鋼鉄の巨兵


概要


サプリ「アシュラウトの無限工房」、「バルバロスブック」、「カルディアグレイス」を使用したSW2.0セッション。
GMは珀路が担当させて頂きました。

あらすじ


剣の世界ラクシア。
レーゼルドーン大陸、エイギア地方南部。港湾都市「ブルーム」の占い師は邪悪なる双竜の襲来を予知する。
予知を裏付けるように白昼堂々ブルームの街を襲う事件は“双竜将”フォルクラート兄弟からの果たし状だった。
一行は事件に巻き込まれ、また騒ぎを聞きつけパーティを編成。
彼らは双竜将に狙われた開拓町レヴァンダを防衛すべく、工房都市アシュラウトにて鋼鉄の巨兵(ウォードゥーム)を製作する為旅立つのだった。

鬱蒼の森と鋼鉄の巨兵、呪われし海とはびこる主たち、忘れ去られた遺跡と邂逅。
そして憎み、奪い、傷つけあう悲しき双子。

予言に語られし新月が明けた次の黄昏の果てに待つ結末はいかに ――――


PC


キャリード・ラック・ガンスミス

担当PL:虎眼さん
結晶顔(ジェイドマスク)の異名で呼ばれる人間の銃士。愛称は「ジェイド」。
平時は温厚かつ冷静な性格だが、敵対する者に対しては少々ドライな一面も持ち合わせている。
その名の通り翡翠色の仮面を身につけているが時に異なる仮面を身につけることもある。
貴族の生まれで、メジストと共に旅をしていた所ある事件に巻き込まれ、パーティ入りを申し出たチェルシーに一目ぼれしてしまう。
戦闘では多彩な魔動機術を操り敵に大打撃を与えるアタッカー。グレネード!

チェコ・エルンスト

担当PL:yukiさん
ストーンサーバントと共に旅をしているエルフの操霊術師。愛称は「チェルシー」。
メルティと同じくムードメイカーだが、蛮族に対しては思う所があるらしい。よく歌を歌うがあまり褒められたことがない。
愛らしい少女のような容姿をしているが、これは憧れの操霊術師を真似たもので実際はまだ成人していない少年である。
戦闘ではストーンサーバントの指揮と共に補助魔法でパーティを支援する。他にも密偵や薬師の心得も持つ縁の下の力持ち。

マイ・ララ・クロロフィルム

担当PL:MYさん
ギルド、黄昏の騎士団に所属する人間の妖精戦士。愛称は「クロム」。
個性豊かなPTの中ではかなりの常識人で、沈着な性格。契約妖精のサラマンダーと共にツッコミに回ることが多い。
ブルームの街を襲った事件、そしてレヴァンダ襲撃の一件を聞いたギルドから応援に駆けつけ、メルティらと共にパーティ入りを申し出る。
戦闘ではその剛腕を生かし大剣を操るアタッカーにして魔術、召喚と器用な立ち回りを持ち味とする。

メジスト=ザイン

担当PL:ソロモンさん
ジェイドと共に旅をしている拳闘士の少女。常に眼帯を身につけている。
その素性はテラスティア大陸北部、オッド山脈に存在する“バルバロスの顎”の蛮族首領アレキサンダーの娘のバジリスクで、ターフェアの双子の妹。
バルバロスとしては非常に穏やかで優しい性格。恋人であった人族の少年を殺害し、夕食にしてしまった実父の討伐を目的としている。
戦闘では素早い身のこなしを生かした体術で戦うアタッカー。密偵の心得も持っている。

メルティ・フィナーズ

担当PL:林檎茶さん
かつて窮地を救われた冒険者に恋をして村を飛び出した経歴を持つヴァルキリーの魔法少女。
ブルームにてチェルシーと意気投合して一行の旅に同行することとなる。
パーティを盛り上げるムードメイカーにしてちょっぴり危険な一面も持つ。
戦闘ではその火力を生かした範囲攻撃で敵を一掃するアタッカー。更に博識で多くの知識を持ち合わせる。

友好NPC


PC達に友好的なNPC達。

“占い師”「ゾエ」

ブルームに住まうエルフの女性。怪我を原因に前線を退いた元高名な冒険者。
占い師という異名の通り、高レベルのミスティック技能を有し、パーティを導いた。
同時にキルヒアを信仰するプリーストでもあり、腕輪に加工した聖印を身につけている。
物語開始数日前に付近の開拓拠点である「レヴァンダ」の襲撃を幻視してしまい、防衛の為の戦力を求める。

“亜竜の騎手” 「アレクシス・フォーセル」

ひょんなことから一行のPT入りを申し出たワイバーン乗りの冒険者。
テラスティア大陸北部リーゼン地方、デュボール王国領の小さな村の出身。
快活かつ穏やかな性格でちょっと軽い。現在はレーゼルドーン大陸を中心に活動しつつ武者修行中。
所持技能はファイター、ライダー、エンハンサー。騎獣は氷属性のワイバーンのシードル。

“元冒険者”「サラド」

開拓町レヴァンダに住まう元冒険者。
かつて双竜将との戦闘で滅ぼされたデゼルローゼに居合わせ、同行者アシードを生かす為に負傷。冒険者の道を断たれた。
一行に自身が得た情報を提供すると共に、レヴァンダ侵攻の際には馬を駆り前線で指揮官及び伝令役を務める。
やさぐれた性格だが根は熱い。いいひと。

