第一次:戦評:7日目の夜

7日目の夜。


ホットスポットとなるのは、聖晶石が落ちている埠頭と、言峰ショップのある魔術協会の支部。
まずは埠頭の方を見ていこう。

ここにはアーチャー陣営、セイバー陣営、そしてマスターているが集結した。
ここでセイバー、デオンがついに宝具を解禁する。
敵サーヴァントに強力なデバフを掛ける宝具で、火力アップのできないデオンにとっては貴重な武器だ。

1ターン目終了時にマスターているは撤退。
アーチャー、アタランテは戦闘方針おまかせによって、戦闘継続を決意する。
なにせ相手はセイバーなのだ、有利クラス相手に撤退はしたくない。
クラス相性プラススキルで、セイバー相手に軽傷を負わせる。
しかし、宝具で耐久を0にされたアーチャーは敵の攻撃が当たれば即死。
4回攻撃を避け続けて、4回攻撃を当て続ければ勝てるが、分が悪すぎる確率だろう。
よって2ターン目終了時点で、アタランテも撤退した。
宝具を使用していなかったら、まずセイバーが負けていたマッチアップ。
思い切って宝具を解禁したマスターすてらの戦略勝ちだろう。
埠頭を制したセイバー陣営は、イベントも含めて一気に2つの石を獲得する大躍進だ。

続いて魔術協会の支部。
ここにはバーサーカー陣営、ライダー陣営、アサシン陣営が集結した。
そしてこちらでも宝具が解禁された。
アサシン、刑部姫の宝具だ。
本拠地でないと力を発揮できない刑部姫だが、絆スキルで強化された宝具は、使用することで「あたかも本拠地にいる」ようにふるまえる。
これで一気に耐久と魔力を爆上げし、さらにスキルで魔力の半分を筋力に加算。
今までのうっ憤を晴らすかのような、圧倒的な戦力を手に入れた。
ライダーは防衛で即時撤退。
バーサーカーは魔術礼装で姿を隠したまま、殴り合いに持ち込む。
だが宝具で強化された刑部姫に攻撃は通じず、逆に痛打をもらってしまう。
性格的に撤退しづらいバーサーカーであったが、さすがに勝機はないと判断して撤退。
この場を制したのは刑部姫であった。

そして、この戦いはキャスターが作った偵察用ゴーレムが監視していた。
マスターているはアーチャーとも規定回数戦闘したことで真名を看破しており、
この時点で3騎の英霊のステータスを知る唯一のマスターとなった。

奇しくも、というべきか当然、というべきか。
どちらの乱戦も宝具を解禁したものが真価を発揮して、その場を制した。
ゲームデザインとしても意図していた展開になって満足である。
宝具を解禁し、真名が露見すると、初期ステータスが敵マスターに伝わってしまう。
だが、それを補って余りある戦果だろう。
さらに、この初期ステータスの公開が、意外な「罠」となるのであった。

ちなみにランサー陣営は挑戦状で呼びだされ、郊外の古城で欠落の罠を踏んだ。
マスターもスナイパーライフルでマスターはるを狙ったが、新都市エリアだったので誰もこなかった。

キャスターは本拠地でゴーレムを強化しつつ、ついにマスターはるの本拠地「寂れた温泉旅館」を発見する。
ここまで、その手数の多さで圧倒的な盤面制圧を行っていたキャスターだったが、
ほとんど消去法で絞り込めるまで潜伏をし続けたアサシン陣営は、暗殺者の面目躍如だろう。
これでキャスター陣営は全てのマスターの本拠地を確認した。

言峰ショップでは強力なアイテムを手に入れられる。
マスターはるは、敵一人のアイテムを何でも一個奪える「公女の玉手箱」を選択した。

また人気投票でも、唯一2票を獲得したマスターはるが1位となり本拠地に石が配られる。

まさにアサシン陣営にとって、本拠地を見つけられたこと以外は、全てが完璧に回った日であったろう。
次いで、もちろんセイバー陣営も大勝利と言える。

ここに来て、バーサーカー陣営が初期ステータスの高さというアドバンテージを使いきっていることが判明した。
早く自身も絆スキルを手に入れたいが、もう少し時間が掛かりそうだ。
持ち前の情報戦の立ち回りの上手さで挽回したい。

ライダー陣営も同じく単独で無双できる期間は終わってしまったか。
幸いにして、ここまで重要アイテムを無傷で手に入れ続けているので、勝利点は圧倒的だ。
ただマスターの性格が慎重で、勝てる戦闘で撤退し続けてしまっているのは痛い。

キャスターも準備は進んでいるが、そろそろマスター単独での立ち回りも厳しくなってきたか。

アーチャー陣営はなかなか強みを活かすことができない。
セイバーの宝具を喰らってしまったのは、かなり痛いだろう。

ランサー陣営はイベントもりだくさんの日に、挑戦状で身動きが取れなかったの痛い。
欠落の罠も大きな痛手だが、初日に手に入れた解呪の輝石があるので一安心か。
最終更新:2018年06月29日 13:35