ふたば系ゆっくりいじめ 662 野良ゆっくりがやってきた

野良ゆっくりがやってきた 42KB


ギャグ 飼いゆ 現代 絵師いぢり 微エロ

・餡子ンペ出展『群れ/ハーレム』です。
 拡大解釈でがんばってみました。
・クリスマス&年越しのめでたい雰囲気を狙って
 徹底した絵師いぢりを敢行。





『野良ゆっくりがやってきた』

D.O





「ちゅっきり!」
「ゆびぇ・・・じゅっぎり」
「みゃみゃー!もっとしゅっきりしちゃいわー!」
「それじゃあつぎは、あのまりさたちに、とかいはのあいをあげましょうね!」
「「「しゅっきりー!!」」」



「・・・はぁ。いつもどおりのぺにありすか。ネタ切れだなぁ。」

活きのいい野良ゆっくりがいたので観察していたのだが、どうやら時間の無駄だったようだ。
ちなみにぺにありす(ぺにぺに非収納型レイパー)と言えば、この虹浦市内では野良ゆっくり達によって、
殲滅対象になっているレイパーだったりする。
最近では市内で会うことも少なくなったので、それなりに希少とは言えるのだが・・・。
まあ、所詮はレイパーありす、一般的にみればさほど珍しいものでもない。

「今日もネタは見つかんなかったなぁ・・・・・・帰ろっか。」



私の名前は、嘆木 晶。
名前だけではわからないかも知れないが、一応私は女性だ。
 ・・・年齢については伏せておこうか。
その方が夢が広がっていい。

ちなみに、私がなんで野良ゆっくりを観察しているかというと、仕事のためである。
私のペンネーム『嘆木 夏彦』と言えば、これでも世間では知らぬもののいない人気小説家だったりするのだ。
2年ほど前に書いた作品『ゆっくりの匣』に至っては、アニメ化、映画化もされており、気鋭の若手として注目されている。

この作品は、私の尊敬する大御所作家、M田一美様にも、

『・・・あんたの小説?そんなのより、私のこと行き遅れとか年増とか、どうなってんのよ。
見なさいよ、この桜色の○×△、どうみても少女臭しかしないでしょお!!大体あんた、私の絵柄だってどう見ても20代・・・』

などと、雑誌上で対談した際に絶賛され、私の代表作として世間では位置づけられている。
 ・・・たまたま思いついたゆっくりギャグを書いて、女性下着をかぶった変態編集に投げといただけの代物だったなんて、いまさら言えないけど。

ま、そんなわけで最近私の書いている小説は、予想がつくとは思われるが、『ゆっくり』を題材にしている。
同シリーズも『ゆっくりの夏』『ゆっくりの骨』『ゆっくりの檻』と合わせて4作目、
そろそろ妄想レイパーネタだけではマンネリなわけで、
今も必死になってゆっくりの観察を続けては、ネタ探しをしているところなのだが・・・

「まあ、そんな簡単に面白いネタなんて見つかんないよなぁ。」

ネタなんてものは、探している時に限って見つからないものである。
今日も不作のまま小学生が下校する時刻となり、私も家に帰ることにした。



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我が家は、私の他にはペットのゆっくり2匹しか住んでいないこともあり、
2階建て7LDKの慎ましい木造住宅である。
ゆっくり小説家のたしなみとして、ゆうかりんも近々飼いたいと思っているので、
庭だけは小学校のプール3つ分程度、申し訳程度に確保しているが。
いずれはもう5~6匹は賢いゆっくりを飼って、温かい家庭の気分を味わいたいものだ。
 ・・・ちなみに人付き合いがめんどいだけで、親が死んだとか男嫌いとか、そういう重い背景はない。



「ただーいまー・・・うわっ!な、なんなのこれぇっ!!」

そんな、慣れ親しんだ我が家に帰ってみると、普段はあり得ない衝撃的な光景が目に飛び込んできた。
書斎兼コスプレルームとして使っている一階の和室内が、台風でも飛び込んできたかのように荒らされていたのだ。
本棚に並べられた薄く高価な成人向け書籍(あくまでも創作用資料)の数々は無残に引きずり出され、
タンス最下段の人様にはとても見せられない洋服の数々も、あたり一面にぶちまけられている。
畳の上には泥土がばら撒かれ、ちゃぶ台の上に置いてあった饅頭や煎餅も食い散らかしてあった。
きれい好きの同居ゆっくり達がいる我が家で、この惨状は明らかに尋常ではない。

「なになに、なんなのよぉ。・・・泥棒!?えーき様!!ありすー!!」

もしも泥棒だとしたら、物はともかく我が家の大事な家族達が危険な目にあったかもしれない!
後で思い返してみれば、ホントに泥棒が入っているとしたら、私も大変危険な状況だったのだが、
落ち着きを失っていた私は、とにかく2匹の安否を確認するため、2匹の寝室のある2階に駆け上がったのであった。



20畳ほどあるゆっくりの寝室に駆け上がってみると、我が家の飼いゆっくり、
えーき様とありすは、2匹ともそれぞれの専用ベッドですーやすーやとお昼寝中だった。

「ああ、良かった。」
「ゆぅ・・・くろ~。」
「あ、起こしちゃった?ごめんね、えーき様。」
「しろっ!」

「ゆふぅ~ん。ありすにおめざめのちゅっちゅして~。」
「寝てなさい。」
「おねーざぁん、ありすとのとかいはなあいは、もうさめちゃったのぉぉお!?
あのもえあがるような、あついよるをわすれちゃったのぉぉぉおお!!」
「そんな事実は無い。キモくてウザいわ。」
「ひどいわぁぁぁああ!!とがいはじゃないぃぃぃぃ!!」

ありすの方はまた症状が悪化してきたようだが、とりあえず何事もなかったようだ。
とにかくは一安心なわけだが、2匹の無事を確認して落ち着いてくると、ふと疑問が湧いてきた。

「ねえ、えーき様、ありす。お昼寝中に一階でゆっくり出来ない音とかしなかった?」
「むほぉ・・・ごめんなさい。おひるねしててわからないわ。」
「くろ~。」

もとよりこの2匹に防犯など期待していないわけで、むしろ不用意に出て行かなかっただけ、ありがたかったくらいだが。
何が問題かというと、一階に比べ、二階は被害が無すぎる点だ。
それに、一階の被害にしても、泥棒に荒らされたというよりは、動物が入って・・・・・・!
ひょっとするとウチにもついに噂のアレが・・・ネタが転がり込んできた!?

