Windows 7

NTP Client設定
タスクバーの時刻>日付と時刻の設定の変更>インターネット時間>設定の変更>サーバー名を入力し、今すぐ更新をクリック(よく失敗することもあるので、2~3回試してみる)
NTP Clientの同期スケジュール変更
スタート>すべてのプログラム>アクセサリ>タスクスケジューラ
タスクスケジューラライブラリ>Microsoft>Windows>Time Synchronizatioinを編集することで可能
NTP同期の確認
以下のコマンドにより、同期先と同期元のズレを表示できる。(以下は途中で同期を取った例)
W32TM /STRIPCHART /COMPUTER:ntp.nict.jp

NTP用のWindows Timeサービスは常時動いていないため、タスクスケジューラで動作するようになっている。


タスクスケジューラを実行することで、時刻同期が行われる。(サービスが連動して開始し、終了する)

サービスを直接実行すると、サービスが動いていないため、エラーとなる。

サービスを手動で開始すれば直接サービスから時刻同期を取ることが可能。


Windows Server 2008

NTP Client設定
W32TM /REGISTER ←ドメインコントローラー以外
W32TM /CONFIG /MANUALPEERLIST:NTPサーバ名またはIP /SYNCFROMFLAGS:MANUAL
W32TM /CONFIG /UPDATE
時刻同期が取れるか確認
W32TM /RESYNC
NTP Clinet設定の確認
W32TM /QUERY /COMPUTER:LOCALHOST /CONFIGURATION
Type:同期先 の所がntp.nict.jp等になっていれば、設定が反映されている。
NTP Server設定
Active Directory役割をインストール済みの場合はデフォルトでNTP Server機能が有効になっている。
よってADなしの場合レジストリエディタで有効化を行う。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\w32time\TimeProvider\NtpServer
Enableの値を0から1に変更する。
W32TM /CONFIG /UPDATEにて適用
また、Firewallにて着信パケットの許可設定を行う
プロトコル:UDP
ポート番号:123

Windows Server 2008 R2

ActiveDirectory環境におけるNTP Client設定
W32TM /QUERY /CONFIGURATIONにより設定を確認する。

NtpClientのTypeがNT5DSとなっている。(ActiveDirectoryのため)以下のコマンドで設定する。
W32TM /CONFIG /MANUALPEERLIST:192.168.1.2 /SYNCFROMFLAGS:MANUAL
W32M /CONFIG /UPDATE
もう一度W32TM /QUERY /CONFIGURATIONにより設定を確認する。

Typeが設定値に変化し、NTP Clientの設定が行われた。
NTP Clientの同期確認はW32TM /RESYNCコマンドにより行う。
NTP Server設定(参考)
まずはじめに、NTPのサービスを自動起動するように設定し、サービスを開始する。

W32TM /QUERY /CONFIGURATIONにより設定を確認する。

NtpServerのEnabledが0と無効になっているため、レジストリエディタで有効化を行う。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\w32time\TimeProvider\NtpServerのEnable値を0から1に変更する。
W32TM /CONFIG /UPDATEコマンドにて適用
もう一度W32TM /QUERY /CONFIGURATIONにより設定を確認する。

Enabled値が1に変化し、NTP Serverの設定が行われた。
※(注意)Windows7, [[Windows Server 2008 R2]]環境におけるトリガーサービス
Windows7, Server 2008 R2ではトリガーサービス機能により、サービスが自動停止することができる。
W32Timeサービスはこの対象となっているため、自動的に終了してしまう。
そのため、このトリガーサービスを無効にする必要がある。
コマンドにより、W32Timeサービスのトリガーサービスを無効化する

ネットワーク状態によるトリガーサービスを設定する。(これをせずにサービスの自動スタートでもよい)

※(注意)Cisco機器をクライアントにする場合の設定
このままの設定ではCisco機器をNTP Clientにした場合同期が取れない現象が発生する。
これは、Windows Serverが同期を何回かして安定して始めてCisco側で同期が取れるみたい・・・

レジストリの以下のキーを編集する。ポーリングを10分(604800→600)に変更し、サービスを再起動する。
 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\W32Time\TimeProviders\NtpClient\SpecialPollInterval
後は複数回NTPの同期完了後、Cisco側でNTP設定により同期が取れるようになる。
参考:Windows 7 および Windows Server 2008 R2 のスタンドアロン環境で Windows Time サービスが自動的に起動しない
参考:Windows Time Service Tools and Settings (SpecialPollInterval)
参考:Cisco 機器の時刻を Windows マシンと NTP で同期する

YAMAHA

ntp同期はntpdateにて行えるが、コマンド実行時の1回のみとなる。
そのため、スケジュールにより、このコマンドを一時間置きに実行する。
例)192.168.1.1のntpサーバに毎時同期を行う。
schedule at 1 */* *:00 * ntpdate 192.168.1.1
最終更新:2012年04月30日 10:13