リレー&ポンプ盤の設置

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リレーとポンプの置き場所を考える

趣旨

気がつけばトランクの中に電装品類が溢れかえっていて非常に煩雑、みっともない状態になっておりました。
当初仮配線としてつないだヘッドライトリレーは20年にわたって放置され、ホーンリレーが追加され、電動ウォッシャーも増設。結果ひどい有様です。
重戦車並みの重い腰を上げまして、ようやくこれらの整理に取り掛かりました
すでにOkaponさんが
Mitsuba(ミツバ)電磁式フューエルポンプのマウント製作
という記事を作成くださってるのでそれを参考にしつつ、リレーもまとめたという後追いエントリーです

目的

電動ウォッシャータンクのコンパクト化とそこにできるスペースへの
  • ヘッドライトリレー(ロービーム用、ハイビーム用)
  • ホーンリレー
  • 電磁ポンプ
  • アースターミナル
の集約的な設置ベースの取付です

作用手順

01

グロ画像です。
心臓の弱い方は閲覧注意です。
かつてこんなにひどい配線を搭載させられた500が居たでしょうか
すべての配線が仮配線という名のもとに放置され、変更配線は残置され、余長は押し込まれ、年月をかけてこの化け物を生み出したのです。
もうなにがなんだか....

02

思いつきの始まりはこのビニール製のウォッシャータンク(バッグ?)が安くヤフオクで多数売られていた事に端を発します。
これを利用し、既存の無駄にでかいタンクを撤去してスペースを作り出すことが出来れば諸々整理できるのではないか、という発想です。
2000円前後でした

03

で、Okaponさんや他の人のアレヤコレヤを参考にして、こんな感じでベースプレートを作成し、リレーなどを取り付けようそうしよう、ということに相成りまして、
上段に電磁ポンプ、下段にホーンリレーとヘッドライトリレーを2段に並べる算段です。
(2段だけど算段→面白いやつ。)


04

早速、アルミ板を購入するのですが、ウチにはガレージなどなく、もとより工作用の作業台も無ければバイス(万力)すら無いという有様です。
しかし今どきはWEBで寸法していすればオーダーでカットしてくれるサービスというのがあるのでW=120mm、H=275mmで厚み2mmの板を注文しました。
高さは240mmで諸々取付スペースは確保できますが、上端35mmを直角に折り曲げることで、切りっぱなしよりかっちょ良くなるのではないかと思ったわけであります。
…だがしかし、到着したアルミ板は想像を超えて頑丈そうでありました。
2mm板というのはなかなか迫力のあるものです。
ですから、前述の端から35mmのところで曲げるなどという行為は相当な困難な行為なわけです。
考えて、マンションの玄関ドアと竪枠に挟んでプレスする方式を試して見ました。
結果、大惨敗。とても曲げられたもんじゃありません。

05

結局、近所の工具持ちのパイセンに泣きついて直角曲げをしてもらいました...情けなや。
そうしまして、あとは各種取付用の穴などを空けていくわけですが、どうせならリレー類は簡単着脱ができるようにしようとナッターしました。
ダブルナットでナッターしようと思ってるとパイセンにいうと、「いい加減ナッタぐらい買えよ、どうせ又つかうんだろ?」と諌められまして、今日を限りに車いじりなんかしないのでと反論してみたけど、ウソつけと一蹴されましたので、諦めて帰りがけにアストロでナッターを購入。
また工具を増やしてしまった...
形になってきました

06

タンクのバンドに止めることでボディー穴あけなどを回避しつつ着脱を容易にするよう考えました。
上部はフラットバーをバンドにリベットドメして、そのフラットバーと盤をボルト締めするようにしております。
下部についてバンドの底部のボルトで、盤もボディと共じめすることも考えましたが、盤を外してもバンド(=タンク)は外れていない状態にできる方が理想だったので、バンドに穴あけしてそこにボルトを固定し、盤をナットで止める方針としました。

そしてその下側ネジ部分をアースターミナルとしても使用することに。

07

で、車体に搭載
ここで配線を整理して一段落

08

このままでも良いのですが、珍しく本気出して、せっかくここまでやったので、塗装もすることにします。
アルミ素地は600番紙やすりで足付けして、脱脂。
強風の日、バルコニーでサフを吹く

09

2度塗り塗装を終えました。
ここでポンプについて検討。
昨年試用したデンソーの電磁ポンプはいかんせん消費電力が大きく、にもかかわらずパーコレーションは治まらず、メリットよりデメリットが上回っていました。
(だから外して機械式ポンプにしてました)
そこで今回はホンダ純正(三菱製)の電磁ポンプ(型番16700-ZA0-971)を搭載することにしました。
費用は6000円程度で純正とはいえ安いもので、消費電力は正確にわかっているわけではないけれど半分程度ですむと推測。
(純正は消費電力が調べられなくて、ネットで同型のポンプを調べるとそんな感じでした。)
そのポンプのためのステーを加工取付し、モノ自体は完成しました

10

車体にポンプごと搭載して位置などを確認。問題はなさそう。
春の日差し...うららかどころかすでに暑い。

11

一気に燃料の配管まで。
エンジンルーム内ではここから送られた燃料を最短距離でダイレクトにキャブまでホース直結で送りたい。
暑い空間に余分な滞留時間のないように、フィルターもエンジンルームからこちらに移動する。
少しでもパーコレーションの改善につなげようという涙ぐましい試みです。

で、取付全て終えまして、工事完了。
今までヘッドライト裏に適当に押し込まれていたリレー、振動などで不意に配線不良になる危険性などから改善されたのではないでしょうか。
結局また、ごちゃごちゃ感ある気もしますが...

(written by 大塚)

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