「えーき様、ありす。一階に誰かが入って来てるみたいなの。」
「むほ?おきゃくさま?じゃあおちゃをおだし・・・」
「泥棒さんかも。」
「そんなのとかいはじゃないぃぃぃいいいい!!!」
「くろっ!!くろっ!!」
「とにかく一階を見回る必要があるのよ。だから、いつも通りゆンペリアルクロスの陣形でいくわね。」
「ゆっくりりかいしたわ!!」「しろっ!!」

おそらく私の勘は正しいのだが、用心に越したことはない。
こうして私たちは、防御力の高いありすを前衛、私とえーき様を後衛にして、一階の探索へと向かったのであった。



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ここで我が家の飼いゆっくり達を紹介しておこう。

まずはえーき様。
半年ほど前の明け方、私が庭で一人、裸エプロンメイドのコスプレ撮影会を楽しんでいたとき、
お腹を空かして庭に迷い込んできたのが出会いだった。
彼女は類まれな感性を持ったゆっくりで、私の新作衣装デザインを見せると、
『しろっ!』『くろっ!』と、イケるデザインか白黒はっきりつけてくれる。
『しろ』と『くろ』しか言葉を話せないとはいえ、ネットとイベント以外では唯一私と趣味を共有してくれる、かけがえのない存在だ。

一方ありすは、彼女が赤ゆっくりの頃からの付き合いである。
購入したのもゆっくりショップではなく、
流行っていたので購入した、『スッパイ赤ゆにご用心!』とかいう変わり種お菓子としてだった。
完全に気まぐれで育て始めたのだが、思いのほか世話焼きで優秀、
ぺにぺにを器用に使って家電製品を操り、炊事洗濯なんでもこなす、私よりよほど優秀な主婦になってしまった。
ただ、最近はTV、特に昼ドラやら韓流ドラマに夢中なご様子で、影響を受けすぎて時々言動がおかしくなる。



こんな頼りになる2匹を連れて一階に戻ってみると、先ほどまでは聞き逃していた物音や話し声が聞こえてきた。

「むーちゃむーちゃ!ちあわちぇー!!」
「ここはとってもゆっくりできるね!」
「ゆっくち!ゆっくち!」
「ゆーん、そうだよ!ここをれいむたちのおうちにしようね!」
「やっちゃあ!れいみゅも、とってもきにいっちゃよ!」

 ・・・・・・。

部屋には、成体れいむ一匹と、その子供であろう赤れいむが一匹いた。
お菓子をむさぼり食う2匹は、比較的清潔にしてるようではあるが、明らかに野良。
存分に腹ごしらえをしたらしく、母れいむはともかく、
赤れいむはとぐろを巻いた蛇のようなキモチワルイ体型になっている。
そんな2匹が今まさに、巷で話題の『おうち宣言』をしようとしているところであった。

「ここはれいむたちのおうちだよ!ゆっくりしてい・・・」
「むほぉ!!なにいってるのぉぉおお!ここはありすとおねーさんだけの、あいのすなのよぉぉおおお!!」
「「ゆゆっ!!」」

危なかったが、タッチの差でれいむ親子のおうち宣言を失敗させることに成功した。

 ・・・まあよく見てみると、部屋に置いてあった円筒形ゴミ箱を横倒しにして、
親子ですっぽり中に入って宣言していたので、どうもそこをおうちにしようとしていたようだが。
うーん、ま、どっちにしても迷惑ではあったからいいか。

「くろっ!くろっ!くろーっ!!」
「ごめんなざい・・・ありすがいなかものだったわぁ・・・」

ちなみにありすは今、とっさに出た叫びの中とはいえ、家族の中で除け者にしてしまったえーき様に説教を食らっている。
なので、野良の相手は私の仕事だ。
さてさて、家を荒らされた分程度には面白いネタを提供してくれたらいいんだけど。



「ねえ、れいむ。わかってると思うけど、ここは私達のおうちなの。・・・そのゴミ箱もね。」
「ゆぅぅ、ゆっくりりかいしたよ。」
「大体、どっから入って・・・ああ~窓割ったのね。結構高いのに。」
「ゆゆっ!ちがうよ!とうめいなかべさんは、しらないにんげんさんがわったんだよ!
れいむたちはそこからはいっただけだよ!」

「うーん・・・まさか本当に泥棒も入ったのかしら。おちびちゃんの方は何か見なかった?」
「しらないにんげんしゃんが、いししゃんをつかってわっちゃんだよ。」
「正直に言ってくれたらあまあまあげるから。」
「みゃみゃがわっちゃよ!」

5秒後、母れいむの顔面には、私の手のひらの跡がくっきりとついていた。

「嘘つきは嫌いよ。」
「ごべんだざい・・・」



「まったく、窓のこんな低い場所を割る人間なんていないわよ。それにお菓子だって食い散らかして。」
「ゆゆっ!!」

何か一瞬考える表情をした母れいむは、カーテンに近づくと、
食べカスだらけのお口の周りをごーしごーしと拭き、
さらに赤れいむのお口の周りをぺーろぺーろときれいにする。
やがて母れいむはうんうん、とうなずくと、眉をキリッと引き締めてから一言。

「ゆっ!れいむたちはあまあまなんてたべてないよ!」

10秒後、母れいむの顔面の中央には、私の拳大のくぼみが出来ていた。

「次嘘ついたら穴があくから。」
「もう、うぞづぎまぜん・・・。」



どうやら人間との力関係を理解しているだけ、マシといえばマシではあるが、
その餡子脳を嘘でごまかす方向に使うのは気に入らない。
ちょっとお仕置きが必要かも。

「まったく、どうやって償ってくれるのかしら。それともお仕置きしてあげようか?」
「ゆぴぃぃぃ!おしおきしゃんはゆっくちできにゃいぃぃぃ!!」
「ゆぅうう・・・そうだよ!だいじょうぶだよ!おわびにれいむたちが、とってもゆっくりさせてあげるよ!」
「ふむふむ、何かくれるの?」



「れいむたちをかいゆっくりにしてね!!とってもゆっくりできるよ!!」



「やだ。」
「・・・・どぼ・・・ぢで・・・?」

「え?だってそれ、全然ゆっくり出来ないし。」
「ゆ・・・ゆ?だって、かいゆっくりになったら・・・れいむたちが、とってもゆっくりできるよ・・・・ゆ・・?」
「えーと・・・それがどうして、私をゆっくりさせてくれることに?」
「ゆ・・・ゆ・・・・?」

れいむ親子は、心底不思議そうにお互い顔を見合わせたり、首をかしげて見たりしている。
うーん。

ああ、あれだろうか。
こんな可愛いれいむ達がゆっくりしてるところを見れたら、
人間さんもとってもゆっくり出来るね!
とか。

あらためてこの親子の瞳を見ると、その瞳がとても澄みきった美しい物であることに気付いた。
純粋で汚れを知らず、知性などという不純物の欠片も映らない、美しい瞳だ。

そうだ。きっと、このれいむ親子は、自分達が美しく、とてもゆっくりした存在であることに、
全く疑いを持っていないのだろう。
多くの一般的な人間から見れば、ひたすら自分勝手で自惚れた、不快な汚物に映るかもしれない。
しかし、このゆっくり達に悪意や醜悪な思惑があった上での言動でないことは、
多くのゆっくりを見てきた私にはわかる。

なんだか、このれいむ親子が急に可愛らしく見えてきた。
野良といえば、えーき様だって元野良だ。
それに、飼ってやろうと思えば、ウチには十分すぎる余裕がある。

とはいえ、やはり簡単に野良を拾うというのも・・・うーん。

「ゆぅぅ・・・。ゆゆっ!わかったよ、おねーさん。」
「うーん・・・、うん?何が?」

「ゆふん。おねーさんもすきだねぇ。ゆふ~ん。」

何を思ったか、れいむが突然こちらにあんよ、というかあにゃるとまむまむを向けた。

「ちょっとだけなら、あじみしてもいいんだよぉ~。」

 ・・・・・・・・・。

「醜悪!!」

ぶすりっ!!

