ウオタニSPIIパワーアンプの効果は如何に

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kita

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ウオタニSPIIパワーアンプの効果は如何に

今回はバイクの点火系チューニングパーツで有名なウオタニSPIIパワーアンプの効果を実験してみました。
ウオタニSPIIパワーアンプとは

既にイグニッションコイルを考えるで、ウオタニSPIIハイパワーコイルの性能は体感済み。
その実験では純粋にイグニッションコイルの性能を確認するため、外部抵抗を使い総抵抗値をポイントレスキットが許容する1.6Ωに調整。
外部抵抗を使ってもコイルの性能差を体感することが出来ました。
さらに本領を発揮するワイドギャッププラグとの組み合わせにより、4速が3速のような感覚に陥るくらいのパフォーマンスをしてくれてます。

が!

本来は今回テストするパワーアンプなるものと組み合わせることで、ポイントレスキットの様な点火系装置と抵抗値が合わず使用出来ないという課題を解決、そして外部抵抗は不要となりSPIIハイパワーコイルの性能を100%発揮することが出来るという代物です。

またパワーアンプは点火系装置に流れる電流も信号レベルに落とす仕組みになるため、負担が減る分だけ点火系装置の耐久性にもプラスになると思われます。

さてパワーアンプですが、AタイプとCタイプの2種類があります。
旧式トランジスタ点火、バッテリー式ポイント点火はCタイプという事なので、ノーマルポイントやポイントレスキットの場合は、Cタイプという事だそうです。

Cタイプはハイパワーコイルに合わせたドエルコントロールをする事で外部抵抗を不要とする仕組みの様です。
要するにポイントから、はじめの信号をもらった後の制御はアンプがするという理屈ですかね?

Aタイプは、点火システムの信号通りに動作しドエルコントロールはしないとの事です。


早速取り付けですが、パワーアンプは電子機器のため、なるべく熱源から離れたところに設置。

レギュレータのところにステーを使い取り付けようかと考えましたが、下の方が温度が低くそうだし、エアクリーナーを外さなくても手が届くのでメンテナンス性の観点からここに。


結線は以下の3種類

赤:バッテリーからのプラス
白:ディスビからの信号線
黒:アース


マニュアルにある通りに繋ぎ…
※マニュアルはコイル2個版なのでフィアットだと左の結線だけになります。


配線を整えたら準備完了!


もしパワーアンプが出先で壊れた時は、アンプ無しバージョンに戻し帰宅できるよう外部抵抗は残しておきます。

早速テスト走行!

肝心の気になる効果ですが…

あります!!

エンジン回転数が上がるにつれて効果を体感することが出来ます!
外部抵抗が無いことで、コイルへの電流が効率的になり、ドエルタイムの短くなる上の回転数になるに従い効果があらわれてくるのかと考えられます。

あとは耐久性がどれくらいあるかを継続確認ですね。

余談ですが…

これまで今回のパワーアンプや電子回路版レギュレータ、ポイントレスキット等、パフォーマンス向上のために電子部品をいろいろ試してきました。

効果は魅力的なくらいありますが、機械式部品のように騙し騙しが出来ず電子部品は突然壊れます。

散々実験しておいて何ですが…
耐久性の心配をするくらいなら原点回帰で機械式というのも選択肢としてはありですね。笑

ーーー 追記 ーーー
2024年9月後半、パーシャルスロットで走行中に微妙な出力抜けのような感触が出たり、信号待ちや発進時にエンジンストールしそうになる事があり原因を切り分けました。

そうです。
その時がやって来ました。

Accusparkに続いて、ウオタニパワーアンプ御臨終です。

耐久性は気になっていましたが、昨今の日本の暑さもあってなのか、結局約2年2ヶ月で力尽きました。
ただ抵抗無しのスパークプラグ、プラグケーブルを使い攻め過ぎてしまった影響もありそうです。

最終的には、やはり機械式のポイントが安心感もあり最適のようです。

Written by kita

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