空域の東端に位置する巨大な浮島。縦に延びる塔のような形をしている。内部への入口がある天頂部は浮力消失高度のきわに位置し、グラン/ジータ一行が探索するまで全長や下部がどうなっているのかは未確認であった。(共闘「パンデモニウム 第1階層」)
内部が遺跡のようになっていることから、誰かが作ったものと推測される(共闘「パンデモニウム 第1階層」)。どの部屋もとても広く(共闘「パンデモニウム 第4階層」)、溶岩が流れていたり、突然寒くなったりと建物の中とは思えない光景が広がっている(共闘「パンデモニウム 第3階層」)。
パンデモニウムの中は凶暴な魔物の巣になっており、非常に危険である(共闘「パンデモニウム 第1階層」)。既に、パンデモニウムの探査に向かった何人もの探査員が消息を絶っているという(共闘「パンデモニウム 第2階層」)。
探査の課程で星晶獣にも何体か遭遇することから、パンデモニウムは星の民と関係があるのではないか、とビィは推測していた(共闘「パンデモニウム 第3階層」)。ルリアによれば、パンデモニウムの中は常にたくさんの星晶獣の気配がして、上手く気配が把握できないという。(共闘「パンデモニウム 最終階層」)
第5階層には幽世の住人が棲み付いており、これらはアスタロトによってパンデモニウムに召喚されたものであるという。(共闘「パンデモニウム 最終階層」)
赤き地平とパンデモニウム
パンデモニウムは「空の底である赤き地平に繋がっている」という仮説が立てられている。もしこの仮説が正しいものであるならば、未知の世界である赤き地平の調査を行うことができる、と目されており、そのため騎空団連合ラファールでは極秘任務として「パンデモニウム探査」を行っていた。(共闘「パンデモニウム 第1階層」「同 第2階層」)
創世神話とは異なる説として、「もともと人間は空の底に住んでいたが、やがて住めない地になってしまい、パンデモニウムを建造して空の世界に移り住んだ」と言われている。(共闘「パンデモニウム 第1階層」)
実際には、パンデモニウムの最深部は行き止まりになっており、最深部から赤き地平の間にはまだまだ高さがあるため、赤き地平に降りたり、逆に赤き地平からパンデモニウムを経由して空の世界に上がってくることはできない。代わりに、行き止まりの壁の一面が巨大な窓になっているため、最深部から赤き地平を見下ろすことができる。(共闘「パンデモニウム 最終階層」)
パンデモニウムに幽閉される星晶獣達
パンデモニウムの中に幽閉されていたと申し出る者達がいる。
パンデモニウムの正体
パンデモニウムは島でも建造物でもなく、それ自体が巨大な星晶獣である。魔王アスタロトは「輪廻の星晶獣・パンデモニウム」と呼んでいたが、どのような役割を果たしていたのかははっきりしない。