「ゆっ・・!ゆぎゃぁぁぁああああ!!!」
「あ、やりすぎた。」

一瞬本気で頭にきたせいで、母れいむにうっかり手加減抜きで貫手を食らわしてしまった。
母れいむの腹に私の左手が手首まで突き刺さっている。

「れいむのゆっくりしたまむまむがぁぁぁああああ!!!」

訂正。れいむのまむまむに突き刺さっている。

「ゆぁぁぁああ!!いじゃいぃぃぃいいい!ぬいでぇぇぇええええ!!!」
「ああ、ごめん、ちょっと本気になっちゃって・・・えい!」

ずぼっ!

手を引き抜いても、餡子がボロボロ出てくることはなかったので、どうやら裂けたりはしていないようだ。

「ゆぁぁぁ。れいむのまむまむ・・・」
「わぁ、くぱぁってしてる・・・ごめんね。」
「れいむのばーじんが・・・もうおよめにいげなぃ・・・」
「ホントごめん。そんなつもりじゃなかったのよ。」
「でいぶ、だいずぎなまりさのために、だいじにどっでだのにぃ・・・」
「そうだったの・・・わるいことしたわ。」

ゆっくりは貞操観念というか、そういう点はえらく人間に近い感覚を持っていると聞く。
私の一時的な激情で大切なヴァージンを奪ってしまったとなると、いくら野良とはいえ、申し訳なさを感じてしまう。

「ゆぅ、ほんとにごめんっておもってる?」
「思ってる、思ってる。・・・ゴメン。」
「・・・じゃあ、れいむたちをかってよぉ。」
「そんなこと言っても・・・」
「ゆぁぉあぁああん!!やっばりごめんっでおもっでないぃぃぃいいい!!」

「うーん。なんか責任感じちゃうなぁ。・・・わかったわよぉ。悪さしないって言うなら、飼ってあげても・・・」

「ゆわーい!!みゃみゃ~やっちゃね!!」
「・・・・・・ママ?」



それから5分、私は仰向けにした母れいむに馬乗りになって、顔面に拳を叩きこみ続けている。

「嘘はっ!ダメってっ!言ってっ!るっ!でしょっ!」

ぼすっ!ぼすっ!ぼすっ!ぼすっ!ぼすっ!ぼすっ!ぼすっ!ぼすっ!

「やべっ!ごべ!な!ざい!ゆべっ!べぁ!」
「ゆあーん。みゃみゃをいじめにゃいでー。」
「おねーさん!やめてあげてぇぇぇ!そんなおねーさん、とかいはじゃないわぁぁああ!!」
「くろーっ!くろーっ!」



「ごべんだざい・・・」
「まったく。さっきから嘘ばっかり!私だから生きてるけど、普通ならとっくにゴミ箱行きよ!」
「ごべんね、おねえさん・・・。でぼ、れいむはどうじでも、おねえさんのがいゆっぐりになりたがっだんだよ・・・。」

「ふーん。まあ、野良なら当然だと思うけど。・・・私?なんで私の?」

これまでの態度からして、ウチに侵入したのは、全くの偶然だと思ってたけど。

「そうだよ。れいむは、まえはとってもゆっくりしたまりさといっしょにくらしてたんだよ・・・でぼ、でぼぉぉぉおお!!」
「落ち着いて。ゆっくり話して。」
「まりさは、とってもかりがじょうずで・・・おちびちゃんもうばれで・・・でぼぉ・・・。」

さっきまでは、いかにもゆっくりらしい、ふてぶてしい表情をしていた母れいむ。
しかし、今目の前にいるゆっくりは、雨にぬれた小鳥のような弱弱しさと疲労しかうつらない。
いつしか、えーき様も、ありすも、赤れいむも、母れいむの苦悩に満ちたゆん生の物語に、真剣に耳を傾け始めていた。






母れいむは話し方が下手で、時系列が行ったり来たり、同じことを繰り返してお話していたが、要約すると以下のような内容だった。



れいむは、元々とある森のゆっくりとした群れで、長まりさとつがいのれいむの子供として生まれた。
しかし、群れのゆっくりプレイスは、ある日突然現れた人間さんによって奪われる。
木は切り倒され、泉は埋められ、土地も家も全てを失う中、長まりさと戦士達は必死で人間さんに立ち向かった。
しかし、人間さんは強く、人数でも群れの戦士達を上回っており、長まりさを含め、全ての戦士達は滅ぼされた。
長まりさは、最後の戦いに赴く前に、れいむにこう言って別れを告げた。

『おとーさん、ちょっととおくに、おしごとにいくからね。おちびちゃんは、おかーさんとたくさん、ゆっくりしていってね』

群れの母ゆっくり達は、人間さんに対抗することの不毛さを学び、思い思いにその地を去って行った。
ある者は森の奥へ、ある者は近隣の町へ、ある者は、はるか遠くの地へとあるであろう、真のゆっくりプレイスへ。

れいむは、自分の母れいむを含めた小さな集団に同行して、この町までやってきた。
しかし、ついに心労から体を壊した母れいむは、あんよを動かすことが出来なくなってしまう。
同行していた集団は、この地はゆっくり出来ないと言い、母れいむをおいて旅を続けると言う。
しかし、母を身捨てることが出来ないれいむは、一緒にこの町に残って生きることを選んだ。

町は厳しい。
食料もほとんどなく、おうちとなるような場所には先住ゆっくりや野良猫達がいた。
そのような中で、子ゆっくりにようやくなった程度のれいむは、必死に母を支えて生きる。
しかし、満足な食料も得られない日々が続く中で、母れいむは病を悪化させ、ついに息絶えてしまった。
母の最後の言葉は、『ごめんね。』だった・・・



孤独な生活の中でれいむは必死に生き続けたが、所詮はさびしがり屋のゆっくり、じきに耐えられなくなってしまう。
そんな中で出会ったのが、のちに赤れいむの父となる、とてもゆっくりしたまりさであった。
狩りの腕に優れ、囲まれさえしなければ20匹以上の通常種とも戦えるほど強かったまりさ。
まりさの温かい瞳に恋したれいむは、かつて両親がいた頃のような、ゆっくりした家庭を取り戻すことができたのだ。