“風変わりな合成師” 「レイラ・アルクトス」

アシュラウトの合成師の一人。頭にバンダナを巻いたエルフの少女。
協力してくれそうな合成師を探していた一行と出会い、手を貸すこととなる。
工房兼自宅には珍妙なオブジェが並ぶなど常人外れた感性を持ち、言動も珍妙な不思議ちゃん。
同じ合成師のクレアやルチアとは仲がいい。

“放浪貴族”「エリオット・ブルムクヴィスト」

ランドバルス遺跡にて一行が出会ったドレイク/ナイトの青年。一般的な蛮族的な思考からかけ離れた超変人。
デリオス島、領当主エルランドの嫡子にして次期当主と噂されるが本人はそんなことを気にもしない超自由人。
ルビィと自身の窮地を一行に救われたことからレヴァンダ防衛に協力すると同行するが……?
フォルクラート兄弟とは旧友の間柄であり、自身もブロークンの双子の弟を持つ。
所持技能はプリースト、レンジャー、シューター。

“まいご”「ルビィ・コーラル」

ランドバルス遺跡のジェネレーターで未起動のまま眠っていた少年型ルーンフォーク。
目が覚めたと同時に居合わせたエリオをおとーさん認定したものの、エリオとはぐれてべそかいて遺跡を彷徨っていた。
赤い短髪の10歳ちょっとという少年型で、首周りに加えバイザーのような目元を覆う金属パーツが特徴。
こどもらしい喋り方をし、性格は天真爛漫で甘えん坊。無邪気で好奇心旺盛。甘やかしてくれる人が好き。
所持技能はメジスト、ジェイドらの影響かグラップラー、マギテック。

“鋼鉄の巨兵”アシュラ

一行の目的であったレヴァンダ防衛の決戦兵器であるウォードゥーム。
メジストやジェイドらにアシュラと名づけられ、彼らに連れられ黄昏の戦場に立つ。
調整を担当した魔動機師の影響か、一行の影響かちょっと珍妙な思考回路を持つ。

セリオカルナエーヴェルト

レヴァンダの防衛に参加した腕利きの冒険者達。
沖縄っぽい訛りの騎手戦士がガルーダウィークリングのカルナ。
頭部を気にする魔法戦士がエリオの弟エーヴェルト
根暗な魔法使いがセリオと愉快な即席蛮族トリオ。

敵対NPC


PC達の障害・敵となるNPC達。

“黄昏の猛将”「グレイゴール・フォルクラート」

双竜将の異名を取る若き双子の男爵級ドレイクの兄の方。
灼熱の砂漠南部の廃都市を領地とする弱小貴族フォルクラート家当主にしてレヴァンダ侵攻を企てた蛮族軍の一部隊の総指揮官。
気位が高く、力を信望し野心に満ちたバルバロスらしいバルバロスだが同時に狡猾かつ冷酷。慎重な策士でもある。
周囲には屈強な肉体を持つ蛮族ばかりを部下や小間使いとして侍らせ、魔術や人族の技術を見下す物理至上主義脳筋ドレイク。
その異名に反し、双子の弟とは不仲という噂が立っている。

“幽冥の魔竜”「ゲーアノート・フォルクラート」

双竜将の異名を取る若き双子の男爵級ドレイクの弟の方。
魔剣を持ち歩いている様子もなければ竜化もしない妙なドレイクで、魔法に倒錯し自作のゴーレムやアンデッドを指揮する操霊術師。
常にグレイゴールに部下として付き添い行動し、他人の前では慇懃かつ気障な振る舞いをするいけすかない男だが…?

“麗竜”「エルシーリア・ロザーティ」

グレイゴールに心酔する若きドレイクの少女で、フォルクラート軍の一兵士。高い実力を持ち、次期幹部候補と持て囃され天狗になっていた。
ゲーアノートの策略により、黒海にて強力なアンデッド作成の為の材料を探しに出かけていたが黒海を支配するある魔物により部下共々殺害されてしまう。
生前は軍内でも高飛車な性格と評判で、ゲーアノートとは非常に険悪な仲だったらしい。

“猛火の妖将”「エスメイ・リーシャ」

フォルクラート軍幹部にして、フォルクラート兄弟と古くから繋がりのあるスキュラ。
魔法を得意とするスキュラにしては異端で武器の扱いも非常に上手い。
スキュラにしては狡猾さや残忍さが薄く、クールで落ち着いた性格で常識人。
だがしかし、彼女もまた蛮族。人族とは相容れる価値観を持ち合わせておらず、一行と激突することとなる。

“地砕の豪将”「アガフォン・ラジェフ」

グレイゴール軍幹部にして、グレイゴールの側近を務める壮年のダークトロール
怪力無双の武人にして戦神ダルクレムの信者。正々堂々とした潰し合いを好む。
豪胆かつ騎士然とした誇り高いトロール族らしい性格。
主君たるグレイゴールと共にレヴァンダ侵略の要として戦場に立つ。
最終更新:2017年08月17日 20:01