった。秘匿の勝利条件に拘ったのが原因か。
キャスター陣営はゴーレムを使い、順調に情報とアイテムを収集。本拠地でのスキル上げも進む。
セイバー陣営は大勝利。ライダー陣営も聖晶石を獲得し、同盟で見ると首位を独走だ。
バーサーカー陣営は執拗に地の一族を狙い、完全に相手を圧倒している。しかし自身の利益は薄いか。
ランサー陣営は勇み足だった。アサシンに深手を負わせたものの、自身の負傷と令呪喪失は痛い。
アーチャー陣営は賭けに失敗し厳しい状況に追い込まれる。勝利条件を失い、逆に本拠地を捨てる覚悟が出来たか。
アサシンは令呪を失わなかったのは幸運だった。他のマスターが指摘していたが、やはり前線に送れる戦闘能力ではない。
大きな動きのあった4日目。情報戦はより複雑になっていく。
最終更新:2018年06月29日 13:27