しかし、それも長くは続かなかった。
ある日、まりさが狩りに行っている時、
(おそらく小学生~中学生くらい?の)人間さんがれいむ達の住んでいた木箱を見つけ、襲いかかってきたのだ。
6匹の可愛いおちびちゃんを、お口に入れて必死に逃れようとするれいむ。
しかし、人間さんは圧倒的な力でれいむを捕え、おちびちゃん達を引きずり出すと、れいむの目の前で1匹づつ命を奪っていった。

次女れいむは腹に穴を開けられ、焼いた砂を注ぎ込まれてゆっくりと渇き死んでいった。

5女れいむは油で温めた金属の玉を口からねじ込まれ、餡子を吐くこともできず、体内からあぶり殺された。

3女れいむと4女れいむは、体を金属線でつながれて綱引きを強要された。
背後には水を入れた皿、2匹の間には固形燃料で火の海が作られる。
一方が助かるためには、もう一方を火の海に引きずりこまなければならない。
結局姉妹は、相手を火の海に落とすことを最後まで拒み、火の海にリボンも顔面もじっくりとあぶられて、
泣き叫びながら黒こげになっていった。

長女れいむは、空き缶の上に座らされ、線香花火を何本も何本も咥えさせられた。
線香花火の下には仰向けに寝かされた末っ子れいむ。
長女れいむは線香花火を動かさないよう必死に耐えるが、背中にライターを押しつけられるたび、体を揺らしてしまう。
線香花火が尽きたときには、末っ子れいむは黒く焦げた穴だらけの姿になって、息絶えていた。
5本束ねて火をつけられた線香花火の下で、末っ子れいむが最後に言った言葉は、

『おきゃーしゃん、おにぇーしゃん、ゆっくちちちぇっちぇにぇ。』だった。


そして長女れいむが命を奪われんとしていた時、奇跡が起こった。
悲鳴をあげてれいむと長女れいむを手放す人間さん。
その背後には、木の枝を口にくわえ、必死に人間さんを打ちすえるまりさがいた。

まりさは言った。
『れいむは、いつまでもゆっくりしていってね。』と。
れいむは、一匹だけ生き残ったまりさとの愛の結晶をお口に入れて、必死に逃げのびたのであった。
それから夜になり、れいむがまりさと別れた場所に帰ってみると、そこにはまりさだった何かと5つの小さな饅頭が残されていた。
まりさはあの後人間さん達に捕まり、あにゃるから打ち上げ花火をねじ込まれ、何度も、何度も、何度も体の中を焼かれていったのだ。
最後にはあにゃるの周りが焦げてボロボロに崩れ、眼窩やノドから打ち上げ花火が飛び出しても。何度も。何度も。

だが、かつてまりさだったモノの表情には、それでもわずかに笑顔が浮かんでいた。
それは、体内の火傷のせいで表情がひきつっただけ、あるいはれいむの気のせいだったかもしれない。
しかし、れいむはまりさが最後に安らかに逝ったのだと信じていたようだった。

まりさを失ってから、れいむはしんぐるまざーとして精一杯赤れいむを育ててきた。
しかし、有能で自立した成体ゆっくり達でさえ生きるには過酷な人間の町。
森で生まれた上、狩りに慣れないれいむが、一匹とはいえ赤ゆっくりを育てるのは至難の業だった。
日に日にやつれ、衰えていくれいむ親子。
このまま冬を迎えれば、待っているのは死。
それどころか、冬まで生き延びることすらできるのだろうか。



 ・・・そんなある日だった。
れいむが私、お姉さんと出会ったのは。

人間さんに極力出会わないように隠れ住む野良ゆっくり達。
その薄暗く汚い住処のなかに、突然やってきた人間さん。
野良ゆっくり達は、ついに自分達の最後の住処も奪われるのかと絶望した。

しかし、ほんのりと甘い香りをまとい、優しい微笑みを浮かべたお姉さんは、
野良達に声をかけ、談笑し、時にはわずかながら食べ物もくれていた。
遠くからその情景を目の当たりにしたれいむ親子は、身の危険も忘れ、
お姉さんを尾行して、おうちを突き止めた。

危険を顧みず庭に侵入し、おうちの中を覗き込むと、
そこには、2匹の美しいゆっくりとお姉さんが仲良く暮らす、なんともゆっくりした光景があった。
危険も、苦しみも、愛する者を失う恐怖も存在しない世界。
れいむはその夢のような情景を目の当たりにしながら、一つの言葉を思い出した。

 ・・・・・・『飼いゆっくり』

ゆっくりしていない人間さん達、その中に稀に生まれるゆっくりした人間さん。
彼らは、ゆっくりと共に暮らし、食事と、安全なおうちと、温かい愛情を与えてくれる。
人間さんと共に暮らすゆっくりを、人間さん達は『飼いゆっくり』と呼び、
誰も傷つけることができない特別な存在として扱う。

ただし、そのゆっくりした人間さんを見分けることは非常に難しく、
上手く行く可能性は極めて低い。
相手を間違えれば、待っているのは確実な『死』。

れいむはこれまで失ってきた、愛するゆっくり達の最後の言葉を思い出した。

『たくさん、ゆっくりしていってね』
『ごめんね』
『おきゃーしゃん、おにぇーしゃん、ゆっくちちちぇっちぇにぇ。』
『れいむは、いつまでもゆっくりしていってね。』



 ・・・・・・れいむは、自分が信じたお姉さんに全てを賭けることを決意した。






 ・・・私についての描写が非常に美化されている内容ではあったが、心当たりは確かにあった。
小説のネタ発掘のため、野良に対するインタビュー調査をしたことがある。
家にはゆっくりが2匹もいるので、香水やシャンプー、芳香剤の類も、
いつのまにかゆっくりの好みに近い香りのモノを使うようになってしまっていたようだ。

母れいむが今日、勝手に家に侵入し、部屋を荒らしまわったのは確かに悪いことではあったが、
飼いゆっくりとしての教育を受けていない以上、ある意味では仕方のないことだったのかもしれない。

なにより、日頃から見かける、脆く儚く散っていく野良ゆっくり達に、
そのようなドラマがあったことにあらためて気付かされ、私達はいつの間にか大粒の涙を流していた。



「ゆぁぁぁ・・・がわいぞうだわぁぁぁああ。おでえさん、れいむをがっであげでぇぇぇ。」
「しろぉぉぉ・・・しろぉぉぉおおおお!」
「うん、・・・ぐすっ・・わかったわ。れいむ、おちびちゃん。ご両親とまりさの分まで、ここでゆっくりしていってね!」
「おでえざん、ありがどぉぉぉおおお!」
「ゆっくちー!あみゃあみゃ!あみゃあみゃ!」
「ええ、そうね!今日は新しい家族が出来たお祝いに、すっごいごちそうを用意しないとね!」
「ありすもぺにぺにによりをかけて、とかいはなごちそうをつくるわ!」
「しろー!」



