ブレーキジャダー

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だれでも歓迎! 編集
もうこの振動何とかして!
ブレーキを踏んだときにものすごい振動がステアリングやボディを通り「まぁ」に伝わります。
ブレーキ踏むのが怖い!

症状は、
  • 軽く踏んだとき振動が発生する
 (ブレーキは効いてない)
  • 効き始めると振動は減り、無くなっていく
  • 低速では振動は出ない。
 5~60kmを超えた頃から発生
  • ペダルへのキックバックの様な感じは少ない。
  • ステアリングへの振動が酷い。

さんざん部品を交換したり調節してみましたがまるで効果無し。
車検は通るだろうけどこんな車に乗るのは怖い!
と言うことで我が先生、K島氏と原因を究明することになりました。

今まで交換、調節した部位
  • ブレーキシュー
  • ホイールシリンダー
  • ブレーキドラム
  • ベアリング
  • アイドラーアームブッシュ
  • トー

とりあえずバラして見てみようと言うことになりウマをかけ、分解していきます
バラス前にナックルとタイロッドのガタを確認します。
若干、タイロッドエンドにがたつきがあるようです。
特に、右よりも左が酷い。

K島さんはブレーキを踏んだときに、シューがドラムに蹴られて、その振動がナックルやタイロッドのガタで増幅されるんじゃないかと予想していました。

ブレーキシューのアタリ方をチェックしていきます。
当たり面は、大方綺麗に出ています。
所々当たってない所があるのでちょっと修正しておきます。

ボクがペーパーがけをしている間、K島さんはおもむろにシューをバックプレートにあてがいました。
K島「ああ、これだね」

ここ!ここが全ての元凶でした!
そうですシューが引っかかる部分、そこの押さえのプレートが曲がっていたんです。
本来は真っ平らなはずなんだそうです。
最初からこんな感じだったからこういうもんだと思いこんでましたわ。
入れやすくするために曲がってたわけじゃないんですね~

K島さんはシューをあて板にしてハンマーで曲がりを修復していきます。
K島「おお~(・o・)」
まぁ「おお~(TロT) 」
揺すってもびくともしません。
念のために、すり減ってそうなバックプレートのピンも叩いて若干ふくらませておきます。

シコシコシコ・・・
ボクがまだ削っている間にK島さんはブレーキを組んでいきます。
な、なにい!?
リターンスプリングの取り付け方がボクが今まで行ってきた方法と逆だ!
ボクはこう行ってきました。っていうか最初からこうだったんです
K島さんは シューの向こう側からバネを引っかけています。
K島「確かにね 外から引っかければ楽だし大して変わらないかも知れないけど、外から引っかけると踏んだときにシューが外に逃げる方向に力がかかるでしょ。
内側に力がかかる様にしないとシューがドラムに擦っちゃうよね。
そのせいなんじゃない?板が曲がっちゃってたのは 」
ううう、目から鱗です!!
考えてみりゃ、確かにそうだ。
そうだよな~~何で気がつかなかったんだろ

無事組み終わり、試運転です。
速度が乗ってきました40,50,60・・・
そろそろ踏んでみます。
今までならここでンゴゴゴゴゴ!という振動がありました。
クッ・・・クウウ~~ 
おお!揺れない!完全に消えたワケじゃないけどそれはタイロッドエンドやナックルのヘタリだろうと思われます。

すげ~!予想通りだ!
軽く踏んだとき、ブレーキシューにガタがあり、しかもバネで外方向に力がかかっていたので変な風にドラムにぶつかり、それでシューが蹴られて振動が発生、その振動がタイロッドエンドやナックルのガタで増幅されてあれだけの振動になったわけです。

すごい!すばらしい!さっすがK島さん!
ずっと悩んでた症状をあっさりと解消してくれました!
あ~もう!愛してるぜ!師匠!!

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