姿形は人間に似ているが「氷の心臓」と呼ばれる器質を持ち、身体から冷気を放つ特異な種族。空の世界においては亜人として扱われる。人間とは耳の形が異なることで判別ができる。文化や生態、食事も人間やほかの亜人種とは異なる。辺境の島にある氷晶宮と呼ばれる宮殿に住んでおり、大半のクリスタリアはこの氷晶宮に籠っている。(イベント「氷晶宮でミックスパイを」オープニング、第1話、第2話)
草食が中心であり、木の実などを食している。リリィによれば、多少なら肉類も平気。かつて作物を育てる文化があった。(同イベント第4話)
クリスタリアは、同じ辺境の島に住む人間や亜人スヴァル達と対立している。特に、スヴァル達は炎を纏っているため、体質的にクリスタリアとは天敵同士の関係である。(同イベント第1話)
争いを好まない種族である(同第4話)。スヴァルの族長ゲルラに言わせると、クリスタリアは臆病な種族であるとのこと(同第3話)。
辺境の島における長い戦の歴史の中で、クリスタリアは衰退の一途を辿っている。クリスタリアの一族は、絶滅を逃れるために「春」を探す使命を負っている(同オープニング)。
クリスタリアは、北風に思念を乗せて同族に伝えることができる。そうして届いた思念は、氷の結晶に映して見ることもできる。(同第1話、第2話)
氷の心臓
クリスタリアが持つ特殊な器質で、彼女達の放つ冷気の元となっている。他種族を凍らせ、命の灯を消し去るもの(イベント「氷晶宮でミックスパイを」第2話)。氷の心臓が放つ冷気は、彼女たちの身を守る術にもなっている(同第4話)。
この冷気を抑えるには「春」が必要である(同第2話)。「春」を感じることで、クリスタリアの発する冷気は収まる模様(リリィ水SSRフェイト)。
「氷の心臓」という名前は、あくまで人間達がそう呼ぶものに過ぎない。(イベント「氷晶宮でミックスパイを」第2話)
「春」
クリスタリアの冷気を中和できる、特殊な資質を持つ存在のこと。クリスタリアの歴史の中で何度かその存在が語られている。(イベント「氷晶宮でミックスパイを」第2話)
クリスタリア達は、この「春」と呼ばれる存在に種族間の架け橋になってもらいたいと考えている(同第2話)。種の存続の鍵を握っているとされる(要根拠)。
リリィ曰く、グラン/ジータからは「春の匂いがする」らしい(リリィ水SSRフェイト)。
イベント「氷晶宮でミックスパイを」のエピローグにおいて、リリィは、この春の性質の解明を任じられた。
姫様
クリスタリアの中でも優秀な素養を継いだ者のこと。一人ではなく複数名存在している。「春」を探す使命を役目として担っており、氷晶宮を出て全空中に散っている。使命を担うものとして同族からは丁重に扱われている。(イベント「氷晶宮でミックスパイを」第2話)
呼び名こそ“姫”ではあるが、クリスタリアの間に階級のようなものはなく、その意味合いは人間社会とは大きく異なっている。(同第2話)
氷神スネグラーチカ
クリスタリアの祖であり、母なる源。氷晶宮を司る冷気の精霊。その姿は氷の結晶そのものである。(イベント「氷晶宮でミックスパイを」第2話)
クリスタリア絶滅の危機を間近に感じ、他種族との共存の道を探ることにした。(同第2話、第4話)スヴァルの族長ゲルラ曰く、ここ数十年間は自衛に専念していたとのこと(同第4話)。寿命が迫っており、眠りについた(同第6話)。
クリスタリアを守る「氷晶絶界」と呼ばれる最終手段を持っている。(同第2話)
氷晶絶界
氷晶宮を包み込む強力な結界のこと。絶対零度の冷気で外界を完全に遮断し、クリスタリア達を長期間の凍眠(とうみん)状態にさせるもの。クリスタリアを守る最後の手段として、氷神スネグラーチカが発動する。(イベント「氷晶宮でミックスパイを」第6話)