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「ゆゆーん、まりさのことよんだー?」
「?」×3

台所の方から声がしたかと思うと、帽子がパンパンになるほどお菓子を詰め込んだ、
野良にしては比較的小奇麗なまりさが一匹ぽよんぽよんと跳ねてきた。

「ぐすっ・・ん、あなた、どこのまりさ?」
「まりさは、れいむのだーりんのまりさだよ!」
「・・・?狩りが得意で、ケンカの強い?」
「ゆふぅ~ん。それほどでもあるよぉ~。」

「むほぉ?えいえんにゆっくりしたんじゃ・・・」
「ゆゆっ!?まりさはかんったんにはやられないよ!
れいむとはおさななじみだから、よーくわかってるはずだよ。」

「しろ?しろ~?」
「れいむはまりさとおなじで、こうえんでうまれたんだよ!
おとーさんれいむも、おかーさんちぇんも、すっごくげんきだよ。」

「ん~、えーと、このおちびちゃんれいむの妹達は?」
「おちびちゃんはひとりっこだよ!!へんなこといわないでね!ぷんぷん!!」



「・・・・・・・・・。」×3



「れいむー。やさしそうなおねーさんにかってもらうっていってたからきたのに、
このおねーさん、へんなことばっかりいうよ。どうしたの?
まりさも、かいゆっくりになって、はやくあまあまさんがたべたいよ!」






「失せろ!!!」「おそらゆべぇっ!!!!!」





れいむはこの日、お空を飛んだ。
我が家の玄関から門まで。
0.3秒ほど。

「ゆゆっ!おねーさん、もうやめてあげてね!れいむがまためいわくかけたなら、ゆっくりあやまるよ!ゆっくりごめんね!!」
「はぁっ!はぁ・・・ふぅ。あなたはいいよ。でも やっぱ飼いゆっくりにはできないわ。」
「ゆぁーん。ゆっくちやくそくしたにょにー。」
「だめだよ、おちびちゃん。むりやりはゆっくりできないよ。おねーさんにもじじょうがあるんだよ。」
「ゆぇぇん・・・ゆっくちりきゃいしちゃよ。」
「むりいってごめんね、おねーさん。まりさたちはゆっくりかえるよ。」
「ゆっくちしゃようにゃら!」

「はいはい、さよなら。」

はあ・・・疲れた。
それにしても、まりさの方は比較的礼儀をわきまえてたなぁ。
ああ言う子なら、ホントに飼ってあげてもよかったのに。
でもあの家族付きじゃあねぇ。

それに謝ってる割には、お帽子の中にちゃっかり我が家のお菓子類を満載して帰っていったし。
野良って一筋縄ではいかないわ。



そんなわけで、いつの間にやら日が暮れた外に野良一家を放りだして、
玄関のドアを閉めると、ありすが私のスカートの中を覗き込むように、
足元にすり寄り、私を見上げながら話しかけてきた。

「ねぇ、あきらさん。あきらさんってばぁ。」
「キモチワルイからおねーさんって呼びなさい。何?ありす。」
「おそとはもうよるだったわ。いくらのらでも、いまおそとにおいだすのは、とかいはじゃないわ・・・。」
「えぇ?でもねぇ。」
「それにおちびちゃんだっていたし・・・。おうちのなかとはいわないから、おにわにでもおいてあげて。」
「えー?でもなぁ。」

ちらりと部屋に目をやると、思いっきり割られた窓ガラスが見える。

「またあんな事されちゃ、たまんないわよ。」
「でもでも・・・おねえさぁん。」

普段は割と素直ではあるが、ありすは時々、妙に食い下がってくることがある。
大抵の場合、赤ゆっくりや子ゆっくりが絡んだ状況でこうなりやすい。

飼いゆっくりは飼い主の望まない子供を作ってはならない。
それは、人間がゆっくりに行う調教の、基本中の基本だ。
私も、別にありすに子供が出来ること自体は悪いと思わないものの、
そこらの野良と勝手にすっきりーしてこられては迷惑なので、やはりすっきりー禁止で通している。

だが、もはや成体となって随分経つありすは、やはり母親への憧れがあるのだろう。
町で赤ゆっくりを見かけるたび、物欲しそうな瞳で、赤ゆを目で追う。

「そうは言ってもねぇ。えーき様ぁ。」
「・・・・・・しろっ!」
「まったく、えーき様まで。みんな甘いわねぇ、ホント。・・・今夜だけだからね。」
「ゆわーい!さすがおねーさん!とってもとかいはだわぁ!」
「しろっ!しろっ!」

結局、私が一番甘いのかもしれないなぁ。




少し時間は経ってしまったが、多分ダメージを負ったれいむを連れてなら、それほど遠くには行っていないだろう。
そう思い、私はえーき様を右手で抱え、ありすをサッカーボールの携帯用ネットに入れて、玄関の扉を開いた。



「ゆっくりできないおねーさんのおうちにうんうんしてあげるんだよ!」
「ゆっくちりきゃいしちゃよ!う~ん、う~ん!」
「ゆっくりやめてね。そんなことしたらおねーさん、ゆっくりできないよぉ。」
「まりさはゆっくりだまっててね!!」
「でも、おねーさん、まりさたちにあまあまさんくれたよ!おぼうしいっぱいだよ!」
「そんなのしらないよ!あのおねーさんは、れいむにゆっくりできないことをしたんだよ!せいっさいだよ!」
「うんうんしゅるよ!しゅっきりー!!」

野良一家は、まだ玄関の前にいた。

「・・・・・・何してるの?」






「くろっ!!ぐろぉぉ~!!くろぉおお!!くろーーっ!!!」
「ごべんだざい・・・。」
「でいぶわるぐないのに・・・。」
「ゆっくちできにゃい・・・。」



 ・・・・・・。



「くろーーー!!くろっ!くろぉ!くろぉおお!!」
「ゆっぐりりがいじばじだ・・・。」
「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ・・・」
「もっちょ・・・ゆっぐぢ・・・」

あれから6時間。
ついにえーき様の逆鱗に触れた野良一家は、未だに説教地獄から抜け出せないでいる。
私でも一時間耐えられるかというあの苦行だ。
赤れいむに至っては2度ほど永遠にゆっくりしかけたので、オレンジジュースの点滴を打ちながら説教を受け続けている。

「えーき様ぁ。私もう寝るから、その野良達、お仕置き終わったら庭にでも放りだしといてね。」
「しろっ!」
「ほんじゃ、ありす。寝よっか。」
「ゆぅぅぅ・・・これもおちびちゃんのためよね。すっきりおやすみなさい。」
「お休みー。」



