13日目の準備期間
やはり大きな謎となったのは、河川敷での戦闘だった。
言峰の判断で戦闘の内訳が公開されなかったため、どうしてそこで戦闘が起きたのか、不穏な空気が流れる。
マスター相馬とマスタータイターは、最初ライダーが回復せずに河川敷に向かったものと考えた。
しかし情報を共有していくうちに、マスター相馬はマスターているが河川敷でアーチャーに会ったものと推測した。
挑戦状でアーチャーを呼び出したことは、昨日のうちに聞いていたからだ。
ここで、マスターているが河川敷で起きた出来事をマスター相馬に話さなかったことが影響する。
マスター相馬は「マスターているがアーチャーと契約したのではないか」という疑念を抱くに至ったのだ。
マスターているは「セイバーがアーチャー陣営を脱落に追い込んだ」「戦闘前のアーチャーのセリフ」という事実と、
戦闘の中でアーチャーがマスターすてらを庇った矛盾に気付き考察をした。
その中で、アーチャーのアタランテが「子ども好き」という点に着目し、若い女性であるマスターすてらを庇ったのではないかと考えたようだ。
マスターすてらは、マスタータイターに強力なゴーレムと交戦したと情報を伝える。
それはすぐマスター相馬にも伝わった。恐らくではあるが、実際にマスター相馬が強化型ゴーレムと対峙していれば話は違っただろう。
だが実際にその力を目の当たりにしたのは、マスターすてらだけである。
故に他の陣営は、まだマスターているを本格的にマークするに至らなかった。
マスター相馬は、マスタータイターの工房爆破セットをキャスター陣営に使わせないように釘を刺していた。
アーチャーの存在を巡り、鉄壁と見られていた「相馬・ている」の同盟関係にやや歪が出来たように感じる。
どちらかが背中から刺す段階が近づいてきているように感じた。
マスターはるは言峰ショップで『蛮神の粘土』を獲得した。
100の数値を好きに振り分けてステータス強化スキルを追加できるアイテムだ。
宝具展開前の素のステータスが低いという弱点を補うぴったりのアイテムである。
マスターはるはライダーの開幕宝具への対抗策を色々と考えているようだった。
マスター相馬・ているのライダーに対する追い込みが本格化してきた。
13日目にマスタータイターが挑戦状を使う、と相馬に伝達してきたことを受け、ているが脅迫状で二連を別の場所に呼び出すことにしたのだ。
さらに、相馬はタイターに「自分が聖晶石と脅迫状を交換し使うことにした」と虚偽の報告をする。
ちなみにマスター相馬・ているは「自分たちは果たして同盟として成立しているのか?」と疑問に思っているようだった。
GM視点からすると、最も利害関係が一致しており、直接の共闘はしていないものの理想的な同盟関係だと評している。
ゲーム全体をコントロールしているのはこの同盟だが、いずれは敵対しなければならない関係。
この二人が直接殺し合う展開になれば、それはゲームの終了に限りなく近い展開だと予想する。
13日目の夜
この日はセイバー陣営はデオンとアタランテの回復の為に待機した。
ているはマスターはるの
本拠地に侵入したが空振り、ゴーレム一体で防空壕をチェック。
アヴィケブロンはゴーレム2体を消費して強化型ゴーレムをレベルマックスまで強化し終える。
強化型ゴーレムLv10は
筋力D240 耐久E220 敏捷E120 魔力E160 幸運E120 霊基280
という並みのサーヴァント以上の性能を誇っており、ここまで本拠地で延々とゴーレムを研究してきた甲斐のあるものとなった。
挑戦状でライダーを呼び出されたマスター二連は、ここで令呪の使用を決断。
挑戦状の効果を打ち消して本拠地で待機した。
呼び出されて不利な状態で戦うよりも、先に令呪を使って全回復に努めた形だ。
そして挑戦状を頼りに果し合いに向かったランサーは完全に空振りに終わった。
しかし、更にマスター二連への追い込みは続く。
マスターているから脅迫状、マスタータイターから挑戦状でマスターとサーヴァントを別々の場所に呼び出されたのだ。
恐らくマスター二連は明日も令呪を切らされるハメになるだろう。
そして唯一の戦闘が起きたのは、聖晶石の設置された地の一族の邸宅。
ここにアサシンとバーサーカーがぶつかり合う。
開幕で宝具を展開しバフを掛ける刑部姫。
さらにこのターン、マスターはるは言峰ショップで手に入れた『蛮神の粘土』で筋力20敏捷80のバフを掛けている。
素の敏捷で茨木童子を上回った刑部姫は痛恨の一撃を叩きこんだ。
対する茨木童子も宝具で反撃。
スキルによる補正を全て剥がすことで、刑部姫の鉄壁防御を貫いた。
しかし刑部姫の宝具によるバフでダメージは抑えられ、刑部姫の霊基を半分ほど削るに留まった。
どちらも相手を倒せるギリギリの戦い。
刑部姫の攻撃でギリギリ踏みとどまった茨木童子は、トドメを刺しに反撃に出る。
命中した攻撃は、しかし刑部姫の霊基を10だけ残してしまった。
即座に撤退しようとする茨木童子であったが、刑部姫の追撃で撤退に失敗。
ここで致命の一撃を受けそうになり、茨木童子は令呪によって転移し敗走した。
茨木童子は自身の強みである戦闘スキルを、全て刑部姫のスキルでキャンセルされてしまったのが痛かった。
相性はかなり悪い上に、弱点の敏捷の低さを補われたため、一対一で勝つのは五分五分と言ったところか。
刑部姫は霊基10残りという瀕死の状態ではあるが、聖晶石を手に入れた。
これでマスターはるは聖晶石単独トップの5個獲得となる。あまりある戦果と言ってよいだろう。
敗北してしまったマスター相馬であるが、ようやく10日目に配布されていた本拠地の補給物資を手に入れた。
自身以外のマスターに所持させると、その令呪を全て破棄させるという『黒瑪瑙の匣』である。
上手くハマれば文句なしに強力なアイテム。だが相手サーヴァントの幸運が高いと、破棄させる令呪は1個に減ってしまう。
今回の聖杯戦争で召喚されたサーヴァントは軒並み、幸運が高い英霊が多いのは玉に瑕か。
勝利条件の一歩手前まで到達したマスターが現れたことにより、戦争はフィナーレ状態へと突入する。
安易な撤退ができないよう、戦闘方針【偵察】【防衛】が封印される。
明日の中間発表を終えれば、マスターはるが勝利一歩手前まで来ていることが分かる。
だが実質、あと一個聖晶石を手に入れればマスターはるの勝利は確定すると言ってよい。
それに他のマスターが気付く事が出来るかがポイントだろう。
バーサーカー、刑部姫はダメージが大きいため休養するとみられる。
体勢を整えたセイバー陣営、そしてライダーを狙うランサー陣営がどうなるか。
戦力の整ったキャスター陣営が、勝利への道筋をどのように描くかにも注目だ。
ちなみに人気投票は
13日目人気投票
ている→相馬
相馬→タイター
タイター→相馬
すてら→じゃんご
はる→相馬
二連→はる
という結果になりマスター相馬は聖晶石を獲得できそうだ。
最終更新:2018年06月29日 13:45