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



翌日。
2階の寝室で目をさましてみると、布団の中、私の股の間にえーき様が潜り込んで寝息を立てていた。

くちゅ・・・・ちゅるっ・・ちゅ、くちゅっ・・・・

「ふぅ・・ん・・・・んぅ・・ふっ、んぅ・・・」

太ももの付け根、その一番敏感な所でえーき様の柔らかな舌の感触を楽しみながら、
20分ほど1階や庭の物音に耳を傾けていたが、自分の息遣いや濡れた音がうるさすぎるせいか、
昨日の野良一家の声は聞こえない。
出て行ったとは思わないが、昨日の今日では、疲れてみんな寝ているのだろう。

汚してしまったえーき様のほっぺやお口の周りを拭いてあげながら1階に向かうと、
ありすが朝食を作る音と、おいしそうなベーコンの香りが漂ってくる。

はぁ、今日は平和だ。
とりあえず今日の仕事は、昨日めんどくさくなって片づけなかった和室を片づけて、
ガラスを取り替え、それから・・・

そんなことを考えながら、リビングのカーテンをジャッと開けると、



「キャッ!!!何!?」



私の足元あたりに、窓の外側にベットリと顔面を貼りつけた、3つの生首が転がっていた。

「「「ゆっくりしていってね!!!」」」
「あ・・あ、ああ、あんた達、なのね・・・。おはよう。」

昨日の野良一家だった。
元気そうで何より。



「もう、驚かさないでよ。今日は出てってよね。」
「ゆふん!きょうこそは、れいむたちをかいゆっくりにしてもらうよ!!」

ダメだ。平行線だ。

「ありすー!ゴミばさみとゴミ袋持ってきてー!」
「ゆぁぁぁああ!!まってね!れいむたちのおはなしをきいてね!!」
「もうそろそろ諦めて、出て行ってよ。」



「で、何を聞けばいいの?」
「ゆぅぅ、れいむたちはよるのあいだ、どうしてかってくれないのか、ゆっくりしないでかんがえたんだよ!」
「ふうん。体力あるわねぇ。で?」
「それでわかったんだよ!おねーさんは、れいむたちよりありすやえーきさまのほうが、ゆっくりできるとおもってるね!」
「うん、間違ってないわね。」

「ゆっふっふぅ。だかられいむたちは、ありすたちよりゆっくりできる『しょうこ』をもってきたんだよ!」
「へ?」

いつの間にか、ありすとえーき様も私の後ろに立って(座って?)状況を見守っている。

「おねーさんも、これをみてゆっくりしていってね!!」
「まりさのお帽子の中?何・・・・・・?」



まりさのお帽子の中には、山盛りのイモムシ・毛虫・・・・・・。



「ぎゃぁぁぁあああああーーーー!!!」
「ね!とってもゆっくりしたごはんさんでしょ!」
「やめっ!イヤイヤッ!近づけないで―っ!!」
「ゆっへん!まりさががんば『れいむがいっしょうけんめいとってきたんだよ!』ゆぅ?
まりさ、おにわのなか『れいむがおにわのきから、よるのあいだにとってきたんだよ!』ゆぅぅ。」

なるほど・・・まりさが狩りの達人というのは嘘じゃなかったらしい。しかし・・・

「むーちゃむーちゃ。ちあわちぇー。」
「れいむたちをかってくれたら、まいにちおねーさんにもたべさせてあげるからね!ゆっくりできるでしょ!」

これは何と言うか・・・

「おにぇーしゃん!こにょいちばんゆっくちちたいもむししゃん、れいみゅもたべちゃいけど・・・たべちぇいいよ!!」
「ゆぅぅーん、おちびちゃんは、とってもゆっくりしたいいこだよぉ~。」
「ひぃぃいいいーーー!!顔に近づけないでーーー!!」

かえってお互いの住む世界の違いを思い知らされるような・・・。






「もっと・・・ゆっぐりしたかった・・・。」
「あきらさぁぁあああん!!」
「・・・おねえさんと・・・よべ・・・・・・(ガクリ)。」

「ゆふ~ん!れいむのおくりもので、ゆっくりしすぎてきをうしなっちゃったよ~!」
「ゆっくちさせちぇごめんにぇっ!」

そこに、ありすが待ったをかける。

「むほぉ!まちなさい!」
「ゆゆっ!ありすはさっさとまけをみとめてね!れいむのほうがゆっくりできるんだよ!」
「むほぉぉお!そんなのききずてならないわ!ありすのほうがとかいてきなのよ!!」

だが、れいむも今回は自信満々だ。

「ゆふふふ、じゃあありすは、こんなにゆっくりしたけむしさんがつかまえられるの?」
「むふぉぉぉぉ・・・うう。でも、ありすだっておりょうりしたり、おそうじしたり、おせんたくしたり
 ・・・とっても、とかいはなやくにたってるのよ!!ありすは、ありすはあきらさんのおよめさんなのよ!!」

「ゆふぅん?じゃあ・・・おねーさんと、すっきりーしたことあるの?」
「むほ、ほ、・・・・それ、は・・・・」
「ゆふふぅ。すっきりーもしないでおよめさんなんて、ありすはとってもいなかものだね!!」
「む、むほぉぉぉおおおお!!もうゆるさないわぁぁぁあああ!!」

私としてはかなり釈然としない理屈ではあったが、
ありすの怒りを誘う何がかあったのか、それとも痛いところをついたのか。
とにかく、昨日のえーき様に続いて、今日はありすが怒りを爆発させた。



「れいむごときに、このわざをつかうとはおもわなかったわ・・・むっほぉぉぉおおおお!!」

まずい。ありすは本当に本気のようだ。
ありすのぺにぺにがゆっくりと動き、逆さ五芒星を描く。
あれは、お隣りに住む変態留学生、ヨハク君を昇天させたありすの必殺技『スカーレットぺニードル』の構えだ。

「ゆっふっふぅ、W・S・N(ホワイト・すっきり・ナイト)のらんかーでもある、れいむにかなうとおもってるの?」

一方、ありすの怒りを向けられながらも、れいむの表情には余裕がある。
W・S・Nなる代物がどんな競技、あるいは大会か知らないが、多分ロクなモノではないだろう。
そういえばこの町の野良ゆっくり達は、レイプ技術を格闘技にまで磨き上げて、
格闘技大会じみた催し物まで開催しているそうだが、それのことだろうか?
れいむはありすにまむまむを向け、まむまむをまるで生き物の口のように、くぱくぱぁと開けたり閉じたりしていた。

ぱっと見、間抜けな光景ではあるが、ゆっくりという生き物は実際問題として、
すっきりーで命を落とすことも少なくないため、これは命をかけた戦い。
事態はかなり深刻だ。



「ちょっと!ありすも落ち着きなさいよ。ありすらしくないわよ。」
「むほぉぉ!おねーさんでもいまのありすはとめられないわ!!」
「なんでそんなに怒ってるのよぉ。ありすらしくもない。」

「むほぉ!!れいむは、ありすの!ありすだけのおねーさんをよこどりするきなのよぉ!!
おねーさんの、あきらさんのおよめさんは、ありすだけなのよぉぉおおおお!!!『くろーーーっ!!!』ゆべぇっ!!」

あ、えーき様乱入。

「くろーー!!くろっ!!くろぉっ!!」
「ゆぅぅ。たとええーきさまでも、おねーさんのひとりじめはゆるさないよ!!れいむがせいっさいするよ!!」
「む、むほぉぉ、かってなこといわないでほしいわ!あきらさんは、えーきさまのものじゃないわ!!」

「くろぉ!しろ・・・ぺろんぺろ~ん・・・・しろぉ。」
「そ、そんな・・・えーきさまは、あきらさんとすっきりーしたことが・・・そんなの、とかいはじゃないわ・・・」
「ゆぅぅぅぅ、どうやら、れいむのほんとうのてきは、ありすじゃなくて、えーきさまだったんだね・・・」

えぇぇぇ、ひょっとして今えーき様から、爆弾発言が飛び出しちゃった?
そ、そりゃあ、嘘とは言わないけど・・・・・・

「むほぉぉ・・・とかいはなおともだちだとおもってたのに・・・ゆるさないわぁ!!」
「くろっ!くろっ!くろぉぉおおお!!」
「ふたりともたおして、れいむもおねーさんとすっきりーするよぉぉおお!!」



こうして事態はさらに混沌とし、三つ巴の、餡子で餡子を洗う激闘が幕をあげることになった。
どうして私、ゆっくり達に、こんなにモテてるんだろ・・・

「いくよーっ!!」

ぽゆんっ
              すーりすーり
         ぽむぽむ

                「まけないわぁーっ!!」

  もみゅ 
           ぷにょり

    「くろーーっ!!」
                 ふにゅんっ


目の前では、恐るべき饅頭達のぶつかり合いが続いている。
私もさすがに、人間からは欠片ほども受けたことのないような熱烈なラブコールをぶつけられ、
何が何やらわからなくなってしまった。
ああ、どうしてこうなっちゃったんだろうなぁ、
一度でいいからかっこいい男性達に、こんな風に取りあってもらいたいなぁ、
などと、現実感を失った意識の中で、ぼーっとそんなことを考えていた。



「れいむ、やめてね!けんかはゆっくりできないよぉ!」
「むーちゃ、むーちゃ、ちあわちぇ~!」

家族達も事態の深刻さを理解したらしく、おろおろしている。

「はぁ。あー、大変ね、あなたも。」
「ゆぅぅー。ゆゆっ!そうだよ!まりさはとってもたいへんだよ!」
「れいむはあなたのお嫁さんなのに。」
「そうだよ!ふりんっだよ!だからおねーさんは、まりさにあまあまちょうだいね!!」
「ちょーらいにぇっ!」
「・・・・・・。」



それから30分後。
さすがに3匹とも疲労は限界に達し、勝負がつかないまま状況はこう着状態に入っている。
私もさすがにこの頃になると、頭の中がすっきりしてきた。

「ねぇ~。そろそろ朝ご飯にしようよ。ケンカなんてゆっくり出来ないでしょ~。」
「むふぅ、むふぅ・・・たしかに、このままじゃしょうぶがつかないわ。」
「くろぉ・・・。」
「ゆひぃ、ゆひぃ、そうだね・・・こうなったら、だれがゆっくりできるか、おねーさんにきめてもらうよ!」

「・・・・・・え、私?」

そういうと、3匹は同時に仰向けに寝転がり、私に向けてまむまむを向けながら、



「「「すっきりしていってね!!!」」」



情熱的なプロポーズを宣言した。



私はと言うと、さっきまでは正直言って頭を抱えていたが・・・
今は、なんだかもう少しだけ、この状況を楽しんでみたくなっていた。



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



宣言からさらに30分後、

「ゆ゛・ぎ・ぎ・・・まむまむ、いじゃい・・・・・」

れいむのまむまむに二升五合瓶をねじ込み、

「あぎらざぁぁぁん、どぼじでぇぇぇぇ。」

ありすには貞操帯(腹巻き)を取りつけておいた。

「ん・・・ふぁ・・もう、んぅ・・おねえさん、って、よべって・・・ふぅ・・いってるで、しょぉ・・・」
「くちゅり・・・しろぉ、・・ちゅ・・・・ちゅるっ・・・」

私は、仰向けに寝かせたえーき様にまたがり、本日8回目の絶頂へと身をゆだねようとしている。
その太ももに、ありすが涙を流しながら、頬を擦り寄せてきた。

私は、腰の動きを一層速めながらも、それまで胸やらそれ以上に敏感な場所をまさぐり続けていた、
濡れた両手でありすを抱き上げてあげた。
ありすは、少しだけ安心したように、私の胸元にすーりすーりする。

「おねえさん・・・ぐす・・ゆっくりしてぇ・・・。」
「うん、・・・うふふ。冗談よ。」

ありすの(おそらくその気になれば自分で外せたであろう)腹巻を取り外してあげると、
ありすはぺにぺにで涙を拭いて、いつもの、お日様のような笑顔を取り戻した。

「おねえさん。」
「うん、なあに?」
「ありす、・・・おねえさんをゆっくりさせてあげれてる?」
「うふふ、馬鹿な子ねぇ。私がゆっくりできてないように見える?」
「ゆぅ・・・ゆぅうん。すーりすーり・・・」

うん。やっぱり、ありすは少しいじめてあげた方が可愛い。
そう。私はありすをよく泣かせるし、今だってえーき様とばかり行為におよんでいるが、
別にありすがえーき様より可愛くないわけではないのだ。

こんなに一生懸命で、でもちょっとイジワルしたくなるありす。
素直で、優しくするほど同じだけの愛情で返してくれるえーき様。
両方同じくらい大好きだけど、ちょっと愛し方が違うだけ。
それに・・・



「ねえ、まりさ。」
「れいむ~ゆっくりしてね。ぺーろぺーろ、・・・ゆゆ?」
「まりさ。あなた達も、ここに一緒に住まない?」

「ゆぅ?ゆ・・・ゆ?」
「飼いゆっくりにならないかって言ってるのよ。」
「ゆ・・・ゆゆ!いいの!?」
「うん。でも、おうちの中はダメよ。どうも、お互いゆっくり出来なそうだからね。
かわりに、庭におうちを作ってあげる。外よりは安全だし、ご飯もたくさんあるし、結構楽しいと思うよ。」

「ゆ、ゆぅぅうう!!ゆわーい!やったよれいむ!よかったね!」
「ゆ゛、まむまむいじゃい・・・ぬいでぇ・・・」
「ゆふーん!そんなのどうでもいいよ!どうせれいむ、がばがばだったし、まりさはきにしないよ!!」
「どぼ・・・ぢで・・ぞんな・・・」
「ゆっくち!ゆっくち!」

それに・・・この野良一家だって、結構可愛いと思う。
慣れてみれば、たまにはこんなおバカさん達がいるのも、悪くない気がする。
ゲスってわけじゃないし、お店で買う、おりこうさんばっかりだと、小説のネタにもならないし。
なにより、これだけ積極的にアプローチされて、情もうつってしまった。



これまで、あまり意識してこなかったが、この、野良一家のおかげで気付かされてしまった。
なんだかんだ言っても、私はゆっくりの、
バカっぽくて、
成長しなくて、
反省しなくて、
でも憎めないところが、大好きなのだ。



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



「ゆふぅん。ありすは、しろうとどうていさんのにおいがぷんぷんするよ!ゆっくりりかいしてね!」
「むほぉぉおお!そういうれいむこそ、まむまむひらきっぱなしで、がばがばできもちわるいのよ!このいなかもの!!」
「ゆぎぃぃいいいい!!」
「むほぉぉぉおおお!!」

あれから数か月が経った。

相変わらずありすとれいむは、事あるごとにケンカしているが、案外2匹とも楽しそうである。
まりさや、大きくなった子れいむも我が家に慣れ、えーき様に説教を受ける回数も減った。

さらに最近では、知り合いの農家からのうかりんを1匹もらい、庭の半分ほどを花壇やら菜園やらに改造したり、
バランスボールサイズまで育った老まりさ、自称ドスまりさを拾ってきて介護に頭を悩ませたりと、
色々楽しみながらゆっくり達との生活を送っている。

相変わらず人間との付き合いは面倒で、変態編集以外とは、あまり積極的に話をしない生活が続いている。
自分でもこの性格が嫌になるが、だからこそ、ゆっくり達とこんなに自由に暮らしていけるのかなぁ、
と思うと、今のままでもいい気がしてしまうから困ったものだ。



 ・・・・・・そう。結局私は、ゆっくりのことが可愛くってしょうがないのだ。










ちなみに、野良一家と出会った日の経緯を題材にした新作『ゆっくりの中心で愛を叫ぶ』は、
出版界を震撼させる大ヒット作となった。
私の尊敬する大御所作家、M田一美様にも、

『・・・これ、ゆんあきよりエロい・・・』

などと、雑誌上で対談した際に絶賛され、私の作品では2本目となる、映画化計画も進行中である。








やりすぎたかなぁ








おまけ:キャラ設定


・母れいむ
人とゆっくりを見る目があるが、それ以外の生存に必要なほとんどの能力が欠如している。
タチの悪いことに役立たずの自覚は無い。虚言癖あり。日常生活はまりさに750パーセント依存してきた駄ゆっくり。
(650パーセントは、余計なマネをして迷惑をかける分)

・父まりさ
狩りの能力とケンカには非常に高い能力を示し、性格も温厚な、優秀なゆっくり。
れいむを背負いながら子猫並の速度で走ることもできる、チート能力を持っているため、
野良の中ではかなりモテた。近所では未だにれいむとつがいになったことを残念がられている。
意外と夫婦仲は良好。

・赤れいむ
両親の欠点だけを完全な形で受け継いだ、サラブレッド。
別にゲスとかではないが、致命的にオツムが足りていない。
親の庇護無しでは3分と生きられない駄ゆっくり。自覚は無し。

・えーき様
嘆木お姉さんのセックスフレンド。
語彙は少ないが、知性はかなり高め。特技は説教とお姉さんの洋服選び。
ただし一番大事な仕事は、お姉さんの火照った体を鎮めること。

・ありす
嘆木お姉さんの家の専属メイド。
ペニペニを自在に操り、人間の使用する、およそあらゆる道具を使いこなす。
普段からお姉さんに積極的なアプローチをしてはいるように見えるが、
実はありすは、お姉さんを心から崇拝しているので、それほど性的な関係を持ちたいわけではない。

・嘆木 晶
若手売れっ子作家。
未成熟な肢体を持て余しており、自分を慰める毎日。
本人の意思に関係なく、ゆっくりに好かれるタイプ

・M田 一美
嘆木お姉さんも尊敬する、大御所売れっ子作家。
作品だけでなく、身も心も熟れ熟れ。

・女性下着をかぶった変態編集
36番がトレードマーク。変態。

・変態留学生:ヨハク君
早く仕事を終えて故郷に帰りたい人。以前はムッツリだったが、今は完全な変態。

・ゆんあき
エロい。

・D.O
家では基本、服を着ない変態。実話。


挿絵 by嘆きあき




餡小話掲載作品



『町れいむ一家の四季』シリーズ 前日談


『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけについては何とも言えないけど)

春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ
春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね
春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ)
春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけのおまけ)
春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ)
春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道
夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね
夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ)
夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけのおまけ)
夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 235 てんこのインモラルスタディ(おまけのおまけのおまけ)
夏-1-5. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ)
夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね
夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還
秋-1.  ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ
秋-2.  ふたば系ゆっくりいじめ 271 都会の雨さんもゆっくりしてるね
冬-1.  ふたば系ゆっくりいじめ 490 ゆっくりしたハロウィンさん

『町れいむ一家の四季』シリーズ 後日談




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感想

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  • 母れいむ連れて来た末っ子の赤れいむ以外の、子ゆっくり達と赤ゆっくり達は、父まりさが連れて来た。っいう私の設定がある。 -- 2016-08-08 23:05:57
  • 野良れいむにしてはとても善良な野良れいむだな。あっ、自分は、父まりさと母れいむとの子供、おちびちゃんは、赤れいむは末っ子で、成体寸前の子まりさ五匹、成体寸前子れいむ六匹、子まりさ二匹、子れいむ四匹、赤まりさは五匹、オツムと足りていない末っ子赤れいむを含む四匹いる設定です。 -- 2016-08-08 22:57:59
  • とても素晴らしいです。こういうゆっくりSSもすごく良いですね。 -- 2016-07-22 15:29:34
  • 母れいむに小説の元ネタつくってもらえばいいよ。あんなに上手に嘘つけるんならww
    愛でお姉さん(仮)だとは思わなかったなぁwww -- 2015-11-10 01:51:59
  • おねえさんがエロすぎた -- 2014-12-27 23:27:49
  • ぺにぺににはよりをかけなくてよい!!www

    それから、えーき様って「よいぞ」言わないっけ!? -- 2013-08-12 22:34:16
  • 最後の絵でワロタwww -- 2013-03-07 12:48:50
  • 愛でお姉さんかと思いきや、HENTAIお姉さんだったか…… -- 2012-11-27 12:32:11
  • ぺにぺにによりをかけるなwww -- 2012-04-28 18:13:39
  • えーき様だけ残してあとは皆殺す・・・w -- 2011-02-14 02:59:20
  • 挿絵可愛い -- 2010-11-10 23:53:42
  • 母れいむこんなに嘘つけるんだしすごくね -- 2010-10-18 00:46:55
  • 母れいむのお涙頂戴劇のオチで笑ったw -- 2010-07-23 17:03:32
最終更新:2010年04月21日 17:34
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